先カンブリア時代
3
せんかんぶりあじだい
カンブリア紀より前の地質時代。冥王代、太古代、原生代に分けられる。
先カンブリア時代とは、約46億年前に地球が誕生してからカンブリア紀の始まる約5億4100万年前までの地質時代を指す。
化石証拠が少なく、特に38億年以上前の岩石となるとほぼ地上には残っていない。よってそれ以前の地球については「月の石」などから推測されている部分が大きい。
1992年、オーストラリア西部で一応「34億6500万年前」の地層から、ビーズを繋げたようなものの化石(サイズは一ミリ以下)が発見され、「プリマエヴィフィルム・アモエヌム(primaevifilum amoenum)」と命名された。これは研究者により
a炭質有機物
b構造は無機物より複雑
c標本が大量に発見されている
d水底(紫外線対策はばっちり)にある
e細胞分裂と生長した(シアノバクテリアっぽい)とみられる
f光合成したっぽい同位体がある、点から生物だと主張されたが、鉱物もこのくらいの構造取れるなどと言われ、生物であるかが疑問視されている(「否定された」とは言ってない)。
後、プリマエヴィエフィルム生物説に批判的な学者らが、2011年、34億年前の地層(なんかオーストラリア)から、円形あるいは楕円形で、細胞みたいなものが認められる原核生物っぽいもの(大きさは0,05ミリに満たない)を発見した。こっちの皆さんは、ある特定の環境に生息し硫黄代謝をしたらしい。
真核生物は21億年前の地層から発見されている。グリパニア・スピラリスと命名されたこれは、サイズが数ミリから数cmに至り、概ね長細い螺旋状の体を持つ。
隕石の衝突や火山活動が非常に活発で、地上が高温であった冥王代(40億年前まで)
地球上の大半が海であった太古代(25億年前まで)
まとまった陸地(大陸)が形成される原生代(5億4100万年前まで)
に分けられる。
コメント
コメントが未記入です