概要
古生代・中生代・新生代と分かれる地質時代の大きな区分の一つである。約2億5,000万年前から約6,600万年前に相当し、恐竜が生息していた時期にほぼ対応する。前期の三畳紀、中期のジュラ紀、後期の白亜紀に三分される。
中生代を通じて地球の気候は温暖であり、恐竜・翼竜・首長竜・魚竜などの大型爬虫類が栄えた時代である。前期の三畳紀には単弓類も栄えた。後期の白亜紀になると、哺乳類や恐竜から進化した鳥類も勢いを増した。
約6,600万年前の中生代白亜紀の終焉は大量絶滅が起こり、陸上生物では概ね大型動物ほど影響が大きかった。大型爬虫類はごく少数のワニが辛うじて生き延びた以外は全滅(ティラノサウルスなどの非鳥類型恐竜)、中型以上の哺乳類も絶滅した。陸上植物の大半の種も絶滅したが、なぜか両生類、トカゲ、ヘビ、カメ類には影響がほとんどなかった。海洋生物ではウミガメ以外の海棲爬虫類、アンモナイトなどが絶滅している。