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トウモロコシ

とうもろこし

イネ科の穀物。甘くておいしい。「玉蜀黍」「包谷」「六谷」「稖頭」。
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概要

イネ科トウモロコシ属に属する穀物野菜と見做されることも多い。
小麦と並び世界三大穀物に数えられる。
発祥はアメリカ大陸中央アメリカとされる。

植物学的見地

高さ2m近くにもなる一年生草本。は太い。またもイネ科植物としては幅広い。
果実は短いで茎に付く。果実の先端にはふさふさしたがついているが、これは雌しべである。すなわち毛がふさふさしているほど多くの実が入った出来の良いトウモロコシであるということになる。

食べ方と料理法

一般的にはを食べる。多様な品種があり、甘いものは新鮮なうちに茹でたり焼いたりして食べる。なかには生のままで食べられる品種もある。
また若いうちに摘んでヤングコーンと呼ばれる野菜として軸ごと食べたり、乾燥させてに挽いてからお粥やトルティーヤなどに加工して食べる方法もある。
ポップコーンスナック菓子の原料として馴染みあるものである。
トウモロコシを使った酒としてはバーボンウイスキーが知られるほか、アンデス地方では古くからチチャと呼ばれる口噛み酒が伝統的な祭礼に使われていた。

主食にするときの注意

高カロリーで収穫率が高く主食として申し分のない穀物だが、
含有するナイアシン(ビタミンB3)が吸収しにくい形で固定されており、ナイアシン誘導体であるトリプトファンも少ないという難点がある。
トウモロコシが含んでいるナイアシンを利用したい場合、「石灰水や木灰水に一晩浸す」・「調理中に木灰の上澄みを加えて煮込む」などのアルカリ処理(ニシュタマリゼーション)をして含有ナイアシンを吸収しやすくすることが必要になる。
もしそのひと手間をせずにトウモロコシばかり食べていると、口内炎、皮膚炎、精神障害、消化器異常といった全身をむしばむビタミンB3欠乏症にかかってしまう。

トウモロコシを主食にしていた中央アメリカの先住民は、アルカリ処理を行いさらにインゲン豆というビタミン・アミノ酸にすぐれた副食との併せ技でナイアシン(の他に、必須アミノ酸であるリシンなど。主食穀物はリシンが足りない場合が多い)を補って栄養バランスを保っていた。
それを知らずに持ち帰ったヨーロッパ人は前述のビタミンB3欠乏症に罹患した。
特に小麦が取れずトウモロコシを主食にした北部イタリアでは、重症ビタミンB3欠乏症がペラグラ(イタリア語で「皮膚の痛み」を意味する)と呼ばれ、猛威を振るった。

現代なら魚介類や各種豆類の副食でナイアシンが補えるので問題ない。

その他の利用法

人間の食用として扱われるよりも、家畜の飼料に使われることが最も多い。
また雌しべは利尿薬になり、体内の余計なカリウムや塩分を排出してくれるという。「とうもろこしのひげ茶」で検索すればすぐに見つかる。
実を取った後の芯はプラスチック原料やバイオエタノールなど化学物質の原料として用いられる。

呼び名

とうきび とうきみ きび もろこし なんば コーン
……これらはすべて、日本におけるトウモロコシの呼び名である。非常に多様な呼び名があることがお分かり頂けるだろうか。

関連タグ

とうもろこし玉蜀黍:表記揺れ
トウモロコシ畑/とうもろこし畑 アメリカ 北海道
縁日 ポップコーン タコス トルティーヤ
コーンスナック コーンスープ/コーンポタージュ
BBコーントリコに登場する架空のトウモロコシ。

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