概要
正式名称はニコチン酸。かつてはビタミンB3とも呼ばれた。
皮膚や粘膜を正常に保つ役割を持つ。ナイアシンが体内に欠乏することで発症する病気がペラグラ(Pellagra、イタリア語で「皮膚の痛み」の意味)である。日光が当たる部分の発疹、下痢、認知症、精神の異常などが主な症状として現れる。トウモロコシを主食とする地域でよく見られるが、この原因としてトウモロコシのナイアシンがアルカリによる処理なしでは体内に吸収されにくいことが挙げられる。メキシコ料理のトルティーヤは、このアルカリ処理が行われる料理の代表例である。日本ではアルコール依存症の人が発症しやすい。