曖昧さ回避
→安室透。
概要
名称は主要産地の一つであるケンタッキー州バーボン郡に由来しており、さらにその地名の由来はアメリカ独立戦争時に植民地側を支持したフランスのブルボン朝によるものである。
アメリカ合衆国が独立を果たした1789年、地元の牧師が同地方に蒸留所を建設して生産したのが始まりとされている。
主原料は51%以上80%未満でのトウモロコシである。
これと大麦・小麦・ライ麦などを麦芽により糖化させて酵母によりアルコール発酵させ、連続式蒸留器でアルコール度数が80%以下になるように蒸留したものが原酒となる。
原酒に加水してアルコール度数を62.5%まで下げ、内側を焼き焦がしたホワイトオーク(小楢)製の新樽に詰めて2年以上貯蔵し熟成を行う。
製品として出荷するには、アルコール度数は40%以上なければならない。
分類としてはグレーンウイスキーやブレンデッドウイスキーとなり、モルトウイスキー、特にスコッチウイスキーなどと比べると香りのクセは強くなく甘みのある味わいだとされる。
飲み方は銘柄や個人によってももちろん異なるが、ストレートや水割りなどより、ハイボールやウイスキー・コーク(コークハイ)、マンハッタン、ゴッドファーザーなどのカクテルのベースとして飲用される場合が多い。
主な銘柄
ジャックダニエルは生産地の関係からテネシー・ウイスキーであるが、製造法上はバーボン・ウイスキーの基準も満たしているとされる。