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ジュラシックパーク

じゅらしっくぱーく

『ジュラシック・パーク』(Jurassic Park)とは、1990年に出版されたマイケル・クライトンの小説。および、それを原作として1993年に1作目が公開された映画シリーズ。
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映画の歴史が変わる
スピルバーグが変える

「ようこそ我がジュラシック・パークへ」(ジョン・ハモンドのセリフより)

概要

最新のDNA技術によって現代に蘇った恐竜と、彼らを飼育する前代未聞のテーマパーク――「ジュラシック・パーク」の姿を描くSF作品。

1990年に小説家のマイケル・クライトンが発表し、1993年にはスティーブン・スピルバーグ監督作として映画化された。
この映画1作目が、当時としては世界一という記録的な大ヒットとなり(日本でも恐竜ブームが起きた)、それ以降、小説と映画はもちろん、ゲームや漫画、そして実際のテーマパークとしても展開する大人気コンテンツとなっている。

この大ヒットにより、1997年には「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」、2001年には「ジュラシック・パークIII」などの続編が公開された。
2015年には、4作目にしてシリーズとしては14年ぶりの新作「ジュラシック・ワールド」が公開され、これまた世界的な大ヒットを記録した。2018年には、5作目となる「ジュラシック・ワールド/炎の王国」が公開された。そしてこれの公開直前には、2021年の公開に向けて、6作目が(新3部作の最終章として)製作される事が既に決まっている。

シリーズ一覧

タイトル公開監督音楽
ジュラシック・パーク1993年スティーブン・スピルバーグジョン・ウィリアムズ
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク1997年スティーブン・スピルバーグジョン・ウィリアムズ
ジュラシック・パークIII2001年ジョー・ジョンストンドン・デイヴィス
ジュラシック・パーク(3D)2013年ジョー・ジョンストンジョン・ウィリアムズ
ジュラシック・ワールド2015年コリン・トレヴォロウマイケル・ジアッキーノ
ジュラシック・ワールド/炎の王国2018年フアン・アントニオ・バヨナマイケル・ジアッキーノ

配給は全てユニバーサル・ピクチャーズ。スピルバーグは3作目以降は製作総指揮に回っている。

パーク

コスタリカの沖約200kmの地点にある、ヌブラル島(イスラ・ヌブラル)に建造されている。
島自体は35平方kmほどのかなり小さなものである(日本で言えばちょうど口永良部島と同じ。小笠原諸島八丈島の半分ほどしかない)。

宿泊施設、レストランなどを備えたリゾート型のテーマパークで、ハモンド曰く「全て一流のもので揃えた」豪華な設備ばかり。
高圧電流のフェンスで島をいくつかのエリアに分け、その中で恐竜達を居住させており、自動運転のジープで彼らの姿を見るサファリツアーがパークの目玉アトラクションである。いかにして恐竜達を蘇らせたのかを知ることが出来るシアターツアーもある。
なおその他、設定だけだがボートでのツアーもあり、後にゲーム作品などで描かれたエリアではジェットコースターなどがあるのも確認出来る。

パークはコントロールセンターからコンピューター管理されており、恐竜達の位置や数まで把握している。高圧電流のフェンスをはじめとする厳重なセキュリティシステムのおかげで、意図的にシステムをダウンさせでもしない限り、脱走の心配はない。

小説版の方では、ホテルの客室の天窓に鉄格子が慌てて取り付けられていたりと、恐竜達の管理にてこずっている描写が多い。また、こちらでは性悪爺設定となっているハモンドが「金持ちの子供専用のテーマパーク」と言い切っている。

続編では、恐竜の孵化や研究のために、近くにあるイスラ・ソルナ島が、研究専用の別の施設――サイトBである事が判明している。

恐竜

今作での恐竜は、厳密にはキメラであり、かつて生きていた恐竜達と同一の個体ではない。
基となるDNA情報は、恐竜の血を吸ったまま樹液に飲まれて琥珀と化した蚊の体内から採取された。そして、そのDNAの欠落部分にカエルのDNAを繋げることで、恐竜に非常に近い姿の生物を再現したものである。
パーク内の恐竜は全てメスであり、パークのスタッフの手を借りないと繁殖出来ない。しかし偶然にも、遺伝子操作を行う際に使用されたカエルのDNAは、一部の個体がオスに変化するという性質であり、事実劇中では、卵が孵化した後の巣が発見される。

また、必須アミノ酸のひとつ「リジン」を体内で生成出来ないような遺伝子操作が施されているため、リジンの補給もパークのスタッフによる給餌に頼っている。そのため、仮にパークを脱走したとしても、恐竜達が生き延びる事は出来なくなっている。しかし続編では「ソルナ島の草食恐竜はリジンの豊富なマメ科の野草を食べて、肉食恐竜はそんな草食恐竜を捕食する事で生き延びている」という事実が判明している。

なお、小説執筆当時ホットな話題であった恐竜温血説や、恐竜が鳥に進化したとする説などを意欲的に取り入れたため、現在の最新の学説に照らしてみると、間違っている描写が少なくない。
加えて映画版では、小説の薀蓄ぶりを取り除いて、映画という都合上モンスターパニックとしての迫力を重視(「恐竜は架空の存在ではない」という事実も取り入れているため、一応現存する動物の仕草も同じように)して演出されているため、
「ディロフォサウルスの考証がなさ過ぎ」
「ティラノサウルスはそんなに速く走れない」
「ヴェロキラプトルはこんな大きくない」
「ブラキオサウルスは食べた物を噛み砕けない」
など、古生物学者をはじめとする一部の者(特に今)の視点から見ると、よくよく考えるたらややツッコミどころ満載な作品にもなっている。
それらの最たるものとしては、取り揃えられている恐竜や古生物の面子的に
「ジュラシック(ジュラ紀)パークというよりCretaceous(白亜紀)パークじゃね?」
と言わざるを得ないところだろう。

しかし一方で、映画に出た「群れるガリミムス」は、公開当時は「面白いが科学的根拠はない」とされていたのだが、公開から10年後の2003年、幼体と成体が数匹まとめて死んだ近縁種(厳密には原始的な種)が発表され、この描写が本当だった可能性が示唆された。
また、ディロフォサウルスに毒があるという科学的根拠自体はないが、上記の発表から更に6年後の2009年、中国で発見されたシノルニトサウルスという恐竜の歯に、毒があった可能性が提唱されている。

また、ブラキオサウルスの首が高く上がっていたり、ラプトル等小型獣脚類の体がウロコで覆われていたりするなど、当時までの旧来の学説(つまり制作当時には正しいとされていた学説)に従った描写もある。

このように、多少フィクションを織り交ぜつつもリアルな生物としての描写を取り入れた事で、恐竜が「架空のモンスターではなく、太古に実在した生き物である」というイメージを世間に広めたのは、本作の評価される点であろう。

何故カエルのDNAを繋げたのか?

では、何故作中ではDNAの欠落部分にカエルのDNAを繋げたのか?実はカエルのような両生類は、魚類から進化した、初めて陸に上がった動物の仲間である。その後、両生類から爬虫類を経て、ある者は恐竜から鳥類に進化し、ある者は単弓類から哺乳類に進化したとのだとか。

クローン再生は可能?

残念な話だが、今作で描かれた恐竜のクローン再生は、研究が進んだ現在では、ほぼ不可能だと結論付けられている。
実験の結果、DNAには半減期があり、約680万年で完全に崩壊する、とわかったからである。しかもこれはマイナス5度というDNAの保存に最適な環境下での結果であり、蚊の体内に入ったまま琥珀になって地底に保存されていたのでは、それ以上早く崩壊する事はもはや確実である。
それに加えて実際には、血を吸った状態の蚊が入った琥珀はめったに見つからない。というか2013年になって史上初めて発見されたものの、体内の血は全て鉄分になっていたという。

しかし、永久凍土の中に、こういった蚊など、恐竜のDNAを保持したものが残っていた場合、DNAの崩壊が防がれているのではないか、という意見もある。

メディア展開

1994年には「ナイトトラップ」、「夢見館の物語」、「AX-101」に続く、メガCDのバーチャルシネマシリーズ第4作目として発売された。メガCDのバーチャルシネマ作品の中では本作が唯一の版権物の作品である。

セガによるアーケードゲームもある。
ジープに乗って恐竜達から逃げ惑うガンシューティングで、ティラノから逃げるシーンなどを体験できる。機関銃のような速度で、岩をも砕く威力の麻酔銃がシュール。

その他、主に海外で、NES(ファミコン)をはじめ非常に多くのハードでゲームが発売されたが、どれもこれも残念な出来で、あまり遊べた代物ではなかった。

2010年代になって、PC用のアドベンチャーゲーム「ジュラシック・パーク:ザ・ゲーム」が発売された(Steamでも購入可能)。
第1作の後のヌブラル島を舞台としたオリジナルの続編だが、第1作の雰囲気を忠実に受け継ぎ、その要素や伏線がそこかしこに登場するなど、クオリティの高いスピンオフとして評価されている。
美麗な3DCGで描かれているが、ゲーム自体は、マウスで選択肢やオブジェクトをクリックして進行するシンプルなものである。
残念ながら日本語版が発売されていないので、頑張って英語でプレイするしかない。

ジュラシック・パーク:ザ・ライド

ユニバーサル・スタジオにある、今作をモチーフとしたアトラクション。
設定だけ第1作に登場した、ボートでのパークツアーを再現している。

ゲスト達はボートに乗ってツアーに出発し、草食恐竜たちの歓迎を受ける。
しかし、その途中で異常が発生し、ボートはコースを外れていく。
その先では、脱走した肉食恐竜達が暴れていて・・・というあらすじ。


登場する恐竜及び古代生物

(太字は1つの映画作品の目玉恐竜/☆は幼体も登場している)

ジュラシック・パーク

パークで飼育されている恐竜は全15種。ただし3作目でインジェン社の公式リストにスコミムスがいるとの言及がある。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク


ジュラシック・パークⅢ

  • ヴェロキラプトル
  • プテラノドン
  • コンプソグナトゥス
  • ブラキオサウルス
  • トリケラトプス
  • パラサウロロフス
  • ステゴサウルス
  • ティラノサウルス・レックス
  • バリオニクス※会話の中で名前だけ登場。
  • コリトサウルス
  • アンキロサウルス
  • スコミムス※会話の中で名前だけ登場。
  • ケラトサウルス※作中で名前を呼ばれる事はない。そしてT-REXのCGを流用しているため、実質とはかなり姿が異なる。そのためこの恐竜の正体がすぐに分かった者は、ほとんどいないという。
  • スピノサウルス・エジプティアクス※当時はこの恐竜についてほとんど解明されてない事ばかりであっただけに、T-REXに簡単に勝利する・ワニのように水中から(サメの背びれのように背中の帆を剥き出しにして)忍び寄るなど、創作設定がやたらと多い。


ジュラシック・ワールド

  • ティラノサウルス・レックス(レクシィ)
  • ヴェロキラプトル
  • トリケラトプス☆
  • ステゴサウルス☆
  • パラサウロロフス☆
  • ガリミムス☆
  • アンキロサウルス
  • プテラノドン
  • パキケファロサウルス※監視カメラ内の映像のみ登場。こちらでは実物と同じ大きさ。
  • ディロフォサウルス※イノベーションセンターの立体映像として登場(デザインは1作目のまま)。
  • スピノサウルス・エジプティアクス※骨格標本として登場。
  • スコミムス※劇中には登場しないが、公式サイトなどに記載されている。
  • バリオニクス※劇中には登場しないが、公式サイトなどに記載されている。
  • メトリアカントサウルス※劇中には登場しないが、公式サイトなどに記載されている。
  • エドモントサウルス※劇中には登場しないが、公式サイトなどに記載されている。
  • ミクロケラトゥス※劇中には登場しないが、公式サイトなどに記載されている。
  • アーケオルニトミムス※名前が難しい恐竜の例として、会話にのみ登場。
  • ディモルフォドン※プテラノドン以外では初の翼竜。
  • モササウルス※シリーズ初の海棲爬虫類
  • アパトサウルス
  • インドミナス・レックスIndominus rex)※シリーズ初の完全オリジナル恐竜。ハイブリッド恐竜の一種。

この他、「ステゴケラトプス」なるハイブリッド恐竜の設計図が登場する。

ジュラシック・ワールド/炎の王国


原作


ユニバーサル・スタジオのアトラクションに登場する恐竜

ジュラシック・パーク:ザ・ライド

  • ティラノサウルス・レックス
  • ヴェロキラプトル
  • ディロフォサウルス
  • コンプソグナトゥス・トリアシクス
  • パラサウロロフス
  • ステゴサウルス※日本版のみツアー内の看板でスペルミスがあるが、これは映画1作目のパロディ。
  • ブラキオサウルス※コントロールセンターのボタンにて名前の表記のみ登場。
  • ハドロサウルス※アクシデントが起きなければパラサウロロフスの次に登場していたはずの恐竜。
  • プシッタコサウルス
  • ウルトラサウルス※正式名称は「ウルトラサウロス」。現在この恐竜は存在しなかったと考えられている(発見された化石がスーパーサウルスとブラキオサウルスの化石が混在したものだったため)。
  • ディプロドクス※コントロールセンターのボタンにて名前の表記のみ登場。


ザ・フライング・ダイナソー

  • プテラノドン


ダイナソー・パニック!


関連タグ

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スティーブン・スピルバーグ マイケル・クライトン ジョン・ウィリアムズ

ジュラシック・パーク - 1993年公開の第1作

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク - 1997年公開の第2作

ジュラシック・パークIII - 2001年公開の第3作

ジュラシック・ワールド - 2015年公開の第4作

ジュラシック・ワールド/炎の王国 - 2018年夏に公開される第5作

ゴジラシリーズ - スピルバーグは事実上ゴジラ作品の大ファンである。そのため、自ら監督を務めた第1作と第2作では、演出の随所に影響を受けている(事実、本人が後にそう語っている)。第3作と第4作では「王者」たるティラノサウルスと、そのライバルとなる更に巨大な肉食恐竜の激突という、「怪獣対決もの」要素が大きな山場として取り入れられている。第5作と第6作ではどのようなオマージュが出るのか、現段階では不明である。

GODZILLA - 上記関連。1998年版には、第1作のパロディと思われるシーンが多数存在する。

外部リンク

ジュラシック・パーク - Wikipedia
映画 ジュラシック・パーク - allcinema
ジュラシック・パークとは - はてなキーワード
ジュラシックパークとは - ニコニコ大百科

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