名称
学名:Hypsilophodon
中国名:稜齒龍
属名は「高いうねのある歯」という意味。
概要
全長2.3m、体重25kgほどの小型の草食恐竜で、ヒプシロフォドン類の基本的な種類。
主にヨーロッパに生息し、ジュラ紀後半から白亜紀の前半期に生きていた。
体形に比べて頭骨は小さいが大きな目を持ち、歯は前の方で釘型、奥の方では木の葉のような形をしていた。
身軽なためか後足はよく発達しており、その鉤爪は鋭くカーブしている。固い尻尾と合わせて、走る時のバランスを取る上で効果的だったのであろう。
この仲間は世界中の大陸に進出しており、白亜紀の終わりまで大いに繁栄していた。