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羽毛恐竜の産地として有名な中国遼寧省の白亜紀前期の地層から発見されたドロマエオサウルス類で、羽毛恐竜としては5番目に発見された。

全長は90~120センチほどと小型で、長さ3~4.5センチほどの2種類の羽毛に覆われていた。2010年に化石に保存された細胞の構造を顕微鏡観察した結果、羽毛の色は体の領域ごとに様々であった可能性が示された。この羽毛は体温調節や仲間同士でのディスプレイに使われたと考えられている。


この恐竜は今まで見つかっている種の中で唯一、を持っていた可能性が示唆されている。2009年に中国の研究チームが保存状態の良い頭骨を調べたところ、上顎の左右に各5本ずつ生えている大きな歯の外側に縦に走る溝状のくぼみがあり、コブラなど有毒動物の毒牙に似た構造となっていた。さらに、その歯の根元にあたる上顎には毒腺の軟組織があったと思われる空洞も確認された。

シノルニトサウルスはこの毒牙を使い、鳥などの小型の獲物を狩っていた可能性が指摘されている。

一方で、複数の観点から毒牙は疑問視されている。要因として、溝のある歯はヒヒなどの無毒の生物にも見られることや、毒腺として報告された組織がのちの研究で確認できなかったことなどが挙げられる。


シノカリオプテリクスのホロタイプ標本からシノルニトサウルスの脚が報告されている。


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羽毛恐竜 ドロマエオサウルス

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