基礎データ
ぜんこくずかん | No.697 |
---|---|
カロスずかん | コーストカロス/No.065 |
ぶんるい | ぼうくんポケモン |
タイプ | いわ / ドラゴン |
たかさ | 2.5m |
おもさ | 270.0kg |
とくせい | がんじょうあご/いしあたま |
他言語版の名称
英語 | Tyrantrum |
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イタリア語 | Tyrantrum |
スペイン語 | Tyrantrum |
フランス語 | Rexillius |
ドイツ語 | Monargoras |
進化
初期 | 最終 | |
---|---|---|
チゴラス | → | ガチゴラス(朝・昼・夕方の間にLv39以上に上げる) |
概要
ポケモンXYで登場した化石ポケモンで、チゴラスの進化形。
チゴラスと比べると高さは2倍、重さはなんと10倍にもなり、よりティラノサウルスに近い姿になった。さらに首に生えた体毛(恐竜が鳥類に近いことを考えると羽毛の可能性が高い)は襟巻きを彷彿とさせ、トサカも王冠のような形になり、「王者」の風格を思わせるデザインとなっている。
「ぼうくんポケモン」の分類が示すとおり、1億年前の世界では無敵を誇っており、王者として君臨していたポケモンである(ティラノサウルスは6800〜6600万年前)。最大の武器である大きなアゴは、分厚い鉄板すらも紙のように噛みちぎってしまうほど強力である。
元ネタ同様に、全身に羽毛があったのではという仮説がある。
見ての通り一部分だけは復元できているが、これはどうやら完全な復元は不可能に近い事が理由である様子。
今後リージョンフォームのような姿違いは出てくるのだろうか?
いわ・ドラゴンという複合タイプは、本来のタイプがドラゴンタイプであったのかもしれないと推測されているプテラとは因縁を感じる。
ゲームでの性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
82 | 121 | 119 | 69 | 59 | 71 | 521 |
ステータスは攻撃・防御が高く特攻・特防が低めという、いわタイプの典型的なものだが、意外と素早さはそれなりにある。
というか、あのキノガッサより素早さが1上である。
代表的な攻撃技は、いわタイプ最高威力の「もろはのずつき」や「げきりん」、タイプ一致技が第8世代現在でも存在しないものの、特性「がんじょうあご」とシナジーのある「かみくだく」や三色キバと第8世代で新たに習得可能となった「サイコファング」。
「げきりん」や「こおりのキバ」で、ガブリアスをそれぞれH164振りやH振りまでなら確1にできるパワーを持つ。
また、特性の効果が乗る多数のキバ技に加え、一応ドラゴンなので「りゅうのまい」も習得できる。
何気に「じゃれつく」(第8世代から)や「あまえる」等、見た目では想像もつかない技まで習得出来てしまう。
また「つのドリル」も覚える。
恐らくトサカ部分で突くのだろうが、生えてる方向からすると大分やりづらそうである。
XYの頃はドラゴンタイプの物理技に恵まれなかったものの、教え技で「げきりん」が解放されて以降は、この欠点は緩和されつつある。
ただし、キバ技や「りゅうのまい」はタマゴ技である為、バトルで使うとなると(性別比が♂7:♀1である事も相まって)厳選が面倒なポケモンであり、夢特性解禁後はさらに面倒になった。
隠れ特性はいしあたま。
過去のインターネット大会の参加賞で配信された、特性がんじょうのチゴラスが進化すると、この特性に変化する。
長らく通常での入手が困難だったが、第8世代の剣盾ではマックスレイドバトルで隠れ特性持ちの個体を捕獲することが可能となった。
通常特性でも「とくせいパッチ」を使えば隠れ特性にすることもできるため、入手難易度は下がっている。
これにより、無反動「もろはのずつき」が放てるポケモンでは一番の攻撃力を得、自慢の物理耐久がさらに活かしやすくなった。その威力は、「りゅうのまい」を積めばなんとH4振りまでのメガガルーラやマルチスケイルカイリューを確1、ポリゴン2は99%弱の乱2、特化クレセリアが確2というもの(無補正A振りの前提)。
反面、今までサブウェポンとして採用率が高かったキバ技の威力は下がる為、一長一短である。
欠点は「弱点の多さ」。
4倍弱点こそ存在しないものの、苦手なタイプはメジャーなものが多く、弱点(特に特殊攻撃)で攻められるとあっさり落ちてしまう。一応、物理耐久は前述の通り高めである為、不一致弱点の物理攻撃なら耐えてくれることも多い。
使用トレーナー
ゲーム版
- ザクロ:ジムリーダー(カロス)※1
- トロバ:XYライバル※2
- カルネ:カロスリーグチャンピオン
- ヒガナ:ポケモントレーナー/伝承者
- シャクヤ:ポケモントレーナー
※2バトルハウス
漫画版
- ザクロ(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
- 2022年6月開催のアドベンチャーウィーク(化石ポケモンのピックアップイベント)において、アマルルガ系統と共に実装された。
- 種ポケモンのチゴラスは、イベント最終日に行われた「リサーチデイ」を除くと野生出現せず、基本的にリサーチの報酬か7kmタマゴから孵化させることで入手することになる(これはアマルスも同様)。このため、イベント終了後は入手が極めて困難となっており、入手・育成難易度がかなり高くなってしまっている。とはいえ、同じような状況に置かれていたラムパルド・トリデプスも年数が経つうちにいくつか入手のための救済措置が取られているため、ガチゴラス・アマルルガにも同様の措置が取られる可能性がないわけではない。今後の対応に期待したいところ。
- 性能は原作同様、攻撃力が高く耐久性が低いというもの。ライバルと言えるラムパルドと比べると、攻撃力は低いが耐久性では勝っている。原作同様弱点が多いので、立ち回りには十二分に気を付ける必要がある点も同じである。
- 覚える技は、通常技が「いわおとし」「ドラゴンテール」「あまえる」、ゲージ技が「ストーンエッジ」「かみくだく」「げきりん」「じしん」と豊富。ドラゴンタイプでありながら、通常技で「あまえる」を覚えられるという面白い特徴を持ち、こちらを潰しにかかってきたかくとうポケモンを返り討ちにしたりといった芸当もできる。割と多彩に色々な技を覚えられるものの、ゲージ技のうちいわ技はフルゲージ技の「ストーンエッジ」しかないため、回転効率ではラムパルドと比べると劣る。ドラゴン技は「げきりん」があるものの、ジム・レイド攻略はともかくPvPでは消費ゲージが多いのであまり使い勝手は良くない。
- このように、ステータスは強力だが全体的に覚える技のクセが強く、弱点が多いこともあって、運用するにはそれなりの技量と知識が求められる上級者向けのポケモンとなっている。技もステータスもラムパルドとは大きく異なっており、少なくとも同じような感覚では使えない。
『Newポケモンスナップ』
火山ステージに登場。同じ化石ポケモンであるアーケオスを追い回したり、いたずらしたモウカザルを得意の頭突きで追い払ったり、ガチゴラス同士で鉢合わせするとお互いに威嚇し合ったりと王者の名に相応しい姿を観察できる。
特にふわりんごを投げつけると、アーケオスらそっちのけでプレイヤーに威嚇の咆哮を放つ。その絵面たるや、さながらあの映画を彷彿とさせる。
アニメ版
XY87話
ユリーカのキープポケモン候補として当初はチゴラスの状態で登場。ロケット団の襲撃によってユリーカが危機に陥った瞬間ガチゴラスへ進化を遂げ、彼らを撃退した。2人の絆がより深まり、シトロンがキープポケモンにすべくモンスターボールを投げたところで真実が判明する。
チゴラスはもともと「化石ポケモン研究所」が所有しており、ロケット団によって誘拐されていたポケモンであった為、当然キープポケモンには出来ず、ユリーカは泣く泣くガチゴラスと別れることとなる。研究所でブラッシングをしてもらいながら母親のように忠告するユリーカと再び会う約束を交わし、最後は笑顔でお別れをした。
新無印134話
「さいはての孤島」に住む野生個体として登場。
余談
「チゴラス進化でガチゴラス」は、少し駄洒落っぽい言い方である。余談だが、アニポケ『XY』に登場するユリーカのパジャマはガチゴラスがモチーフ。
デザインを担当したのは『ロックマンギガミックス』で有名なありがひとし氏。ちなみに、ロックマン7のスラッシュマンステージによく似た顔のティラノ型のキング・ガジュラスがいたりする(スラッシュマン自体も恐竜がモチーフ)。
2021年より日本各地で順次開催予定の展示企画「ポケモン化石博物館」の公式サイトでは先行してガチゴラスの骨格模型が紹介されており、これを見る限りトサカにはしっかりと骨が入っている。つまり角と言っても差し支えのない部位であることが確定した。
「ガチゴラスはどうやってつのドリルをしているのか?」という疑問がポケモンプレイヤーから上がることがあるが、とりあえず硬度に関しては問題はなさそうだ。
劇場版の没ネタには、ティラノサウルスが登場して暴れ回るというものが存在する。チゴラスやガチゴラスの誕生はこれが由来かもしれない。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン一覧
ポケモン ポケモンXY いわタイプ ドラゴンタイプ
ティラノサウルス
696チゴラス→697ガチゴラス→698アマルス
ジラース…ポケモンのモチーフと深い繋がりのあるウルトラマン怪獣であり、首周りに襟巻きを持つ肉食恐竜。ついでに言えば、怪獣ゴルゴと出身が近い。
アンジャナフ…ティラノサウルスをモチーフと、体に部分的に羽毛のようなものが生えている外見等共通点が多い。ただし、これは通常時のみで、興奮すると全く違った印象を受ける姿になる。
進化前の頭に1文字足した進化ポケモン
オオタチ マニューラ ドサイドン ギギアル ギギギアル ドヒドイデ
化石ポケモン一覧
No. | 初期 | No. | 最終 | 強化 |
---|---|---|---|---|
138 | オムナイト | 139 | オムスター | - |
140 | カブト | 141 | カブトプス | - |
142 | プテラ | - | - | メガプテラ |
345 | リリーラ | 346 | ユレイドル | - |
347 | アノプス | 348 | アーマルド | - |
408 | ズガイドス | 409 | ラムパルド | - |
410 | タテトプス | 411 | トリデプス | - |
564 | プロトーガ | 565 | アバゴーラ | - |
566 | アーケン | 567 | アーケオス | - |
696 | チゴラス | 697 | ガチゴラス | - |
698 | アマルス | 699 | アマルルガ | - |
880 | パッチラゴン | - | - | - |
881 | パッチルドン | - | - | - |
882 | ウオノラゴン | - | - | - |
883 | ウオチルドン | - | - | - |