「もう! オヤジ しつこいし!」
「チョー でっかい ポケモンと 勝負する 快感! 想像するだけで…… んふふ」
概要
ポケモン剣盾のDLC『冠の雪原』に登場する女性キャラクター。父親のピオニーと共に、家族旅行として「カンムリ雪原」にやって来た。
ピオニーに比べて薄めの褐色肌をしており、髪色はプラチナブロンドで、毛先が桃色になっている(染めている可能性もあるが)。瞳の色だけは父と同じ緑色。桃色のアイシャドウとリップでメイクしており、盛ったヘアスタイル、ピアスといったアクセサリーなど全体的に黒ギャルっぽい容姿をしている。
喋り方もステレオタイプのギャル口調で、明るくノリの良い性格だが、父親があまりにも豪快で破天荒なため、相対的に大人しく見えてしまうかもしれない。
服装は制服姿で、スカートが短めなブレザー(恐らく、ミニスカートのモデリングの一部を流用したためと思われる)。雪に覆われた「カンムリ雪原」においてかなりの薄着だが、(RPGではよくあることとは言え)平気な顔をしている。
ピオニーからは「シャクちゃん」と呼ばれ溺愛されており、シナリオで主人公が参加することになる伝説探検ツアーも、元はピオニーがシャクヤのために企画したものである。
……が、当のシャクヤはダイマックスアドベンチャーの方に興味があり、親子の気恥ずかしさもあって、あまり乗り気ではない。それでもしつこく探検に誘うピオニーのことは鬱陶しがっている。とはいえ、父の暑苦しい愛には辟易しつつも「流石に一人にするのは可哀想」と考えるなど、なんだかんだ言って嫌ってはいない様子。
作中での活躍
シナリオ序盤から登場。強引に探検に連れて行こうとするピオニーから逃げ回っており、たまたま通りかかった主人公をピオニーの囮にして二人がバトルしている隙に逃亡するという強かな一面を見せた。
以降は「マックスダイ巣穴」に入り浸ってダイマックスアドベンチャーを堪能している。合流すると主人公を囮に使ったことを謝罪しつつ、自分の代わりに探検ツアーに参加してあげて欲しいと頼んでくる。
そのため、ピオニーに比べてシナリオへの関わりは少なく、基本的にはサポートキャラとしての立ち位置である。
彼女に話しかけた際に「マックスこうせき」を渡すことで、まだ出会っていない伝説ポケモンの居場所を教えてくれることがある。また、何度もダイマックスアドベンチャーをこなせば、彼らになりきれる着せ替えアイテムをくれる。
相棒のポケモンはガチゴラス。景品のとくせいパッチで、もろはのずつきを思う存分振るえる夢特性にしてやりたいとの事。
……ん?ギャルと恐竜のポケモン?これってどこかで……
ソロプレイではサポートNPCとして、稀にダイマックスアドベンチャーや「カンムリ雪原」内でのマックスレイドバトルに参加してくれる。相棒のガチゴラスはフルアタ構成なので優秀だが、岩・ドラゴンの複合タイプは弱点が多く特防も低いので、耐久面には不安が残る。また、一般トレーナーなので、他のNPC同様に努力値は全く振っていない。
一方で本人と対戦する事はなく、ガラルスタートーナメントにも登場しなかったりする。
ピオニーの用意した探検ツアーを全て終わらせるとそのタイミングでピオニーと主人公の元に再度現れるが、その後シャクヤ用に作られたド派手な金色の探検着やピオニーの親バカっぷりに再度引いてその場を立ち去った。
余談
名前の由来はおそらく芍薬(シャクヤク)。父親のピオニーが英語でシャクヤクを含むボタン科ボタン属の花を意味するため、親子でネーミングが共通していることになる。ちなみに親子そろうと「立てば芍薬、座れば牡丹」となる。
また、現在ポケモンシリーズには「牡丹」が名前の由来のキャラクターがもう一人いて、その人物は様々な理由でピオニーの娘の可能性を疑われており、仮にこの説が正しければその人物はシャクヤの姉か妹となるが、その人物からはシャクヤらしき人物についての普及はない。
劇中での言及は無く面識があるかも不明だが、父であるピオニーがローズの弟であるため、ローズとシャクヤは伯父と姪の関係にある人物ということになる。ちなみにシャクヤの目は垂れ目がちで、この点では父親よりも伯父と似ている。
あまりピオニーとは似ていない容姿の彼女だが、ピオニーのレアリーグカードの写真を見ればその理由の一端が窺えるかもしれない。
スピンオフ『薄明の翼』にも、「EXPANSION ~星の祭~」において、あるシーンでピオニーと共に登場する。
台詞もあるが、担当声優は記載されていなかったため不明(恐らく兼ね役と思われる)。
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