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マックスレイドバトル

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まっくすれいどばとる

マックスレイドバトルとは、『ポケットモンスター ソード・シールド』のバトルシステムのことである。

概要

マックスレイドバトルとはポケットモンスターソード・シールドの新バトルシステムの事であり、他のコマンドRPGでよく見られる4対1の戦いになる。元ネタになったのは『ポケモンGO』のレイドバトルと思われる。

エンカウントについて

ワイルドエリアではあちこちにポケモンの巣穴が存在しており、その巣穴から8つの赤色(レアだと紫)の光柱が立っていればそこがレイドバトルが出来る場所の目印となる。

それらの巣穴には野生のダイマックスポケモンが潜んでおり、これを仲間と協力し4対1で撃破する事になる。メンバーが足りない時はサポートトレーナー(NPC)が参戦する。

巣穴に光柱が立っていない状態でも「ねがいのかたまり」を一つ消費することで、レポートを書いた後に光柱を出すことができる。

巣穴ごとに出るポケモンとそのタイプは決まっており、特別な場合を除き巣穴ごとに出るポケモンはある程度決まっている。

キョダイマックスポケモンも出現する事があるが、こちらも出現場所が特定の巣穴のみに限られており、下記のキャンペーン時以外は非常に出現率が低いため、かなり根気が必要になるだろう。

また、巣穴によっては隠れ特性も同様に出現する事があり、本作では基本的に隠れ特性持ちのポケモンはここで入手していくことになる。

例えフィールド中に存在する8つ全ての光柱をバトルでゲットするなり消し去っても、新たな8つの光柱が別の巣穴に現れ(連続で出現する場合も有り)、日を跨ぐ直前まで出現し続ける。

ちなみに光の柱はマルチレイドへの参加でも原則として消費されるため、マルチレイドに参加することで「欲しくない(のに倒すのがめんどくさい)レイドボス」がいる柱を消していって再度8本出現させる、という荒技も一応可能。

『全部消したのに光柱が現れない』ということは無いので、所々で視点を上向きにしてフィールドを隅々までよく探してみること。

特に、建物の影になっているところ(エンジンリバーサイド~ハノシマ原っぱにかけて比較的多め)は見落としやすいので注意。

DLC『鎧の孤島』および『冠の雪原』においても、新フィールドでマックスレイドバトルが受注可能。出現するポケモンもワイルドエリアとは異なったものになっており、そこでしか遭遇できないポケモンも存在する。

また、『鎧の孤島』実装以降は“ヨロイこうせき”、『冠の雪原』実装以降は“マックスこうせき”という専用のアイテムを入手でき、これと引き換えに様々なサービスを受けられるようになっている(両こうせきはDLCを導入していなくても入手自体は可能)。

さらに、『冠の雪原』では、従来のマックスレイドバトルに加え、ダイマックスアドベンチャーという新規のシステムが導入され、ここでは伝説のポケモンとの遭遇も可能。

バトルの仕様

レイドバトルのダイマックスポケモンは通常のダイマックスポケモンとは異なり、ランクが上がると非常に強力な力を発揮してくる。

  • HPを削られるとバリアを展開する。このバリアはダメージを大幅軽減する上にステータスデバフ系の補助技を無効化してしまう、更にバリアを割るには2~6回程度(回数はポケモンや★の数によって異なる)攻撃する必要がある。ダイマックス技であれば2手分削れるが、ダメージが大幅軽減されるうえに追加効果も無効化されてしまう。なお、基本的に「つのドリル」などの一撃必殺技は効かないが、バリアを張っているときだけは命中し、ダイマックス技同様2手分削れる。また、非常に残念ながら連続攻撃技で複数回攻撃しても割れるバリアは一手分だけである。
    • ポケモン毎にバリアが展開されるHPが決まっており、そこまでHPが削れると超過ダメージは無効化される。このため「バリアが貼られる前に沈める」のは不可能。
    • バリアを破ると防御と特防が二段階下がり決着のチャンス(ただし相手が「あまのじゃく」、「まけんき」などだと逆に強化される)。
    • ★5ともなると1バトル中に2~3回バリアを展開してくるため、とにかく手数が求められる。
  • HPが削られると1ターンに複数回行動してくる様になる(最高3回)。
  • こちらのダイマックスポケモンには不可能なダイマックス技と通常技との使い分けが可能で、積みながら殴る、全体攻撃してくる、状態異常にしてくると非常に厄介。更にこれ等は優先して行動してくる思考パターンを持たされている模様。
  • 一部の技の仕様無視。「ゴーストダイブ」を溜め無しで撃つ、「きあいパンチ」の溜めが攻撃を何発当てようが中断されない、「カウンター」や「ミラーコート」が当該攻撃をしていないポケモンに跳ね返ってくる、「カウンター」や「ミラーコート」を同ターン内に連打しダメージを与えてくる、等。
  • 時折行動前にこちらのステータスバフやステータス異常特性、相手のステータスデバフをかき消すようになる(「凍てつく波動」と言った所だろうか)。この行動は行動数を消費しない。なお、特性のかき消し(こちら全員に「いえき」効果と相手に「かたやぶり」効果を付与する)はそのターン限りである。ちなみにメロメロちょうはつ等、かき消されないステータスデバフも存在する。

このマックスレイドバトルの共通仕様として、全員合わせて4回瀕死になる10ターン経過で強制敗北となるため倒されないように押し切る事が求められる。

素早さも重要だが、相手の攻撃・防御性能によっては悠長にやっていても問題ないこともある(バリアの数が少なく全体攻撃を使ってこないor最初は使わないボスの場合は、初手でリフレクター・ひかりのかべを張って低速・堅実にスタートした方が結果が出ることもある)。

プレイヤー側もチームで1人だけ3ターンの間ダイマックス可能。

ホストから参加順に一人ずつダイマックスする権利が与えられるため、誰が、いつダイマックスするかも重要になるだろう。

なお、マックスレイドバトルは『ポケモンGO』のレイドバトルとは異なり、どのレベルであっても一応ソロでクリアできる程度の難易度に調整されている

とはいってもあくまでソロでもクリア自体は可能であるというだけであってどのタイミングで挑んでも問題ない訳ではない点には留意すべし。★1~4辺りはストーリー攻略の片手間に挑んでも何とかなる場合が多いが、★5ソロはほぼどうにもならない。

★5に挑む場合はこちらの手持ちもレベル上げは勿論、技構成や努力値振りなどそれなりに準備しておく必要はあるし、後述のように参加NPC等の運要素にも左右される。

また、キャンペーン期間にはソロでのクリアを想定してない超難易度のレイドも登場する。これはただフルアタでクリアするのは困難で、補助による守りやプレイヤー間での連携も重要になってくる。

サポートトレーナー

トレーナー名職業(見た目)使用ポケモン
イクエブリーダー♀ピカチュウ
アオイポケモンごっこイーブイ
マユミおとなのおねえさんトゲピー
シンイチロウはいたついんソーナンス
ショウコミニスカートマニューラ
リンカスクールガールコイキング
ニコルモデルサンダース
アイミバックパッカーピッピ
シュウスケジェントルマンソルロック
マリコマダムマラカッチ
リクヒコおまわりさんコータス
リカドクター♀カビゴン
リノダンサーヨワシ
ケンイチミュージシャンエンニュート
ヒロキスクールボーイドロバンコ
トシヒロたんぱんこぞうハリーセン
トミヒサビジネスマンナゲキ
マナオOLクイタラン
ケントからておうルチャブル
マサフミポケモンブリーダーダダリン
以下、ヨロイ島限定
もんかせい♂マスターどうじょうニョロゾ
もんかせい♀マスターどうじょうワルビル
クララ(剣のみ)ポケモントレーナーガラルヤドラン
セイボリー(盾のみ)ポケモントレーナーガラルヤドラン
以下、カンムリ雪原限定
シャクヤポケモントレーナーガチゴラス
ピオニーポケモントレーナーボスゴドラ

NPCのポケモンのレベルはこちらの手持ちポケモンの最大レベル×0.7(例えば、こちらの手持ちのポケモンのレベルが100まで上がっていた場合、NPCのポケモンのレベルは70になる。)となるため、手持ちのポケモンのレベルを上げておけば、それだけ成功率が高くなる。

捕獲について

撃破すると全員に一回だけ捕獲チャンスが与えられ、成功するとそのままそのポケモンがゲットできる。その際、あえてゲットチャンスを放棄する事も出来る。

戦闘終了後に捕獲できたかどうかを問わず、そのポケモンの種類やレイドランクに応じてレベルアップアイテムや使い捨て版わざマシンの「わざレコード」などが手に入る。

ピックアップレイドでは片方のバージョンでしか入手出来ないアイテム(りんご、化石、缶詰め、飾り)が取得できる。

なお、周回してアイテムを貯めると、どうしても経験値用アメ(特にM・L・ダイマックスアメ)がフルに溜まってしまうので、定期的に売ったり育成したいポケモンに与える事。

レイドバトルのポケモンには個体値にV保証があり、レイドのランクが高いほど多くの数値にV保証がある模様で、★5の場合は4V以上が確定している。ちなみに、★5で6Vのポケモンが出る確率は1/1024である。

当然ではあるが、メタモンもレイドボスとして出現することがあるため、(現在でこそポケモンホームが解禁されたために多少需要は落ちているが、)発売から暫くの間は、廃人たちはここでメタモンの厳選していた。

しかしその捕獲率はホストとゲストで違い、ホストは捕獲率が高く確定で捕獲できる

しかし、ゲストでは確率が下がってしまい、特にゲストのキョダイマックス捕獲率は伝説並みらしく、マスターボールでも使わない限りまず捕まらないと思っていい。

幸いボールの効果は反映されるので、条件を満たしたリピートボール等を使えば比較的捕獲しやすくなる。条件次第ではネットボール(みずむし)やダークボール(ゲスト時)の使用も視野に入れよう。これらの手段で幾分か捕獲しやすくなるはずである。

ただし、ピックアップ種は捕獲率が下がってしまいソロでも確定で無くなってしまうので、念のために挑戦前に必ずセーブしておくことをオススメする。オシャボ厳選がしたいのであれば猶更である。

ただしピックアップの時は、ゲスト側も結構な確率で捕獲できるので、捕獲率も通常時と比べ遥かに底上げされている模様。

対策にオススメのポケモン

育成用のアメ、「わざレコード」、夢特性、キョダイマックスポケモン収集のためにはかなりの周回が必要であるため、野良マルチでは高火力ポケモンを並べてフルアタッカーという戦法が主流になっている。

特に人気があるのが、ダイマックス特効を持つザシアンザマゼンタ

そしてストーリーを進めると入手できるとあるポケモンであり、特にそのポケモンは威力・汎用性共に高い強力な技を搭載していることからよく見かける。

ただ、これら3匹だけはダイマックスができず、バリアを削る際には手数がかさんで時間がかかる事もあるため、特に高レベルのレイドを熟す際には最低一人はダイマックスできる一般ポケモンを使うほうが効率よく進む。

ダイマックス可能なポケモンの中でも特に人気が高いのが、がんじょうあご持ちのウオノラゴンであるが、こちらは『盾』版でないと入手がやや困難なのが難点。

他には、優秀な耐性と攻撃性能を併せ持つドリュウズ、「かたいツメ」「はがねのせいしん」持ちのニャイキングの採用率もそこそこある(どちらも特殊技対策として「とつげきチョッキ」を持たせておくのがお勧め)。

期間限定ピックアップ

発売日当初より、一部のポケモンが期間中、ワイルドエリア全土の巣穴から出現する様になるキャンペーンが実施されている。

その殆どは遭遇が難しいキョダイマックスポケモンであり、この対象に含まれるポケモンであればライト層でも比較的容易に捕獲できる。

どのレイドも通常特性・夢特性の両方がランダムで出現し、遺伝技を覚えているポケモンも混じっている。個体値も☆5であれば4V以上が確定となることから、ミント込みでも厳選はぐっと容易になる。

ピックアップレイドは期間で変わり、大半はバージョンによって出現するポケモンが一部異なっているが、通信プレイで他バージョンのレイドに参加すれば問題なく捕獲できる。

また、カビゴンやストリンダーの様に、キャンペーン内でないと入手できないキョダイマックスもあった。

その他、珍しいアイテムが報酬として出るレイドや、色違い遭遇率が大幅に上がったレイド等も開催される事がある。

中にはミュウツーの様に捕獲出来ない腕試しの超高難易度レイドも存在する。

鎧の孤島」が配信されキョダイマックスの希少性が無くなった7月以降は、事実上の「虚無期間」となり、既出のものをタイプ等のくくりでランダムに出現させる様になった。

2019年11月15日〜2020年1月9日大まかな備考
バタフリー
カジリガメサダイジャ大、剣
アーマーガアマルヤクデ大、盾
2019年12月4日〜2020年1月9日"
カビゴン
2019年12月20日~2019年12月26日"
デリバード
2019年12月31日~2020年1月4日"
コイキング
2020年1月10日〜2020年1月31日"
マホイップ
2020年1月10日〜2020年2月7日"
セキタンザンアップリュー大、剣
ラプラスタルップル大、盾
2020年1月31日〜2020年2月17日"
マホミル大、物
2020年2月7日〜2020年3月9日"
ストリンダー(ハイ)、オーロンゲキングラー大、剣
ストリンダー(ロー)、ブリムオンイオルブ大、盾
2020年2月27日~2020年3月2日"
カントー御三家(最終進化系除く)
ミュウツー戦、物
2020年3月9日〜2020年3月26日"
カイリキー大、(星5のみ)剣
ゲンガー大、(星5のみ)盾
カビゴン(復刻)
2020年3月19日〜2020年3月26日"
GサニーゴGポニータGギャロップバルジーナヤレユータンイエッサン(♀)
GダルマッカGカモネギネギガナイトウォーグルナゲツケサルイエッサン(♂)
バチンウニカブルモシュバルゴチョボマキアギルダー
2020年3月26日〜2020年4月28日"
ダイオウドウジュラルドン大、(星5のみ)剣
ダストダスリザードン大、(星5のみ)盾
2020年4月10日~2020年4月16日"
メタモンベイビィポケモン一式
2020年4月28日~5月12日"
厨ポケ(第8世代)一式
2020年5月12日〜19日"
ピカチュウ
2020年5月19日~26日"
イーブイ
2020年5月26日~6月2日"
ニャース
2020年6月2日~30日"
キョダイマックス復刻(ピカチュウより前)
2020年6月18日~28日"
ゼラオラ戦、数、色
2020年6月30日~8月1日"
ハガネールドサイドンニャイキング、セキタンザン、ダイオウドウ(いわ、はがね)大、物
2020年7月18日~7月20日"
キングラーマンタインサメハダーホエルオーブルンゲルナマコブシ
2020年8月1日~9月1日"
ヌオーミロカロストリトドンカバルドン、カジリガメ、サダイジャ(みず、じめん)大、物
2020年8月6日~8月10日"
ピカチュウ系列
2020年9月1日~10月1日"
ナットレイエレザードパルスワンワタシラガ、アップリュー、タルップル、ストリンダー(でんき、くさ)大、物
2020年9月18日~9月21日"
ピクシープクリンキレイハナムシャーナエルフーンドレディア物、色
2020年10月1日~11月1日"
フワライドヨノワールサザンドラモルペコ、ゲンガー、オーロンゲ(ゴースト、あく)大、物
2020年10月30日~11月2日"
デスカーンオーロットパンプジンミミッキュポットデス物、色
2020年11月2日~12月1日"
ラフレシアツボツボテッカニンドクロッグ、バタフリー、ダストダス(むし、どく)大、物
2020年9月20日~9月23日"
チェリンボモロバレルマシェードホシガリスヨクバリス物、色
2020年12月1日~2021年1月1日"
ギャロップマニューラクレベースバクガメス、ラプラス、マルヤクデ(こおり、ほのお)大、物
2020年12月25~12月28日"
Aロコンルージュラ、デリバード、シャンデラモスノウ物、色
2021年1月1日~2月1日"
チラチーノオノノクスヌメルゴンキテルグマ、カビゴン、ジュラルドン(ノーマル、ドラゴン)大、物
2021年1月8日~1月11日"
チェリンボ、モロバレル、マシェード、ホシガリス、ヨクバリス物、色
2021年1月22日~1月25日"
ポケモン一式物、色
2021年2月1日~3月1日"
ルカリオゴチルゼルランクルスタイレーツ、カイリキー、イオルブ(かくとう、エスパー)大、物
2021年2月4日~2月9日"
ヌオー、フライゴンゴルーグ、イエッサン(♀)、ウッウ物、数、色
2020年2月26日〜3月1日"
ピカチュウ大、数
2021年3月1日~4月1日"
Gマタドガスサーナイト、ウォーグル、ウッウ、アーマーガア、ブリムオン(ひこう、フェアリー)大、物
2021年3月26日~3月29日"
一式物、色
2021年4月1日~4月2日~"
コイキング
2021年4月2日~4月5日~"
ウサギポケモン物、色、大、戦
2021年4月23日~4月26日~"
コオリッポ物、色
2021年4月30日~5月3日~"
ニャース物、色

大:キョダイマックス個体有り(進化前を含む)

剣:ソードバージョンのみ出現

盾:シールドバージョンのみ出現

物:通常では入手不可or希少なアイテムが確率でドロップ

色:色違いの出現率が大幅にアップ

戦:捕獲不可能の討伐専用レイド

数:全プレイヤーの勝利総数により、期間後に報酬を配布(ゼラオラの場合:100万回突破で色違い配信、さらにクリア人数に応じてヨロイ鉱石を上乗せ)

※更に詳しい詳細は、別サイトを参照。

なお、ふしぎなおくりものからワイルドエリアニュースを取得更新しない限り何時まで経っても古いレイドバトルを続けてしまうので、定期的に最新のものにアップする事をお勧めする。

逆に、開催されているピックアップレイドに魅力を感じないのであれば、あえて更新せずに古いものを回すという手もある反面、ネットワークを通じてのリーグカードやポケモン交換、ポケモンキャンプの参加が出来ないデメリットが有る。

ダイすあな

ゴーストタイプが多く出現するワイルドエリアの一角「見張り塔跡地」。

いかにもな怪しさを持ちながら何も無さそうに見えるこの廃墟だが、実はよく見ると内部が巨大な巣穴になっている。

一部の購入特典シリアルコードを入力すると手に入る専用アイテム「ダイクリスタル」を消費した時にのみ、この塔から極太の光が立ち昇り、各クリスタルに応じたポケモンが確定出現するという仕様である。

問題点・批判点

ソロにおける問題

上記のように、ソロではCP操作のサポートNPCが助っ人として設定されているのだが、相性関係なくランダムで並べられる上にはっきりいって非常に弱い。覚えている技も威力はまだしも命中が不安定ものが多く、高威力のものは「ソーラービーム」や「ギガインパクト」のような癖があるものばかり。低レベル時ならともかくレベルが上がっても技は変わらないので段々火力が不足していき、☆5の相手なんかだと攻撃しても目に見えない程度にしか体力を削れず、しかも肝心な時に外すこともある。逆に高威力の全体技など使われようものならまとめて即死がザラである。

なのでCPUに求められるのは敵の張るバリアを攻撃して割ることなのだが…

CPUの中には補助技ばかり使用する地雷NPCとしか言えないような物が出てくることがあり、かなり安定性が低くなっている。中でも…

  • 脆い上に「てだすけ」ばかりする寄生獣 アオイのイーブイ
  • 2種の積み技で自己強化に余念がない意識高い系

シュウスケのソルロック

  • いのちのしずく」による回復ばかりで殆ど攻撃しようとしない(しかも非常に脆い)マユミのトゲピーやアイミのピッピ(※)

上記5名は非常に悪名高く蛇蝎のごとく嫌われている(特にソーナンス。ただし、トゲピーとピッピに関しては、2名以上で参加した場合にはこまめにダメージを回復してくれる上、ピッピに関しては「このゆびとまれ」で囮になってくれることもあるので、場合によっては寧ろサポート要員として役に立ってくれることもある。イーブイも運良く最初の攻撃時に自分のポケモンをてだすけしてくれれば相手の体力をゴッソリ減らす事が出来る)。

また、リノのヨワシも覚えている技が全て水技のため、「ちょすい」や「よびみず」、「かんそうはだ」持ちポケモン相手に対しては相性が最悪。

ケントのルチャブルもバリアの効果中に「フェザーダンス」を連発するため、一部のプレイヤーから嫌われている。

リカのカビゴンとマリコのマラカッチも天候等の状況お構い無しに「ソーラービーム」や「ギガインパクト」を連発する(相手がゴーストタイプだとさすがに「ギガインパクト」は使用しないが)ため、一部のプレイヤーからは『事実上特性「なまけ」』と嫌われている。

一部では変化技ばかり使うNPCに対して「ちょうはつ」を使う人もいる。

挑発されると変化技が使えなくなり、やむなくとはいえ攻撃に回ってくれる。幸い、変化技ばかり使うNPCポケモンに「ちょうはつ」を無効化する特性「どんかん」持ちはいないので多少は役立つ。

『自分の攻撃ターンも切るので無意味では?』と思われるが、「ちょうはつ」を使わない場合(問題のNPCが1匹のみ、かつ変化技しか使わない場合)、攻撃回数は3・3・3の9回

一方「ちょうはつ」を使った場合、攻撃回数は2・4・4の10回となり、バリア破壊効率自体はこちらの方が良い。

NPCポケモンにはバリアを壊してもらうことが重要なので、1ターン割いてでも「ちょうはつ」を撃つ価値は大いにある。

流石に「ちょうはつ」を受けると「わるあがき」しかできなくなるNPCポケモンはいないが、最低最悪のNPCポケモンであるソーナンスは事実上これに該当すると言っても過言ではない。

特にキョダイカジリガメ、キョダイストリンダー、キョダイカビゴン、サーナイト、ブリムオンのような高火力の全体技を使う強力な相手(前者2匹は4倍弱点をつけばかなり楽になるが後者2匹に関してはタイプの都合上、弱点を突きづらい)に対しては、専用構築を組んで良好なNPCを引かないとソロでクリア不可能なレベルの物も存在するため、ソロレイドでは事実上NPCを抽選する段階からクリアできるかどうかが決まってしまうことになる。

その上レイドバトルは逃げることすらできないためハズレを引いたらいちいちリセットしてロードするか、NPCのポケモンを計4回ひんしにしなければならない。

しかもご丁寧にNPCの個体値は全能力最低の逆6V(要するに全ての個体値がダメかも判定)である(「きあいのタスキ」を持っている進化前ポケモンやハリーセンは個体値が30に設定されている)。

なお、クララ、セイボリー、シャクヤ、ピオニーの手持ちは個体値が20、もんかせいの手持ちは攻撃・特攻・すばやさが5、それ以外が15になっている。

このNPCの挙動の悪さはAIの性能の問題、とも言えないがあり、同じくAIで動くレイドボス側は妙に的確な行動を取る(タイプ相性のいい相手を優先的に狙う、複数行動を利用して一撃で仕留められなかった相手やきあいのタスキで耐えた相手にとどめを刺しに来る、タイプ相性で相当有利でない限り能力が上昇しているダイマックス中のポケモンは殆ど攻撃してこない等)辺りもプレイヤーのストレスになっている。

そもそもタイプ相性の有利・不利が戦闘に大きな影響を与えるバトルシステムであるにもかかわらず、それを無視してランダムでサポートNPCが選ばれる形式自体がマックスレイドバトルの仕様に合っていないのである。

即ちくさいわこおりの殆ど等のように弱点が多いポケモンの殆どなら判断ミスさえしなければ大して手強くなく偶然ながら刺さる場合がある。

一方で逆に弱点が少ないポケモンの撃破はより困難になり、弱点が一つしかない単タイプでのノーマルでんきはマックスレイドバトルにおいては一番強いタイプで最高ランクは上級者でも厳しくなる。例として挙げると前者はキョダイカビゴン(特殊な例ながらカンムリ雪原でのダイ木の丘ヨクバリスレジギガスにも苦戦したプレイヤーも結構いた)、後者はゼラオラが悪名高かった。

発売前には「最高ランクのレイドともなれば開発陣でも負けることがあるほどの難易度になっている」という情報が発信されたが、結局のところボスが圧倒的に強すぎるということではなく、NPCが足を引っ張りまくるせいで成功確率が下がっているだけ…というのがその真相だったということになる。

もちろんキャラによっては普通に積極的に攻撃してくれる者や攻撃力の高いポケモン、きあいのタスキを所持して倒されにくくしているポケモンなどを手持ちに入れている者(NPCが連れているポケモンのレベルはボスより低くはないようでこちらのレベルを88以上にすれば「ぜったいれいど」等の一撃必殺技は効かなくなる)もいるので、当たり外れがあるということなのである。NPCを呼ぶ際には、直前にセーブしておき、確実に攻略できそうなPTが組めるまでひたすらリセットを繰り返すと良い(周回効率は落ちてしまうが…)。

なお、DLCでは新たに変化技を使わずに攻撃に専念するNPCが追加されたほか、ダイマックスアドベンチャーではNPCのAIが強化されるなど、開発側もこうした批判に対する反省と思われる仕様を設けている

肝心の通常レイドのNPCの挙動は修正されていないが、新規追加のNPCが増えた分出にくくなってはいるので、レイド開始でいきなり地雷NPC2体と遭遇するようなげんなりする事態はかなり減っている。リセットも駆使すれば0~1体に抑えることも容易い。

マルチプレイにおける問題

どうしてもソロで無理ならマルチで…とは今回のマックスレイドバトルに限らずオンラインゲーム攻略の鉄板に過ぎないと言わざるを得ないのだが、マルチはマルチで上記にもあるネタバレポケモンの採用率が高いことが別の問題を引き起こしている。

レイドバトルのメンバーはオンライン募集主のストーリー進行には関係なく集まるため、ゲーム開始直後のトレーナーの元に件のネタバレポケモンがわらわら押し寄せてくるという盛大なネタバレ祭りが発生しまっているのである。

詳細は終盤のストーリーのネタバレになるのでここでは詳しく書かないが、こいつの存在自体がまず本作における盛大なネタバレであり、目にした当初は気づかなくとも、使用する技の名前で今後の展開を薄々察せてしまったという者も多い。

こうした「装備品(本作においては所持しているポケモン)や技名から終盤のストーリー展開がある程度推測できてしまう」というのは、別段本作に限らず、ストーリーが存在するオンラインゲームならばどこでも起こりえることなのだろうが、思いがけない形でストーリーのネタバレを喰らってしまうことになるというのは何とかできなかったのかという声は散見される(ダイマックスアドベンチャーでレンタルポケモンのみしか使えない仕様になったのはこれへの反省ではないかと考えられる)。

それだけでなく、マッチングもあまりよくなく、良い時は一気に3人集まってくるが悪い時は2、3回トライしても1人も集まらない。通信性能も過去最低クラスとの声も多い。

更にNPCの性能から考えても明らかにオンラインでのマルチバトルを推奨しているにもかかわらず、上述した通信性能、ホスト以外は捕獲率が大幅低下するなどマルチはマルチでデメリットが多く存在し(ただし、捕獲率の低下に関しては寄生プレイヤーに楽をさせないためという事情もあると考えられるので、一概に批判できるものでもないのだが好意的な意見は少ない。実際不評だったのか次回作のテラレイドバトルではゲストも確定で捕獲できるようになった)、結局のところソロでもマルチでも両方とも面倒臭い仕様となってしまっている。当然、プレイヤーからの批判の声は大きい。

又、マルチプレイでも問題プレイヤーが存在しており、特に全体攻撃(特に「じしん」と「なみのり」)を味方に攻撃するプレイヤー、メタモンの変身で味方のポケモンに化けるプレイヤー等の存在が問題になっている。

故にマックスレイドバトルで使用するポケモンとバトルで使用するポケモンを分ける事を推奨される。

マックスレイド用なら「じしん」は「10まんばりき」、「なみのり」は「だくりゅう」や「ねっとう」、「ほうでん」は「オーバードライブ」や「10まんボルト」などに変えた方が良いだろう。

総合的な問題点

上記の問題点に加え、レイドバトルの報酬は対人戦で必須のアイテム(けいけんアメ、わざレコード、ヨロイこうせき、ダイキノコ等)が多く、レイドを周回しないとロクに戦えず、対戦勢にレイドを強要させたり、レイドをゲームの延命に利用しようとしている節があり、これまた批判意見が強い。

戦闘でのテンポの悪さ、NPCの安定しなさ、その癖マルチでもソロでもデメリットが多く、無駄に強制される作業ゲーなど悪い所ばかりが目立ち、剣盾の新要素で恐らく最も評判が悪いシステムとなってしまっているのが現状である。せめて助っ人NPCをこちらから自由に選抜できるか、敗北条件に「ポケモンが瀕死になった回数」を設定しない(この場合地雷扱いされているサポートNPCにも、「有用なポケモンへの被弾を肩代わりする」という存在意義が出来る)くらいにしていればここまで酷評されることもなかっただろう。

ポケモンGOのレイドバトルを意識した要素…ではあるのだが、あちらはスマホゲームとの相性が良かったから成り立っていただけであり、剣盾ではゲームシステムの違いもあって、却ってレイドバトルの悪い所ばかりが浮き彫りになってしまったと言える。

鎧の孤島』配信直後の問題点

DLC第1弾の実装当初、マックスレイドバトルはキョダイマックス祭りとゼラオラの討伐キャンペーンが開催されており、どの巣穴でも本編で登場してきたキョダイマックスのポケモンやゼラオラ(ゲット不可)が現れる仕様になっていた。もちろんそれはヨロイ島の巣穴も例外ではなく、この仕様のせいでマックスレイドバトルでなかなか新規加入したポケモンに出会えないという弊害が発生してしまうこととなった(加えて、これらのレイドでは報酬でヨロイ鉱石が出ないため、鉱石集めの周回が行えないという弊害もあった)。

これは、いきなり新規加入ポケモンのマックスレイドが大量発生すると熟練トレーナーはそちらにばかり偏ってしまい、ポケモン本来の冒険を楽しむ要素が薄れてしまうためが故の調整と考えられる(後はエキスパンションパス未購入のプレイヤーへ新規ポケモンがばら撒かれないように抑制するという商業的な理由も考えられる)。

しかし、上記のように新規加入のポケモンの厳選が行えないことに加え、ヨロイ島のレイドではやり込み要素をプレイする上で欠かすことのできない「ヨロイ鉱石」の収集も満足に行えないことから、プレイヤーからはこのことに対する不満の声が噴出、公式Twitterにも批判のツイートが殺到して炎上する事態となってしまう。

開発側もまずかったと判断したのか、上記のキャンペーン終了後はピックアップレイドにもヨロイ鉱石を報酬で出るようにした上で、出現率も大幅に引き下げる等の対応を行ったことで、現在ではこれらの騒動は沈静化している。

さらに、『冠の雪原』配信時にはゼラオラのような捕獲不可の明らかに旨味の少ないと思われるピックアップレイドの類は一切行われなかった。さすがに前回の形式は不評だったため同じ轍を踏みたくなかったのだろう。

余談

反動で動けないポケモンに「てだすけ」、バリアを破壊した後の攻撃チャンスに「ドわすれ」や「コスモパワー」、特殊技を撃たれたのに「カウンター」(あるいはその逆)、ひたすら「いのちのしずく」を撃つだけ等、トンチンカンな行動をするために不評な要素が多いサポートトレーナーであるが、彼らには『ある小ネタ』が仕込まれている。

名前をもう一度よく見てみよう。

おわかりいただけただろうか

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ポケモン剣盾 ダイマックス キョダイマックス

ダイマックスアドベンチャー冠の雪原の目玉要素の一つであり、マックスレイドバトルの連戦版。

テラレイドバトル次世代のレイドバトル。

マックスバトルポケモンGO版のマックスレイドバトル。上記の通りマックスレイドバトルはGOのレイドバトルが元となっており、それが逆輸入された形となる。

ガラルキセイイワ:このシステム最大の被害者

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