基礎データ
全国図鑑 | No.0834 |
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ガラル図鑑 | No.043 |
パルデア図鑑 | No.058 |
ローマ字 | Kajirigame |
ぶんるい | かみつきポケモン |
タイプ | みず/いわ |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 115.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | がんじょうあご/シェルアーマー/すいすい(隠れ特性) |
タマゴグループ | かいじゅう/すいちゅう1 |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | カジリガメ | かじる+亀 |
英語・イタリア語・スペイン語 | Drednaw | dread(恐ろしいもの)+gnaw(ガリガリかじる) |
ドイツ語 | Kamalm | Kamm(櫛)+亀+malmen(歯ぎしりする) |
フランス語 | Torgamord | tortue alligator(ワニガメ)+mord(噛みつき) |
韓国語 | 갈가부기 | 갉아먹다(ガリガリかじる)+거북이(亀) |
中国語(簡体字) | 暴噬龟 | 暴+噬(噛み付く)+龟(亀) |
中国語(繁体字) | 暴噬龜 | 暴+噬(噛み付く)+龜(亀) |
ヒンディー語 | क्रंचटल | crunch(英語で噛み砕く)+turtle(英語で亀) |
ロシア語 | Дрэдно | 英語名の音写 |
タイ語 | คาจิริกาเมะ | 日本語名の音写 |
進化
カムカメ→カジリガメ(Lv.22)
キョダイマックス
タイプ | みず/いわ |
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たかさ | 24.0m~ |
おもさ | ???.?kg |
カジリガメがキョダイマックスした姿。詳細は「キョダイマックスカジリガメ」の記事を参照。
概要
『ポケットモンスター ソード/シールド』から登場するポケモン。
カムカメが進化した姿で、進化の影響によっていわタイプが追加された。ちなみに発売前からメディアに公開されていたポケモンの1匹で、そういった意味ではカムカメよりも登場は早かった。
非常に凶暴な性格で、優れた腕前を持つトレーナーでなければ扱うことが難しく、扱いきれずに捨ててしまう身勝手なトレーナーもいるらしい。逆に言えばこのポケモンを育て上げたトレーナーは優秀な資質を持っている証拠と言えるだろう。
もっとも、ゲーム中ではジムバッジさえあれば普通に指示は聞いてくれるし、ポケモンキャンプでもトラブルを起こしたりはしない。
非常に重い岩の甲羅を背負っているが、発達した筋力によって素早く動くことができ、ギザギザの牙や顎の力は、ひと噛みで岩や鉄をも嚙みちぎるほど鋭く強力。
更に首も伸縮自在で、キリンリキ並に長く伸ばす事が可能。
狩りの際は離れたところから首を一気に伸ばして獲物を噛み仕留め、特に水を飲みに来たものを狙い岸辺に潜んでいる場合も多いのだとか。
モチーフはワニガメと思われ、また名前や分類にある通りおそらくカミツキガメの要素も取り入れられている。ちなみに現実のワニガメとカミツキガメは共に「カミツキガメ科」に属する仲間である。
各種設定は、現実でも捨てられたペットのワニガメやカミツキガメが外来種として問題になっていることをオマージュしたと思われる。
なお、キョダイマックスカジリガメの設定とデザインにはガメラの影響が指摘されており、ガメラにも「ワニガメがモデル」という通説が存在する。
色違い
色違いは緑色になる。
ゲームでの特徴
6ばんどうろで釣り、ワイルドエリアに生息しているが、2ばんどうろとガラル第二鉱山には1匹のみ固定シンボル個体がいる。
ストーリーではルリナの切り札として登場する(彼女曰く「隠し玉」)。扱いが難しいと言われるこのポケモンを不動のエース枠にしている辺り、流石はジムリーダーと言うべきか。
一貫してカジリガメが切り札なので、全く同じポケモンを使っているかのように錯覚しがちだが、実は性別が異なるため別のカジリガメである(ジムチャレンジの方が♂、トーナメントの方が♀)。当初は「キョダイマックスは遺伝しないので別のカジリガメ」と言われることもあったが、DLCでダイスープの存在が明かされたことから、今はその理屈は通用しないので注意。
2匹のカジリガメはレベルが大幅に異なっており(♂の方がレベル24、♀は53→62)、恐らく♂の方はジムチャレンジの関門としてちょうどよいレベルに調整されたカジリガメであると思われる。
ルリナ戦での活躍が印象的だが他にも出番はあり、ストーリー後半でエール団がこのポケモンをエーテル財団の如く保護(?)しようとしている場面もある。
内定。南4・5・6番エリア、東1・2・3番エリア、西2・3番エリア、しるしの木立ち、ロースト砂漠、ナッペ山の湖や川、オージャの湖に生息している。なおオージャの湖には、こおりテラスタル個体が出現する事も。
クリア後の学校最強大会で戦えるタイム先生の手持ちとしても登場する。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
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90 | 115 | 90 | 48 | 68 | 74 | 485 |
タイプはカブトプスやガメノデス等と同じ、みずといわの複合。アバゴーラとはタイプに加えて亀モチーフまで一致している。
どっしりとした外見に違わず物理方面の数値は攻守共に高め。しかし過去に登場した亀系ポケモンと比較すると、防御力よりも攻撃力の方にかなり比重を置いているのが特徴。
元専用技としてくらいつくを持つ。威力はかみくだくに匹敵する上に相手を交換させなくなる効果があり(自分も交代できなくなるが)、特性のがんじょうあごも乗るが何故かあくタイプ。技自体は強いし折角の専用技だが使われることは殆どない。
恐らくがんじょうあごが最も似合うポケモンだが、一致技に恵まれないことに定評のある特性であり、例によってタイプ一致の対応技がなく、プテラのいしあたまと似たり寄ったりな状態(寧ろこの2匹の特性を交換すれば状況がかなり改善される上にイメージ的にも合っている)。設定も特性も名前も図鑑も無視して実際のバトルではカジラナイガメ。
もろはのずつきやアクアブレイクといったタイプ一致の大技は勿論、意外なくらい充実したサブウエポンを取り揃えており、覚えさせる技には困らない。地味に角が生えているため、大弱点のくさタイプ対策にうってつけのメガホーンやどくづき、さらにじごくづきなども習得できるのが嬉しい。
一方で特殊方面は控えめで、特にくさタイプの特殊攻撃には非常に弱いという明確な弱点が存在するのがネック。一応、自身もいわタイプなので砂嵐で低めの特防を補うことはできるが。
もっとも、戦術は雨を降らして殴るというシンプルに速攻戦を仕掛けるタイプなので弱点をカバーするよりも長所を押し付けていきたい。
図鑑でも語られているように、見た目ほど鈍重ではない。素の状態では中途半端とも言えてしまう数値だが、こわいかおやがんせきふうじなど相手の素早さを下げるわざや、素早さを2倍にする特性すいすいがある為、下準備さえ整えてやると大抵のポケモンから先手を奪えたりする。ただ、すいすい発動状態でも道具なしでは先手を取れないレジエレキや、4倍弱点の先制技グラススライダーを撃ってくるゴリランダーの存在などには警戒しなくてはならない。
逆にカウンターやリベンジなど、遅さを利用できるようなわざも覚えるので、どう調整するかはトレーナーの腕の見せ所。
ちなみに亀系ポケモンでは珍しくからをやぶるを覚えない。もし覚えられれば半端な素早さがより生きただけに残念である。特性すいすいであれば素早さを2倍できるのでペリッパーやニョロトノと組んで雨パの物理エースとして活躍させる事も出来るだろう。
第9世代
念願の「からをやぶる」や新たなくさタイプへの対抗手段として「アイススピナー」の習得が可能に(その代わり対象のわざマシンが消えたのもあり、メガホーンが没収された)。
更にテラスタルの実装によってくさ4倍弱点を消しながら環境や仮想敵に合わせたタイプに変わることで、比較的安全に「からをやぶる」を積んだり手動で「あまごい」を発動したりすることができるようになった。
また、ミミズズやモトトカゲといった「しっぽきり」サポーターでも積み技を積むチャンスを作れるようになった。
この世代のシリーズ1ダブルでは「すいすい」エースとして一定数使われた。最速「すいすい」の実数値276は「くだけるよろい」発動最速ソウブレイズの274すら上回り、一部の例外を除いた原則環境上の全てのポケモンの上を取ることができるため、この素早さを活かして「いわなだれ」でひるみを撒く戦法が好まれた。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- カメマスターなおじいさん(新無印58話)
漫画版
- ルリナ(ポケットモンスターSPECIAL)
番外作品
ポケモンマスターズ
2021年5月13日に実装された、単騎でも火力を出せるアタッカー寄りのみずタイプのテクニカル。
こちらの性別は♂となっている。
技
シェルブレード | 50%の確率で相手の防御を1段階さげる |
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くらいつく | 相手と自分を交代禁止状態にする |
がんせきふうじ | 相手の素早さを1段階さげる |
流し去ってあげる! | 自分の攻撃を2段階あげる。自分の急所率を1段階あげる。天気があめのときはさらに自分の素早さを3段階あげる |
バディーズ技
海に変えましょうのアクアブレイク |
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相手が交代禁止状態のときは威力があがる |
パッシブスキル
交代禁止時威力上昇5 |
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自分が交代禁止状態のときは技の威力をあげる |
P技ダウンG9 |
ポケモンがつかった技で相手の能力をさげるときに能力をさげる対象が相手のバディーズ全員になる |
交代禁止時攻撃時次回ゲージ消費無3 |
自分が交代禁止状態のときは技での攻撃が成功したときに40%の確率で自分を次回ゲージ消費0状態にする |
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
【新無印】
- 第12話『ダイマックスバトル! 最強王者ダンデ!!』・13話『サトシ対ダンデ! 最強への道!!』
新無印編12話の終盤に初登場。シュートスタジアムの側にいたのを試合観戦後のムコニャが見つけ、ゲットするべくレンタルしたマダツボミをけしかけられるも、偶然土地から漏れ出したエネルギーでキョダイマックスしてしまう。
そのまま怒って、一行を追いかける形で大暴れしてしまうが、騒ぎを聞きつけたサトシ達との戦いとなり、同じくキョダイマックスしたピカチュウとの打ち合いに敗北。元のサイズに戻り、どこかへと去っていった。
- 第58話Bパート『カモンカムカメカメレース』
他の亀ポケモンと共にカメマスターなお爺さんのポケモンとして登場。
ミリーファタウンのポケモンとして登場。
アニポケ・第8シリーズ
- 27話『仲間といっしょなら』
ワイルドエリアの野生個体で、ドットの強い感情で驚いて逃げてしまったリコのミブリムを追いかけたリコ達の前に出現。
獰猛で危険なポケモンと知られている為、うっかりテラパゴスが近づいてしまった事で皆を慌てさせるが、例外的に大人しい性格だったようで荒事は起こらず、他のポケモンとも仲良くなった(これには食材屋も驚いていた)。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
15章でもジムチャレンジにおけるルリナの主力として登場。こちらは最初からキョダイマックスする。
ポケモンローカルActs
福島県棚倉町に地域応援ポケモンであるラッキーとニョロトノと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0833.カムカメ→0834.カジリガメ(キョダイマックスカジリガメ)→0835.ワンパチ
同複合タイプ
関連ポケモン+グループタグ