データ
初出 | 第8世代 |
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威力 | 70→55(第9世代) |
命中 | 100 |
PP | 20 |
タイプ | くさ |
分類 | 物理 |
直接 | ○ |
範囲 | 単体 |
効果 | グラスフィールドの状態で使用すると攻撃優先度+1 |
概要
第8世代から登場する技で、鎧の孤島にて新しく追加された教え技。
芝生を高速でスライディングするかの様に相手へ突っ込み攻撃する。
条件次第で先制技か普通の攻撃技かが変わるという初のケースで(ふいうちや第4世代までのフェイント等は優先度に変わりはない)、初のくさタイプの先制技でもある。
しかしグラスフィールド状態でのみ先制技となるため、特性グラスメイカーを持つゴリランダー以外のポケモンでは先制技にしにくい欠点がある。
一応「ダイソウゲン」を撃てばグラスフィールドになるためそれを見越して他の草ポケモンにもたせるのもいいのだが…。
ちなみにゴリランダーがグラスフィールド下で撃った場合、ファイアローのブレイブバード並の火力になる。第6世代経験者ならこれがいかにヤバいか分かるだろう。
ただ、くさ技自体の通りが悪い為まだマシな方とも言える。
他のフィールド補正技はどれも火力を上げる技なのに何故この技だけ…と言われる事も少なくないとか。
第9世代では、登場初期は教えてくれる人などが存在しなかったが、ゼロの秘宝から技マシンが追加されることになった。
しかし前世代のゴリランダーの暴れっぷりにより技の調整が入り、DLC配信前では威力は60とされていたが、いざ配信されるとなんと、威力が55と「はっぱカッター」並の数値に下げられていて前世代から15も威力が下がってしまった。フィールド補正を考慮すると20近く下がっている(剣盾91、SV71.5)。
おそらくテラスタルによる一致重複補正を鑑みて(55×2=110なのでテラスタルを切ると8世代時より威力が高い)の調整なのだろうが、これによりゴリランダーが耐久無振りのテツノツツミを確定1発で倒すには性格補正か火力アイテムが必要になっている。
が、それでも強力な先制技である事に変わりないため、ゴリランダーは勿論、オーガポンの技の有力候補としても見られるようになった。
これが戻ってきたゴリランダーが一気にダブルバトルのトップメタにまで躍進したことがこの技の強さを物語っている。
当初は威力ナーフに対する批判もあったが、その頃から「剣盾の頃の威力が高すぎるから当然」という意見もあった。
なお、同じくフィールド特性を持つカプ・ブルルやオリーヴァは残念ながら覚えられなかった。特に後者なら鈍足を補う格好の手段になったに違いない。