きたぞ、ポケモンどまんなか!
概要
ワイルドエリアとはポケモン剣盾に登場するガラル地方に存在するオープンエリアであり、かなりの広さを有する。他のフィールドとは違ってカメラ操作を行うことができ、広大なエリアを自由に探索することができる。DLCが登場するまでは唯一のオープンエリアだった。
ワイルドエリア駅、エンジンシティ、ナックルシティから直接むかうことができる。
冒頭に書かれたキャッチコピーを読めばわかるように、本作の目玉の一つとなっている要素でもある。
マックスレイドバトル、他のプレイヤーとのフィールド上での交流(ポケモンキャンプ含む)、ロトムラリーなどワイルドエリアでしかできないことは意外と多い。
プレイヤーの中には、DLCで登場した同様の仕様のフィールド(ヨロイ島など)を含めてワイルドエリアと呼ぶ者もいるが、「ワイルドエリア」はあくまで地名であるため、厳密に言うと誤用である。
オープンワールド形式のフィールドというコンセプトは、この後に発売される『LEGENDSアルセウス』や、9世代目の作品である『ポケモンSV』へと引き継がれている。
仕様
冒険の序盤から訪れることができ、そこでいきなりレベル30代や40代、少し遠出をすれば50~60代のポケモンと遭遇可能である。
ただし、ジムバッジによるレベル制限により捕まえることのできるポケモンのレベルが限られており、高レベルのポケモンを無理矢理捕獲しようとしても「とてもボールを投げる隙のある相手ではない!」というメッセージが表示されて強制的にストップがかかり、コマンド画面に戻される。
おそらくゲームバランスの崩壊を防ぐためであろう。
このレベル制限はこちらの手持ちのレベルに関係なく、その段階でクリアしたジムのレベルによって決まるため、極論を言うと、手持ちのレベルが全員レベル100であったとしても、1つもジムを制覇していなければ高レベルのポケモンは一切捕まえることができない。
なお、こうした制限レベル以上のポケモンと遭遇した時は種族名の前に「とても強そうな」と表示される。
特に序盤において手持ちのポケモンが弱い状態で段違いに強い野生のポケモンと出会ってしまうと、下手をするとPTを全滅させられる可能性がある。
PTの損害を防ぎつつ逃げるため、ピッピ人形、または特性がにげあしのポケモンは序盤は必ず所持しておくのがよい。
けむりだまも有効だが、こちらは確実に入手できるのがストーリー終盤になるため、エンジンシティはずれのドガース(所持確率5%)から「どろぼう」等で盗んでおくとよい。既に入手済みでも持ち物を持たせたりする手間を省くために複数個ある方が都合が良いこともあるので覚えておこう。
こんな具合に、こちらのレベルが低い間はリスクも大きい場所だが、レベルがある程度上がってきさえすれば、即戦力となりうる強力なポケモンを入手できるため、特にストーリー終盤においては結構重宝することも。
また、エリアによってはブイズの進化系全種(後述する天候に応じて何が出るかは変わる)や本来であれば通信進化させなければ入手のできないポケモンの一部(カイリキー・ゲンガー・ローブシン・ハガネール等)が固定シンボルとして出現することがある。
こちらも戦闘でそれなりに消耗するリスクは覚悟しなければならないが、図鑑完成を目標に考えた場合には意外と旨味も多いので、活用してみるのも手。
なお、ストーリー上のあるポケモン(ネタバレ注意)捕獲後はワイルドエリアに住むダイマックスポケモンを除いた野生ポケモンのレベルが進化前後を問わず全て60に跳ね上がって出現するようになる。(固定シンボルとして出現する一部のポケモンはそれよりもさらに高い65で出現する)
レベルの低い状態から改めてコツコツ育てたいという場合には、普通の道路や水道などで別途ポケモンを捕まえよう。
ワイルドエリアの各地では天に伸びる赤い柱が散見されるが、これはポケモンの巣にいる強力なダイマックスポケモンが放つエネルギーである。この柱が発生する地点まで行くことでマックスレイドバトルが行える。
これらの巣穴はエネルギーで満たされていることがあり、その場合は後述の独自通貨W(ワット)を入手できる。
通信していればほかのプレイヤーをワイルドエリア内で見ることができ、これに話しかけるとランダムで換金用アイテムか回復アイテムかカレーの材料が手に入る。
なお、『薄明の翼』ではサイトウが修行のためにワイルドエリアを訪れるエピソードがあり、作中においても「ワイルドエリアは高レベルのポケモンが多数生息しているので手持ちの修練にはうってつけの場所」といった認識はあるようだ。
エリア一覧
エリア名 | 英語名 | エリア名 | 英語名 | |
---|---|---|---|---|
集いの空き地 | Meetup Spot | 巨人の腰かけ | Giant's Seat | |
うららか草原 | Rolling Fields | エンジンリバーサイド | Motostoke Riverbank | |
こもれび林 | Dappled Grove | ハシノマ原っぱ | Bridge Field | |
キバ湖・西 | West Lake Axewell | ストーンズ原野 | Stony Wilderness | |
見張り塔跡地 | Watchtower Ruins | 砂塵の窪地 | Dusty Bowl | |
キバ湖・東 | East Lake Axewell | 巨人の帽子 | Giant's Cap | |
キバ湖の瞳 | Axew's Eye | げきりんの湖 | Lake of Outrage | |
ミロカロ湖・南 | South Lake Miloch | 巨人の鏡池 | Giant's Mirror | |
ミロカロ湖・北 | North Lake Miloch | ナックル丘陵 | Hammerlocke Hills |
ワイルドエリアの天候
ワイルドエリアには9種類の天候がある。バトルのてんきの設定とは異なるものもある。
天候は日替わりで、天候とエリアに対応した野生のポケモンが出現する。ちなみに出現する野生のポケモンの種類数はワイルドエリアが最多。日付がかわるとエリアごとのも天候変わる。
なお、『剣』版と『盾』版とで出現するポケモンや出現率に若干の違いがあり、どちらか片方にしか出現しないポケモンもいる。
フィールド上の天候 | 出現しやすいポケモンの傾向 | 戦闘中の効果 |
---|---|---|
晴れ | ノーマル・くさ・ひこう | なし |
曇り | かくとう・どく・あく | なし |
雨 | みず・むし | あめ |
豪雨 | みず・でんき・ドラゴン | あめ・エレキフィールド |
雪 | こおり | あられ |
吹雪 | こおり・はがね | あられ |
日照り | ほのお・じめん | にほんばれ |
砂嵐 | じめん・いわ | すなあらし |
霧 | エスパー・ゴースト・フェアリー | ミストフィールド |
W(ワット)
W(ワット)と呼ばれる独立した通貨が存在し、これを集めることでアイテムと交換したりロトムじてんしゃを強化できたりする。
ワイルドエリア内での入手方法
- 赤い光を帯びているポケモンの巣を調べる。一度調べると赤い光は消え、日が変わるか出現しているすべてのマックスレイドバトルを終了させると復活する。
- マックスレイドバトルが発生している巣穴では300W / 2,000W手に入る。(※ある条件達成後)
- マックスレイドバトルが発生していない巣穴では50W / 200W手に入る。(※ある条件達成後)
- ロトムラリーをする。
- オーラポケモンを倒すか捕まえる。
- オーラポケモンは、Wが手に入るだけでなく、2V~4Vの個体値が保証されている強力な個体となっている。運が良ければタマゴわざも習得しており、交配や実戦で使える個体になっている可能性があるので、見つけたらどんどん捕まえておくことをお勧めする。
ワイルドエリア内での使い道
- ワットショップでボール、わざレコード、ねがいのかたまりと交換。(ゴージャスボールを除く特殊ボールの値段は2桁代なので割安)
- ロトムじてんしゃの強化。
- ランダム出現するつりびと風の女性からアイテムを買う。(真珠系の換金アイテム)
- ランダム出現するやまおとこ風の男性からアイテムを買う。(アメ系の育成アイテム)
- 穴掘り兄弟に地下のアイテム(化石含む)を掘ってもらう。
出来ること
- マックスレイドバトル
- 通信時のみ他のプレイヤーのポケモンキャンプに参加可能
- ロトムラリー:わざマシンの一部に、ロトムラリーをクリアしなければ入手できないものがある。
- W稼ぎ
- きのみのなる木をゆらす
- 野生のポケモンと遭遇(釣り含む)
- アイテムの収集
ワイルドエリア内の施設&NPC
- 穴掘り兄弟
- ポケモン預かり屋
- キャンプキング
- ワットショップ
- 食材屋
- ランダムで出現するNPC
- つりびと風の女性
- やまおとこ風の男性
- ポケモンブリーダーのテツコ:話しかけるとバトルすることができる。