あしもとに きりが たちこめた!
データ
初出 | 第6世代 |
---|---|
タイプ | フェアリー |
分類 | 変化 |
PP | 10 |
範囲 | フィールド全体 |
効果 | 後述 |
概要
第6世代のポケモンXY初出のフィールド技の一種である。
神秘的な霧のフィールドを5ターンの間(グランドコートを持っている場合は8ターンの間)発生させ、敵味方共に状態異常にはならなくなる。またドラゴンタイプの技ダメージが半減する。
その他、「ひみつのちから」「しぜんのちから」「ほごしょく」「だいちのはどう」の効果を変えることができる。
習得者はフェアリータイプ中心だが、何故かニャオニクスも習得できる。
状態異常に加えこんらんまで無効化するが、能力ダウンとメロメロは無効化できない。
またあくびによる『ねむけを誘われた状態』も防げない。『ねむけを誘われた状態』による眠りは防ぐ事が可能だが、あくびを受けた直後にアイアンローラーやアイススピナー、きりばらいやその他のフィールドでミストフィールドを消されると眠ってしまう。
フィールド技の中ではトップクラスに地味。
……と言うのも状態異常を防止してしまう為、こちらも状態異常を狙えなくなる。加えて習得者の大半がフェアリータイプであり、こんな技に頼らなくてもそもそも最初からドラゴン技が効かないのである。
一応ダブルバトルや交代を活かせば味方にも恩恵に与られるのだが、なにせフィールド技故に相手も恩恵を受けてしまうのも難点。
そして相手が浮いてでもいない限り味方のドラゴンも力を発揮できない。
他フィールド技と違い、火力上昇効果が無いのも使われない理由。
ただし第8世代以降のレイドバトルでこちらが使う分には有用。
レイドバトルの相手に対する状態異常は、レイドの仕様から無効化される一方で、こちらの状態異常を回復する手段が限られるからである。
テラレイドバトルの場合は「いやしのエール」で回復できるが、他のコマンドと合わせて合計3回までの使用制限がある以上、状態異常回復のためだけに使用するのはもったいないため、相手の状態異常対策として採用できる。
一応ドラゴン技の威力半減の恩恵を他のポケモンも受けられるようになるが、攻撃を受ける側のタイプやレイド相手の複合タイプなどにも左右されるため恩恵を感じにくい。
ただしテラレイドバトルの野良レイドの場合は、味方がテラスタルによってフェアリー以外のタイプに変化することもあるため、ドラゴン技の被弾対策にはなる。
第7世代のポケモンSMでは特性「ミストメイカー」によって自動で張れるようになった。
やはり威力増強の効果が無い為、他のフィールド技に比べると比べて地味ではあるが、特性所持者のカプ・レヒレの強力さも合わさって状態異常対策として活躍する。
第8世代ではワイルドエリアで天候が霧であった際にフィールドがこの状態となる。
また、フェアリータイプのダイマックス技「ダイフェアリー」を使用するとフィールドをこの状態にすることが可能。
今作ではダイマックスポケモンの対策として各種状態異常の需要が増しているため、それらを防げる点で優秀。
新たな「ミストメイカー」所持者としてガラルマタドガスが追加されたほか、ミストフィールド中のみ強化される新技「ミストバースト」が実装された。
第9世代ではしんぴのまもりの習得者が激減したが、シングル・ダブルの双方で状態異常を主軸にした戦術が取りにくく、ラムのみの採用すら伸び悩む状況なので、やはり採用されない。
ただし先述通りテラレイドバトルではしんぴのまもりの習得者が少ないことで、あちらの代用として採用される例もある。
関連タグ
他フィールド技
他地形に作用する技