ビルドアップ(build up)とは「築き上げる・積み重ねる・構築する」を意味する英語。
曖昧さ回避
- 筋肉を鍛えて太くすること。ボディビル用語。
- 1.が元となっているポケモンの技。
- 鋼鉄ジーグに変身する際の掛け声。
- 仮面ライダービルドがフォームチェンジする際の掛け声。
- サッカー用語。DFや守備的MFがパスやドリブルで前線にボールを運び、攻撃起点となるプレイのこと。
ここでは2.について説明する。
技のデータ
初出 | 第3世代 |
---|---|
タイプ | かくとう |
分類 | 変化 |
威力 | - |
命中 | - |
PP | 20 |
直接 | × |
範囲 | 自分 |
効果 | 自分の「こうげき」・「ぼうぎょ」をそれぞれ1段階上げる |
概要
第3世代で登場した技。
「こうげき」・「ぼうぎょ」を1段階同時に上げる汎用性が高い積み技。
「のろい」と異なり「すばやさ」低下のデメリットがない分使いやすさは上であるが、「トリックルーム」や「ジャイロボール」等と組む場合は「のろい」の方が良く、そもそも習得者にも差があるので住み分けは十分出来ている。
が、登場した第3 - 4世代ではこれを悠長に積める程耐久に優れたポケモンがほとんどおらず、優秀な効果の割に使い辛かった。
しかし、第5世代で耐久に優れたローブシンやズルズキンが登場し、積みやすくなった。
さらにドレインパンチの性能が強化され、これに「ビルドアップ」を使うとHP吸収量と防御力が同時に上がり防御性能が劇的にアップするため、これを用いた「ビルドレイン」戦法が確立した。
元が筋肉の美しさを競うボディビルの用語だからか、ポケモンコンテストでのアピールタイプが「うつくしさ」(ORASのポケモンコンテストライブでも「かっこいい」技)となっている。
他のほとんどのかくとう技は「たくましさ」なのに。
一応、技マシンの技なので、習得者はそれなりに多いが、ヒメグマやゴーゴートやファイアローまで覚えてしまう。後者2匹はどうやって筋肉付けているのか…。
当然基本技にビルドアップがあり、ドレインパンチも覚えるが、かくとうではない。
アニメ版では、ハルカのアチャモが使ったシーン(イメージ映像)があった。
また、『ベストウイッシュ』ではケニヤンのダゲキも使用し、どちらも視聴者に強いインパクトを残す結果となった。
実戦的な使用例としてはシンジのリングマが挙げられる。
この技によって元々高い攻撃力を上乗せし、さらに特性のこんじょうで威力を高めるコンボにより、ピカチュウ含めサトシのポケモンの半分を倒したり、相性で不利なジュンのサワムラーを倒すなど、「活躍の下地を作る積み技」の模範例ともいえる活躍を見せている。
なお、他と比べて非常にフリーダムなピクシブ地方においては、そんなの関係ないとばかりに皆ビルドアップしている。何なんだこの地方。特にこのお方は有名。