ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』における新システムであり、前作のマックスレイドバトルを今作向け仕様へ改修したもの。

パルデア地方でも各地に『ポケモンの巣穴』が点在しているが、今回は赤い光柱ではなく、色とりどりの輝く結晶の柱がレイドの目印。マップにも巣穴の場所にタイプマークが印されている。その内部には「テラスタル」したポケモンが潜んでおり、これを撃破すると捕獲チャンスが訪れる。

"本来と異なるタイプ"にテラスタルできるポケモンは、大抵ここで入手することになり、何の「テラスタイプ」かは(余程の事情がない限り)巣穴を覆う結晶色とマップ上のタイプマークなどで判別が可能。

前作『剣盾』のマックスレイドバトルは味方への依存度が高いゲームバランスとなっていたため、ソロプレイを快適に行うのが難しかった。

しかし『SV』のテラレイドバトルは概ね味方に頼らずにレイドが成功するゲームバランスであり(コノヨザル最強ミュウツー等一部困難な者もいるが)、NPCもデスペナルティや露骨にプレイヤーの足を引っ張るハズレ枠がこれといってない(ただし、特定の相手や戦法と噛み合わせが悪い者は何人かいるが)ため、『剣盾』の反省が活かされていると言える。

けいけんアメやドーピングアイテムや対戦用アイテム等の原資となる換金アイテム、そしてテラピースが手に入ることから、バトルであると同時に事実上の育成システムの1つとなっている

なお、特殊なシステムを採用しているからかバグが非常に多い(アップデートである程度改善されているが)、加えてフリーズする場合も多いため、こまめにセーブすることを心掛けたい。

余談であるが、ゴチムコダックなどの目の大きいポケモンが相手であると、それが周りの結晶にアップで反射して揺れ、シュール且つホラーな背景となる。

仕様

  • 4対1で戦うという形式はマックスレイドバトルと変わらないが、他プレイヤーを待たなくて良い代わりに制限時間がある。
    • ソロで挑む場合であっても、バトル中にスリープモードにしても制限時間は進行するので注意。
  • じしんなどの本来味方を巻き込む攻撃技であっても、テラレイドバトルにおいては味方を巻き込まずに使える。味方を補助する技やフィールド系、天候変更技は味方にも影響する。
  • バトル中にプレイヤーポケモンが倒れると、デスペナルティとして制限時間が削られる。NPCは倒れてもペナルティはない。
    • 暫くすれば復活するが、倒れる度に5→10→15秒と時間が長くなる。こちらはNPCも同様。
      • 「デスペナルティ」を「復活までに時間が掛かる」ことだけと勘違いしている人も多いが、制限時間が削れる方が寧ろデスペナルティといえる。
    • ただし、相手と自分が同時に倒れた場合は相手が倒れた方を優先し、クリア扱いとなる(自分のポケモンが復活しないまま、捕獲するか否かの選択肢が出る)。
  • レイドバトル開始直後にはテラスタルできず、攻撃を3回当ててチャージする必要がある。
    • テラスタルした後に倒れると、復活後はテラスタル出来ないため注意。
  • ポケモンに行動させる代わりに、1人当たり3回まで応援を行うことが可能。
    • 応の内容は、数ターンの間全員の攻撃と特攻1.5倍(稀に2倍)とする「いけいけドンドン」、数ターンの間全員の防御と特防1.5倍(稀に2倍)にする「がっちりぼうぎょ」、全員のHPを20 - 100%でランダムに回復し、状態異常も回復する「いやしのエール」の3つ。
    • バフ系応援は通常能力アップ系とは別枠で、効果が重複する。複数回同じ応援使っても効果は重複せず、1回分しか意味はない。
      • 別応援を使うと上書きされると思われていたが、実は重複することが最近となって判明した。
    • 能力アップ系応援の有効ターンは3ターンである。
    • 相手ポケモンの後述の特殊行動の能力アップ解除を受けると効果が消失する。
    • 恐らくはバグの類であるが、「いけいけドンドン」と「がっちりぼうぎょ」の効果中に瀕死となると強化解除を受けるまで効果が永続する
      • この永続化状態中に限り、同じ応援を使ってさらに能力を上げられる
  • 相手ポケモンの行動は、「通常技」「特殊行動」に大別される。
    • 通常わざはその名の通り、普通に覚えている4つの技。こちらのポケモンが行動を選択すると、それに反応して使用する(4体それぞれと1vs1をしているイメージ)。そのため、別の相手と対面した際にデバフ技を使ってこちらへ向かって攻撃して来るなどで2回行動して来たり、別の相手に反動技を使ってこちらのターンで動かない(逆のパターンもある)などが起こり得る。下記特殊行動によるわざの場合はその限りではない。
    • 特殊行動はHP減少などをトリガーに発動するものであり、こちらの行動を無視して行う。
      • これも大きく2つに分けられる。1つは特定技使用。そのポケモンが本来持っていない技であっても使うことがある。
      • もう1つは「自身の能力ダウンや状態異常を回復する」「こちら側の能力アップを解除し、1ターンの間特性を無効化する」「こちら側全員のテラスタル用チャージを奪い、テラスタルするために必要な攻撃回数を1回増やす(既にテラスタル化していた場合は無効)」の3種類の特別な行動。
      • 大威力技で一気にHPを大きく削ると、上述の特殊行動を連発して行うことがある。ただし、敵の体力を削りきった場合は特殊行動を起こさずに倒れる。
  • ☆4以上では後半よりバリアを張って来るが、攻撃回数でバリアを破壊出来たマックスレイドとは異なり、一定ダメージを与えないとバリアを破壊できない。
    • バリアに最も有効なのはテラスタルしたポケモンの、テラスタイプと一致するタイプの技であり、バリアの耐久力を大きく削ることが可能。
    • また、バリアを張っている間はこちらからの変化技を無効化する。攻撃技追加効果は通る。
    • バリアを張る条件は、HPが一定以下となるか、制限時間が半分を切るかのいずれか。
  • マックスレイドバトル難易度は☆5まであったが、今作はクリア後のイベントをこなすことで☆6が解禁される。
    • ストーリー開始直後は☆2まで、ジムバッジを3つ入手すると☆3が、6つ入手で☆4が、エンディングを迎えると☆5が、そして学校最強大会で優勝し、☆4以上のテラレイドバトルに10回勝利すると☆6が出現するようになる。
    • 捕獲時のレベルはそれぞれ、☆1でLv.12、☆2でLv.20、☆3でLv.35、☆4でLv.45、☆5・6でLv75。また、イベント時には☆7(Lv.100)のレイドが用意されている場合もある。なお、☆6のみテラレイドバトル中はLv.90相当のステータスとなっている
    • 相手ポケモンのHPはレイド難易度に応じて数倍から数十倍に増大している。☆1・2で5倍、☆3で8倍、☆4で12倍、☆5で20倍、☆6で25倍。
      • これにより、HP吸収技は通常の比べ物とならない程に回復出来る一方、反動でダメージを受ける技は普通に使うだけでもほぼこちらが即死する
    • 回復技や「はらだいこ」のようなHPが減少する技を使用した場合は元のHPの数値を基準としたHPが増減する。
    • エンディングを迎えると☆2以下のテラレイドバトルが出現しなくなる(パルデア本土、キタカミの里共に)。
  • HPを全て削り切った後に相手が回復技(タマゴうみなど)を使って来た場合、HPゲージは回復するが、その時点で相手ポケモンの負けと見做されて捕獲画面へ移る。
  • 1度バトルを行ってゲット、撃破した場合、巣穴は結晶ごと消滅するので、再度訪れても再出現はない。前作と異なり、レイドバトルの数を能動的に増やすことは不可能。
    • オフラインの場合、リアルタイムや再開後の翌日となると、別タイプの結晶柱が現れる。また、ゲームを進める、レベルを上げるなどで上位ランクのレイドを解禁する、またはイベントレイド開始することでも更新される。☆6レイド解禁後はイベントレイド開始、または日を跨ぐことでしか更新されない。
    • 前述の☆6レイドは、1度に1つしか出現しない。日を跨がないと更新されないため、1日当たり1つまでということになる。そのため、複数回挑戦したい場合は基本的にマルチ必須。ただし、イベントレイドの開始or終了があった場合は、更新することでソロでも実質1日2回☆6レイドへ挑戦可能。
  • オンラインで参加出来るのは、当人が現在挑戦出来るレイドランクの上限まで。逆に、高レベルレイドを解禁する度に☆1などの低レベルレイドがオフラインで挑戦出来なくなるが、オンラインレイド一覧に表示されているものは挑戦可能。
    • オンラインであれば低ランクレイドにクリア後のプレイヤーが参加して来ることも当然有り得るため、前作のムゲンダイナ宜しくうっかり伝説・準伝説・パラドックスを使われネタバレを喰らうリスクが存在するので注意が必要。
  • 出現するポケモンの種類やレアリティは、前作とは違い巣穴の出現場所とは無関係で、運と進行度によってランダムに決まる。そのため、プレイヤー次第ではその段階では遭遇出来ないポケモンを捕獲することも可能であるが、欲しいポケモンを巣穴の前で粘るといったことは不可能である。また、ゲンガーヤドキングハッサムなど、野生に登場せず通信交換でしか入手出来ないポケモンも捕獲可能(ただし、高ランクなので難易度高め)。イルカマンも出るが、進化前とシルエットでの判別はまず付かない(☆5であると確定でイルカマンが出て来る)。
    • オンラインテラレイドバトルでなら、別バージョンポケモンも入手出来る可能性がある。
  • 出現ポケモンは☆1でも最低1ヶ所は個体値が31で確定している。☆3からは個体値31の箇所がさらに1つずつ増えて行く。
    • ☆3からは低確率で隠れ特性持ちも出現するようになる。ランクが上がる程隠れ特性持ちの確率が上がって行き、☆6ではほぼ必ずといって良い程隠れ特性持ちが出現する
    • なお、特性を調べたい場合は特性「トレース」持ちを出せば直ぐ判別してくれる。
  • 巣穴を調べるだけでテラスタルオーブチャージとLPが入手出来るため、挑まなくても調べるだけの価値がある。
  • ポケポータルでイベントレイドお知らせニュースを受取ることで、特別なポケモンが現れるイベントレイドバトル(後述)を期間中に受けられる。
    • ニュースを受取ることで、期間中はフィールド上にイベントレイドバトルを行うアイコンが現れる(通常のものより強く光り輝いているのが特徴)。フィールド上へ現れたイベントレイドは、期間終了後はオフラインに限り、翌日となるか、イベントをクリアして一新されるまでは暫く残る。
    • なお、このニュースを受取ってイベントレイドが出現orイベントレイドが終了した際に巣穴の配置がリセットされる。
  • マックスレイドバトルと異なり、ホストでもゲストでも確実に捕獲可能。そのため、好きなボールへ入れることが可能であり、オシャボ勢を歓喜させたのは言うまでもない。
    • なぜ必ず捕獲出来るかは説明されていないが、主人公が投げたボールが飛んでいる最中にテラスタル結晶に覆われる描写があること、劇中である人物が「テラスタルの結晶には機械性能を飛躍的に向上させる効果がある」と述べていることから、洞窟内の高濃度のテラスタル結晶の作用により、一時的にボールの捕獲機能が大幅に引上げられているためではないかと考察されている。
    • なお、上でも書かれているがラブカス・スナバァ・ヤトウモリはシナリオクリア後に消滅してしまう☆2レイドでしか出現しないため、レアボール入り個体を作るのが他ポケモン系統と比較してかなり難しい(一応、通常野生個体で粘るという手もあるにはあるが)。サブROMで2周目をする場合は覚えておくと良いかもしれない。なお、ラブカスに関しては2024年2月バレンタインイベントの際にピックアップ対象へ選ばれたことで、期間限定ながら一応救済措置が取られている。
      • DLC配信後は、ドガース系統、ドーブルチラーミィ系統等、レイドバトルでまったく出現しない系統も出てくるようになった。これらのポケモンのオシャボ厳選をしたい場合、食事パワーで捕獲率を底上げする等して自力で野生の個体を捕まえるしかない。

攻略

テラレイド攻略において、まず何より大事なのがひんしとならないこと

特に高ランクレイドポケモンは優秀なAIを持っており、一部ランダム行動を持っているものの、基本的にはジムリーダー四天王さながらの効果的な技を使用して来る。

そのため、相手の攻撃1発で倒れてしまいかねないポケモン(低レベル、あるいは4倍弱点を突かれてしまうなど)を選出すると、デスペナルティを何度も受けてしまう。

ソロ攻略においては単純に勝ち目がなくなるのはいわずもがな、マルチの場合でも制限時間を大幅に削ってしまい味方の足を強烈に引っ張ることに。

出来るだけ相手に弱点を突かれない、若しくは弱点を突かれても差し支えない十分な耐久力を有するポケモンを選出することがテラレイド攻略第1歩である。

攻略に有効な主な技

  • 被ダメージを抑えられる技
    • 先手を取って「倒される前に倒す」ことができる対人戦と異なり、テラレイドバトルでは相手からの攻撃を何度も耐え続けなければならない。故に味方の耐久を上げるバフ技や相手の火力を削ぐデバフ技を駆使して被ダメージを抑えつつ立ち回ることが勝利への最大の近道となる。
    • あまえる」「かいでんぱ」などのデバフ技は相手の火力を大きく削ぐことが出来るが、バリアに対して変化技が無効化されてしまうため最序盤に大幅な被ダメージ軽減を要する相手でない限りは「ひやみず」「バークアウト」などの追加効果で火力デバフを狙える攻撃技を優先して採用したい。攻撃技であればテラスタルオーブのチャージも可能なので一石二鳥である。
      • これらと「リフレクター」「ひかりのかべ」を組合わせれば、2倍弱点程度であれば難なく受けられる盤石の体制を作ることも難しくはない。
    • ソロ攻略であれば「てっぺき」などを用いて自身のみの耐久を大幅に上げるのも有効。
  • 継戦能力を高める技
    • 被ダメージを十分に抑えたとしても、累積したダメージ分を回復する手間で後手へ回ってしまっては勿体ない。そのため、「ドレインパンチ」「パラボラチャージ」のような攻撃と共にHPを回復する技が非常に有効。
      • 十分に被ダメージを軽減した状態でこの技を組合わせれば、常にHPが全快した状態で手を止めずに攻撃をし続けることが可能に。不慮の急所や、特殊行動による強化及び弱体解除が飛んで来ても落ち着いて対応が出来るようになる。
    • 持ち物「かいがらのすず」で代用することも出来るが、これらの技を習得出来るポケモンの方が「おんみつマント」や「クリアチャーム」などの相手に合わせた持ち物を自由に持たせることが出来るため攻略カスタム性が高まる。
    • 逆に「インファイト」「フレアドライブ」などの能力低下、反動ダメージのある技は自身の継戦能力を著しく落としてしまうので、意思疎通可能なマルチ攻略でワンパンが見込める場合を除き、なるべく用いないのが吉。

そして最後に何より重要なのが、テラスタルしてテラスタイプと同タイプ攻撃技で攻めること。

テラスタイプと同タイプ技はバリアを攻撃する際のダメージ貫通率が最も高く、例え等倍であっても大ダメージを与えられる。逆にテラスタイプと攻撃技タイプが一致していない場合は、例え弱点を突いていたとしてもバリアによって大幅に軽減されてしまう。

(なおステラテラスタイプの場合、タイプが一致する技がテラバースト及びテラクラスターのみしかなく、それ以外のタイプの技は不一致扱いとなりバリアで大幅軽減されてしまうのでこちらも注意されたし。)

以上を踏まえると、攻略の基本的な流れはこのようになる。

  1. バフ技やデバフ技を使い、被ダメージを抑えつつ体制を整える。
  2. 相手に3回攻撃技を当てて、テラスタルのチャージを貯める。
  3. テラスタルを発動させてバリアを破壊し、残った相手のHPを削り切る。

ソロプレイの場合、NPCに特性「いかく」持ちが3匹いる他、防御・特攻デバフ技持ちや状態異常「まひ」とする技持ちもおり、さらにNPCはいくら倒されても制限時間が減らないので、引きが良ければ★6であっても楽に勝つことが可能(ポケモンにもよるがケンイチのオリーヴァには注意。特性「こぼれダネ」によって自分が使用するエレキフィールドやミストフィールドが上書きされ、戦術が崩壊してまうリスクがある)。

かたやオンラインで野良マッチングをする場合は意思疎通が取れず、味方が攻めだけを考えて次々倒れて負けることもしばしば。野良難易度は前作のマックスレイドより遥かに高く、自身が火力を出すことよりも味方が倒れないことへ重点を置いたサポーターの価値も高まっている。

なお、上記の注意点はチャットや通話をしながらマルチで戦う場合はこの限りではない。何故ならマックスレイドと異なり大ダメージを与えればバリアを張らせずにワンパン出来るため。

バフやデバフを重ねて一気に体力を削り取ってしまおう。

ちなみに、メタモンレイドの場合は専用対策がある(詳細はメタモンの記事を参照)。

特別なレイドバトル

期間限定で実施されるレイドバトルで、他ゲームでいうイベント戦若しくはイベントクエストに近い。

現時点で、後述する2種類が存在する。

ピックアップレイド

★4 - 5レイドバトルに、特定のポケモンが出現しやすくなるというもの。

対象レイドバトルはマップ内で周囲が明るく縁どられた独特の表示のされ方をしており、実際の巣も他と比べて輝き度合いが強いので見分けるのは容易。

特筆すべきは、最終進化形など、通常では★5限定でしか出ないポケモンが★4レイドでも普通に出てくること。★4であれば、ストーリークリア後なら何とかソロでも撃破出来る難易度なので、クリア後に厳選の元手が欲しい場合や手っ取り早く即戦力となる個体が欲しい場合は重宝する。

また、もう1つ重要なのは、バージョン限定ポケモンがピックアップ対象となることがあるということ。他バージョンレイドへ参加させて貰えば、自分が持っているバージョンでは手に入らないポケモンを入手することが出来るのである。

普段、入手し辛いポケモンを、図鑑の穴埋めを行いつつ厳選出来る絶好のチャンスなので、開催された際には是非積極的に周回したいところ。

一方、★5でも秘伝スパイスは手に入らないので、スパイス目当てに周回している人にとっては寧ろ邪魔となってしまうケースも…(ちなみに、これは後述する最強レイドも同様である)。ぎんのおうかんとくせいカプセルは出るので、これらが目当ての場合は特に問題はないか。

ただ、イベントではテラピース獲得個数が通常よりも増やされたりバレンタインシーズンに行われたワッカネズミレイドでは、通常であれば店売りしかしていない食材アイテムが報酬に並んだことがあった。このように通常レイドとは報酬傾向も変わっていることがあるので、報酬目当てで挑む価値が全くないという訳でもない。

後述する最強レイドとセットで展開されることもある。

その場合、ピックアップ対象が★7ボス攻略ヒントとなっていることが多いので、これを基に自分なりの攻略法を編み出してみるのも面白いかもしれない。

また、パラドックスポケモンのうち、ウネルミナモテツノイサハはDLC配信前においては、期間限定で開催された★5ピックアップレイドでのみしか入手出来ない。

このレイドは難易度や報酬は★5相当であるが、1日にマップ上に1つだけしか出現しない、対象ポケモンを1度だけしか捕獲出来ない(ただし、性格や個体値は毎回ランダムに変わる)等、一部後述の最強レイド仕様も組合わされた特別なものとなっている。

なお、DLC「藍の円盤」配信直前に行われたディアルガパルキアレイドも同様仕様であるが、こちらは過去作よりポケモンHOME経由で別個体を連れて来れば複数個体を手元に置いておくことが一応は可能。

☆7レイド

公式で最高難易度テラレイドバトルと位置付けられており、難易度は上記のピックアップレイドよりも遥かに高い。詳しくは最強のテラレイドバトルを参照。

お勧めポケモン

ソロ・連携プレイ(フルパ)・野良問わずお勧め出来るポケモン達を取上げて行く。

なお、上記「継戦能力」の観点から考えると、テラレイドで繰出すポケモン達の努力値はHP252振りなど耐久面を意識した振り方を強く推奨する

何度も書かれてるように、ひんしとならないことが最も重要となるため、本来の対戦では素早さ等に努力値を振る様なポケモンも、テラレイドバトルへ起用するポケモンは素早さよりも耐久関連のステータスが重要となる。

テラスタルも、本来のタイプと同じタイプへテラスタルし、タイプ一致技を放った方がダメージを与えやすい(元威力の2倍となるため)ことから、基本的には自分が有するタイプと一致したタイプへテラスタルさせることがほとんど(最初からテラスタル出来ないため、別テラスタイプを選択してもメリットがほぼ皆無という事情もある)。

いずれにせよ、基本的には(低レベルレイドへ挑む場合を除けば)ランクマ用個体流用は出来ないものと考えるべきである。

アタッカー

  • コライドン/ミライドン
    • 禁伝由来の高種族値、ドラゴンの耐性の多さに加え、星4 - 5では「いやなおと/きんぞくおん」からの一撃必殺狙い、星6でも「ドレインパンチ/パラボラチャージ」による持久戦が出来(弱点を突かれなければ)最後までこらえてくれる。またどちらも「ちょうはつ」を覚える。
    • コライドンは「つるぎのまい」によるバフ、あるいは追加効果で確定AorC低下の「ワイドブレイカー」「バークアウト」による補助も可能。ミライドンは両壁を習得でき、味方全体の生存率を高められる他、「エレキフィールド」で「ねむり」状態にならず、「ねむり」対策としても有効。
    • 欠点として、コライドンは天候「はれ」によって相手も強化されてしまう危険性がある。たとえば「ようりょくそ」持ちに先手を取られたり、特性「サンパワー」で薙ぎ払われたりしかねない。また、フェアリー4倍を始め弱点が多く、かくとうにはライバルが多いのも難点。
    • 一方のミライドンは他フィールドを展開されると戦力が大きく削がれるという弱点がある。特にソロで運用する場合、ケンイチのオリーヴァとは不倶戴天ともいえる程相性が最悪。またややワンパンに依存した性能のため、失敗すると勝てない場合が多い。
  • テツノカイナ
    • 「はらだいこ」*「ドレインパンチ」を使えるテラレイド御用達ポケモン。耐久が高めで弱点も3つと比較的少ないため、大半のレイドに対応できる。かくとうが今一つの相手の場合はでんき技で対応でき、両タイプ組合わせはあらゆる単タイプに半減されることがない。まひ無効、エレキフィールドで「あくび」等眠り対策可といった点も強み。
    • その圧倒的な火力で、星5以下のレイドならソロだろうと野良であろうと(ドレパンを半減されない限り)全てゴリ押しで勝ててしまう。初期からテラレイドバトルに於いて高い人気を誇る攻略用ポケモンの1匹。
    • 星6以上のレイドで開幕はらだいこを使うと、HPが減ったところに手痛い一撃を受け、何も出来ずに倒されることがある。特に味方のフォローを受けづらい野良ではその傾向が強い。「つるぎのまい」や「きあいだめ」等も採用すると良い。
    • 当然自身の弱点を突いて来る相手に勝ち切れる訳ではなく、例えテラスタイプで弱点を突けても、強力な特殊技を使うエーフィサーナイト等に繰出すと何も出来ないまま沈みかねない。またデバフ技を一切持たないため、素耐久で受切れないと倒されてしまうのも弱点(特に最強レイドで顕著)。
    • 基本的にワンパンで撃破を目指せる仲間内でのマルチ以外ではインファイト」は非推奨。
    • 出現がバイオレット限定なので、スカーレット版の人は交換で入手する必要がある。
  • コノヨザル
    • ★6レイドの最難関と揶揄されるポケモンだが、味方で使った場合も中々の実力。ゴースト・かくとう複合で多くのタイプに等倍以上を取れるのが強い。
    • 「ドレインパンチ」は勿論のこと、何回も攻撃を受続けるテラレイドではふんどのこぶし」の威力が最大の300へ届くことも珍しくない。どちらのテラスタイプも1匹ずつ揃えておきたい。
    • 特性も使い手の多いねむり技を無効に出来る「やるき」、能力低下を受けると攻撃が2段階上がる「まけんき」と、どちらもテラレイドバトルで有用。「せいしんりょく」は扱いづらいものの、カイリューアーマーガアといった怯み技持ち対策としてピンポイントで役立つ場合も。
    • バフ技は「ビルドアップ」と「きあいだめ」が基本となる。「つるぎのまい」や「はらだいこ」等こうげきを一手で2段階以上上昇させる手段はないので、気になる場合は「いやなおと」等を入れておきたい。
    • DLCで「コーチング」を獲得したことで味方のサポートも可能となった。コノヨザル4匹艦隊も強力。
    • 「ふんどのこぶし」の逆転性能の高さや理不尽戦法への回答となり得ることから、テツノカイナを差し置いてテラレイド最強級のアタッカーといわれることも。アタッカー育成に困ったら1匹は育てておきたい。
  • ハラバリー
    • 特性「でんきにかえる」により繰出せる高火力の「パラボラチャージ」で攻め立てる特殊アタッカー。耐性面でも弱点が少なく、耐久面数値も良好。
    • 自身がやれることも非常に多く「アシッドボム」・「ひやみず」による味方へのサポートも含めたデバフ撒き、「エレキフィールド」による自身の火力補強や「あくび」「キノコのほうし」等眠らせてくる技への対策、回復手段の「なまける」と非常に多彩。
    • 回復技持ち・吸収技持ちは他にもいるが、その中でも頭1つ抜けた性能をしており、ソロでもマルチでも弱点さえ突かれなければ大半のレイドで勝てるという声すらある。ミライドンが手に入らないスカーレット版では問答無用の主力となるであろう。単タイプであるためテラスタルを変更する必要がないのもコストを抑えられる嬉しいポイント。
    • ちなみにパラボラチャージは自力で習得しないため、デデンネ辺りよりものまねハーブを使って遺伝する必要がある。
    • バフ技持ちには弱いのと、鋼相手に「アシッドボム」が無効化されることにだけは注意したい。
  • ラウドボーン
    • 相手の能力ランク変化を無視して戦える特性「てんねん」で、相手のバフを気にせず戦える特殊アタッカー。
    • 追加効果で確実に特攻を上げられる専用技「フレアソング」が優秀で、攻めながら自身の火力を上げることが可能。耐久面も物理耐久力は申分なく、再生回復の手段として遺伝技で「なまける」もある。
    • レイド向けの技の選択肢はやや狭いものの有用なものが一通り揃っており、特性「てんねん」のアタッカーの中でも使い勝手が良い。
    • 特性「てんねん」は相手へ掛かったデバフも無視してしまうという地味ながら大きな弱点がある。自身が覚える「バークアウト」や味方の特性「いかく」なども完全無視してしまう。自分が受けた能力低下は無視出来ない点にも注意。
    • また、基本的に「フレアソング」1本で攻めるため、「のろわれボディ」や「もらいび」によって「フレアソング」が封じられると途端に弱体化する点も注意。
    • 上記のように相手へ掛かったデバフも無視してしまう関係上、マルチで味方の支援を受け辛い。このため完全にソロ向けのポケモンといえる。
  • 特防2段階下降技持ち
  • マナフィ
  • マギアナ
    • ポケモンHOME経由で手に入る幻のポケモン。第7世代よりポケモンバンクで送る必要がある。
    • 特性「ソウルハート」により、味方が倒れる度に特攻が上がる。このため、自身は耐久バフに専念することで安定して戦うことができる。回復技「ドレインキッス」も完備。
    • 味方が倒れる事前提なので、完全ソロ向け。また、タイプ1が鋼なので、「ドレインキッス」をメインとしたければテラピースが必要。
  • はがねタイプ
    • 多くのタイプに耐性を有するため、持久戦になりがちな☆6レイド、特に連携が取りづらい野良では下手なアタッカーよりも余程頼りとなる。弱点が炎のみのハッサム、壁張りもこなせるデカヌチャン、対ゴーストへの補完要員としても優秀なドドゲザン、状態異常が効かないサーフゴー等。
  • じめんタイプ
  • 吸収技アタッカー
  • 防禦上昇要素+「ボディプレス」持ち
  • 状態異常無効化特性持ち
    • 前述の通りAIは割と優秀なのであるが、一方で変化技を使用する際はこちらの特性を考慮しないという大きな弱点がある。こちらに使って来る変化技は使用優先度が高いものも多いため、それらを無効化出来れば行動の大半が無駄行動と化してかなり楽となる。先述したサーフゴーの他、おにびをシャットアウト可能なセグレイブ、「きよめのしお」のキョジオーン等。
    • ちょすい」などの攻撃技を無効化する特性に関しては、1度無効化されると学習して使用頻度が少なくなる。他技が今一つであると、暫くはバフ・デバフを連発し、天候変更を通常技として覚えている際は、それを連発して無駄行動となることもある。
  • 特性「てんねん」持ち
    • 積み技による強化を無効化する。自分や味方がかけたデバフの恩恵を受けられない他、相手から受ける自身へのデバフは無効化出来ないことから、ラウドボーン同様ソロ向け。上記のラウドボーンの他にはドオーヌオーヘイラッシャピクシーがいる。
  • その他のアタッカー
    • 技「はらだいこ」を覚えられるポケモンは、その多くがテラレイドでの活躍が見込まれている。例としてマリルリハリテヤマなど。ただし、自身のHPを半分削るので、タイミングは非常に難しい。
      • 初期はマリルリがテツノカイナとシェアを二分していたが、その他のバフ技や回復兼攻撃技がなく、安定性にやや欠けるためここへ据えることにした。
    • HP吸収技がなくとも、「つるぎのまい」「わるだくみ」などを覚えさせて「かいがらのすず」を持たせれば、それだけでアタッカーとして機能するので、覚えておくと良い。

アタッカー兼サポーター

  • グレンアルマ
    • 能力を元へ戻す「クリアスモッグ」が積み技を多用する高難易度レイドポケモンに有効。火力を低下させるなら物理には「おにび」の他「なげつける」→「かえんだま」、特殊相手には「マジカルフレイム」も有効。これ以外にも両壁技、「アシッドボム」、「ちょうはつ」などかなり器用。
    • 「アシッドボム」をそのまま自身の火力補助にしても良く、「てっぺき」「めいそう」などで耐久を高めてから攻めると強力。
    • 「アシッドボム」や「クリアスモッグ」がはがねへ通らないことには注意。
  • アーマーガア
    • 種族値はそれなりであるが耐性10タイプで耐久面は高い。アタッカーとしては「てっぺき」からの「ボディプレス」が有名。攻略にやや時間が掛かるが「ビルドアップ」から「ドリルくちばし」を使い、貴重な飛行技アタッカーとなることも可能。
    • サポーターとしても「ひかりのかべ」「リフレクター」や「いやなおと」「うそなき」によるデバフ、「ちょうはつ」を覚え、さらに隠れ特性「ミラーアーマー」なら相手のデバフの効果を跳ね返せる(その上、跳ね返した効果はバリア状態でも有効)。
    • ただし、習得する変化技のほとんどがバリアを張った相手には無効となる変化技ばかりなので、サポーター専門とするとバリアを貼られた途端に手持ち無沙汰になりやすい。また技の性質上マジックミラー」「ミラーアーマー」持ちも非常に厳しい
    • 普段はアタッカーとして運用し、連携が取れるマルチでは主にサポートへ回るというように運用を分けるのも手。
  • ヌメルゴン/ヒスイヌメルゴン

サポーター

サポーターだけでは勝つことが出来ないため、基本的にマルチ専用となる。連携が取れる仲間内でのマルチなら問題ないが、野良マルチの場合は他の参加者選出も見て出すかどうか決定したい。相手の火力を下げる動きが中心となるので、耐久が高いだけでは務まらないことにも注意。

なお、多くの考察で「てだすけ」が推奨されているが、余程のことがない限り「いけいけドンドン」で間に合うことが多いため、ここでは外させてもらった。またブラッキーについてもより高性能のサポーターが増えたため外した。

  • 攻撃デバフ「ひやみず」「とびかかる」持ち
    • 相手の攻撃をバリアの上から落としながら、仲間のサポートへ回るのが基本的な立ち回り。物理型相手が多いため有効に働きやすい。
    • 「アシッドボム」を覚えて回復技「じこさいせい」もあるドヒドイデアルセウス、「しんぴのまもり」で状態異常をブロックし、「スキルスワップ」も覚えるママンボウ、変わったところでは奇石持ちデンヂムシなどもいるようである。
  • 特攻デバフ「むしのていこう」「マジカルフレイム」「バークアウト」持ち
    • 特殊型相手は物理型と比べて少ないが、強力な相手が多いので同様に活躍の場がある。
    • 下記ブラッキー・オーロンゲの他、耐久が高く回復技も覚えるビークイン、「ひかりのかべ」や「ミストフィールド」を覚えるサーナイトエルレイドなど。
    • 「バークアウト」は命中95しかないため、不意の外しに注意。
  • ブーピッグ/ゴルダック
    • デバフ撒きのうち、「シンプルビーム」を持つ最強のデバッファーとして君臨するポケモン。
    • 厄介な特性を消しつつデバフの効力を2倍とする。「ひやみず」が「あまえる」と同等になり、バリアを張られても関係なく下げられる。
    • 「シンプルビーム」習得経路がDLC限定ラティオスからの遺伝なのが難点。
  • マホイップ
    • 最強味方バフ技「デコレーション」で味方を高火力アタッカーに変身させられる。この技だけで立ち回りが完結する恐るべきサポーター。
    • 特性も強く、「スイートベール」であればねむりを、「アロマベール」であればちょうはつ等の技をシャットアウトでき、難敵攻略もお手の物。
    • 性質上「ボディプレス」持ちの味方や「イカサマ」持ちの相手には持ち味を活かせないことには注意。「はらだいこ」持ちともやや噛み合わないが、バフに気付いて使わなくさせることは出来るか。
  • オーロンゲ
    • 特性「いたずらごころ」で「ちょうはつ」、両壁、「すてゼリフ」、「うそなき」といった豊富な変化技を先制して使える。ただし、相手があくタイプの場合、特性の仕様上変化技を無効化されてしまうため要注意。
    • ひやみず」「ソウルクラッシュ」があるので、対物理、対特殊どちらでもバリアの上から安定してデバフを撒けるのも強み。「ミストフィールド」を先制で展開出来るのも利点。
    • 特性や覚える技の都合上サポート役として使われがちであるが、「ビルドアップ」があるのでアタッカーとして転用も可能。「ソウルクラッシュ」使いなら他にテツノブジンもいる。
  • アマージョ/アブリボン
    • 貴重な特性「スイートベール」で自分も味方も眠らなくなる。「とくせいガード」を持たせれば特性打消し波動も無効。
    • 両者共に壁技2種を覚える他、アマージョは攻撃デバフ「トロピカルキック」に回復技「こうごうせい」を覚える。アブリボンは攻撃デバフ「とびかかる」、特攻デバフ「むしのていこう」双方を揃えるが、再生系の回復技はない。
  • パフュートン♀/バウッツェル
    • こちらも貴重な特性「アロマベール」を持ち、相手の使う「ちょうはつ」「アンコール」などから味方全員を守れる。
    • パフュートン♀は「ひやみず」、バウッツェルは「バークアウト」を覚え、バウッツェルはさらに「ミストフィールド」で状態異常耐性もつけられる。
  • ラッキー/ハピナス
    • ひかりのかべ」「いやしのはどう」「いのちのしずく」によるサポートが可能。自前で回復が使えるため、応援の「いやしのエール」に縛られず、「いけいけドンドン」による火力支援を気兼ねなく使うことが出来るのがメリット。
    • 特性「いやしのこころ」なら確率は絡むが場にいるだけで他の仲間の状態異常も回復出来る。また「スキルスワップ」で厄介な相手の特性を封じることも可能。
    • 実は特殊技デバフがなく、物理技デバフしかないが、物理耐久は心もとないのが難点。

その他

連携マルチ用アタッカー

仲間内で、プレイヤー間で連携が取れることが大前提となるが、その状況下で且つ極端に不利な相手でなければ効率的に相手を倒すことが出来るポケモン。

  • ニャイキング
    • 隠れ特性「はがねのせいしん」による「アイアンヘッド」でのワンパンを狙い。特性による重複もあり、4人全員が隠れ特性持ちニャイキングで揃った場合は多大な火力が出る。
    • 他のわざも「ちょうはつ」「いやなおと」「つるぎのまい」等、サポーターとしての働きも出来る。
    • ただし、上記にもある通り仲間内且つ連携が取れる事が大前提であり、レイド用ニャイキングを持った友人達で4人で潜るという前提が必須。ソロレイドや連携が取り辛い野良マルチは非常に厳しく、開幕でバリアを張って来る一部最強レイドも苦手。
  • リングマ
    • 特性「こんじょう」*「はらだいこ」*「からげんき」による超火力でのワンパン狙い。
    • ただし、効果抜群が狙えないことや戦法上継戦能力に乏しいこと、「アンコール」や「ちょうはつ」持ちに弱いことから此方も仲間内で連携が取れることが大前提。
    • ソロの出番はないと思いきや、★5のハピナスレイドで有用。
    • 進化形ガチグマでも同様の戦法が可能であるが、素早さが下がる関係であちらは寧ろ普通のじめんアタッカーとしてあげた方が良い。

特殊戦術

  • アシストパワー/つけあがる
    • 対戦では運用難易度が高いが、特に耐久力も十分なポケモンであれば強敵の攻撃を積みながら凌ぎつつ打点を伸ばすことができる。味方と連携の上で準備すれば、より成功率が上がる。事実、これらのポケモンがソロクリアの最適戦術となる例も最強レイドで存在した。
    • バフ解除の波動が最大の弱点。攻撃するタイミングは早過ぎても遅過ぎてもダメなので、ソロは余程上手く立回らない限り非推奨である。タイプ不一致で狙うなどもっての外
    • また、野良では先の最強レイドのようなその戦術が主流となっている状況でもない限り、この戦法は厳しいものと思っておくこと。
  • ポットデス
    • くだけるよろい」の特性を「スキルスワップ」し、攻め手を緩めずに戦う。
    • 攻めながら相手のぼうぎょを特性によって落とせ、相手の厄介な特性も同時に奪える。ポットデス自身も両壁や「おにび」でのサポート、「わるだくみ」での火力アップからの攻めに転じたりも可能なため、スキルスワップ後の役割に合わせて技を選びたい。早期に決着を付けられそうなら相手の素早さ上昇を逆手に取れる「トリックルーム」を駆使するのも手。
    • ただし、特に物理耐久に難があるため相手は選ぶ。特殊耐久面もHPが低めな上、HPを回復する手段もタイプ不一致「ギガドレイン」と、バリアを貼られた時は無効化される「ちからをすいとる」位しかないので耐久回りの努力値配分は吟味したい。
    • また、種族値の都合上攻める場合は特殊技で攻める事となるので自身は「くだけるよろい」によるぼうぎょ低下の恩恵を受けづらい。他のプレイヤーの選出も見て選出するかを良く考えたい。
  • ヤミラミ
    • 原則デメリットでしかない「あとだし」の特性を「スキルスワップ」で敵へ押し付け、その後はサポーターへ専念する戦術を持つ。「まけんき」や「かちき」、「てんねん」等デバフやバフの戦術が裏目に出やすいポケモンや特性に強く依存するポケモンへのメタ戦術となり、しかも相手を確実に後攻行動させる点で有効。
    • 元種族値が低いため、対物理・対特殊どちらかへ特化させる方が賢明。「バークアウト」を持つため、対特殊の方が確実か。回復技「じこさいせい」も覚えておきたい。
    • ただし、ミミッキュ等の特性を交換出来ないポケモンにはこの戦法は使用出来ないため、選出厳禁である。また、「まけんき」持ちのうち★6コノヨザルは「スキルスワップ」だけでは対策とならない(詳しくは当該記事を参照)。
  • オリーヴァ
    • オリーヴァは通常特性の「こぼれダネ」で半自動的に「グラスフィールド」を展開する。「ギガドレイン」の強化のほか、自身や味方への貴重な回復ソースになるため、一見よさそうに見える。
    • が、この「こぼれダネ」が大問題。ミライドンとは相性最悪であり、状態異常対策にフィールド技を使おうとする場合上書きされて失敗しかねない。じめんタイプが味方にいる場合「じしん」の威力も下がる。一応、倒れさえしなければ特性を変えて貰うだけで解決はするが、わざわざそのために1手余計にかけさせるのはヘイトを買いやすい。
    • ソロであればいくらでも繰出して構わないが、以上の理由から特に野良ではお勧めできない。
    • 上記のデメリットは裏を返せば、「じしん」を繰り出す敵に対しては火力を実質半分にすることができるため、「じしん」を優先的に使われる味方の物理耐久を疑似的ながら2倍にできることを考えると、無暗に忌み嫌ってはいけない。このポケモンはTPOをわきまえれば活躍できるポケモンではある。

非推奨のポケモン

  • 四災(特にチオンジェンディンルー
    • 各々の特性が自分以外の敵味方のステータスを下げるというもので、その効果は何と味方にも及ぶのが大問題。
    • 「育成していないけど、強いから取り敢えず使おう」という思考のプレイヤーが使って来ることが多く、高ランクレイドでは厄介者扱いされやすい。流石は災厄のポケモンである。
    • 一部攻略サイトでは何故かイーユイがレイドバトルお勧めポケモンとして紹介されているが、当然連携出来ない野良レイドではデメリットにしかならない(特に相手が特殊アタッカー型だと、逆にこっちが悲惨な目に遭う)。
    • 相手を見極めれば使えなくはないし、ソロであれば味方がいくら倒れてもデメリットがないのは事実だが、通信を使って参加するのであれば選出は厳禁。
  • 状態異常依存の戦術を有するポケモン
    • 高難易度レイドボスの場合、状態異常を含めたデバフ打消しを行う+変化技を無効化して来るバリアを展開して来るため、状態異常の相手に対して有用な戦術は通用し辛い。ターンごとのスリップダメージも、レイドボスのHPではなく元のポケモンのHPに基づいて計算されるため効果は微々たるものになりやすい。
      • ただし、「やどりぎのタネ」などの状態変化は打消さないので、回復ソースの代わりに「やどりぎのタネ」を植える手もあるが、こちらも回復のエフェクトが毎ターン入る上に回復量も微々たるものであるため、周りのプレイヤーの行動時間を奪ってしまうのでお勧めしない。
      • ちなみに「バリアを張った瞬間に表示される状態異常は全て解除される」ことは意外に知られていない。
    • 特にこれが顕著なのが「ねむり」と「こおり」。「1人1人の行動に対して解除判定を持つ」せいで、眠らせたり凍らせても次の自分のターンには状態異常が回復してしまっていて足止めとならない、という現象もままある。
    • 「まひ」や「やけど」はステータス低下もあり序盤に使用する等活用の機会はなくもないが、高難易度レイドでは上記の事情もあってサポート手段としては不十分、ということは念頭に置きたい。
  • バンギラスカバルドンサダイジャ
    • 通常特性の「すなおこし」(サダイジャの場合は「すなはき」)で「すなあらし」を展開する。スリップダメージを与えるだけでなく、バンギラスにはとくぼう1.5倍効果もある。バフ技やデバフ技もあるため一見すると有用そうに見える。
    • だが、当然味方にもスリップダメージが発生するため迷惑が掛かるだけでなく、当人にとっても最長でも8ターンしか効果が継続しないため、テラレイドとの噛み合わせは最悪。特に性能が特防上昇に強く依存するバンギラスは致命的。
    • サダイジャの場合は、「すなあらし」が収まったところで、天候が「すなあらし」以外の場合は、技によるダメージで被弾すると特性の影響で「すなあらし」展開を繰り返す。いわ・じめん・はがねタイプ以外のポケモンは実質毎ターンスリップダメージを受け続けることになるため、味方に非常に迷惑がかかる。上記3体は味方がコライドンだと確実に後出しで「にほんばれ」から「すなあらし」に上書きされるため、そのコライドンと相性がよくないのもマイナス。
    • 一部攻略サイトでバンギラスがレイドバトルお勧めポケモンとして紹介されているが、マルチ用としては参考とすべきでない。
  • メタモンへんしんをしようとする戦法)
    • 通常特性「じゅうなん」と隠れ特性「かわりもの」の2種類があるがどちらにしても頗る使い勝手が悪い。
    • 通常特性「じゅうなん」の場合は、好きな味方1体に「へんしん」できるが、そのために敵に無償で1ターン行動を許すのは実質的に利敵行為である。タイプや性能的に相性有利なポケモンを使えばいいだけの話である。
    • 隠れ特性「かわりもの」の場合、問答無用で敵に「へんしん」するが、HP以外は敵と同じ能力となるだけで、HPが大幅に増えている敵の前ではやはりこちらにとってアドバンテージがない。
    • 特性以前にメタモンがHPを極限まで強化して例えば味方に「へんしん」したところで、HP無振り80族と互角の値にしかならない。そういう戦術であればよりHPの高いドーブルやミュウでする方がまだマシである。とはいえ、ドーブルやミュウもメタモン同様この戦法をしたところで「へんしん」した後の技のPPは最大5固定となり、長期戦になりがちなテラレイドにおいてこれはデメリットでしかない。
    • 「へんしん」を習得できるポケモンに関する余談だが、ミュウはわざわざ「へんしん」する必要はなく種族値オール100のもともと高い能力および多彩な技を生かしてアタッカーおよびサポートと幅広い運用をするのが無難となる。ドーブルは後述で詳しく説明するが、能力の問題でそもそもテラレイドバトルには不向きである。
  • 元タイプを忘れた選出
    • さきほど取り上げた通り、テラレイドバトル選出で最も重要なのは「元タイプ技に耐えられるかどうか」である。これを忘れてポケモンを選ぶと大事故が起こり、足を引っ張って負けかねない。
    • 特にドラゴンとゴーストは、同タイプが弱点である。そのため、元タイプもドラゴンであることを忘れてドラゴンを、ゴーストであることを忘れてゴーストをぶつけるという事故が起きやすい。
    • 何より、タイプ相性を考慮しない選出自体が言語道断
  • テラレイド用に育成し切っていないポケモン
    • いわずもがな。特別な事情でもない限り最低でもレベルは100としておく必要がある。また、努力値もきちんと戦えるものとなっていないと厳しい。
    • 何より、未育成ポケモン選出自体も言語道断なのである。
    • 旅で連れ歩いたウェーニバルやマスカーニャなども、そのまま起用するのではなく、性格努力値、技、持ち物を整えた上で戦わせることで勝てるようになる。特にウェーニバルは水では珍しい「ミストフィールド」持ちという個性があるため、存外馬鹿と出来ないのだ。
  • ドーブル
    • 素早さがそこそこ高い点(それでも種族値75とあまり高くないが)、専用技含めたほとんどの技を「スケッチ」を介して習得ができるのが取り柄のポケモン。
    • 耐久性能はしんかのきせき適応外のポケモンどころか下手な進化前ポケモンと比較してもワーストクラスに低く、非常にシビアな立ち回りを要求される玄人向けの性能である。余程テラレイドでの立ち回りに自信がない限りはドーブルの運用にこだわるより、元々の有用な専用技を持つポケモンをテラレイド用に育成しサポートをしてあげる方が無難。
    • ほぼ全ての技を習得できるため通常では不可能な「ひやみず」+「かえんのまもり」、「デコレーション」+「ほのおのムチ」「ルミナコリジョン」、「ジャングルヒール」や「みかづきのいのり」といった強力な専用技を複数搭載する独自の技構成を作れる点が魅力だが、数あるポケモンの技の性質を理解した上で技構成を自分で1から全て考えなければならないため膨大な技の前提知識が要求される事は決して忘れてはいけない。
    • なんでも出来るから強いのではなくあやらゆる知識を駆使してキチンと構成を考えなければ実用的な仕上がりにはならず、ましてや「いやなおと」「うそなき」などを覚えさえた場合にはそれこそアーマーガアブラッキーを使えば良いのでわざわざドーブルを使う意味が無いという本末転倒な話になりかねない。
    • またドーブル独自の立ち回りを考える上でも特定のポケモンかつ特定のテラスタイプピンポイントメタの構成でなければまともに活躍させることすら難しく、多数存在するレイドポケモンと18種類あるテラスタイプから仮想敵を想定したうえでレイドで勝つための構成を考える必要があるため上記の技の知識だけでなく膨大なレイド攻略の知識も同時に持っていなければドーブルの運用方針を決めることすら困難なのである。
      • ドーブルを用いて汎用的なレイド攻略の運用をしようものなら数あるテラレイド用ポケモンの中でも随一の運用難易度を誇るため誇張抜きでテラレイドを知り尽くしているレベルでなければ汎用的な運用を目的とした構成にするのはオススメできない。
      • 構成が少しでも甘ければ倒されて制限時間だけを奪っていくだけの迷惑な存在になりかねないためなんでも出来るから強いと生半可な気持ちでで手出ししていい代物では無いのである。
    • 何より、技構成を予想できず耐久もないドーブルは何も事前情報を知らされていない味方からすれば「何をしでかすか分からないうえ、耐久が低いポケモンをわざわざ選出している」ようにしか見えず、例え上記のハードルをクリアしてドーブルの運用方針が決められていた上で立ち回りが良かったとしても何かの拍子に倒されたり事故を起こした時点で悪印象を持たれかねない。
    • 味方とのチームワークありきのワンパンを狙うニャイキングと同じく、事前に情報の打ち合わせができない野良マルチではなくチームワークによるお互いの補助と運用方針の検討を十分に行った上での実戦投入ができるマルチプレイでこそ、その自由な技構成の真価を発揮できるポケモンなのである。

お勧めアイテム

レイドの攻略においては、当然ながら起用するポケモンだけでなく、そのポケモンにどのようなアイテムを持たせるかも戦略上非常に重要となる。

以下に、テラレイドバトルで使用が推奨されやすいアイテムを述べる。

相手に与えたダメージの1/8分HPを回復させるアイテム。

吸収技を持たないアタッカーでも疑似的に同様の運用を行わせることが可能となる。

ただ、流石に吸収技と比べると回復量は少なめなので過信は禁物

余程の事情がない限り、自力で回復する手段を持たないテラレイド用ポケモンアイテムはこれに固定されると思っておくこと。

余談であるが、通常吸収技効果と重複が可能なので、吸収技と併せて使うと莫大な量のHPを一気に回復可能。…が、基本的に吸収技効果だけでも事足りることが多いので、そこまでやる意義は薄い。

相手の技による追加効果を完全に遮断可能アイテム。

状態異常は勿論、厄介なデバフも無効化出来るため、これを持たせるだけでも生存性や継戦力は大幅に上がる。

ただし、あくまで防げるのは追加効果のみなので、変化技は防げない点には注意。回復技を持たないポケモンの場合、応援(やオリーヴァ)以外での回復が出来なくなるというデメリットもある。

なお、サーフゴーはこれを持たせることでありとあらゆる状態異常やデバフをシャットダウンできる……が、デバフ技に乏しく長期戦は苦手なので対人戦程の制圧力はない。

相手の粉系変化技や、すなあらしによるスリップダメージを無効化する。

キノコのほうしでこちらを積極的に眠らせに来るきのこポケモン(特に、こちらの特性を無視して問答無用でキノコのほうしを当てて来るコイツ)に対しては絶大な効果を発揮する。他には、しびれごなでこちらの動きを封じて来る★6ヤバソチャに対しても有効(ヤバソチャならそうしょくヌメルゴンも同様の戦法が可能)。

単純に状態異常にかからなくなるという点以外にも、本作レイドボスは、AI仕様上変化技が無効化されてもひたすら変化技を打ちまくって来るので、ノーリスクで行動出来る機会が増え、結果的に攻略がスムーズに進みやすくなるという利点もある。

相手のデバフ効果を一切受け付けなくなる。

上記のおんみつマントとやや役割が被る部分があるので、相手によって使い分けると良い。

こちらはどちらかというとデバフ効果がある変化技を多用して来る相手に持たせると効果的。

相手に特性を書き消されなくなる。

特性が生命線ポケモン(「てんねん」や「かがくへんかガス」持ちなど)に持たせると良い。

  • メトロノーム

特定技を続けて出すと、使うごとに威力が上がって行く。

同じ技を連発して効率良くダメージを稼ぎたい時や、アンコールで行動を制限して来る相手(ニョロトノピクシー等)に対して有効。

パンチ技の威力が1.1倍となり(てつのこぶしと重複すると1.32倍)、接触判定もなくなるので、さめはだどくのトゲほのおのからだメロメロボディ等の特性を有する相手に対して優位に立てる。

とはいえ、★6でそのような接触判定で困る相手はガブリアスミロカロス・通常特性ドオーくらいであり、単純にダメージを稼ぎたいなら他にも高補正を受けられるアイテムがある(後述)ので、基本的には優先度は低め(あるとすれば、上記のボスを相手とする場合や、複数のパンチ技を使い分けたい場合など)。

  • 特定タイプ技を強化するアイテム

持たせることで、特定タイプ技威力が1.2倍となる。各種吸収技と組合わせることがある。

なお、プレート類は過去作からアルセウスを連れて来ないと入が出来ないので注意。ようせいのハネも入手するには鬼退治フェス中級をクリアするか、リーグ部どうぐプリンターをある程度改良する必要があり、入手難易度がやや高め。

相手に対して効果抜群技を使った際、威力が1.2倍となる。上記の特定タイプ技を強化するアイテム(特にようせいのハネ)の持ち合わせがない場合にその代用品として持たされることがある。

なお、下記のアイテムは攻略サイトによってはお勧めアイテムとして掲載されていることがあるが、ここでは後述の理由により余りお勧め出来ないものとした。

  • たべのこしくろいヘドロ:回復演出で制限時間を取られてしまい、回復の恩恵以上のマイナスが目立つ。
  • おおきなねっこ:吸収技回復量こそ増えるものの与ダメージは特に増加せず、相手のHPが莫大なので吸収技だけで足りる。
  • ブーストエナジー:テツノカイナやテツノドクガ等のパラドックスポケモン専用アイテム。ただし、上記のアイテムより優先させてまでわざわざ持たせる理由に乏しい。
  • いのちのたまテラレイド基本はあくまで持久戦である。ワンパンが狙える環境や相手でもなければ持たせるべきでない。

補足

最後に、各所に記述されているが、上述のオススメはしっかり使いこなして、使うべきところで使うからこそ強いのであり、考えなしに使って簡単に勝てる程甘くない(無策で勝てるとしても☆3以下の低クラスレイドぐらいである)。

テラレイドの相手に出て来るポケモンは超耐久を持ち、多くの場合攻撃タイプと防御タイプがバラバラなポケモンである。相手に合った選出や戦術があって初めて勝つことが出来るのである。

また、ソロやマルチはともかく、野良の場合は目当てのレイドへ多人数が殺到して入りにくく、仮に入れたとしても準備時間が残り僅かで準備出来ない場合もある。

レイドに使うポケモンは予め手持ちの先頭へ入れておくか、あるいはボックスから素早く出せるように整頓しておくのが望ましい(特に使用頻度が高いものは、ボックス左上へ置いておくと短時間で取出しやすい)。

時間に余裕があるなら他プレイヤーのポケモンを見て、参加するか抜けるかを判断しよう。

ただし、準備完了を選択したらデメリット付であるが通信を切断するしか方法はない。逆にいえば準備完了を選択しなければ、制限時間まで思考可能である。さらにホストは準備完了後でもレイドを解散させることが出来る(即ち、ホストがやらかしをしない限り、若しくは心が広い性格でない限りは、変な選出は弾かれる傾向がある)。

いうまでもないが、ソロ用戦略で攻略出来るのであればマルチへ入る必要はないし、他プレイヤーと協力する場において独り善がりのワンマンは嫌われる傾向にある(余程窮地な状況下の場合を除く)。これに関してはポケモンに限った話ではなく、マルチプレイ可能なゲーム全般にいえるマナーである。

例え、「ソロであるとテラレイドバトルの回数に限りがある」といっても、他者の部屋へ入れて貰っている以上、失礼がないプレイを心掛けよう(勿論、ホスト側もゲストへ不快感を抱かせるプレイは厳禁である)。

どうしても勝てない場合の最終手段はSwitchとソフトを2台以上用意して1人でやってしまうことであるが、わざわざそこまでする必要があるかは何ともいえないところ。

因みに前作同様、極稀に色違いが出現することはあるが、本作ではレイドで色違いの出現率を上げる方法は一切ない。仮にひかるおまもりを持っていても、である。さらにいうと前作でも不定期に行っていた「レイドで特定のポケモンの色違いの出現率が上がるイベント」も一切行われていない。色違いが欲しいのであれば、食事パワーで遭遇率を挙げて大量発生しているポケモンへターゲットを絞った方が余程効率的である。

仮に野良レイドで色違いを簡単にゲットした場合、まず改造レイドを疑うのがベター。改造配信者の中には「色レイド配布」といって正規配布に見せ掛けて改造レイドを配布する者がいるが、第9世代レイド乱数は存在しないため、人に配布出来る程色レイドを量産出来るものであると思ってはいけない。これに引っ掛かってSwitch版ポケモンホームをBANされたという報告もあるので、注意が必要である。

ストーリーでは

ジニア先生によれば、テラスタルの巣穴は地下から湧き出して来るテラスタルエネルギーが結晶化したものらしく、恐らく巣穴の中にいるポケモンもその影響を強く受けているものと推測される。

テラレイドバトル自体のも、キハダ先生がバトル学の授業で教えるくらいにはパルデア地方では一般的な事象として浸透している模様。

授業でも扱うためか最初のターンには必ずNPCが「がっちりぼうぎょ」を行うが、他応援コマンドはほぼ行わない。

また、テラスタルについては特定の人物しか扱えない関係上、特にソロ攻略ではテラスタルは主人公しか使わないため☆5以上のバリア破壊は専ら主人公の負担が大きくなる。

とはいえソロプレイでもテラレイドバトルが攻略出来るということは裏を返せば主人公のようにテラスタルオーブを扱える強力なトレーナーが揃えば勝てる程度にはNPC達も強力といえ、中にはハラバリーアーマーガアニンフィアなど、主人公側の使用が推奨される上記のポケモンも起用されている。

主人公のストーリー進行に応じてパルデア地方各地の結晶から強力なポケモンが出現するシステムであが、中には最強のテラレイドバトルのようなパルデア地方に棲息しないポケモン(中にはヒスイのすがたのような現代で見かける機会が限られる種もいる)ウネルミナモ/テツノイサハを始めとした現代には存在し得ないはずのパラドックスポケモンまで現れて来ている。

ジニア先生によると☆6以上の黒い結晶の柱は安易に挑んでも勝てないほど危険なため「見かけても絶対に中に入らないように」と警告を受けるが、やはり主人公が攻略してしまう

なお、上記の黒い結晶に纏わる会話の中で、ジニア先生が「最近地下から湧き出して来るテラスタルエネルギーが増大している」と述べており、黒い結晶のテラレイドの巣穴が出現するようになったのもそれが関係している模様。

なぜここ最近となってエネルギー量が増え始めたのかまではストーリーの中でも明かされなかったが、DLC『ゼロの秘宝』で明かされた話から推測すると、★5以上のテラレイドが解禁されるのは「ザ・ホームウェイ」の後、即ちタイムマシンなどのパルデアの大穴にあった機器が機能停止した後であることから、パルデアの大穴に集積されていたテラスタルエネルギーが、大穴を覆っていたバリアがなくなったことで外部に溢れ、パルデア地方全域でテラスタルエネルギーの濃度が上がったことで、黒い結晶のテラレイドの巣穴が出現したのではないかと考えられる。ただ、同様の現象はキタカミの里テラリウムドームでも発生しており、テラスタルエネルギーの量を調整可能なテラリウムドームはともかく、パルデアから遠く離れ、人為的な介入も不可能なキタカミの里でもなぜほぼ同時に黒い結晶の巣が生じるようになったのかは謎である。

ゼロの秘宝

DLC『ゼロの秘宝』でパルデア地方外でもテラレイドを行えるが、キタカミの里に関しては、鬼が山の山頂にあるてらす池に巨大なテラスタルの結晶が存在し、池の水がテラスタルエネルギーと同じ波長を発しているために里の各所でテラスタル現象が発生しているものと考察されている(ただ、何故パルデアにあるのと同じような結晶がキタカミの里にも存在しているのかという根本的な原因は結局明かされずに終わっている)。

一方、テラリウムドームでは、ドーム上部に設置されたテラリウムコアから、パルデアの土やてらす池の水から採取した成分を基に人工的に生成されたテラスタルエネルギーを照射することで、パルデアやキタカミの里同様野生テラスタルポケモンが出現したり、テラレイドの巣が発生したりしている。なお、DLC「藍の円盤」クリア後は、そこへゼロの大空洞で採取された結晶の成分も追加されたことで、ステラテラスタル個体が出現するようになった。

BGM

「テラレイドバトルBGM」

作曲者はあのTobyFox

全体的にスローテンポで、イマイチ盛り上がりに欠ける曲調であった前作のマックスレイドバトルのそれと比べると「ポケモン」というゲームやマルチプレイの楽しさに重点を置いた軽快で明るめの曲調になっている。

恐らく、捕獲や育成のために今作では1番御世話となるBGMとなることは間違いない。

2023年のUSJハロウィンではポケモンコラボのDJステージが行われたのであるが、終盤でこの曲のリミックスが流れる。親しんだBGMで熱くなった人もいれば、トラウマを刺激された人まで反応は様々である。

プレイヤーからの評価

結論からいうと、前作のマックスレイドバトル同様、プレイヤーからは賛否両論となっている。

前作マックスレイドバトルと比べてテンポが速いこと、NPCが比較的有用であることからソロでの攻略しやすさが遥かに改善されていること、クリア出来ればポケモンを確定で捕獲できるため、レアボール入手難易度低下と併せて誰でもオシャボ厳選へ手を出せるようになったこと等改善点が多く、その点を評価する声は多い。

その一方で、今回新たに生じた問題点も多い。

例えば、「NPC以外が倒されると制限時間が減ってしまう仕様」や「★6レイドはゲット時こそLv.75だが敵として出て来た場合のレベルは90であること」「こちらの「おうえん」行動は回復を除き重複しないこと」「バリアやテラスタル用チャージを吸い取る特別行動」「バフ・デバフのかき消し等の妨害行動」など、ゲーム内で言及されていない隠れ仕様が余りにも多いという指摘がされている(上記のように、バトル学ではテラレイドバトルに関する授業があるが、応援やボスが展開するバリア、制限時間など極めて限定的なことしか教えて貰えず、明らかにこれだけでは特に高難度レイドをクリアする上では情報不足である)。

また、実装直後に高速ワンパン戦法ばかりがピックアップされ、プレイヤーの間に広まってしまった結果、発売より1年以上経った現在でもワンパン戦法以外の攻略方法を知らないプレイヤーが大勢おり、これも野良でのレイドクリアを難しくする要因の1つとなっている。当然ソロプレイではワンパンなどまず不可能で、マルチでも野良レイドでは意思疎通が出来ないため望むべくもない。

他にも、「カウンター」や「ミラーコート」を無駄なく使いこなす、こちらの弱点を突く攻撃できっちり対策している一方で、特性や持ち物などで無効化される変化技をやたら繰出して攻撃がおざなりとなるなどボスのAIも割とガバガバな面があり、その点もプレイヤーからは苦言を呈されている。

一方、こうした意見に対する反論もある。

まず、「倒れたら制限時間が減る」という仕様については事前に説明画面で赤文字でしっかり表記されている上に、「たんけんのこころえ」というアイテムで何度でも読み返すことが可能。いわば、制限時間の件に関してだけは説明画面をよく読まずに読み飛ばしたプレイヤーへ非がある

また、★6レイドに関しては、既に描かれているように解禁された際にジニア先生より、「今までのテラレイドバトルより手強い」と忠告電話がある。また、最強のテラレイドバトルは公式より相手のポケモンがLv.100と事前に通知がある。

さらに、仮にこれらの要素をすべて排除してしまうと、レベルの高さ・攻撃力の高さ・数の多さに物を言わせてポケモンを一方的にボコボコにするだけのヌルゲーになってしまったであろうことは想像に難くなく、ゲームにメリハリをつけるための調整と見るべきだという意見もある(加えて、バリアやバフの掻き消しなどの特殊行動は前作のマックスレイドバトルの頃より既に見られたもので、本作が初という訳ではない)。

ワンパン戦法蔓延に関しては、テラレイド自体の問題というより殊更にワンパン戦法ばかりをピックアップして広めた一部プレイヤーや悪質まとめサイトへ原因があるとする意見もある。

AI行動パターンに関しても、それを逆に利用して突破する攻略法もあるので、一方的に欠点とはいえない(開発側も、一種の救済措置として敢えてAIへポンコツさを残した可能性もある)。

これらの仕様は所詮は初見殺しなので、何度も経験すれば流石にプレイヤーも学習はするので、販売当初はともかく1年以上経過した現在では、新たに始めたばかりの初心者でなければこの仕様はある程度広まっていると考えられる。

とはいえ、ある程度場数を踏んで経験を積まないとこれらの要素の全貌が見えて来ないため、安定したクリアが難しいのは事実である。実際、現在でもこれらの仕様を知らないプレイヤーがソロはおろかマルチでも溢れ返り、オンラインでは育成が完了していないポケモンを出してはやられて足を引っ張る行為が後を絶たない事例が多発しているのが現状であり、開発側もプレイヤーへ対して色々と説明不足であった(若しくは説明の仕方が雑であった)という点に関しては否定のしようがないであろう。

実際、公式もまずかったと判断したのか、後にテラレイドバトルの説明されていない仕様について、Switchで配信されるゲームニュースにて改めて説明しているが、正直目立った効果があったとは言い難い(そもそも、そんなことをするくらいであったら最初からゲーム内でもっと分かりやすい形で告知すべきであったのではないかという意見の方が多い)。

次回作以降もレイドバトルが実装される場合、これらの要素を改善して欲しいものである。

もっとも、この記事を読んでいるユーザーの多くはしっかり下調べしてある程度仕様は理解出来ているであろうし、ゴーストテラスタルダイオウドウコノヨザルアーマーガアサーナイトカイリュー最強ミュウツーなど熟練者でも激ムズなものを除けば、例え★6や最強レイドであっても、仕様を理解してきっちり対策すればソロでも安定して攻略することが可能。特に、最強レイドなどでは、各々攻略サイトや掲示板・SNSにて攻略法の議論や情報共有が活発に行われている(一方で、オススメされていたからと、ろくに内容を調べもせずに未育成・構成不十分のポケモンを使用する困ったプレイヤーもいる。生兵法は大怪我の元)。

よって、きちんと調べていなかったり、惨敗しても一向に改善しようとしないプレイヤー側も非がある可能性がある事は念頭に置こう

特に最近ではレイド仕様ではなく、このような地雷プレイヤーへ対する批判や不満の声が多い。

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制限時間内で仲間と戦う、テラレイドバトル(公式HPにおける紹介記事)

テラレイド攻略wiki(有志による攻略サイト)

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  • 虫になったミュウ

    最強ミュウツーに勝利した私のミュウは、その代償として変わり果てた姿になってしまった。運命的な出会いをした、私だけのミュウ。かつての個性的なテラスタイプを取り戻すために、私とミュウは旅を続ける。 野良レイドガチ勢によるテラレイド小説。ミュウの『とある技』は、レイド有識者の方の呟きを参考にしました。

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