ほのおのムチ

ほのおのむち

ポケモンの技の一つ。

データ

第7世代から存在する技。燃え盛るムチで相手を攻撃する。

第7世代でクイタランが、第8世代でエンニュートとマルヤクデ系統が習得する。

……お気づきだろうか。

何とこの技、第7世代において突如としてクイタランに与えられた専用技なのである。

初登場とは別の世代で専用技が与えられるケースは無いわけではないのだが、まさかのクイタランに専用技が与えられた事に驚いたトレーナーは数知れず。

何せクイタラン自体が第7世代の舞台となるアローラ地方に野生で一切出現せず、ポケモンバンクで過去作から転送してこなければ出会えないため、第5世代の初登場当初から不遇ポケモンとして使用率の少なかったクイタランに専用技が与えられていることを知っている人は少ないようである。

しかし、やはり次ぐ第8世代では他の歴代専用技同様他のポケモンに配られることとなり、この技の習得でいよいよもってアレになったエンニュートと長い体のマルヤクデが習得できるようなった。

追加効果は確定で相手の防御を下げる……となかなか優秀なもの。

ただ当のクイタランが鈍足紙耐久寄りである為居座りは苦手な方であり、その効果を発揮しづらいのが難儀な点。

とはいえ、若干威力を下降修正されたものの鈍足なクイタランには重宝する先制技の「ふいうち」との相性はそれなりに良好である。

エンニュートはイメージ的にはピッタリであるが、特殊向きかつ低耐久のため実践では使いにくいか。

ソード・シールド新ポケモンのマルヤクデは、高い攻撃を持つため有用。種族値自体は高水準なものの、素早さが遅めで先制技も持たないところは気がかり。

第9世代ではクイタランとマルヤクデが未登場のためエンニュートの専用技となった。