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不遇ポケモン

ふぐうぽけもん

不遇ポケモンとは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズの対戦で活躍し辛い不遇なポケモン達の事を指す。
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不遇ポケモンの定義

ゲーム・ポケモン『ウルトラサン・ウルトラムーン』(現最新作)の対戦において、能力値や技、特性といった面が他のポケモンに劣っている、もしくはあまりにも低すぎて活躍し辛い不遇なポケモン達の事。
注意して頂きたいのは、これら不遇ポケモンが単純に弱いというわけで選ばれているのではなく、個性がないわけでもない。以下のことを念頭に置いてほしい。

  • あくまで対戦において不遇だというだけで、ポケモンとしての扱いが不遇なわけではない
  • 「活躍し辛い」のであり「活躍が不可能」なわけではない
  • 対戦面だけであって、決してストーリー等でも不遇・弱いと言うわけではない
なお、進化前のポケモンは進化後の下位互換なのが普通なため、基本的に不遇ポケモンとは呼ばれない(ミツハニー(オス)やヤトウモリ(オス)といった特定の性別が最終進化形止まりの進化前のポケモンも同様である)。
また、この不遇ポケモンは最新作が出る度に変動する。その為最新作が出て不遇ではなくなるポケモン達不遇卒業ポケモン)も、逆に不遇に転落するポケモン達もいる。
分かりやすい例として、前者が第5世代で強化されたバシャーモ、後者が第7世代で弱体化されたノコッチ(厳密に言うと第2世代以来2度目)等が該当する。
必ずしもこれが恒久的な評価でないことも覚えておいてほしい。

主に下記6つの不遇要素のいずれか1つ以上に該当するものを不遇ポケモンとして扱っている。

1.見劣り
主な該当不遇ポケモン:ブースターオニドリルスリーパー
現時点での不遇ポケモンに最も多くみられる要素。
同タイプに、覚える技が被りがちで似たような種族値のポケモンがいると該当する。
比較すると下位互換(所謂「劣化」と言われる)の烙印を押され、「○○でやった方がいい」と言われる事が多い。 差別化は出来ないこともないが、種族値や技が揃っていないとそれ故に戦略が見破られやすくなってしまう。
ただし役割的に劣化であっても1つでもタイプに違いがある場合は耐性面等で差別化できる可能性があるドータクンに劣りがちなネンドール等)他、同様に特性面等のその他要素で差別化出来る場合も見劣りに該当しないラグラージに劣りがちなガマゲロゲ等)ので注意。
また「しんかのきせき」等の特定の道具の効果により進化前のポケモンの劣化になる場合も該当しないサマヨールに劣りがちなヨノワール等)ので同じく注意する必要がある。

2.鈍足低耐久
主な該当不遇ポケモン:ノコッチパッチールアリアドス
対戦の中で勝負を決定付ける要素として大きい割合を占める素早さが低く(素早さのボーダーラインはこだわりスカーフ」でも素早さ130族を抜けない69以下)、更に(一概に耐久値が低いというだけでなく)耐久面(防御・特防双方に)に難があると該当する。
しかしあくまでも両方当てはまる場合のみ該当する。その為耐久面で防御か特防の片方がある場合や、耐久面で難があるが鈍足ではない場合は該当しないので注意。
それを補うかのように、素敵な攻撃値・特攻値があったり、 優秀な高火力技や補助技・タイプ一致技が揃っていたり、素早さが極端に低く「トリックルーム」を使って補ができるのなら救いようは大いにあるが、それらさえも満足に与えられていないポケモンは中々活かし難い。

3.特性不利
主な該当不遇ポケモン:エネコロロマスキッパレディアン
なまけ(2ターンに1回しか行動出来ない)」「にげあし(野生のポケモンから必ず逃げられる)」「はっこう(手持ちの先頭側にいると野生のポケモンが出現しやすくなる)」等のように、対戦においてマイナス面が強い特性しか持っていないポケモン、もしくは所有特性自体は悪くないがそれを十分に活かすスペックがなく、宝の持ち腐れとなっているポケモン等が該当する。
ちなみに「がんじょう(HPが満タンの時、一撃でひんしになるダメージを受けてもHPを1残して持ちこたえる)」や「するどいめ(相手の回避率を無視して攻撃)」等、後の世代から強化され、不遇から卒業したポケモンもいる(「がんじょう」強化のゴローニャ(原種)等)。

4.低種族値
主な該当不遇ポケモン:ラブカスデリバードコロトック
下手な進化前ポケモンと同程度かそれ未満の合計種族値460未満のポケモンが該当する。
ヌケニンドーブルのように低種族値を補うような強さを持つポケモンやキノガッサウソッキーのように種族値に無駄のないポケモンもいるが、そうでない場合は火力・耐久・素早さなどに難が生じやすくなる。

5.主力技不足
該当不遇ポケモン:アゲハント
高い攻撃・特攻種族値を持ちながら、習得できるタイプ一致技やサブのタイプ不一致技が軒並み低威力だったり、使い勝手の悪いものばかりだと該当する。
せっかく高い種族値を持つという土台が備わっているのに、それに見合う主力技がないため決定力不足とされタイプ的に有利な相手や、対抗することが出来る相性の良いポケモンの範囲が狭まっている。
第7世代ではZワザが登場した事で使いにくかった技が使いやすくなり、サブウェポンなどが改善されたポケモンもいる(ドレディアの「ゆめくい」等)。その為、技の性能のせいで不遇扱いされる事は今までの世代と比べると少ない。

6.弱点多数
主な該当不遇ポケモン:リーフィアミノマダム(くさきのミノ)、ガーメイル
弱点となるタイプが多い(ボーダーラインは、2017年7月28日から31日に行われたポケモンSMのインターネット大会「ポケモン危機一髪!」の出場条件である5タイプ以上の弱点数)と当然不利になるが、ユキノオードサイドンのように弱点が多くても強いポケモンは普通にいる。弱点の多いタイプは攻撃面で優秀というポケモンが非常に多いからである。その為他の不遇要素と比べると要素としての力は小さい。単純に弱点が多いだけでは不遇とはならず、他の要素との複合となる点に注意したい。
くさいわこおりタイプ等は元々弱点が多いため、これらのタイプを持つポケモンは単タイプ及び複合タイプ問わず該当しやすい。

基本的に1の見劣りの要素に他の要素が積み重なり、最終的にそれらを見逃せるほどの差別要素がなければ不遇ポケモン扱いされる。
よく間違われるが以下のような理由は不遇要素に該当せず、基本的にそれに該当するポケモンは不遇ポケモンに該当しないので注意。

かつて不遇扱いされていたが、後の世代で不遇から卒業したポケモン達は、不遇卒業ポケモンの記事を参照の事。


主な不遇ポケモンの一覧

※第7世代で種族値変更があった能力は太字。

ノーマルタイプ

ペルシアン(原種)
該当不遇要素:1劣、4低

HP65攻撃70防御60特攻65特防65素早さ115合計440
特性:じゅうなん/テクニシャン/(隠れ)きんちょうかん
主な競合相手:エテボースチラチーノアローラペルシアン

猫の日


素早さはかなり高いがそれ以外の種族値が全て70以下というかなり貧弱なポケモン。
第1世代後期では、当時の大会﹙ニンテンドウカップ99﹚でケンタロス等が禁止指定されていた事から、急所率97.5%という脅威の技「きりさく」をメインウェポンにした速攻アタッカーとして最メジャーポケモンの認定を受けていた。
第2世代で「きりさく」の仕様変更を受けて若干弱体化はしたものの、ノーマル単タイプ最速の座を何とか保持していた。また同世代で「さいみんじゅつ」「こごえるかぜ」といった独自の技を習得。だが第4世代から同速・同タイプ・同特性のエテボースが登場して比べられることが多くなった。「すりかえ」「さいみんじゅつ」等補助技での差別化が図られたが、差別化の1つである「さいみんじゅつ」もプラチナで弱体化(BW以降は催眠ターン数も減少)、更にBWでエテボースが「すりかえ」を習得したためそれも厳しくなり、これまた同速・同タイプ・同特性のチラチーノという新たなライバルが登場してしまった。
しかし同時期に自身は隠れ特性「きんちょうかん」を得て、かつ自身は同特性で唯一「ねこだまし」を使えることから隣のドーブルが使う「ダークホール」のサポート役として仕事を得る事ができた。だがそれも束の間、2011年12月下旬から第6世代までの間「ダークホール」が禁止指定となり一旦不遇入りしてしまう。
それでも第6世代で「ダークホール」が解禁となり前述のドーブルのサポート役としてのポジションが復活したことで一旦不遇卒業を果たしたのだが、第7世代で「ダークホール」がドーブルから再び没収(厳密に言うとドーブルが使えなくなった)されペルシアンの役目が完全に消滅。そして再び不遇入りと相成ってしまった。
差別化要素としては「テクニシャン」+「ねこだまし」or「こごえるかぜ」等があるが威力が貧弱なのが痛く、素早さが上のマニューラも同じ芸当が出来てしまう。
しかも同時期に登場しタイプこそ違えど種族が同じアローラペルシアンは技や特性にも恵まれ不遇とは程遠い。上記の戦法もUSUM以降ではアローラペルシアンでも教え技を用いる事で可能になり、若干高い特攻と特性「きんちょうかん」とタイプ以外の差別点が無くなってしまった。
ただ第7世代で「フィラのみ」等の一部のきのみが強化され、「きんちょうかん」も相対的に強化された。数少ない差別点をどうにか確保出来ており、現状完全劣化からは何とかギリギリの所で逃れている。

ノコッチ
該当不遇要素:1劣、2鈍、4低

HP100攻撃70防御70特攻65特防65素早さ45合計415
特性:にげあし/てんのめぐみ/(隠れ)びびり
主な競合相手:ハピナストゲキッスメブキジカ

ノコッチです…


HPが高く鈍足とも言える素早さのポケモン。デビュー当初の第2世代では同じ鈍足のノーマルタイプカビゴンの存在がのしかかっており、当時は習得者が少なかった「へびにらみ」で差別化が出来ていると見えたが、カビゴンも麻痺を狙える「のしかかり」を覚えていて然程差別化にはならず(しかもこの頃の「へびにらみ」の命中率は75であり、おまけにゴーストタイプには効かなかった)。寧ろ自身が鈍足低耐久故にかくとうタイプの餌食になっておりこの頃は不遇だった。
しかし第3世代で特性「てんのめぐみ」を得て「へびにらみ」からの「ずつき」でまひるみ戦法を確立し一旦は不遇卒業。世代が進むにつれトゲキッスメガガルーラ等、似たような事ができるポケモンが出てきたものの「とぐろをまく」「ステルスロック」に加え、「いわなだれ」の2体同時怯みなどで差別化が利いていた(特に第5世代から第6世代ではトリプルバトルでの「いわなだれ」で3体同時怯みを狙えるのでかなりの利点となっていた)他、世代を追うごとに「へびにらみ」が強化され、第6世代では「でんじは」の完全上位互換となった為再度の不遇入りを逃れていた。
だが、第7世代で「まひ」の素早さ低下が1/4から1/2に弱体化されてしまい、アイデンティティであるまひるみ戦法が大きく使い辛くなってしまい再び不遇入りに(ただし厳密に言うと第6世代からでんきタイプに対して麻痺が無効になったのでこの頃から若干使い辛くはなっていた)。一応抜ける相手や鈍足を補う「トリックルーム」下によるサポートがあれば相変わらず強いのだが、前者は麻痺弱体化等の影響で抜ける相手が激減しており、後者は「トリックルーム」下で「いわなだれ」メインで運用するにしても、タイプ一致で高威力を叩き出せるギガイアスドサイドンの存在が重い他、第7世代でのトリプルバトルの廃止も若干痛い。またノコッチ自身も防御や特防に努力値を振らなければ安定し辛い為、事実上アイデンティティが崩壊しつつある。
その他「チャージビーム」型も一致技が使えるハピナスが立ちはだかり、「とぐろをまく」も自身より素早いオオタチが習得してしまう等、差別化要素が年々減っているのも問題。
第7世代では他に「てんのめぐみ」と相性のいい「のしかかり」「エアスラッシュ」「ドラゴンダイブ」を自力で取得。これらは「とぐろをまく」とも相性はいいので差別化要素として生かしたいところだが、低種族値ぶりと麻痺弱体化の影響は大きく現状この戦法が通用する相手がかなり限られている。
ただしトゲキッス等と異なり、まひるみ戦法や「チャージビーム」型に頼らなくても「とぐろをまく」や「へびにらみ」等を駆使する事で独自の戦法自体は可能。またまひるみ型もトゲキッスは「エアスラッシュ」による特殊型、ノコッチは「ずつき」「かみつく」「いわなだれ」等の物理型であり差別化が効いている為見劣りとは言い難かった…のだが、USUMでメブキジカが「ずつき」を習得してしまい、物理型において競合相手が出た事で見劣り気味になってしまった。

エネコロロ
該当不遇要素:3特、4低

HP70攻撃65防御65特攻55特防55素早さ90合計400
特性:メロメロボディ/ノーマルスキン/(隠れ)ミラクルスキン
主な競合相手:プクリンミミロップニンフィア

(★)•♥*´¨`*•早矢•*´¨`*♥•(★)


全体的に種族値が不足しており、その低さは1進化ポケモンの中でもぶっちぎりの低さ。
素早さ100以上がデフォルトの他の猫ポケモンと比べても低めの素早さ種族値は何か悲しい…。一応こだわりスカーフを持たせれば130族を抜けなくはないが、ぶっちゃけただでさえ無い火力を捨ててやる事かと言えば…。
専用特性「ノーマルスキン」も全技が一致技になる一見強力な特性だが、実際は「めざめるパワー」か「しぜんのめぐみ」が無ければゴーストタイプに完封されると言う困ったもので、はっきり言ってデメリット特性であり死に特性同然。
隠れ特性の「ミラクルスキン」にしても、エネコロロに変化技を打ってくる相手は中々いないためこれもあまり意味がない特性でありこれも死に特性。
かといって「メロメロボディ」という選択肢もあるが、対戦では発動すればラッキー程度の特性なので所詮使えなくはない程度に留まっている他、プクリンニンフィア等同特性の持ち主に多くのライバルがいる事もありまたもや死に特性。
所持特性が全て使い辛く、特性面で圧倒的不利である事を強いられている。
第6世代では新たに「コスモパワー」を習得可能になったが、エネコロロより種族値の高いミミロップも同じことが出来るのでやっぱり不遇である。
ついでにスキン特性が増えたこの世代にも関わらず、この頃は威力1.3倍補正は無し。無惨すぎる。尤もエネコロロの種族値だと2倍でも足りないかもしれないが…。
さらに「へびにらみ」の命中率が100に修正されたことで、今まで「本来『でんじは』が無効のポケモンを麻痺させられる命中率100の補助技」という唯一無二の個性を持っていた「ノーマルスキン」+「でんじは」が下位互換になってしまうという悲しい事態が訪れた。更にでんきタイプに対して麻痺が無効になってしまう追い打ちも。「へびにらみ」を覚えるポケモンの少なさがせめてもの救い。
流石に可哀想過ぎたのか第7世代で「ノーマルスキン」に威力1.2倍補正、素早さ20上昇という強化が行われたものの、救済になっているかと言われると微妙なところ。またその代償として「ふいうち」「でんじは」及び「まひ」が弱体化されてしまった。
USUMでエネコロロにとっては初となるじめんタイプの物理技「じだんだ」を習得。しかしそもそも火力が足りない上に、弱点を突きたい場合は「ノーマルスキン」以外の特性を選ばないといけないという…。

パッチール
該当不遇要素:2鈍、4低

HP60攻撃60防御60特攻60特防60素早さ60合計360
特性:マイペース/ちどりあし/(隠れ)あまのじゃく
主な競合相手:ジャローダドレディアカラマネロ

たれぱっち


種族値がオール60の鈍足低耐久なノーマルタイプのポケモン。「フラフラダンス」や「アンコール」等ダブルバトル向きの技を多く習得可能ではあるが、この低種族値ではその後生き残るのが至難の業。
一応デビュー当初から「マイペース」と「あばれる」の組み合わせは使えたが、第3世代から第4世代では「あばれる」の威力がまだ90止まりで低種族値のパッチールが使っても大した威力が出ない。第5世代では「あばれる」が威力120に強化されたが、同世代で特殊技だがより高威力で放てる「マイペース」と「はなびらのまい」が使えるドレディアが登場してしまうという…。
一応一部の世代で強化はされており、第4世代では「ねこだまし」と「トリックルーム」を習得(ただし使用した所でパッチール自身の素早さはここでも中途半端)。
第5世代では隠れ特性で「あまのじゃく」を獲得し、「スキルスワップ」を使い味方と特性を交換するコンボを得た。更に「あまのじゃく」と相性のいい「ばかぢから」もPDWで習得(残念ながら「ばかぢから」は現在レーティングでは使用不可能)。とは言うもののオール60の低種族値が足を引っ張っており、「ばかぢから」を有効的に使えるカラマネロや特性「いたずらごころ」の存在が重い。おまけに後の世代で「あまのじゃく」を有効的に使いこなせるライバルが現れたのも気がかり。
ただ「あまのじゃく」を含め習得技と特性の組み合わせではパッチールに分がある上、ライバルとは基本的に芸当が異なる。後は種族値修正が施されば不遇卒業も近い。特に「スキルスワップ」で味方に「あまのじゃく」を移すという芸当は第7世代現在でも唯一無二の個性なのでこれを生かしていきたいところ。

ポワルン
該当不遇要素:4低

HP70攻撃70防御70特攻70特防70素早さ70合計420
特性:てんきや
主な競合相手:カクレオンロズレイドゲッコウガ

てんきや


専用特性「てんきや」により天候ごとに自身のタイプが変わる唯一無二の個性を持っているが、オール70の低種族値故に火力不足や耐久不足がち。デビュー当初は専用技だった「ウェザーボール」も、第4世代以降ロズレイドを筆頭に一部のポケモンが習得してしまった。
更に第5世代で期待されていた隠れ特性は貰えずじまい。
一応第5世代の「ハイドロポンプ」や第6世代の「ぼうふう」等、習得技面では世代ごとに改善されていたが、第6世代で「へんげんじざい」を引っ提げたゲッコウガが登場。更に同特性をカクレオンが隠れ特性で得てしまう。あらゆるタイプの技が使えるライバルが増え、自身は火力不足と耐久不足が露呈してしまう。
それでも第6世代まではこおりタイプの一般ポケモンで唯一ほのお技が使えるポケモンとして霰パにてどうにか活路を開いていたが、第7世代で新特性「ゆきかき」が登場。霰パのアタッカーとしての道が事実上閉ざされポワルンの立場が厳しくなってしまい不遇入りの憂き目に。
一応同世代でZワザが登場し、「ウェザーボール」をZワザにする事で天候ごとに出すタイプが変わるZワザとして使えるようになった。しかし「てんきや」自体「すなあらし」に対応していないのが痛く(すなあらしによる天候ダメージも受けてしまう)、種族値にも難があり低火力・低耐久な点が問題となっている。

ミルホッグ
該当不遇要素:1劣、3特、4低

HP60攻撃85防御69特攻60特防69素早さ77合計420
特性:はっこう/するどいめ/(隠れ)アナライズ
主な競合相手:オドシシマッスグマチラチーノ

やせいのミルホッグがあらわれた!


第5世代の序盤ノーマルポケモンであり、この世代の最終進化ポケモン中合計種族値ワースト1位
攻撃面ではの様な芸当が出来るわけでもなく、かと言って「さいみんじゅつ」などの補助技で上手く立ち回ろうとしても低すぎる種族値が足を引っ張り正直厳しい上、「さいみんじゅつ」軸のノーマル単なら技範囲の広いオドシシを使った方が良いという始末。
また、「でんこうせっか」等の先制技を覚えそうで覚えない。
BW2で鈍足と相性の良い隠れ特性「アナライズ」の入手や3色パンチ習得等オドシシと差別化に成功したものの、そもそもノーマルタイプは強豪揃いで種族値が足りないミルホッグに枠を割けるかと言うと…。そもそも鈍足とはいうが全体から見れば中速程度なので特性を活かしきれない。
第6世代では「するどいめ」の効果が強化されたが、ミルホッグでやる意味は薄い上自身の強化は特に無く不遇脱却は遠い…。
第7世代では「きあいだめ」「わるだくみ」を習得してバトン要員としての株が上がったがこれもミルホッグでやる意味も薄く、自身が利用するにしても特攻が低い等、相変わらず低種族値に悩まされている。USUMでは「なみだめ」「タネマシンガン」を習得したが前者は使いづらさが否めなく、後者はチラチーノで十分であり使い所が見当たらない。しかも序盤ノーマル仲間であるマッスグマしんそく」を遺伝技で習得した事で(これまでは入手機会が相当限られていた)ますます見劣り感が出てしまい、不遇脱却から更に遠のく結果となってしまった…。

ほのおタイプ

ブースター
該当不遇要素:1劣

HP65攻撃130防御60特攻95特防110素早さ65合計525
特性:もらいび/(隠れ)こんじょう
主な競合相手:ウインディヒヒダルマアローラガラガラ

まけちゃった


詳細は 唯一王を参照。
攻撃種族値はほのおタイプでもトップクラスの130・特防もかなり高い110とこれだけ見れば強いのだが、その他の能力があまりにも足りない。特にスカーフを巻いても130族を抜けない素早さ65が惜しい。
そしてほのおタイプ屈指の技範囲の狭さに加え、有用なほのお物理技を中々習得しなかった
隠れ特性は「こんじょう」だが、ほのおタイプなのでやけど状態になれず、蓄積ダメージの高い「どくどくだま」しか使えない(「ねむる」と「ねごと」を併用して「こんじょう」を発動させる事も可能ではあるがネタの域を出ていない)。
第6世代にてついに念願のフレアドライブ」を習得
主力技不足と攻撃面は改善され十分活躍できるようになったのだがそもそも耐久面(特にHP)が足りず、攻撃力がある分反動も馬鹿にならない為相性は良くない。
とは言え、「フレアドライブ」の習得により「せっかくの攻撃力が無駄」という残念感と懸念されていた不遇要素の主力技不足はとりあえず克服し、条件さえ揃えば持前のパワーを遺憾なく発揮出来るようになった。あとは鈍足を補える先制技や、「コットンガード」や「ファーコート」のような低い物理防御力を補える技や特性が欲しい。
そして第7世代ではアローラガラガラが「いしあたま」+「フレアドライブ」を引っ提げて登場。別の特性が優秀なのであまり見ることはないが反動が痛いブースターにとっては強力なライバルが1匹増えることになってしまった。
その代わり、(自身だけでないので差別化にはならなかったが)Zワザの登場で色々と強化された面もある。「フレアドライブ」や「ばかぢから」を反動無しで撃てるだけでなく、「あなをほる」や「アイアンテール」が使いやすくなり、結果としてサブウェポンが増えて攻撃範囲が広まったのは嬉しいところ。
ちなみにブイズパでは相性補完の関係で組み込む優先度が高く、過去2回行われたイーブイとその進化形のみの大会『イーブイカップ』では問答無用のトップメタを誇っている。またキャラ人気もあって使用率は下手なマイナーより高く、上記に書かれてるように不遇ポケモンでもちゃんと活躍できるということを一番よく示したポケモンともいえる。また、基本サブウェポンに乏しいブイズの中ではかくとう、はがねといった有用なタイプの技を多く覚え、まともに両刀型としても使えるなど、もしかしたらライバルと種族値が問題なだけでブイズの中では一番優遇されているのかもしれない。言ってしまえばガブリアス等から見た第5世代までのフライゴン(現在は「ばくおんぱ」や「りゅうのまい」の習得で中堅程度の強さとなっている)のような状況。

みずタイプ

サニーゴ
該当不遇要素:1劣、4低

HP65攻撃55防御95特攻65特防95素早さ35合計410
特性:はりきり/しぜんかいふく/(隠れ)さいせいりょく
主な競合相手:カブトプスジーランスアバゴーラ

はりキリッ


攻撃技・補助技がともに豊富で、3つある特性も全て優秀であり、技や特性「だけ」ならカブトプスアバゴーラ等の同タイプに引けをとらないどころか補助技のレパートリーでは同タイプ随一なのだが、種族値がついてこない。
HPに努力値を振ればそれなりに硬くはなるがメジャーどころに弱点が多く、鈍足が祟って何も出来ずに落ちる事が多々ある。鈍足すぎるゆえ「トリックルーム」の依存度が非常に高い。
また火力で頑張ろうにも特性「はりきり」で外れやすい。ただし第7世代のZワザの導入で「もろはのずつき」をZワザにすれば一度きりだが「はりきり」の効果が乗りつつ必中で凄まじい威力を叩き出せるので若干特性の恩恵が上がった。
第5世代で強力な「もろはのずつき」の習得に加え「ロックブラスト」などの連続技の仕様変更を受け強化された。第6世代での強化は「パワージェム」の強化程度。
第7世代では待望のみず物理技「アクアブレイク」を習得可能に。さらにHP・防御・特防の種族値が+10され耐久が大幅に強化された。決して低くない数値にまでは上がった為扱いやすくなり見劣りから脱却したものの、現状不遇である事は変わっていない。だが上記の通りZワザが登場した為火力面では大幅に強化されている(Zワザは必中なので「はりきり」の外れる効果が無視出来るのもプラスポイント)。だがUSUMで「アクアブレイク」が広く配られたせいで差別点とは言えなくなり、見劣り出戻りの憂き目に…。
戦闘では不遇であるものの、習得できる技は水中グループのポケモンが欲しい技が多い為、遺伝要員としては非常に有用で遺伝用に育てる人は多い。

ラブカス
該当不遇要素:1劣、4低

HP43攻撃30防御55特攻40特防65素早さ97合計330
特性:すいすい/(隠れ)うるおいボディ
主な競合相手:キングドラフローゼルネオラント

ラブカスは横にするとなんか怖い


素早さは非常に高く、第3世代の「すいすい」持ちでは最速だったが、他の能力があまりにも足りず技による差別化すら許されない悲しさ。ただでさえみずタイプは層が厚いと言うのに…。
その弱さは耐久型にした場合はミロカロス進化前のヒンバスに劣ると言われる程。
更に第4世代では唯一の取り柄だった「すいすい」持ち最速をフローゼルに譲ることになってしまう。
このページで取り扱っているポケモンの中でも不遇ぶりはトップクラスと思われる。
一応第5世代では「ハイドロポンプ」を習得した。しかし倒せるのは水4倍位。特化してもピカチュウすらまともに倒せない。第6世代では威力低下の憂き目に…。
第7世代で「みずびたし」、続くUSUMでも「アクアブレイク」を習得したが、この技を習得可能なみずタイプのポケモンは多く差別点とは言い難い。
ただ、ある理由により廃人・一般共に非常にトレーナーの役に立つポケモンではある。それでこの戦闘スペックなのでこのポケモンはウロコがメインと呼ばれたりもする。
だが第7世代では釣りづらい上ハートのウロコの確保手段も大量追加されウロコ要員としての立場も危うくなっている。ポケモン単体から見れば本来喜ぶべきことではあるのだが…。

ダイケンキ
該当不遇要素:1劣、3特

HP95攻撃100防御85特攻108特防70素早さ70合計528
特性:げきりゅう/(隠れ)シェルアーマー
主な競合相手:カメックスオーダイルアシレーヌ

負けケンキ+α


全体的に種族値配分が中途半端で大きく目立つ部分が無い。器用貧相なほどに技は揃ってはいるが、そのポジションは同タイプだけで見てもカメックスアズマオウのようなポケモンが立ちはだかる。加えて特性のうち「シェルアーマー」はほぼ役に立たず、実質死に技の「ないしょばなし」しか有効に活用できる技が無い。通常特性の「げきりゅう」もアシレーヌ等の他の使い手と比べると差別点にはなりにくい。
一応USUMで「せいなるつるぎ」を習得したが、既にかくとう技で「ばかぢから」を習得出来ており、追加効果を考慮してもダイケンキの火力では耐久ポケモンを突破しにくいので差別化になったとは言いにくい。「げきりゅう」持ちで「ばかぢから」を使う場合でも、攻撃で上回り「りゅうのまい」で攻撃と素早さの底上げが可能なオーダイルが立ちはだかるのもネック。
習得技自体は非常に豊富で個性的なのだが、汎用性の面で考えると有用な技はかなり限られてくるのが正直なところ。独自の魅力と言える要素が事実上無いに等しく、他の水御三家と比べてもかなり辛い状況に置かれている。

でんきタイプ

マイナン
該当不遇要素:1劣、4低

HP60攻撃50防御40特攻75特防85素早さ95合計405
特性:マイナス/(隠れ)ちくでん
主な競合相手:ライチュウ(原種)、デデンネカプ・コケコ

ひとり


ピカチュウポジションの中ではトップクラスの不遇。
特性はシングルでは無意味な点に加え、ダブルでもプラス」と「マイナス」を並べないといけないという恐ろしい程の使い勝手の悪さを誇る。その為「じしん」で一掃が目に見える。
ピカチュウポジションの中ですらアタッカーは上位互換のライチュウ、サポーターなら耐久面でもう少し優秀なパチリス、同特性なら有用な芸当が可能なデデンネが存在しており、差別化が辛い。
第5世代以降「プラス」「マイナス」持ちが増えたが全員じめんタイプ弱点なのは変わらず、その増えた所有者同士を並べた方が良いためますます厳しくなってしまった。第6世代では設定されていなかった中々有用な隠れ特性を新たに得たが、パチリスと特性が被ってしまい差別化に困る事態に陥ってしまう。
第7世代では更なる追い討ちが待っていた。でんき技の威力が1.5倍になる「エレキフィールド」を場に出た瞬間に展開する「エレキメイカー」を引っ提げたカプ・コケコと、味方の特殊技の威力を1.3倍にする特性「バッテリー」を持っているデンヂムシが登場し、ライバルが更に増えてしまった。両者共に初手から自由に行動出来る点でマイナンに勝っており、不遇卒業からは遠のくばかりである。
なかまづくり」でどうにか差別化を図りたいところだが、低種族値が足を引っ張っており発動する前に落ちる事も多く安定しない。USUMでは「ほしがる」「なみだめ」を習得したものの、需要は皆無に近い。
ダブル向けのポケモンとして設定された割には、際立って有利な点が無い。寧ろこの設定によるスペックが後の世代になるにつれ、仇となっている感が増している気がするのだが…。

くさタイプ

トロピウス
該当不遇要素:1劣、6弱

HP99攻撃68防御83特攻72特防87素早さ51合計460
特性:ようりょくそ/サンパワー/(隠れ)しゅうかく
主な競合相手:ワタッコオーロットアローラナッシー

トロピウス


ステータスだけ見れば耐久型としては十分な能力があり、そこまで酷いというほどでもない。
しかし、弱点が5種類かつドラゴンタイプのついでに狩られてしまうこおりが4倍と、耐久型のポケモンとしては致命的。タイプ構成がステータスの足を完全に引っ張っている。同タイプのワタッコは素早さや特性のおかげでタイプ構成をもろともしない活躍をしているのに、こちらはアタッカーにしても数値不足に加えて鈍足という悲しさ。
第5世代で実用性の高い隠れ特性「しゅうかく」を得たことで、攻撃技のレパートリー自体は豊富なことからも上手く使えば実戦に投入できるポテンシャルは秘めていた…、のだが第6世代で「しゅうかく」を有効に使えるオーロットが登場してしまった。更に第7世代でも強力なライバルが登場するという…。
その他第6世代では遺伝技の仕様変更により「りゅうのまい」と「リーフブレード」の両立が可能となったが、そもそも積む余裕があるかが怪しい。その他「しゅうかく」と相性のいい「アッキのみ」「タラプのみ」の登場で耐久型が強化された。
その他第6世代では群れバトルの存在から「あまいかおり」の重要度が増したため、非戦闘時ではかなり活躍していた。だが第7世代では秘伝技も群れバトルも廃止され、「あまいかおり」もフィールド効果が無くなってしまい活躍の場が事実上失われた。
なおUSUMでの新技は「ドラゴンハンマー」であるが、そもそも元々がアローラナッシーの固有技であり余計に見劣り感が出てしまっている。

マスキッパ
該当不遇要素:1劣、2鈍、3特、4低、6弱

HP74攻撃100防御72特攻90特防72素早さ46合計454
特性:ふゆう
主な競合相手:モジャンボ

草単・浮遊


不遇と言われるくさタイプの中でも相当立場が厳しいポケモン。
技自体はそこそこ揃っており、攻撃100とくさタイプの中ではかなり高い数値を誇るものの、かなりの鈍足で先制攻撃には期待できず、それなりの耐久も弱点が多いせいでいまいち霞む。
そして特防以外は全てモジャンボに負けているという有様。技の方もモジャンボの方が圧倒的に豊富である。
差別点である特性「ふゆう」はじめんに耐性のあるくさタイプにはほとんど恩恵がない様に思えるが、耐久力に不安のあるマスキッパにとっては半減と無効の差は大きく、無償降臨のチャンスに繋がる為流石に飼い殺しとまではいかない。
第5世代では「いかりのこな」を習得したがモジャンボも同じ技を覚えてしまった。
更に第6世代でははたきおとすが強化され、対はがね用のウェポンも手に入れたがこれまたモジャンボも同じ技を覚える為結局追いついていない。何故こうも技が被るのか。
続く第7世代では目立った強化は一切無いが、Z技の登場でダブルで「じしん」が強力な単体攻撃に使用されることが多くなり、特性の「ふゆう」と合わさって「いかりのこな」の需要がある程度高まった。だが特性の「ふゆう」が第7世代でよく見かけるフィールド技の効果を得られないというデメリットにもなっており、「グラスフィールド」による回復及び火力補強が出来ないのが惜しい。特にマスキッパの場合は元々じめんタイプに耐性がありメリットが薄かった点を踏まえると、特性面でのマイナス面が大きく裏目に出てしまっている。
USUMでは「じごくづき」「アシッドボム」を習得し、モジャンボとの差別点を一応得る事は出来た。しかし特性や種族値の面において更なる強化が施されない限り、不遇からは抜け出せないのが現状である…。

リーフィア
該当不遇要素:1劣、6弱

HP65攻撃110防御130特攻60特防65素早さ95合計525
特性:リーフガード/(隠れ)ようりょくそ
主な競合相手:モジャンボメブキジカカミツルギ

遊んでよう~


ブイズらしくスペック自体はかなり高く、攻撃・防御・素早さに長けている。
ただブイズ共通の悩みとして技がとにかく無く、一致技以外は「シザークロス」や「かみつく」位しか目ぼしい物が無いなど散々な状態。特攻が60しか無いので他のブイズと違い「めざめるパワー」はまるで役に立たない。更にHPも低いので単くさタイプの弱点の多さも相まって一番高い防御もあまり生かせれてない。というか(第6世代以降は)単純なスペックだけで見るとブースターより悪い。
くさタイプ及びブイズは補助技も豊富なので補助で立ち回ることもできなくはないが、「やどりぎのタネ」や「ねむりごな」を覚えない等いまいちどこか抜けている。一応くさタイプで唯一「あくび」が使えるが…。
第5世代では隠れ特性「ようりょくそ」を得た。晴れパの欠点であるいわタイプやじめんタイプ対策で投入したり、素の素早さのお陰で素早さの努力値を無視できるようになったのも利点。ただ自分も焼かれる。
第6世代では天候が弱体化したものの、マスキッパ等と同様「はたきおとす」が強化された。第7世代ではZクリスタルの登場で使い辛くなったが、「はたきおとす」「あなをほる」「アイアンテール」等をZワザとして使う事で一度きりではあるが強力なサブウェポンとして使えるようになり、若干攻撃範囲は広まった。また配布限定個体ではあるが、「おいわい」をZワザにする事で全能力上昇効果を得る事も可能になった(ただ配布個体故にボールを出した時点で戦術がバレやすい)。
ブイズの中で見ると、ブースター同様スペック自体は優秀で固有の役割を持てるがいかんせん強力なライバルが多いのとアンバランスな種族値に悩まされている状況。

マラカッチ
該当不遇要素:2鈍、6弱

HP75攻撃86防御67特攻106特防67素早さ60合計461
特性:ちょすい/ようりょくそ/(隠れ)よびみず
主な競合相手:ノクタスモジャンボヤナッキー

取れカッチ


高い特攻とそこそこの攻撃力をもつアタッカーだが、くさタイプ以外の攻撃技のレパートリーがぶつり技に偏ってしまっているせいで、より攻撃・特攻が高く技が豊富なノクタスモジャンボに大きく劣ってしまい、強力な補助技「コットンガード」でサポートをやろうにもエルフーンの存在が大きすぎるなど厳しい立場に立たされている。
ただ特性は3種類とも優秀なため、技のレパートリーが改善されれば活躍できる可能性は十分にある。
特にダブル以上において隠れ特性「よびみず」でみず技を牽制できるのは他のくさタイプには無い個性。ユレイドルもいるにはいるがあちらは複合なので耐性が異なる。
第6世代では両刀向きのマラカッチにとっては相性が良い技「はなふぶき」を習得した。
また、エルフーンにフェアリータイプが追加されたため、(どく・はがね耐性程度だが)コットンガードのサポートにも差別化が利くようになった。
さらにORASでは「ニードルガード」を習得。ノクタスも覚えるがこちらは「きあいのタスキ」からの「がむしゃら」、その後の「ふいうち」と組み合わせることで相手に択を迫らせることが出来る…と思ったのも束の間、USUMでヤナッキーがこの技を覚えてしまい「ふいうち」との両立以外の差別点が消えてしまった。一応USUMでは他にも「じごくづき」を習得したので安定したあく技を得たが、ヤナッキーもこの技を習得した為差別点にはならなかった。
USUMでも「よびみず」と「てだすけ」を両立できるのは全ポケモンでもマラカッチ以外に存在しないためメガバクーダとの相性は最高なのだが、「だくりゅう」や「なみのり」を防げないのが痛い。「ワイドガード」さえ習得してくれれば一気に躍進しうるのだが…。

こおりタイプ

デリバード
該当不遇要素:4低

HP45攻撃55防御45特攻65特防45素早さ75合計330
特性:はりきり/やるき/(隠れ)ふみん
主な競合相手:フリーザーマニューラツンベアー

【悲報】クリスマス中止のお知らせ


自力で覚える技が「プレゼント」しかないのはまだいい。
遺伝技やわざマシンで覚えられる技には中々便利なものが揃っており、特性も優秀。
問題なのは特攻の65と素早さの75以外の種族値が全て55以下という悲惨すぎる低種族値であり、下手な進化前にも劣る。
「はりきり」を活かした攻撃役とする場合、競合相手はマニューラマンムーツンベアーあたりになると思われるが、はっきり言ってデリバードの種族値はこいつらと比較するのが憚られる位低い(ただし下記のような個性があるのと、低種族値が目立ってしまっているだけであり見劣りとは言い難い)。同タイプのフリーザーと比べるとなるとこちらが覚える技以外ではほぼ負けている。
数少ない個性を挙げるならばひこうタイプ唯一の「ねこだまし」持ちであることくらい。「ねこだまし」+「じしん」のコンボがノーリスクで行えるが、これもチャーレム(テレパシー)でできてしまう(強いかどうかは別にして)。
グラードンと組めばそれなりかと思いきや、ORASでグラードンが味方を巻き込まない「だんがいのつるぎ」を覚えた為メリットが薄れてしまった。
そして第5世代で与えられた隠れ特性は「ふみん」。既に通常特性として存在しているやるき」と全く同じ効果である。何故この特性を…。
第6世代では何と「みちづれ」を習得。低耐久を活かして相打ちに持ち込みたいところだがほぼ「きあいのタスキ」必須なのが難点か。更に同じく第6世代で「フリーズドライ」を、第7世代のわざマシンで「オーロラベール」を新たに習得。どちらの技も習得者が非常に少ないので有用な差別点となる(使いこなせるかは別として)。
その他第7世代では「ドリルくちばし」を自力習得可能になった一方、「みちづれ」が弱体化という憂き目にも遭ってしまう。しかし新たな要素であるZワザにも特性「はりきり」の効果が乗る為、「ゴットバード」をZワザにすることで一度だけだが必中で凄まじい火力を叩き出せる(それ以外の技は素の火力が低すぎるため他のポケモンの火力に大きく劣る)。USUMでは「カウンター」を再度習得可能になり(厳密に言うと第3世代でも教え技で習得可能)、「みちづれ」と両立出来るようになった。「きあいのタスキ」で耐えて「カウンター」で返して1体倒しそこから「みちづれ」で更にもう1体倒せるようになったが、種族値面を考慮すると「カウンター」のみならこおりタイプだけでもマニューラ、「カウンター」と「みちづれ」の両立となるとヘルガー等多くの競合相手がいる分強化点とは言えない。しかも「はりきり」との相性も悪いのもネック。

ひこうタイプ

オニドリル
該当不遇要素:1劣、4低

HP65攻撃90防御65特攻61特防61素早さ100合計442
特性:するどいめ/(隠れ)スナイパー
主な競合相手:ドードリオムクホークウォーグル

オニドリル


第1世代から上位互換にドードリオが存在していただけならまだしも、さらにほぼ上位互換であるムクホークが登場したせいで多重劣化と言う悲しいにもほどがあるポケモン(ちなみにドードリオは第7世代での強化でムクホークの劣化を脱出し不遇卒業を果たした)。
しかも使い勝手のいいひこう技の威力が第1世代からずっとドリルくちばし」(80)止まり。第1世代くらいでなら便利だったが火力インフレの昨今では…。
第5世代では他の鳥ポケモンが覚えないじめん技「ドリルライナー」と隠れ特性「スナイパー」を習得し、差別化自体には成功した。
…のだが、攻撃特化の「ドリルライナー」で耐久一切無振りのジバコイル(4倍)相手でやっと乱数1発という体たらく。弱点を突けても耐久が不安なので倒しきれなかったら地獄が見える。「スナイパー」に関しても自力で「きあいだめ」を習得出来ない上、この世代では仕様により急所ランクを上げても確定では当たらなかったため発動は実質運頼みであり、実用的な戦法が取れる特性ではなかった。
第6世代では急所ランクを最大まで上げる事で確定で急所が狙えるようになった為、「スナイパー」を実戦で扱える場面が出た他、「するどいめ」も強化された為特性不利からは脱却した。
一方で急所のダメージ割合が2倍から1.5倍に修正され、それに合わせてスナイパーのダメージ補正も3倍から2.25倍に下がってしまい、発動した所で他のポケモンでも「つるぎのまい」+「いのちのたま」で同等以上のダメージ補正を得られる程度の、微妙な火力となってしまった。
オニドリルにも火力を上げる道具を持たせればいいのだが、急所ランクは最大3で「きあいだめ」が+2なためランクが一つ足りず、ランク最大を維持して攻撃するには持ち物が「ピントレンズ」(+1)固定となってしまうのである。加えてオニドリルは依然としてきあいだめを自力習得する事が出来ない為、「スナイパー」の発動には「きあいだめ」を「バトンタッチ」する等のサポートが必須。上述の通り得られる火力を考えればサポートをしてまで発動させるメリットはほぼなく、やはり実用的とは言えなかった。
第7世代では遂に「きあいだめ」を覚えたが未だ「ブレイブバード」を覚えられず、ひこうタイプとしての火力が無いのが惜しすぎる。更に同期のドードリオが「つるぎのまい」「とびげり」という強力な技を覚えた上にすばやさを110の大台に乗せるという、オニドリルを大きく上回る超強化を遂げ、ほぼドードリオの下位互換に近い性能となってしまった。
ちなみにZワザの登場は「ゴッドバード」による主力技不足の改善、「ドリルライナー」で落とせるラインがある程度伸びる、「オウムがえし」で2段階攻撃上昇させるなどある程度プラスに作用したが、それは他のライバルも同じであるためやはり大した差別化要素とはなっていない(しかもオニドリルが放つ「ゴッドバード」のZワザは、「はりきり」と組み合わせたデリバードにも負けている)。
更にUSUMでは、ドードリオがじめん技「じだんだ」を習得。攻撃種族値に差がある為、威力はオニドリルの「ドリルライナー」<ドードリオの「じだんだ」である。新技「じごくづき」を習得したものの低火力な為、クレセリアのような高耐久ポケモンには弱点をついても大した有効打にならず、ゲンガーなどには「ドリルライナー」で十分な為実用性はほぼ皆無。
この為実質的にドードリオの完全劣化と言わざるを得ない立ち位置となっている。以前にも増して不遇な状況に置かれてしまっており、フィオネのように競合相手の完全劣化になってしまう可能性も否定できなくなった。

カモネギ
該当不遇要素:2鈍、4低

HP52攻撃90防御55特攻58特防62素早さ60合計377
特性:するどいめ/せいしんりょく/(隠れ)まけんき
主な競合相手:ケンホロウウォーグルドデカバシ

『カモネギ』


決定力なし・鈍足・低耐久の三重苦で、合計種族値も(第6世代までは)352と非常に低い。
技に関しては独特の「フェイント」や「リーフブレード」があるがまともに撃たせてもらえるかと言うと…。
第5世代ではレベルアップで「ブレイブバード」を習得できるようになり、また隠れ特性で「まけんき」を獲得した。これによって、「きあいのタスキ」で1回耐えることでボーマンダなどいかく持ちのポケモンを落とせる(だが相撃ち)ようになった…のだが、火力増強が「いかく」依存ではやはり厳しいのが実情。
加えてBW2にてウォーグルが同じ隠れ特性「まけんき」を獲得してしまった為、やっと隠れ特性で手に入れた差別要素を隠れ特性で奪われるという何とも言いがたい状況になってしまった。
第6世代では「するどいめ」の仕様変更及び急所の仕様変更の影響で「ながねぎ」(+2)+「きりさく」「リーフブレード」(+1)の確定急所コンボを単独で行えるようになり攻撃面はある程度強くなった。但し耐久は捨てなければならず、半端な素早さをどうするかも鍵になる。
第7世代では攻撃が25も上昇、割と馬鹿にできないところまで上げられたので倒せるポケモンがかなり増えた。ただし同世代でサブウェポンのタイプが被るドデカバシが登場してしまったのが気がかり。
だがUSUMで「いのちがけ」「であいがしら」と差別化の効く技を習得。ドデカバシ等の競合相手との差別化を果たし、見劣りからの脱却に成功した。種族値の更なる改善が施されば不遇卒業が見込めるラインにまで近づいた。
ちなみに見落とされがちだが第6世代まではトリプルバトルで「シンプルビーム」や「じこあんじ」などをうまく使い、サポート要員としてそれなりの活躍を上げていた。それでも同じ事ができるポケモンは他にもいたが、カモネギにとってはまともにバトルができる数少ないルールだった。のだが第7世代でそのトリプルバトルが泣く泣く廃止に。もし残っていたら第7世代で施された種族値上昇もあって不遇卒業が叶っていたかもしれない。後の世代で復活することを願うばかりである。

エスパータイプ

スリーパー
該当不遇要素:1劣、3特

HP85攻撃73防御70特攻73特防115素早さ67合計483
特性:ふみん/よちむ/(隠れ)せいしんりょく
主な競合相手:キリンリキサーナイトヤレユータン

inパルレ


エスパータイプ全盛期の第1世代ではエスパータイプ唯一の「ゆめくい」使いとして、当時のねむり状態が強かった事もありそれなりに活躍出来ていた。しかし第2世代で特殊分離による特攻ダウンの影響で中途半端な種族値が露呈してしまう。一応スリーパー自体は変化技の多さが強みではあるが、後の世代になるにつれ他にも似た芸当が可能なポケモンが増え、独自の芸当に乏しいスリーパーは徐々に立場が狭まってきた。また「さいみんじゅつ」で展開するねむり状態が後の世代になるにつれ弱体化したのもマイナスポイント。
それでも第5世代から第6世代までは、鈍足で「トリックルーム」下で優位に動ける「せいしんりょく」持ちのエスパータイプとして独自の立ち位置を保持していたが、第7世代で同じ役割でより優秀なヤレユータンが登場した事で個性が潰されアイデンティティが崩壊し、遂に不遇入りとなってしまった。
特性は通常特性はどちらも扱い辛い。隠れ特性の「せいしんりょく」が種族値上まだ扱える程度ではあるが、同特性でより芸当が広いキリンリキが立ちはだかる。耐久型で運用するにしても同タイプのクレセリアが立ちはだかり、サーナイトエルレイドとは多くの技で被ってしまう。アタッカーとして運用の場合でも、中途半端な種族値故に火力不足感が否めない。
またそれ以外の戦術を持つ同タイプの場合でも、優秀な特性を持つフーディンブーピッグニャオニクス等多くの競合相手がちらつく。その為現状ではどのように運用しても、他のエスパータイプのポケモンで十分な状況に追い込まれている。
だがスリーパー自身の特防は高い方なので、それを活かした芸当を見出したいところ。技範囲自体は悪くないものの、現状は強力な個性を持つ同タイプのライバルの影に隠れてしまっている。

むしタイプ

バタフリー
該当不遇要素:1劣、4低、6弱

HP60攻撃45防御50特攻90特防80素早さ70合計395
特性:ふくがん/(隠れ)いろめがね
主な競合相手:アメモースビビヨンアブリボン

バタフリー


特性が導入された第3世代から第5世代までは「ふくがん」からの「ねむりごな」の独自性があり、低種族値ながらまだ個性を活かして立ち回る事は可能だった。
しかし、第6世代で同じ複合タイプ、同じ芸当が出来るビビヨンが登場。
ビビヨンは特殊耐久以外の全てでバタフリーを上回っており、唯一勝てる特殊耐久もHP種族値のせいでほとんど差が無い。加えてビビヨンは「ぼうふう」や「ひかりのかべ」などの使い勝手のいい技をバタフリーよりも多く覚えられる。
また、ビビヨンとの比較を抜きにしても睡眠の仕様変更による催眠吹き飛ばし戦法の崩壊、粉技無効化手段の登場等でこれまで培ってきた個性を悉く台無しにされている。
エレキネット」「おいかぜ」「シャドーボール」「ギガドレイン」など旧世代教え技で何とか差別化の抜け穴を探っていたが、ORASで教え技が再登場したことでその殆どをビビヨンが習得してしまう。最早差別要素は「シャドーボール」「スキルスワップ」「ふきとばし」等数えるほどしかなく、風前の灯火である。
第7世代では「エアスラッシュ」を習得可能に。ほぼ必中で怯みを狙えることからビビヨンの完全劣化から脱したが、焼け石に水感が否めない。しかも「スキルスワップ」が被る上に素早さで圧倒的に上回るアブリボンの登場で見劣り感が増してしまった。

レディアン
該当不遇要素:1劣、3特、4低、6弱

HP55攻撃35防御50特攻55特防110素早さ85合計390
特性:はやおき/むしのしらせ/(隠れ)てつのこぶし
主な競合相手:バルビートイルミーゼエルフーン

どうしよう


攻撃・特攻は共に低く攻撃要因として使うには厳しい。
それに加え、特防は高いのだがHPが足りない上に弱点が多い為サポーターとして使うにも難がある。
隠れ特性は攻撃種族値が35しかないのに「てつのこぶし」。馬鹿にしているのかと。更に通常特性の「むしのしらせ」は超低火力なレディアンにとっては死に特性同然、「はやおき」も低HPの為「ねむる」との相性が悪い上レディアンに催眠技を当ててくる相手が少なく同じく死に特性(消去法でこの特性が多い)。エネコロロ同様所持特性が全て使い辛く、実質特性無しで戦わざるを得ないという。
他のむしタイプのポケモンと差別化できる要素が実質的に無く(なお「アンコール」はむしタイプで「いたずらごころ」を持つバルビートイルミーゼも習得可能)、使いどころが非常に悩ましいポケモンの1つ。
第6世代では拘束技の「まとわりつく」を習得し、火力のないレディアンにとっては重要なダメージソースを得たものの覚えるむしタイプはほかにも多数存在するため、レディアン独自の強化とは言えないのが現実。
第7世代ではバタフリー同様「エアスラッシュ」を習得したが、攻撃に向いていないレディアンよりもアゲハントにやって欲しかったところである。そして対のアリアドスと違い、種族値修正は行われなかった。続くUSUMで「カウンター」を習得したものの、低い防御と低HPのレディアンでは一撃で倒せない相手も多く採用出来るかどうかは微妙なところ。
余談だが進化前のレディバの隠れ特性は「びびり」であり、この特性が使えるポケモンで唯一「バトンタッチ」が使用可能。もし仮にレディアンの隠れ特性も進化前同様に「びびり」のままだったら、6体選出のダブルバトルにおいて「ふくろだだき」を受けて6段階上昇した素早さを「バトンタッチ」する芸当が可能になり、不遇卒業が叶っていたかもしれない…。

アリアドス
該当不遇要素:2鈍、4低

HP70攻撃90防御70特攻60特防70素早さ40合計400
特性:ふみん/むしのしらせ/(隠れ)スナイパー
主な競合相手:ペンドラーデンチュラオニシズクモ

アリアドス


第2・第3世代ではどく技が物理だったため「ヘドロばくだん」でどうにか立ち回れたのだが、他の技に乏しく(特にまともなむしタイプの物理技が足りない)、技ごとに物理と特殊が設定された第4世代で火力不足が一気に露呈してしまった。
第5世代では全体的に上位互換の攻撃面ではペンドラーの劣化になってしまい、豊富な補助技を活かそうとしても遅すぎるという受難。更に「クモのす」を「バトンタッチ」で引き継げなくなったという追い討ちまで掛けられた。
おまけにまずまずの種族値配分と珍しい複合タイプと優秀な特性に恵まれて中々強い後輩が登場し、タイプ構成だけでなくクモとしてのアイデンティティも脅かされることに…。
まあ、タイプも種族値配分もかなり違うので比較すること自体おかしいのだが。
BW2でようやく「シザークロス」を技マシンで習得出来るようになった。
その後、第6世代でタマゴ技で「メガホーン」を習得・新技「ねばねばネット」習得・「ミサイルばり」の強化など、序盤むしポケモンにしては結構強化された方である。但し比較対象のペンドラーも大幅強化されているため、先制技2種や「かなしばり」などをうまく使って差別化を見出したい。
第7世代ではなかなか優秀な専用技の「どくのいと」など有用な補助技の習得に加え、特防種族値が10上昇した。だが同時に差別化要素として重要だった「ふいうち」が弱体化されてしまった。
とはいえこの2世代分だけでかなりの量の技を取得しており、「ねばねばネット」に関してもこのタイプの組み合わせで使えるのは自身だけなので、「いかりのこな」や「どくびし」などと合わせてダブルでのサポート要員という独自の道が見えてきた。更にUSUMでは「じごくづき」「じだんだ」「とびかかる」と多数の有力な攻撃技を習得し、見劣りからは脱却する事に成功。後は最大の問題である低種族値の更なる改善が施されば不遇卒業も近い。

アゲハント
該当不遇要素:1劣、2鈍、3特、4低、5主、6弱

HP60攻撃70防御50特攻100特防50素早さ65合計395
特性:むしのしらせ/(隠れ)とうそうしん
主な競合相手:アメモースビビヨンアブリボン

アゲハントの日


数多くいるむし・ひこう複合では恐らく最下層に値するポケモン。
同タイプメジャー級ポケモンに劣るだけならばまだしも、同様に厳しい立場にいるガーメイルの更なる下位互換という地位に甘んじている。
蝶としても「ふくがん」+「ねむりごな」が強力なビビヨンに劣っている上、対の存在で「りんぷん」と優秀な補助技、そこそこの硬さを持つドクケイルと比べても見劣りしてしまう。
一致ひこう技が「エアカッター」止まりと主力技にも恵まれない。
該当不遇要素が全て出揃ってしまっているという珍しくも不名誉なポケモン。該当するか微妙だった3:特性不利はどちらも「使えなくはない」程度だが、やはり特性不利感が残る。
最大の問題は蝶をモチーフにしたポケモンが多いことであろう。
せっかく第5世代で強力な積み技「ちょうのまい」を習得したのに、他の蝶ポケモンも習得してしまったため差を埋められず…仮に次回作で強力な新技を覚えられても他の蝶ポケモンも覚えてしまう可能性が高い。
第6世代では粉系の技がくさタイプに通じなくなったが、特攻種族値が90から100へ変更された。だがバタフリー同様、ビビヨンの登場によって更に見劣り感が増してしまった。
デビュー作のリメイクであるORASで少しは救済があるのかと思いきや、新たに得た技はいかりのみ。埋葬級を抜け出せないことへの怒りなのであろうか…。
さらに、第7世代で同期のアメモースが特攻と素早さの種族値がそれぞれ20上昇してしまい、特攻以外の全てを追い抜かれてしまう(特攻自体も種族値が同じに)。あちらには「いかく」もあって防御面でも強く、攻撃範囲も他のむし・ひこうポケモン達とは違って強力なみず・こおりタイプの技を覚えるという独自路線があるため、より一層置いていかれた感が強い。続くUSUMでは「とぎすます」を習得したが、この技は現状使いどころがなく差別化の要素にはなっていない(なおビビヨンもこの技を習得可能)。
実は3つ上で不遇ポケモンとなっているバタフリーは、現状ではVC版第1世代と第2世代及び第3世代以降の教え技を駆使すると、どくばり」と「すいとる」と上記の「とぎすます」以外のアゲハントが覚える技を全て習得してしまう(上記のORASで追加習得した「いかり」も第1世代のわざマシン20で習得可能であり、「エアカッター」は第4世代の教え技になっている)。ただしアゲハントはこれらの技が自力習得のため、レーティングによるマークの有無で弾かれるという心配が無く、バタフリーは技を覚える世代が違うので一部両立不可能な違いはある。とはいってもこれらの技が採用出来るかと言われると微妙で、寧ろビビヨンとアブリボンの登場とこれに伴うバタフリーの実質的弱体化及びアメモースの大躍進で多重劣化に拍車をかける結果に。後の世代で独自の強化が施されないと、オニドリル同様フィオネのように競合相手の完全劣化になってしまう可能性も否定できなくなった。

ドクケイル
該当不遇要素:1劣、2鈍、4低

HP60攻撃50防御70特攻50特防90素早さ65合計385
特性:りんぷん/(隠れ)ふくがん
主な競合相手:モルフォン

ドクケイル


低種族値が集まる序盤虫の中では、耐久面に配分が回されているのが特徴。だが、メジャーな弱点が多い時点で厳しいうえ、攻撃面が貧弱なのに習得技が攻撃技に偏っているので、器用に扱えず持ち腐れている。
加えて、同タイプのモルフォンの存在が非常に重い。習得する攻撃技が似通っている上、「いろめがね」で幅広い相手に等倍ダメージを与えられる。更には、「どくびし」「ねむりごな」「バトンタッチ」と有用な補助技を多く習得してしまう。一応あっちにはない要素として「てっぺき」があり、これと「はねやすめ」を合わせて物理面も粘りながら戦うこともできるが、この耐久とメジャーな弱点の前では積む前にやられるのが普通。第6世代では差別化にはならないが、自身と相性のいい「まとわりつく」を習得した一方、対のアゲハントに行われた種族値上昇が行われなかった。
USUMで「とぎすます」を習得したが、現状使いどころが無く蛇足感が否めない。

コロトック
該当不遇要素:1劣、2鈍、4低

HP77攻撃85防御51特攻55特防51素早さ65合計384
特性:むしのしらせ/(隠れ)テクニシャン
主な競合相手:ストライクグソクムシャマッシブーン

コロトック 依頼物


攻撃力はそれなりにあるが、残りの能力が不安で鈍足低耐久。アタッカーにするとストライクの存在が非常に重く圧し掛かる。
だがコロトックは「ねばねばネット」や「ほろびのうた」等個性的な技を多く覚えるので、次回作で進化などが叶えられたり、他にも優秀な技を覚えられれば救済も十分に有り得る話ではある。
特にむしタイプで「ほろびのうた」と「ちょうはつ」を両立出来るのはこのポケモンだけであり、相手に攻撃や交代を強要できるといった独自の動きが出来るのは十分な差別点。ただ相手を縛れないのが如何ともしがたい。
隠れ特性は「テクニシャン」だが、そのせいでアタッカー型は余計にストライクの劣化に…。
第6世代では「れんぞくぎり」の強化・音技の貫通等強化自体はされたが、同じ事が出来るポケモンが多く大きな差別化にはならなかった。
第7世代では「きゅうけつ」が強化された一方、グソクムシャマッシブーンフェローチェと「ちょうはつ」出来るむしタイプのポケモンが3体も登場してしまった。更にはエネコロロの種族値上昇で最終進化形で種族値合計が最下位に。

ミノマダム(くさきのミノ)
該当不遇要素:1劣、3特、4低、6弱

HP60攻撃59防御85特攻79特防105素早さ36合計424
特性:きけんよち/(隠れ)ぼうじん
主な競合相手:アメモースハハコモリウルガモス

マダムっち


ステータスが全体的に中途半端で、素早さは絶望的であるミノマダムの姿の中で最も弱点も多く耐久も微妙(なおタイプ上弱点を突かれやすいだけであり、防御と特防の種族値もやや高い為鈍足低耐久と言えるかは微妙)、サブウェポンにも恵まれず同じタイプのパラセクトハハコモリと違いはがねタイプで止まりやすい。同タイプの中では一番特攻が高いがくさ及びむしタイプ全体で見るとやはり低いとしか言いようがない。加えてくさ・むしの技だけならアメモースウルガモスなどで役割が足りてしまうため他のむしタイプに見劣りばかりしてしまう。
一応所持している特性は割と優秀ではあるものの「きけんよち」は弱点が多すぎるせいで本来の相手がどのタイプの技を撃ってくるか予測してうまく交代読みを決めるという仕事がやりづらく、隠れ特性の「ぼうじん」はくさタイプであるため粉系の技は元々無効、せいぜい天候ダメージで「きあいのタスキ」が潰れないようになるくらいしか利点がなく事実上特性不利に該当してしまう。
第7世代では「ふいうち」「むしのさざめき」「ちょうのまい」習得と大きく強化されたが使いこなせる種族値があるかと言われると微妙。むしろ「ちょうのまい」の習得で見劣り感が余計増してしまったと言われる事も。更に比較対象の1体であるアメモースが大幅強化されたのも気になるところ。

ガーメイル
該当不遇要素:1劣、2鈍、4低、6弱

HP70攻撃94防御50特攻94特防50素早さ66合計424
特性:むしのしらせ/(隠れ)いろめがね
主な競合相手:メガヤンマビビヨンフェローチェ

ガーメイル


むし・ひこうタイプとしては珍しく(というか唯一)攻撃と特攻がともに高めのポケモン。
第5世代では強力な積み技である「ちょうのまい」や「ひこうのジュエル」とのシナジーが注目された「アクロバット」の習得によりこれと特殊技を交えた二刀流スタイルで戦うことも可能であり、何とか不遇入りを免れていた。
しかし第6世代ではノーマル以外のジュエルが消滅したことにより「アクロバット」の使い勝手が悪化し、攻撃の高さが種族値の無駄遣いによる低耐久・鈍足の露呈、イカサマの被ダメージ増加という形で仇となってしまったのである。
かくして蝶・蛾モデルのポケモンとしては有象無象の特殊アタッカーとして生きていくことになったのだが、むしタイプの特殊アタッカーといえば種族値の高いウルガモスやメガヤンマは勿論のこと、「ふくがん」+「ねむりごな」の新たな使い手ビビヨン等の強豪相手に見劣りし、「いろめがね」持ちで「ちょうのまい」と「エアスラッシュ」の両立といった微妙な差別点で勝負することを余儀なくされる。
一応「アクロバット」は弱体化したとはいえ「きあいのタスキ」消費など丸腰にする手段が残されている以上選択の余地自体はあるのだが…。
第7世代では優秀なむし物理技「とびかかる」を習得したが、超高速・超火力両刀のフェローチェの存在が重過ぎる上に、不遇仲間のバタフリーの「エアスラッシュ」習得で上記の差別点が潰されてしまった(特攻はこっちが上だが向こうは素早さが上で粉技がある)。しかもUSUMではフェローチェが多数の教え技を習得して攻撃範囲が広がった事で更に見劣り感が増す結果に…。


不遇入り保留ポケモン

※現在不遇ポケモンにするかどうか保留状態のポケモンたち。

プラスル
該当不遇要素:1劣、4低
主な競合相手:ライチュウ(原種)、デデンネカプ・コケコ
第6世代で獲得した隠れ特性「ひらいしん」で上昇した特攻を「バトンタッチ」で繋ぐコンボに加え、「ひらいしん」を「なかまづくり」するコンボ等で個性は出ており他の同タイプ同特性と差別化は出来ているが、元々の種族値が低くコンボが成立する前にやられてしまう事も多く安定しない。またこれらのコンボを抜きにすると、通常特性ではデデンネ、隠れ特性ではライチュウ(原種)を始めとするライバルの壁が立ちはだかるのも辛い。更に第7世代ではマイナン同様通常特性「プラス」の場合でも、カプ・コケコデンヂムシの登場で更に立場が危うくなった。


まとめ

このように対戦において活躍するのが難しいポケモンがたくさんいる。
だが次回作での強化を期待されたり、不遇とはいえ、舐めてかかるとこちらが痛い目に遭う事もある。
不遇ポケモンに活躍できる要素を探してみることで新たな発見があるかもしれない。

では最後に四天王の一人であるカリンズミの名言で締めくくることにする。

カリンしゃん


つよいポケモン よわいポケモン そんなのひとのかって
 ほんとうにつよいトレーナーなら すきなポケモンで かてるように がんばるべき

ズーミン


ポケモン勝負に おいて 弱い ポケモンなど いません
弱い トレーナーが いるのみです
ポケモンの よさを 見極め こだわり 強さを 引きだしなさい


関連タグ

バトルにおいて大活躍しているポケモン達。
ある意味ここの記事とは正反対。

第6世代の目玉システムメガシンカでより強力なシンカ(進化)を行えるようになったポケモン達。
元々プレイヤー達に愛されていたり、元から強いポケモンが多い。
ジュペッタスピアーピジョットはメガシンカを与えられ不遇卒業と相成った。
不遇から卒業したポケモン達を扱ったもの。
元々はこの記事で扱っていた。
こちらはアニポケにおいて不遇な扱いを受けているポケモン達。
なお不遇卒業はまずありえない
イメージやポケモン図鑑の設定により食用と扱われる、または扱われやすいポケモン達。


関連リンク

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