すなあらし
すなあらし
第2世代で登場したポケモンの変化技。5ターンの間天候をすなあらし状態とするというもの。
バンギラスやカバルドンが持つ特性「すなおこし」はこの特性を持つポケモンが場に出ただけですなあらし発動と同じ状態となる。
第3世代(RSE)以降は特定の天候が発生しているマップが登場し、天候が砂嵐状態のマップでエンカウントすると突如砂嵐状態でバトルが始まる。
この時の天候の持続については世代ごとに異なり、第5世代までは永続、第6・7世代は5ターンのみ、第8世代(剣盾)は永続、第9世代はオープンワールドマップの天候次第となる。
第9世代は、基本野外で行われるジムバトルにもこの天候システムが反映されるのが特徴で、カラフシティでハイダイと戦う時に急にフィールドが砂嵐になるという事態に陥りやすい。ハイダイがすなあらしで強くなるポケモンを全く持っていないのがせめてもの救いか。
アニポケでは天候変化技ではなく、攻撃技として登場する場合が多い。ゲーム版通りに天候を変えるだけの技であったら地味に映ってしまうからであろうか?
- いわタイプ、じめんタイプ、はがねタイプ、特性に「すなのちから」「すながくれ」「すなかき」「マジックガード」「ぼうじん」を持つポケモン以外はタイプ以外では自分の最大HPの16分の1(約6.7%)のダメージを受け、いわタイプは特防が1.5倍になる。(ダメージ効果は持ち物「ぼうじんゴーグル」を持たせる事で防ぐことが可能。)
- 「すなのちから」を特性に持つものはいわ・じめん・はがね技の威力が1.3倍になり、「すながくれ」を持つものは相手の攻撃の命中率0.8倍、「すなかき」を持つものは素早さが2倍になる。
- 技「ウェザーボール」のタイプがいわタイプになり、威力が倍増する。
- 技「ソーラービーム」「ソーラーブレード」のダメージが半減する。
- 技「あさのひざし」「つきのひかり」「こうごうせい」の回復量が1/2から1/4に低下する。
- 回復技「すなあつめ」の回復量が2/3となる。
これらを利用した、通称「砂パ」(砂嵐パーティー)を編成するプレイヤーもいる。
余談。
600族の中でも砂嵐に耐性があるタイプを有するポケモンは全体的に強ポケ化しやすい。
特に岩タイプと地面タイプを有するガブリアスやバンギラスは岩タイプや地面タイプが4倍弱点を突きやすい構造上、使用率も高くなりやすい。
たま、砂嵐耐性タイプはバトル使用率が全体的に高いポケモンが多く、技もメジャーな傾向があるので特に対策が必須となる。
また、ツワブキ・ダイゴは基本的に「鋼タイプポケモン使い」とされているが、他にも地面タイプや岩タイプも持っているため、共通項として「すなあらしのスリップダメージを受けないポケモン」で揃えて来るといえる。