データ
初出 | 第4世代 |
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効果 | 相手の特性の効果を無視して攻撃する |
英語名 | Mold Breaker |
概要
第4世代で登場した特性。
相手の特性の影響を無視して技を喰らわせるというもので、この特性を持つポケモンを繰り出した時「(あいての) ○○は かたやぶりだ!」とメッセージが出る。場に出た瞬間に出るため相手との素早さ判別に使えるが、同時に特性が「かたやぶり」であることもバレる。
この「特性を無視する」というのは、あくまでも自身が技を使用した瞬間のみに発揮される。
即ち特定の技によるダメージを減少、あるいは技自体を無効化するといった「防御系」の特性のみを貫通するということ。
これにより「ふゆう」持ちに「じしん」が当たる、「がんじょう」持ちを一撃粉砕、ヌケニンを抜群以外で突破する、「ばけのかわ」がばれていないミミッキュに初撃が当たる……といった芸当が可能となり、これらの特性は対戦に出てくる頻度も高い為、思ったよりも重宝する。
なお、補助技や状態異常に対しても効果は発揮される。
そのため「クリアボディ」持ちの能力をデバフ技で下げたり、「せいしんりょく」持ちを強引にひるませるといった芸当も可能。
これに特化した特性が「きんしのちから」である。
ただし、決して万能ではない。
「じゅうなん」など「常にその状態異常にならない」効果を持つ特性相手には、攻撃直後に効果が働いて回復されてしまう。ただし、「リーフガード」や「アロマベール」、「きよめのしお」は完全に貫通する。特性自身に回復効果がないらしい。
また、特性に対してのみ有効であるため、「おんみつマント(りんぷん)」や「ぼうじんゴーグル(ぼうじん)」など特性と同様の効果を持つどうぐには防がれてしまう。
そして「せいでんき」や「てつのトゲ」といった接触系の特性は、攻撃が終わった後に発動する言わば「反撃系」ともいえるものなので無効にすることは出来ない。
アニメではラムパルドがピカチュウの「せいでんき」による麻痺を無効化(というよりなってから自力で回復)するシーンがあるが、実際のゲーム中でこんな事は起こらないので注意。
これらを無効に出来る特性は「えんかく」である。
他にも、「マルチタイプ」など他の特性に書き換えられない特性持ち相手には、特性を変える技を使っても失敗する。
レシラム・ゼクロムの持つ特性は、実質この「かたやぶり」と全く同じ効果であり、第七世代以降は特定の「専用わざ」がこの特性と同じ効果を持つようになった。
かたやぶり一覧
ポケモン
太字は隠れ特性。
- カイロス
- メガギャラドス
- メガデンリュウ
- ズガイドス - ラムパルド
- モグリュー - ドリュウズ
- ナゲキ
- ダゲキ
- バスラオ
- キバゴ - オノンド - オノノクス
- クリムガン
- ヤンチャム - ゴロンダ
- ルチャブル
- カヌチャン - ナカヌチャン - デカヌチャン
同一効果の特性
わざ