データ
初登場 | ポケットモンスター ダイヤモンド・パール |
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効果 | 相手の特性の効果を無視して攻撃する |
英語名 | Mold Breaker |
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』で初登場した特性。
相手の特性の影響を無視して技を喰らわせるというもので、この特性を持つポケモンを繰り出した時「(あいての) ○○は かたやぶりだ!」とメッセージが出る。場に出た瞬間に出るため相手との素早さ判別に使えるが、同時に特性が「かたやぶり」であることもバレる。
この「特性を無視する」というのは、あくまでも自身が技を使用した瞬間のみに発揮される。
即ち特定の技によるダメージを減少、あるいは技自体を無効化するといった「防御系」の特性のみを貫通するということ。
これにより「ふゆう」持ちに「じしん」が当たる、「がんじょう」持ちを一撃粉砕、ヌケニンをこうかばつぐんのわざ以外で突破する、「ばけのかわ」がばれていないミミッキュに初撃が当たる(その代わり「ばれたすがた」にできない)、「そうしょく」のマリルリにくさわけでダメージと積みを両立させる、「おうごんのからだ」であらゆる変化技を無効化するサーフゴーに変化技を当てる……といった芸当が可能となり、これらの特性は対戦に出てくる頻度も高い為、思ったよりも重宝する。
なお、補助技や状態異常に対しても効果は発揮される。
そのため「クリアボディ」や「あまのじゃく」持ちの能力をデバフ技で下げたり、「せいしんりょく」持ちを強引にひるませるといった芸当も可能。
これに特化した特性が「きんしのちから」である。
ただし、決して万能ではない。
「じゅうなん」など「常にその状態異常にならない」効果を持つ特性相手には、攻撃直後に効果が働いて回復されてしまう。ただし、「リーフガード」や「アロマベール」、「きよめのしお」は完全に貫通する。特性自身に回復効果がないらしい。
また、特性に対してのみ有効であるため、「おんみつマント(りんぷん)」や「ぼうじんゴーグル(ぼうじん)」など特性と同様の効果を持つどうぐには防がれてしまう。
味方の特性も貫通するため、「テレパシー」持ちの味方にも攻撃が当たってしまう。「かたやぶり」で「じしん」等の全体攻撃を使用する場合はうっかり相方に選ばないように注意しよう。
さらには「とくせいガード」を持った相手にはかたやぶりが無効化されてしまう。
そして「せいでんき」・「ほのおのからだ」・「てつのトゲ」・「ふくつのこころ」・「じきゅうりょく」など「攻撃が終わった後に発動する」ものは無効化されない。
アニメではラムパルドがピカチュウの「せいでんき」による麻痺を無効化(というよりなってから自力で回復)するシーンがあるが、実際のゲーム中でこんな事は起こらない。
これらは一部「えんかく」で無効化できる。
他にも、「マルチタイプ」など他の特性に書き換えられない特性持ち相手には、特性を変える技を使っても失敗する。
レシラム・ゼクロムの持つ特性は、実質この「かたやぶり」と全く同じ効果であり、『ポケットモンスター サン・ムーン』以降は特定の「専用わざ」がこの特性と同じ効果を持つようになった。
かたやぶり一覧
ポケモン
太字は隠れ特性。
- カイロス
- メガギャラドス
- メガデンリュウ
- ズガイドス - ラムパルド
- モグリュー - ドリュウズ
- ナゲキ
- ダゲキ
- バスラオ - イダイトウ
- キバゴ - オノンド - オノノクス
- クリムガン
- ヤンチャム - ゴロンダ
- ルチャブル
- カヌチャン - ナカヌチャン - デカヌチャン
- ミガルーサ
- オーガポン(かまどのめん)
そのほとんどが物理アタッカーであり、特殊主体なメガデンリュウ、イダイトウ♀と補助技がメインのデカヌチャンは例外中の例外。