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ゼクロム

ぜくろむ

「バリバリダー!」「ババリバリッシュ!」
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基礎データ

全国図鑑No.644
ぶんるいこくいんポケモン
タイプ ドラゴン / でんき
たかさ 2.9m
おもさ 345.0kg
とくせいテラボルテージ


※テラボルテージ:特性に関係なく相手に技を出せる

他言語版での名称(世界共通名称)

英語 Zekrom
イタリア語Zekrom
スペイン語Zekrom
フランス語Zekrom
ドイツ語 Zekrom


概要

ポケモンBWにて初登場した、漆黒の体を持つ伝説のポケモン
『ポケットモンスター ホワイト』のジャケットとなるポケモン。
『ホワイト』『ブラック2』で入手可能。
『ホワイト2』では前作主人公の許にいるため登場しない(見つけた数への登録は可能)。

ORASではアルファサファイアでのみ捕獲可能。
出現条件はレベル100のポケモンを1体手持ちに加える
その代わり第5世代と違い必ず捕獲する必要が無い為か、捕獲係数に下方修正がかかり、他の伝説のポケモンと同等となっている。
また、第5世代ではお目にかかれなかった色違いも入手できるようになっている。

外見

西洋風のドラゴンをベースにし、人間の筋肉を意識した黒い体つきのポケモン。
腕の先が翼に近い形状で、手甲のように大きく伸びている
(伸びた部分は指ではなく、指はその内側に隠れている)。
尻尾が円錐形に大きく膨らみタービン状になっているのが特徴的。
設定上は「漆黒」だが、実際には黒と緑がかったダークグレーの2色のカラーリング。戦闘中のモーションでは時折青く光り輝いている。

レシラムと対照的に男性的なイメージでデザインされている。

設定

イッシュ地方神話に登場する伝説のポケモン。
イッシュ地方の歴史に大きく関わり、物語の重要なカギを握る。
尻尾の中に電気を作り出す巨大な発電機があり、雷雲に全身を隠してイッシュ地方の空を飛ぶと伝えられている。

元々は対となるドラゴンポケモン・レシラムとは、一体のポケモンとして存在して、イッシュ地方の神話に出てくる双子の英雄と共に新しい国を作った。
双子の英雄は、最初こそ仲が良かったが、いつしか対立して兄は真実を求めて、弟は理想を求めた。
互いにどちらが正しいのかを確かめる為に始まった争いであったが、その結果、一体のポケモンは二つの体に分かれることとなり、レシラムとゼクロムが生まれた。

レシラムとゼクロムは、それぞれ兄側と弟側に分かれて争った。
その後双子の英雄の争いは収束したが、彼らの子孫が同様の争いを始めた。
そのことに憤怒したレシラムとゼクロムは、イッシュ地方を焼き尽くし姿を消した。
現在は「ダークストーン」にその身を変化させて、眠りについている。

人間の意思を見極めて主を選ぶポケモンで、理想を追い求め、希望の世界を造る者を補佐するが、理想を全く抱かない者には容赦なくキバをむく

鳴き声は「バリバリダー!」または「ババリバリッシュ!!」これはひどい

ババリバリッシュ!!



ゲーム上の特徴

伝説のポケモンの名に恥じない超優秀なステータスを誇っている。
でんきタイプ最上位の「こうげき」種族値150に加え、「ぼうぎょ」「とくこう」も高めになっている。
反面「とくぼう」は伝説ポケモンにしてはやや不安な上、「すばやさ」も90と伝説ポケモンがひしめく超激戦区レベルなのが気になる。

クロスサンダーらいげきの2つの専用技を所有している。
いずれも高威力でんき物理技であり、ゼクロムの能力とも非常にマッチしている。
詳しい説明は技の項を参照してほしい。

技候補としては、「クロスサンダー」・「らいげき」のどちらかに一つをメインウェポンとして、物理技はげきりん」・「ストーンエッジなどが候補に挙げられる。しかし「ストーンエッジ」は抜群や半減がでんき技と似ている為採用されにくい。
特殊技は、りゅうせいぐん」・「ボルトチェンジ」・「きあいだま」・「だいちのちからなどが挙げられる。
定番の特殊電気技も覚えるが、専用技が高性能なので無理に習得する必要はないだろう。
補助技としては、つめとぎ」・「ふういん」・「でんじは」・「おいかぜなどが挙げられる。

難点としては、物理型でありながらあまり物理技に恵まれないという点。
最新作に至るまでレベルアップ・技マシン・教え技で特殊技ばかり覚えてしまう傾向にある。しかも決して相性補完できているとは言えず微妙な技が並ぶ。
その為物理型にするとほぼタイプ一致技で固まる傾向にあり、結果ハガネールドリュウズ相手に簡単に止まってしまう。「きあいだま」か「だいちのちから」が無いと詰む。

前述した通り、素早さが超激戦区の90なのも悩み。
相性で不利なパルキアホワイトキュレムに軽く抜かれてしまい、ゼクロムの脆い特殊耐久を狙われて軽く落ちてしまうこともしばしば。
相性の良いカイオーガ大抵「こだわりスカーフ」持ちなので普通に抜かれてこおり技をぶち込まれてしまう。スカーフでなくとも同じ90族なので、先手を取れるかは運頼みになってしまう。

特性の都合上有利なルギアは110族なので先手を取られやすく、HPに振られて先手で「リフレクター」を使われたら最後、「らいげき」を「はねやすめ」で受け切られかねない事態になってしまう。第6世代ではメガレックウザと並ばれると相性って何だっけ状態と化す(天候扱いなのでテラボルテージで突破できない)。
BW2からは教え技で「おいかぜ」を習得できるようになった為、ある程度のフォローは可能になった。その結果技構成が電気技・ドラゴン技・まもる・おいかぜと言う構成が主流となった。
要するに天敵相手の技構成は捨てた事になる。

タイプ相性も6タイプ半減と耐性が低いわけではないが、弱点が全く相性補完されていないのも気になるところ。
しかも弱点はじめん・ドラゴン・こおり・フェアリー(第6世代)と、攻撃面でメジャーなものが揃っており、無計画に出たものならば予期せぬ相手のサブウェポンでコロッと落とされてしまう。
特に一致攻撃が全てこちらの弱点かつこちらより素早いガブリアスフライゴンを敵に回すと後から出られない。

このように弱点は超メジャー・技はアンバランス・不安すぎる素早さとマイナス要素がゴロゴロ並んだ結果、ダブル・トリプルバトルにおいては伝説ポケモン最底辺候補と言われるようになってしまった。
相方のレシラムはまだ一致技の通りが非常に良く、味方として相性が良い伝説のポケモンがそれなりにいる分多少立ち回りに気を付ければ戦えるのだが……。

但しこれは複数戦に物理で殴り込みをかけた故の問題である。
実際物理型のドラゴンは複数戦は不得手としており、当のガブリアスもかなり立ち回りに注意しなければ途端に「ダメリアス」と呼ばれる程使い勝手が悪くなってしまう。
ゼクロムは技自体が悲惨と言う事は無く、電気技自体は通りが良い傾向にある。単純な殴り性能だけ言えばトップクラスと言っていいだろう。簡単に言うと、全体攻撃と相性補完が乏しいだけである。
その為シングルでは相応の活躍ができる。ただ伝説戦のルールは上記のダブル以上になる事が非常に多く、ゼクロムはルールに殺されていると言っても過言ではない。

第6世代ではでんきタイプに「まひ状態」にならない個性が追加され、禁止伝説唯一のでんきタイプであるゼクロムはアイデンティティを得る事になった。電気アルセウス? 知らん。
そして高威力特殊技が軒並み威力低下になった上、道具「とつげきチョッキ」により低めの「とくぼう」をフォロー出来るようになったことで、特殊型相手でも強気に出られるようになった。

問題はこの第6世代でゼルネアスと言う新たな伝説が登場してしまった事。
ゼルネアスはゼクロムよりも速く耐久もある為、仮にスカーフ等で先手を取った所で攻撃特化の「らいげき」ですら一撃で倒れない上に返しの「ムーンフォース」で余裕で吹き飛ぶ
ジオコントロール」を積まれたら特殊耐久特化でも即死が確定してしまう
特にダブルではカイオーガと並べてドラゴンを狩ってくることが多い為、せっかく独自性や強化点を得たにも関わらずさらに動きにくくなるという本末転倒っぷりを見せ付けてしまった。
ORASではゲンシカイキが登場し、グラードン相手が厳しいがこれは元々なので大した問題ではなく、逆にスカーフ率の下がったカイオーガはある程度対処しやすくなった。

他メディアでのゼクロム

アニメでは第1話でピカチュウに電気技を使えなくさせ、そのまま飛び去っていった。
出番は何とこれだけ。対のレシラムと比べるとあんまりな扱いである。

ポケナガではノブナガの手持ちとして対峙する事になる…のだが、最終戦では黒いレックウザにその立場を奪われてしまう
パッケージでは堂々真ん中にいるのに…。
…『ブラック』でゲーチスの前座のNだからって、ポケナガでもラスボスの前座とはどういうことなのか。
さらに、スーパーポケモンスクランブルでもやはりラスボスの前座と、これまた恵まれない。

ポケットモンスターReburst」では主人公・リョウガが合体するポケモンなのだが、扱いが非常に雑。と言うか伝ポケなのに伝ポケらしい反応をされた事が一度も無い

というように、伝説ポケモンなのに特化出来ない性能・特定のポケモン相手に手も足も出ない・色んなメディアで扱いが変など様々な要因も相まって「ゼクなんとか」扱いされることも。

ただし、劇場版に登場したゼクロムはその渋い声と威圧感でその貫禄を見せ付けている。
ゴルーグの方が目立っていたのは気にしないこと。
映画でのCVは高橋英樹が担当。

余談

名前の由来はローマ帝国建国神話に登場するオオカミに育てられたとされる英雄『ロムルス』から。
一方レシラムはロムルスの片割れ『レムス』がモチーフ

主な使用ポケモントレーナー

トウヤ / 『ポケモンBW』の男の子主人公
トウコ / 『ポケモンBW』の女の子主人公
N / 『ポケモンBW』のライバル
ノブナガ / ポケナガブショーの一人。ベストリンク

関連イラスト

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ゼクロム


「さあ、決着をつけようか」
白黒



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