基礎データ
概要
メガシンカエネルギーがDNAを刺激した結果、モココからデンリュウへの進化過程で失われたもこもこの体毛が頭部と尾で復活した。腹の白色部分も、少しもふっとした感じとなっている。
メリープ以来ほぼ同じ雰囲気を保って来た角も大きく変化し、楕円体が連なったような形状となった。先端はカールしたようになっている。胴体の黄色は若干薄くなり、足の先端の色は白から黒に変わっている。
さらに尾に付く電球状の球体は1つから4つに増え、電気エネルギーを増幅し光を放つ力が大幅に強化されている。
そして何より、ドラゴンが追加されて名実共に「電龍」となっている。禁止級・ゼクロム以来2例目の複合で、一般ポケモンとしては初となる。
これだけ色々増えているにもかかわらず、重さ・高さはメガシンカ前と比べて変化なし。
ちなみに、メガシンカの際には多くのポケモンが相手を威嚇するかの様な好戦的なポーズを取る(実際に気性が荒くなっているとする図鑑説明も複数ある)が、メガデンリュウの場合は「あらぬ方向を向いた後、真顔で正面を向き直す」のみ。ある意味、期待を裏切らない。
ゲームでの特徴
メガシンカに必要な「デンリュウナイト」入手方法は以下の通り。
対戦での評価
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
メガデンリュウ | 90 | 95 | 105 | 165 | 110 | 45 | 610 |
デンリュウ | 90 | 75 | 85 | 115 | 90 | 55 | 510 |
上昇値 | ±0 | +20 | +20 | +50 | +20 | -10 | +100 |
「とくこう」が大きく上がり、その他もバランス良く上がるが、「すばやさ」だけは下がってしまう。鈍足フェアリーとして台頭したマリルリやクチートをさらに下回り、「トリックルーム」が視野に入って来る水準である。
ただ、じめんにはより遅い種族も多いので、闇雲に展開すれば良いという訳でもない。
そもそも従来は一方的に弱点を突けていたマリルリが警戒対象に入って来たのは、ドラゴン由来の弱点が増えることによるものなので、能力を過信せずメガシンカするタイミングから慎重に考えて行く必要がある。
特性は「かたやぶり」に変化する。これもゼクロムの「テラボルテージ」と同じ効果であり、まさに「普及版」といった存在である。ちなみに「かたやぶり」としては登場時点で唯一、特殊攻撃で火力を出せるポケモンであり、かなりの個性であった。
ただし、技に関しては同世代で新たに習得した「りゅうのはどう」がドラゴン側最高打点となっており、「りゅうせいぐん」については普段はドラゴンではないということで教えて貰えない。
使用トレーナー
ゲーム版
※『ポケモンマスターズ』シーズン22のバディ
アニメ版
- メガシンカ使い(最強メガシンカActⅣ)
漫画版
- アキラ(ポケモン竜王伝)
番外作品
『ポケとる』
ステージ105、ジルバミュージアムのボスポケモンとして登場。
初期配置時点で下から4段分が全てバリアで覆われているためそれを考慮し攻略して行く必要がある。捕まえていればバリア消し(若しくははじき)を持つポケモンを連れて行くと良い。
メガシンカ効果としては盤面上をランダムにジグザグにポケモンやオジャマを消すというもの。(メガライボルトもそうであるが)でんきタイプのメガシンカ効果は発動時に電気のエフェクトとSEがついている(あくまで演出のようなものなので実際は普通のジグザグ消しと変わらないが)。ライボルトに比べて初期攻撃力・最大攻撃力共にが高く、またメガスキルアップ(投与するごとにメガシンカが少しずつ早くなる)の投与量も9個とライボルトに比べれば少ないので多少育成の敷居は低い。またデンリュウ自身のスキルをメガパワーとすることで少しはメガシンカが早くなる。
『ポケモンGO』
2021年1月に初登場。でんきとドラゴンはどちらもメガシンカポケモン初。メガシンカポケモンだけあって優れたステータスを誇り、「ボルトチェンジ」+「でんじほう」はゼクロムよりも高いコンボDPSを誇る。
しかし、このコンボ自体が余り優秀とはいえず、でんきアタッカーとして運用しようと思うと小回りがきかないのが欠点。ドラゴン技が「りゅうのはどう(レガシー技)」しかないのも痛い(これは原作再現の結果なので致し方ないが)。
さらに後に新規習得した「ぶんまわす」の方がダメージ効率が良くなるという始末。眠っていたのはドラゴンではなくあくの遺伝子であったのか…
2か月後にメガライボルトも実装されたが、カタログスペック上はメガデンリュウの下位互換といえる存在となっている。もっとも、覚える技が上記の様であるため、実際のDPSでは先方の方が勝る。
評価点としては耐久力が高く、ドラゴン追加によってでんきポケモンとしてみずに強く出られる。特に、技の出が早い「ハイドロポンプ」や「ゴッドバード」に耐性を持ちつつ、「でんじほう」と「ぶんまわす」で使い分けて攻撃出来るルギアにはとても相性が良い。
また、タイプ追加によるアメボーナスの対象の拡大が挙げられる。これは本作独自のシステムであり、イベントで大量発生しやすい希少なドラゴンタイプの育成コスト削減の手助けになってくれる。
トゲキッス・ファイアロー・ガブリアスに対して攻撃の通りが良い上にそこそこの耐久もあり、総合的にはまずまずの評価であった。
なお、メガシンカ中はジムに配置出来なくなる。デンリュウはジム防衛でも優秀なポケモンなのでジム防衛用デンリュウをうっかりメガシンカさせない様に注意。
『ポケモンマスターズ』
ミカン(シーズン22)のバディであるデンリュウがバディーズ技を使用する事でメガシンカする。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
12章に登場。
『ポケモン竜王伝』
「デンリュウ」の項でも述べた通り、デンリュウがメガシンカする形で登場。序盤はあえてメガシンカせずに双方の形態の長所を活かすという、実践的な戦法を見せていた。
関連イラスト
関連タグ
0180.モココ→0181.デンリュウ(メガデンリュウ)→0182.キレイハナ
同複合タイプ
メガシンカでドラゴンが付く仲間
※「りゅうせいぐん」を教えて貰えない仲間でもある。