または:デンジ
データ
初登場 | ポケットモンスター 金・銀 |
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いりょく | 100(『ルビー・サファイア』以前)→120(『ダイヤモンド・パール』以降) |
めいちゅう | 50 |
PP | 5 |
タイプ | でんき |
わざ分類 | とくしゅ |
攻撃範囲 | 単体 |
直接攻撃 | × |
効果 | 100%の確率で相手をまひ状態とする |
英語名 | Zap Cannon |
概要
『ポケットモンスター 金・銀』で初登場したでんきタイプの特殊技。大砲のような電撃をぶつけて相手に攻撃する技。
習得可能なポケモンはでんきタイプ……というよりは鉱物のようなポケモンが中心である。
でんきタイプで通常習得可能なのはジバコイル系統・サンダー・デンリュウ・ライコウ・シビルドン系統・クワガノン・デンジュモク・レジエレキ・ハラバリー系統のみ。
『ポケットモンスター 金・銀』限定でわざマシンに存在していた。何故か、ヤドンやブースターなど、10まんボルトやかみなりを覚えない意外なポケモンが習得することがある。
アニメでも(『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』当時は既に習得方法が失われていたにもかかわらず)リラのエーフィが使ったことも。
でんきタイプの大技らしく、当たれば確実にまひ状態とするという性能。
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』までは威力100であったが、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』からは威力120と強化されている。
『ポケットモンスター X・Y』でかみなりの威力が低下したため、通常ポケモンが覚える範囲では最高クラスの威力をもつ。
だがそれ相応のデメリットとして、命中率は50%と同威力帯技と比べても明らかに低い(だいもんじが85、かみなりが70)。多くの習得者がそれを補うかのようにロックオンをレベルアップで覚える。しかしながら「ロックオン」を使わない限り著しく当てづらく、コンボを使ったとしても他コンボを使う方が安定するため、使用率は低い。
ここまで低いと「ふくがん」を持ち出したところで命中率65%なので大した高さにはならないし(倍率が1.3倍のため)、辛うじて「じゅうりょく」や「とぐろをまく」と組ませられればあるいは……?といったところか。
ところが『ポケットモンスター ソード・シールド』でまさかの注目を浴びることとなる。「からぶりほけん」の登場である。
この道具は技を外した際に素早さが2段階上がるというもの。命中50のでんじほうは外れやすくこの道具の発動にはうってつけであり、また仮に当たったとしても確定でまひ状態に出来るため実質同じ効果を得ることが可能。
例えばジバコイルが素早さを調整して採用するといったケースが見られるようになった。
某アニメの影響か英語名を「Railgun」と考える人もいるようであるが、残念ながら物質ではなく電撃を飛ばす技であるため英語名は「Zap Cannon」である。
なお、『ポケットモンスター サン・ムーン』期に『ポケットモンスター 金・銀・クリスタルバージョン』のバーチャルコンソールが配信されたことで、これをわざマシンで覚えさせて『ポケットモンスター サン・ムーン』以降の作品へ送ることが出来るようになった。命中率による問題から、主に非でんきタイプによるサブウェポン及びZワザ(スパーキングギガボルト)やダイマックス技ベースとするという使い方が主。先のヤドランやブースターなどには貴重なでんきタイプのサブウェポンとなる。
しかし『技の威力を最重要視する』役割論理論者達においては、命中率が低すぎて採用されることはほぼない(役割論理で使用する技は命中率70%以上を必須とするため)。
『ポケットモンスター 金・銀』ではマチスのレアコイルがこの技を覚えているため、わざマシン節約術として遺伝用♂のドーブルにスケッチさせるチャンスも一応ある。
ただし前述のロックオンとのコンボをして来る上、マチスとは1度しか戦えないため、実践の際は用意万全にしておくこと(もしくは野生のドーブルに対してこちら側からLv45で覚えるコイル、またはLv44で覚えるポリゴンに使わせるという手もある)。
この他、『ポケットモンスター クリスタルバージョン』限定の方法となるが、38ばんどうろにいる「じゅくがえりのクリオ」のレアコイル(最初のうちはコイル)が、最終段階のLv.38となった際にこの技を覚えている。金曜朝に電話をすれば必ず再戦可能(それ以外は向こうから再戦申込をして来るのを待つ)ため、週1ではあるが、ほぼ確実なスケッチの機会を作ることが可能。
『ポケモンGO』では
本作ではまひ効果と命中率の概念が取っ払われたため、純粋に火力に優れた大技として扱われている。
その威力は驚異の140。それまででんき技で最強であった「かみなり」の100を優に上回る数値であり、でんき弱点の敵にぶち当てれば一気に体力を削り取ることが可能。
しかし、この技登場当時は大技による一撃特化が主流であったものの、レイドバトルやトレーナーバトル実装に伴い、徐々に技の回転率の方が重視されるようになったことから、現在では覚えるからといって特にこれといったメリットはほぼない。一応、トレーナーバトルシーズン9で攻撃を確実に1段階下げる効果が追加され、シールドで戦局を無効化されることはなくなった。
しかし、シーズン12で新習得者レジスチルが大暴れしてゲームバランスが不安定となったためかデバフが2/3で発動するという弱体化を受け、現在は高火力>デバフという解釈に落ち着いている。
フルゲージの宿命というべきか、技発生の遅さが悪目立ちして「10まんボルト」「ワイルドボルト」「かみなりパンチ」等のもっと使い勝手が良い技へ切替える人は増えているのは相変わらずである。しかし、ポリゴンZやレジスチルなどでんきタイプ以外のポケモンがサブウェポンとして搭載している場合があるので注意。
関連タグ
どれも役割論理内で『流石に命中率が…』といわれている。
ほっぺすりすり:同じく相手に命中すると確実にまひ状態とする技。
キョダイマックスメルメタル:荷電粒子砲を発射するという設定があるが、実際にどのポケモンの技に該当するのかは不明である。