※一般的なれんごくは「煉獄」を参照。
データ
初出 | 第5世代 |
---|---|
いりょく | 100 |
めいちゅう | 50 |
PP | 5 |
タイプ | ほのお |
わざ分類 | 特殊 |
攻撃範囲 | 単体 |
直接攻撃 | × |
効果 | 100%の確率で相手をやけど状態にする |
英語名 | Inferno |
概要
第5世代初登場の技。
激しい炎で相手を包み込み、相手を焼き払ってしまう大技。
習得者はやはりほのおタイプのみ。
命中率は50と低いものの、命中すれば確実に相手をやけど状態にする効果を持つ。
「ばくれつパンチ」や「でんじほう」同様、ハイリスク・ハイリターンな技と言える。
しかし、その採用率は上記の2技と比べても圧倒的に下。
ほのお技には威力・命中率で安定した「かえんほうしゃ」や、威力重視の「だいもんじ」・「オーバーヒート」、ダブルバトルでは強力無比の「ねっぷう」等使いやすい技が多い。
またほのお技は全体的に命中率が高めに設定されている為、命中たった50のこの技の出る幕ではないのである。
役割論理からも「これなら威力が上のだいもんじでOK」と言われる程である。
ならば他の技のように命中補助技と組み合わせれば……と思うかもしれないが、そうは問屋が卸さないのがこの技である。
「ロックオン」・「こころのめ」と併用できるポケモンはいないのである。一応テレキネシスと両立できるポケモンはごく少数いるにはいるのだが、ORASで過去作のポケモンが使えなくなったのでコンボすら成立できなくなった。
なので現在、言葉通り必中にできるポケモンは存在しないと言う事になる。
USUMで「テレキネシス」が教え技で復活したので再び可能になった。
そもそも確定でやけど状態にするだけならばおにびがある。
ぶっちゃけやけど狙いでもこの技である必要は無いのである。
…と思っていたら第8世代で意外な使い道が現れた。「からぶりほけん」との組み合わせである。れんごくは前述の通り命中率が低く外れやすいという点でからぶりほけんの発動をサポートできる。シャンデラなどが素早さを調整し、1発耐えてからぶりほけんを発動させそのままダイマックスして「れんごく」のデメリットを打ち消しつつ相手を蹂躙するというコンボも可能。
余談だが、第5世代ではムウマ…ひいてはムウマージの貴重なほのお技であった為、(特攻と素早さの個体値を削りたくない場合に)ごくごく稀に採用する事もあった。
ドリームワールド限定だったため厳選難易度は推して知るべし。
が、ORASでもっと命中の安定した「マジカルフレイム」を習得できるようになった為、最早いらない子と化してしまった。
一部動画ではこの威力と追加効果でありながら「不遇技」扱いされるなど、ネタ要素の強い技である。
が、捕まえようと思っている野生ポケモンが覚えていると結構痛い。なぜなら相手の体力を削っている最中に連打され、下手な鉄砲数打てば当たるの法則で大ダメージ&やけどを引く確率が高まるためである。
第8世代ではこれ+「オーバーヒート」+「いたみわけ」を覚えたランプラーが野生で出現することがあり、捕獲しようと思うなら注意が必要である。
総評すると、「ばくれつパンチ」のように、「ノーガード」を持っている者がおらず、「でんじほう」のように、サブウェポンにする事もできず(2世代VCに限る)、一致技としては不安定である。
せめて威力が150なら役割論理の使い手から採用候補に入りそうなのだが…。
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命中50、追加効果100%技