この技をみんなは大文字焼きと呼んでるがそりゃ間違いだ!本場京都では大文字とか送り火と呼んでいるのだ!
by カツラ
データ
概要
大の字の炎をぶつけて相手を焼き尽くすほのおタイプ随一の大技。敵に命中してから大の字に広がるエフェクトを採用している作品(『ポケモンバトルレボリューション』など)もあれば、大の字の方向に火を噴き出す作品もある(『スーパーポケモンスクランブル』など)。
モチーフは京都名物「大文字(五山送り火)」である。
しかし日本文化由来故なのか、英語名は「Fire Blast」と全く関係ない名前になっている。
初代から一貫してわざマシン38で、習得可能なほのおポケモンはレベルアップでも習得できるが、初代ではひとつしかないわざマシンで覚えさせる以外に手段がなかった。レベルアップで覚えるようになったのは『金・銀』(第二世代)からである。
習得者は勿論ほのおタイプやドラゴンタイプが多いが、ゴローニャやカイリキーといった妙なポケモンまで覚えてしまう。
高威力でも比較的安定感があり、威力120(第6世代以降は110)の技の中では、かみなりやふぶきと違いやや命中率が高い(命中率85)ので炎タイプの主力技としての需要が高く、ドラゴンタイプがはがねタイプ対策として採用する事も多い。
但し上記の2技と違って天候によって必中にする手段がないので常に15%での外しに要注意。
物理アタッカーがエアームド等の物理受けを強行突破する為に採用する事もある。
『X・Y』(第6世代)までフレアドライブを覚えられなかったブースターが長い間これをタイプ一致技のひとつとして使っていたことでも有名。
唯一のデメリットはPPが5という点であり、連射するとすぐにPP切れを起こしてしまう。そこが心配なら威力が低いが命中で勝るかえんほうしゃやねっぷうの採用も考えてよいだろう。
第3世代以降はより威力の高いオーバーヒートが登場したものの、あちらと違い致命的なデメリットが無い為十分差別化は出来ている。
第6世代では特殊技の威力見直しの影響を受けて威力が110に下がり、ダメージ期待値もかえんほうしゃと3しか変わらなくなってしまった。
しかしまだ高威力のほのお特殊技として十分使えるだろう。
アニメ
サトシの旅シリーズ
ブーバー最大の攻撃であり、一発目はピカチュウにすんでのところでかわされるも、その背中にやけどを負わせてサトシにギブアップの決断をさせた。
……問題は再戦でのときで、サトシのリザードンとの対戦時にブーバーがだいもんじを使用してリザードンを攻撃するも、リザードンはその「大」の字の炎を空中へと受け流して放り投げてしまう。しかもその際にわざわざ炎が「大」⇒「中」⇒「小」と変形しながらしぼんでいくという変に凝った演出までなされた。
スタッフ、ホントに遊びすぎである……。
後にジョウト編にてシゲルのブーバーが使用した際には、放っただいもんじを自分の体に纏わせることで軌道をコントロールし確実に命中させるというアニポケならではの演出がなされた。
『ダイヤモンド&パール』におけるヨスガシティのタッグバトル大会でも、サトシ・シンジペアの対戦相手であるトレーナー(外見はからておう)のザングースがこの技を使用している。
『ポケットモンスターXY』ではセレナのテールナーが習得している他、旅の途中で遭遇したファイヤーが進化したばかりのサトシのファイアローの撃墜に使用した。
『サン&ムーン』ではサトシのニャヒートがカプ・レヒレの霧から現れたムーランドに教わる形で習得した。
ポケットモンスターTHE_ORIGIN
レッドのリザードンが後半の主力技として使っている。
グリーン戦ではカメックスとのバトルでとどめに一度だけ使用し、体力ゲージが約半分の状態から一気に戦闘不能に追い込んだ。また、ハナダのどうくつでのミュウツーとの戦闘の際もメガシンカ前と後でそれぞれ一度ずつ使用した。
本作では『炎の塊を放ち、それが途中で大の字に変化して相手に飛んでいく』という演出であったが、メガシンカ後は放った後に回転しながら飛んでいくという地味な演出の変化がある。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
ファイターとして参戦しているリザードンが使用する。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では、ポケモントレーナーの最後の切りふだ「さんみいったい」の際、このワザを使用している(ちなみに、ゼニガメはハイドロポンプ、フシギソウはソーラービームを発射する)。
また、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / WiiU』では、最後の切りふだで「メガリザードンX」になった際、Bボタンを入力することで使用可能。
関連イラスト
ゲームでは人気が高い技の反面、アニメやピクシブ地方においては見栄えの問題か、はたまた作画が大変なのか、かえんほうしゃに比べてあまり使われないようだ。かっこいいのに……
関連タグ
かえんボール - エースバーンの専用技で、上位互換された物理版だいもんじとも言える。