CV: 西村ちなみ(ニャヒートまで)→
概要
初登場はサン&ムーン1話。
元々は年老いたムーランドと共に暮らしていたニャビー。何故か戦闘不能でもぐるぐる目にならない。
クールな性格で、一匹狼ならぬ一匹猫といった感じ。
最初こそ嫌そうにしたが何だかんだでアシマリたちを先導するなど、面倒見の良い面もある。
寝坊するサトシとピカチュウをロトム図鑑が騒いでも起きない代わりにシッポビンタで目を覚まさせる役を買っている。
サトシのルガルガンとは互いにライバル意識を持っており、しばしば小競り合いをしたりするほか、互いに自主トレーニングをしている光景がみられる。
性別は不明だが、ニャースが翻訳した台詞や、「漢気」「オヤビン肌」という表現がなされていることから、♂であると思われる。
ニャースとの関係
猫ポケモン同士であるため当初はライバル関係に発展するかと思われたが、ニャビーが自ら語り始めた身の上話にニャースは強く感動し(ソーナンスとヒドイデも)、その誰よりも強くなりたい心情に共感。ロケット団に勧誘し「強さを他人のために活かせる」と謳ったが、ニャビーは拒否。
ニャースは去り際、これからもニャビーを勧誘し続けると宣言した。
しかし21話にて、自らサトシを頼ったニャビーの姿を見たニャースは、サトシにニャビーを託すことを決意。ニャビーがサトシにゲットされるまで見守り続け、これからは敵同士として闘う覚悟を決めて去っていった。
63話以降はロイヤルドームでバイトする度に其処でガオガエンをライバル視するニャビー⇒ニャヒートの姿に影から声援を送っている。
初登場~ゲットまで
1話にて、砂浜でピカチュウと競走していたサトシに尻尾を踏まれてしまい、顔面に火球をぶつけて反撃した。
3話はポケモンスクールのグランドを通り掛かったモブ程度。
4話冒頭でも登場し、市場のおばあさん・モアニから山盛りの木の実をもらっていた。
ツツケラの群れが売り物の木の実を盗っていく光景に驚くが、モアニは「自然の恵みは皆で分かち合うのがアローラ地方の掟」とニャビーに教え、お腹が空いたらまた来るように言うのだった。
5話はポケもんだい後にスイレンの家の屋根からアシマリのバルーン特訓を見ていたが、破裂して水を被り、濡れ猫になってしまう。
7話で再びサトシの前に現れ、足元に笑顔ですり寄り、サトシは可愛さにつられてコロッケサンド(ククイ博士のお手製)の欠片を差し出すが、ニャビーは本体の方を奪い取って逃走。
サトシのクラスメートたちの間でも有名な存在で、ねだる仕草が可愛らしいため人々はついつい食べ物を与えてしまうと判明し、食べ物の恨みに燃えるサトシは、ニャビーをゲットしようと意気込む。
後日サトシは市場でニャビーを発見し後を追うと、ニャビーは上述のモアニの店で木の実を与えられていた。
モアニは「アローラの掟」をサトシにも話し、「ニャビーは悪い子ではない」と話す。
また別の日、サトシは木の実を咥えたニャビーがアローラペルシアン(上述のコロッケサンドをニャビーから奪おうとするも未遂)に襲われる場面に遭遇しピカチュウが追い払うが、ニャビーは怪我に構わず木の実を持って去ろうとする。
サトシは無理やりポケモンセンターに連れて行って治療してもらい、ククイ博士宅で休ませることに。
その夜、ニャビーは木の実を持って家を抜け出し、その後を追ったサトシとピカチュウは、森の中の小屋で年老いたムーランドと一緒にいるニャビーを発見。
このムーランドはニャビーにとって、「ひのこ」のコーチをしたり、懐に置いて眠ったりしてくれる親のような存在だった。
あまり動けないムーランドに木の実を食べさせるために何度も抜け出そうとしていたのだと理解し、サトシはゲットを諦めたが、その直後に仕返しに来たペルシアンとバトルに。
この時サトシがムーランドを庇ったことで、ニャビーはわずかながら心を開いたような様子を見せ、大きな火球でペルシアンを追い払い、サトシは「明日また来る」と言って帰っていった。
だが翌日、たくさんの食べ物を手にサトシが小屋を訪れると、そこには既にもぬけの殻となっておりサトシはモアニの店に行き、落ち込んだ様子で事情を話すが、ニャビーはモアニが木の実を置いた皿の前にひょっこりと姿を現すのだった。
この回の「ポケもんだい」では、ニャビーとムーランドが海岸近くの土管に引っ越した様子が描かれている。
16話で再登場し、迷子になっていたモクローとアシマリをロケット団のヒドイデの攻撃から救い、新たな住処である橋の下まで案内する。
2匹がサトシの仲間であると知ったムーランドの提案で、ニャビーが彼らをサトシの元に届けることになり引き続き3体で行動。ロケット団の妨害で窮地に立たされるものの、隙を突いた反撃と3体の連携で撃破し、シリーズ初の「やな感じ~!」をもたらした(その後キテルグマが受け止めたが)。
そして21話で再登場し、同じ橋の下に留まりムーランドの教えで「ほのおのキバ」の特訓を行っていが、その完成を見届けることなく、自らの寿命が尽きる直前にニャビーの前から姿を消す。(現場に居合わせたククイ博士の台詞から、亡くなったことを察することが出来るが、今までどのシリーズでもポケモンが明確な描写がないためこれを配慮したものと思われる)
焦燥するニャビーだったが、サトシやピカチュウたちの働きかけもあり悲しみを乗り越える。
その後サトシから「一緒に『ほのおのキバ』を完成させよう」と誘われるが、同情を嫌いバトルを望み、そしてピカチュウとの壮絶なバトルの末、その実力を認めゲットされるのだった。
イワンコに続いて、サン&ムーンでは初登場からゲットされるまで最も長いスパンのポケモンであった(シリーズ全体では初登場から62話越しにゲットされたメグロコ)。
ゲット後
ニャビー時代
なかなか上手く決められずにいる中、現れたスナバァ(直後にシロデスナに進化)とのトラブルでサトシ共々呑み込まれる。
体力を奪われ衰弱するが、カキたちがシロデスナの動きを止めた後、渾身の「ほのおのキバ」で窓の一つを破壊し、見事脱出に成功した。
23話では再びアローラを訪れたハナコに相当気に入られ、授業参観時にも腕に抱えられていた(アローラスクール組が課外授業でカントーへ赴いた時も歓迎会時に矢張同じ行為をされている)。
スカル団の強襲に当初はビビっていたものの、彼女の自身を信じる気持ちに何かを感じ「ひっかく」で迎え撃つ。
35話ではマオの試練回終盤のぬしポケモンであるラランテスと戦う。初めのうちは「ひのこ」「ほのおのキバ」で戦闘を有利に進めるもののポワルンに苦戦。一時はポワルンの「みずでっぽう」により一気に劣勢に立たされるもののモクローとのコンビネーションでポワルンを撃破、最後はZワザ、「ウルトラダッシュアタック」でラランテスを撃破した。
暫くの間は成りを潜めていたが、63話でロイヤルドームで行われたバトルロイヤルの中継で最終進化系のガオガエンとロイヤルマスクの活躍にいつになく興奮。スクール組とドームへ赴き挑戦するも格上相手に敗北を喫する。再びバトルする為にサトシ達と特訓を積み重ね、ニトロチャージを習得。再戦時には完全にものにすると同時にニャヒートへと進化した。機動力をアップさせながら挑んだが、バトルした場数の違いから敗北を喫している。
進化前にロイヤルマスクの正体を見抜いており、その本人が家族の前で焦って誤魔化している場面を見て呆れていた。
ニャヒート時代〜現在
80話ではバトルロイヤルで理不尽なバトルをするヒールユニット『リベンジャーズ』にライバルであるロイヤルマスクのガオガエンとコンビを組んでタッグバトルを行った。
108話ではカプ・レヒレの霧の中で死別したムーランドと再会。今覚えている技を見せ、ムーランドから新たに「だいもんじ」を伝授された。
アローラリーグでは準決勝でグズマのハッサムと交代して現れたグソクムシャと対決。相性不利ながら果敢に戦い、「だいもんじ」を放った直後にグソクムシャがききかいひでハッサムと交代した結果ハッサムを意図せずして倒してしまった為に戸惑った。その後もグソクムシャと戦うが、段々ペースを乱していき遂には「どくづき」で毒状態にされたのも相まって敗北した。
ククイ博士のエキシビションマッチでは一体目として登場。
ガオガエンのパワーに苦戦しつつも「ニトロチャージ」で素早さを上げ、さらには「ブラストバーン」を吸収するも吸収しきれず一旦交代せざるを得なくなってしまう。
しかし、そのパワーを利用してフシギバナに勝利
・・・・・そして…
エキシビションマッチでは好敵手であるククイのガオガエンと死力を尽くしてZワザの応酬に競り勝ち、念願の勝利と共に咆哮と共にガオガエンへと進化したが、その進化に力を使い果たしたのか、立ったまま戦闘不能になった。
その後は最終回に至るまで1回もバトルをすることはなく、他のアローラメンバー同様にククイ博士の自宅にとどまった。
SM後
新無印
再登場し、サトシとの再会を喜んだ。
めざせポケモンマスター
第4話でガオガエンに進化後初めて、サトシの手持ちとして活躍した。氷のパワーを上手くコントロールできないツンベアーの吐息でできた氷を溶かしていた。
現在で判明している技は、ニトロチャージ、ほのおのキバ、リベンジ、だいもんじ、DDラリアット