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ムーランド

むーらんど

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
目次 [非表示]

基礎データ編集

全国図鑑No.0508
イッシュ図鑑No.024
アローラ図鑑No.152
ヨロイ島図鑑No.115
ローマ字表記Mooland
分類かんだいポケモン
タイプノーマル
高さ1.2m
重さ61.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性いかく / すなかき / きもったま(隠れ特性)
タマゴグループりくじょう

各言語版での名称編集

言語名称
日本語ムーランド
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語Stoutland
ドイツ語Bissbark
フランス語Mastouffe
韓国語바랜드
中国語长毛狗

進化編集

イッシュ犬 三銃士を連れてきたよ!

初期中間最終
ヨーテリーハーデリア(Lv.16)ムーランド(Lv.32)


概要編集

ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(第5世代)にて初登場のポケモン。

ヨーテリーの最終進化形態であり、第8世代でタチフサグマが登場するまでは序盤ノーマルで唯一2進化するポケモンだった(鳥ポケモン・複合を合わせればピジョットが既に登場していたが)。


立派なひげをたくわえた老犬のようないでたちが特徴。

名前の由来はおそらく「尨犬(むくいぬ。長く豊かな体毛の犬)」+「ニューファンドランド(カナダ東岸のニューファンドランド島を原産地とする犬種)」と思われる。

水難救助を得意とする代表犬種がニューファンドランド種であり、ホワイトにおける図鑑にはムーランドのことを「海や山で遭難した人の救出が得意」と記載している。

それにしても水分で毛とか重くなったりしないんだろうか?

もしかしたら長い髭の中身が空洞で意外と軽いのかもしれない


特に寒さに強いらしく、長い体毛のお陰で冬の雪山でも一晩は平気とされ、寒い地方では暖をとるのに使われた程。

これに加えて人を襲うこともなく、賢くて勇敢な性格でもある事がレスキュー隊員のお供に任命されている大きな要因だろう。

子供のお守りも任されるほど人々からの信頼も厚く、アニポケでもこの性質が表れている。

野生の個体も捕まえてから3日で懐くこともその人気の理由だろう。

ただし、寒い地方に強い反面、暑い地方は苦手で、アローラの個体はとても苦しそうにしている。

なお、野生の個体はこの髭の立派さで仲間内での評価が決まる模様。



ゲームでの特徴編集

第5世代では揺れる草むらから一定確率で出現する。

場所によっては進化可能なレベルより低いムーランドを捕獲できるため、捕獲後は即戦力として使う事も出来る。


ライドポケモンとしてのムーランド編集

サン・ムーン及びウルトラサン・ウルトラムーンでは冒険進行のカギとなる「ライドポケモン」の一体として登場する。

序盤で出会えるライドポケモンの中でも高い移動速度を持ち、通常時のケンタロスに比肩する。

また移動が緩やかになる代わりに隠された道具を探り当てる(=旧作のダウジングマシンにあたる)能力を持つ。

そのため、ケンタロスではなくコチラを移動や孵化厳選に使用するというトレーナーも多い。

LEGENDSアルセウス』ではガチグマが似たポジションに充てがわれている。


性能編集

種族値

世代HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
第5世代8510090459080490
第6世代以降8511090459080500
増減+0+10+0+0+0+0+10

攻撃の種族値が"100"とそこそこ高く、その他もバランス良く高めになっている。

第6世代のXYではさらに110へ強化され、序盤ノーマルでは唯一種族値の上昇の恩恵を受けているポケモンである。

特攻のみが"45"と低く抑えられており、第5世代のポケモンらしく無駄のない種族値を持つ。


メジャー級とまでには行かないものの、それまでの序盤ノーマル達と比べると高いステータスを誇り、大きく差をつけている。

が、同時に序盤ノーマル以外の同タイプには優秀なライバルが多く存在するというのも事実。

ランダム対戦で使用するならば、そのあたりの差別化は意識しておきたい。


特性はどれも非常に優秀。

相手の攻撃力を下げる「いかく」で元々そこそこ高めな物理耐久を伸ばす事が出来る。

すなかき」は砂嵐状態でのダメージを防ぎ、素早さを2倍に増やす特性。

素早さに補正をかけない性格でも無振りで130族と同速となれ、少し努力値を降っておけばある程度のスカーフ持ちも抜ける。

格闘弱点なので砂パの弱点補完にはなりえないのが欠点か。

隠れ特性の「きもったま」ならばゴーストタイプを恐れずタイプ一致技を放つことが可能。

第8世代からは相手の「いかく」も無効化できるようになり、物理偏重のムーランドにはとても有難い。


さらに攻撃面でも今までの序盤のノーマルタイプ進化系にかなり差をつけており、思い出しや技マシンで3キバを扱えるだけでなく、とっしん」「ワイルドボルト」「かみくだく」「がんせきふうじなど、旅パで連れ歩く分には申し分の無い技レパートリーを持っている。

また、図鑑の説明からか、進化前のハーデリアからなみのり」を覚えることができる

水ポケモンがほとんど出現しない第5世代では貴重な存在であり、これのおかげで終盤までムーランドを連れ歩いた人も少なからずいるはずである。

第6世代でじゃれつく、第7世代でサイコファングと、苦手なかくとうタイプへの対抗技を2世代立て続けに習得した。


一致技で最強なのは威力だけで言えば「ギガインパクト」なのだが、使いやすさではとっておきが上回る(威力も10違う程度)。

というのも、「とっておき」は技を全て使用しなければ発動できない面倒な制約があるが、とっておき以外の習得技は1つだけにするという方法でノーリスク発動が可能であり、きもったまとの相性もかなり良い。この枠は「まもる」や「あくび」などが候補。

ただし、とっておきはPPがたったの5しかないので過信は禁物。


第8世代ではDLC『鎧の孤島』から復帰。

わざマシンで「すなあらし」を覚えれないものの、「がんせきふうじ」によるダイマックス技(ダイロック)を放てば、砂嵐状態になって自力で「すなかき」が発動出来るようになる他、「あなをほる」をダイアース用に習得させるなどサブウェポンをダイマックスに応用した様々な戦術が構築可能となった。



使用トレーナー編集

ゲーム版


アニメ版

  • カベルネ
  • リキオー(BW90話)
  • デビー(BW102話)
  • オスカー(ミュウツー~覚醒への序章~)

漫画版


番外作品編集

ポケモンGO編集

2019年9月17日に実装。

ノーマルアタックは「したでなめる」「とっしん」「こおりのキバ」「すなかけ」。

スペシャルアタックは「ワイルドボルト」「じゃれつく」「かみくだく」。


ポケモンマスターズ編集

チェレン&ムーランド編集

2019年8月29日に実装され、メインストーリー「WPM編18章」で仲間になるノーマルタイプのサポート。

チェレンがジムリーダーになったときにパートナーとして育てはじめたヨーテリーが進化した個体で、今は頼れるエースとの事。他の手持ちであるチラチーノミルホッグ同様に毛繕いやマッサージが好きな様だ。

からげんき自分がどく状態やもうどく状態やまひ状態ややけど状態のときは威力が2倍になる。やけどによる攻撃ダウンを無視して攻撃する
なんでもなおし味方の状態異常を解除する
ベストをつくそう自分のわざゲージをその場にいる味方のバディーズ1組につき2増やす(マルチプレイのときは味方のプレイヤー全員のわざゲージを2増やす)。味方全員を回復付帯状態にする
かみくだく20%の確率で相手の防御を1段階さげる

バディーズ技

真理をもとめるとっしん自分が状態異常のときは威力があがる。★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる

パッシブスキル

異常時技ゲージ加速4自分が状態異常のときはわざゲージが早くたまるようになる

ダイゴ(スペシャル)&ムーランド(色違い)編集

モフモフでなによりです

2023年3月31日に実装された。こちらは色違い。

相手の弱体化と、味方の火力強化が可能な、ノーマルタイプのテクニカル。

パッシブスキルの効果で、初めて技での攻撃が成功したときに、相手の弱点タイプのタイプ抵抗を1段階さげることができる。

また、相手のタイプ抵抗が下がっていると使うことのできるシンクロわざ「制縛のにらみつける」では、相手のバディーズ全員の攻撃と防御と素早さを2段階さげることが可能。

ほかにも「バツグンアップ」で味方1人を次回抜群威力上昇状態にしたり、「謎は解けた!」で味方1人の次回物理技威力ブーストを3段階あげるなど、火力面のサポートとしても活躍することができる。

たいあたり
追加効果なし
バツグンアップ
味方を次回抜群威力上昇状態にする
シンクロわざ:制縛のにらみつける
【解放条件】相手の場にタイプ抵抗がさがったポケモンがいるとき
【封印条件】相手の場にタイプ抵抗がさがったポケモンがいなくなったとき
技が必ず命中する。相手の攻撃と防御と素早さを2段階さげる+回避不可状態+交代禁止状態にする
謎は解けた!
味方の素早さを2段階あげる+次回物理技威力ブーストを3段階あげる

バディーズ技

事件の暗闇を明かすノーマルインパクト
相手の防御がさがっているほど威力があがる

パッシブスキル

初攻撃時弱点タイプ抵抗↓初めて技での攻撃が成功したときだけ相手の弱点タイプのタイプ抵抗を1段階さげる
T技後一度異常妨害無効化G9トレーナーが技をつかったときに味方全員を異常妨害付与無効状態にする。効果が発揮されるのはバトル中に1回だけ
回避不可相手攻撃時素早さ↑G9相手が回避不可状態のときは技での攻撃が成功したときに味方全員の素早さを1段階あげる

アニメ版編集

アニポケ第1~7シリーズ編集

BW39話のドンバトルにて登場し、サトシガマガルと対戦。三色牙のコンボを軸とした戦い方をする。ガマガルには効果なしの「かみなりのキバ」で失敗したかのように見せかけて油断させ、「こおりのキバ」でガマガルを冷凍。しかし、「ちょうおんぱ」で脱出され、口にマッドショットを受けた上にハイドロポンプにより敗北した。


  • BW90話ではリキオー、102話でデビー、「ミュウツー~覚醒への序章~」ではオスカーの手持ちが登場。

  • 老ムーランド

ポケットモンスターサン&ムーン 21話

サン&ムーン編ではニャビーと共に暮らす年老いた個体が登場。ロトム図鑑曰く「かなりなご長寿さんロト」で、毛並みも乱れて目元が見えないくらい伸びている。ニャビーの親代わりとも言えるポケモンだが年齢とニャビーが見た夢もあって視聴者からその結末が不安視されていた。

その後の展開はこちらを参照されたし。


その他

BW105話・143話
XY1話
SM32話・72話
新無印76話
めざポケ5話
劇場版白き英雄キュレムVS聖剣士ケルディオ

アニポケ・第8シリーズ編集

  • 49話:モブで登場

関連イラスト編集

再投稿犬猫お嬢様と愛犬

ムーランド砂場にいるムーランド


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物)

ポケモンBW ポケモンBW2

ポケモン一覧 犬ポケモン

ノーマルタイプ

ヨーテリー ハーデリア


0507.ハーデリア0508.ムーランド→0509.チョロネコ


序盤ノーマル最終進化

第1世代ラッタ
第2世代オオタチ
第3世代マッスグマ
第4世代ビーダル
第5世代ミルホッグ ムーランド
第6世代ホルード
第7世代デカグース アローララッタ
第8世代ヨクバリス バイウールー タチフサグマ
第9世代パフュートン

同ノーマル犬ポケモン仲間


他関連ポケモン等

  • フローゼル ゴルダック:人命救助に役立っているポケモンで、こちらは水難救助が得意。ただし、後者に関しては一方で川を汚した人間を水中に引き込み連れ去る昔話が残されている。
  • ダウジングマシン:第7世代におけるムーランドはダウジング役を担っている。

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