基礎データ
全国図鑑 | No.0505 |
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イッシュ図鑑 | No.011 |
マウンテンカロス図鑑 | No.047 |
ローマ字表記 | Miruhog |
分類 | けいかいポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ | 1.1m |
重さ | 27.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | はっこう / するどいめ / アナライズ(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ミルホッグ | 見る+groundhog(英語でマーモットの一種) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Watchog | watch(見る)+groundhog(マーモットの一種) |
ドイツ語 | Kukmarda | gucken(見る)+Marder(テン)+Guck mal da(あっちを見て) |
フランス語 | Miradar | mirador(望楼)+radar(レーダー) |
韓国語 | 보르그 | 볼(見ること)+groundhog(マーモットの一種) |
中国語 | 步哨鼠 | 步哨(衛兵)+鼠 |
ロシア語 | Уачхог | 英語名の音写 |
タイ語 | มิรูฮอก | 日本語名の音写 |
進化
初期 | 最終 | |
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ミネズミ | → | ミルホッグ(Lv.20) |
概要
「うわっ! 野生の ミルホッグと
ミルホッグが 飛びだしてきた!」
第5世代に登場したミネズミの進化系で、体が伸びてシュールさ3割増しである。
相変わらず眼差しには狂気をはらみ、やはりドワオ!とかズワオ!がよく似合う。
体内の発光物質で目玉や体を光らせ、襲ってきた敵をひるませる。目と胴体のチョッキのような模様と尻尾の先、それぞれの黄色い部分が光るパーツ。
目は暗闇でも周りを見通し、敵を見つけると尻尾を立てる。
頬袋に貯めた木の実のタネを飛ばして攻撃するらしいが、当初は種関係の技を一切覚えられなかった。
『BW2』で教え技として「タネばくだん」を、『USUM』では「タネマシンガン」を覚えるようになったが。
モデルはおそらくグラウンドホッグ(ウッドチャック)。巣穴から出た時に、グラウンドホッグが自分の影を見なければ(天気が晴れでなければ)春の到来を告げるとされる動物である。
そのモーションはAAの「ほほう、それでそれで?」に似ており、改変AAも作られている。
ボルフォッグとは関係ない。
色違いは鮮やかな水色。
ゲームでは
ブラック・ホワイト / ブラック2・ホワイト2
野生の生息域が広く、序盤~中盤では敵トレーナーもそれなりに手持ちに入れている。
つまり、頻繁に登場してはいかりのまえばで強制的に体力を半分に、あるいはさいみんじゅつで行動不能にしてくる嫌らしいポケモンである。
なにげにプラズマ団戦、ジムリーダー戦、一般トレーナー戦、全てのシーンに登場する脅威の汎用性を誇る。
アロエのミルホッグ
ストーリーでは妙に優遇され、ランダム対戦では他の序盤ノーマルと比べて不遇と、扱いが両極端であるミルホッグ。
だが、初代「BW」の2番目のジムのジムリーダーであるアロエの切り札となっているミルホッグは、対戦でも非常に厄介な「さいみんじゅつ」を使い、先発のハーデリアが倒れた際に放って来るタイプ一致+技の効果で実質威力210の「かたきうち」を容赦なくぶっ放す等、かつての悪夢を彷彿とさせる実力を遺憾なく発揮。
前述のハーデリアが放つタイプ一致の「とっしん」の火力も相まって、序盤の鬼門となる。
だが最初に選んだポカブをチャオブーに進化させれば有利に戦え、選んでいない場合はヤグルマの森へ先に寄り道すれば彼らを一捻りに出来る助っ人がいる為、金銀クリスタル・HGSSの悪夢よりはマシかも知れない(当の彼女もBW2でミルホッグを手持ちに入れてるが)。
シナリオでは先にジムを突破したチェレンがカゴのみをくれるため、有効利用するとよい。
NPCなど
ゲーム内のテレビ番組『これってなあに?』で「ミルホッくん」としてアイテム紹介をするお姉さんのツッコミ役として活躍している。
ギュギュ グウウグウ!
(おいおい わかるわけないだろう!)
初登場は『BW』だが、その後『ORAS』まで続けて登場しており、世界中で放送されている節がある。
そして進化前のミネズミを含めると、NPCとしての登場率が非常に多い。様々な家(あるいは施設)で見かけることができる。
アララギ研究所 | カラクサタウン | サンヨウシティ | ヒウンシティ |
ビレッジブリッジ | ワンダーブリッジのミネズミショー | Nの城 |
ブリッジのショーでは3匹もいるため、合計で10匹ものミルホッグ系統がゲームに登場する。(ちなみにピカチュウは2匹。チラーミィですら6匹しか登場しない)
そして、Nの城ではプラズマ団が「この子がなついてしまった、アタシは道具としてしか見てないのに……どうして……」とミネズミの純真な心に動揺するイベントまである。
X・Y
15ばんどうろにのみ生息。なお、ミネズミは野生出現しない為、タマゴから孵化させよう。
オメガルビー・アルファサファイア
過去作から連れてくる必要がある。
サン・ムーン / ウルトラサン・ウルトラムーン
過去作から連れてくる必要がある。
Let's Go!ピカチュウ・イーブイ
当然ながら未登場。
ソード・シールド
未登場。
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
当然ながら未登場。
LEGENDSアルセウス
未登場。
スカーレット・バイオレット
未登場。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 85 | 69 | 60 | 69 | 77 | 420 |
ネタまみれなポケモンではあるが、「くろいまなざし」「さいみんじゅつ」「いかりのまえば」等、捕獲や補助に特化した技が習得可能と比較的多芸。妨害役に徹することができる。
隠れ特性は「アナライズ」。「相手より遅ければ攻撃力が高まる」という効果。しかし地味に同じ特性持ちの中では4番目に早いのがネックで、同タイプのポリゴン2に劣ってしまうのは注意したい。
素早さは悪く言えば中途半端だが、良く言えばどちらが素早いかが判別しにくく、さらに攻撃と特殊の両刀が可能のため、型がわかりにくいという利点がある。
上述した通り妨害技に長けているので妨害役と見抜かれがちだが、いかりのまえばといった削りは当然、特殊技でもかえんほうしゃ、10まんボルトといった比較的レパートリーが豊富というのも魅力。積み技も対応しており、使いこなせれば大金星も容易い。
ただしノーマル単なので、純粋な耐久性で厳しい。タイプの相性上耐性はなくゴースト無効のみで、高火力の等倍技を食らうと高確率で沈んでしまう。
いざプレイヤーが扱おうとするとそれらを支える能力や特性が伴っておらず、他の強力な個性を持つ序盤ノーマルに押されがちなのが悲しく不遇扱いされがち。
もっとも、同期のムーランドが覚えない秘伝技の「いあいぎり」やフィールド技の「フラッシュ」を覚えるので、秘伝要員としては優秀なポケモンの1体でもある。
第6世代では「するどいめ」の特性が強化され、第7世代では「きあいだめ」「わるだくみ」、USUMからは「なみだめ」「タネマシンガン」を新たに習得。
しかしそれでも見合った強化になったとは言い難く、不遇卒業は叶わないままだった。
そして第8世代の剣盾ではミネズミ系統が登場せずに終わってしまった。同期のヨーテリー系統は第1弾DLC『鎧の孤島』で復帰したというのに‥。
2023年9月現在は第9世代にも登場しておらず、三猿共々3DSに幽閉されてしまっている。
…のだが、特性はっこうの効果がするどいめと全く同じ効果になるという事態が発生。これによりミルホッグは登場せずしてデリバード以来の同じ効果を持つ特性を複数所持しているポケモンとなってしまった。しかもこちらは両方とも通常特性である(ちなみにミネズミははっこうではなくにげあしである)。
レイドバトルにおけるミジュマルやDLCにて追加内定が決まったシママ系統のような解禁が待ち望まれていたが、とうとう藍の円盤でも復帰せず遂に2世代連続の完全リストラとなってしまった。
使用トレーナー
ゲーム版
- アロエ:ジムリーダー(イッシュ)
- チェレン:ジムリーダー(イッシュ)
- アカネ:ジムリーダー(ジョウト)
アニメ版
- アロエ
- ヨシヒコ(BW40話)
- スワマの対戦相手(BW77話)
- ミカエル(BW103、104話)
- ヒロト(BW115話)
- リップル(BW125話)
漫画版
番外作品
ポケモンマスターズ
アロエ&ミルホッグ
2023年10月16日に実装。
パッシブスキルの効果で初めて登場した時に味方全体の場を特殊ダメージ軽減状態にし、「SPガードG」で味方全員の特防を2段階あげるサポート。
「にらみつける」を使うと相手全員の防御を1段階さげることも可能。
技
からげんき |
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自分がどく状態やもうどく状態やまひ状態ややけど状態のときは威力が2倍になる。やけどによる攻撃ダウンを無視して攻撃する |
SPガードG |
味方全員の特防を2段階あげる |
にらみつける |
相手の防御を1段階さげる |
研究させてもらうよ |
味方全員のHPを最大HPの約20%回復する。自分のわざゲージをその場にいる味方1組につき2増やす。(マルチプレイのときは味方のプレイヤー全員のわざゲージを2増やす) |
バディーズ技
シッポウ博物館館長のノーマルインパクト |
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★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
相手にP変化技使用時特防↓9 |
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相手を対象にしたポケモンの変化技をつかったときに相手の特防を1段階さげる |
初登場時場に特殊軽減 |
初めて登場したときだけ味方全体の場を特殊ダメージ軽減状態にする |
登場時命中率アップG2 |
登場したときに味方全員の命中率を2段階あげる |
ポケモン超不思議のダンジョン
主人公が通うおだやか村の学校の教頭先生として登場。一人称は「ワタークシ」で、常に丁寧語で喋る。だが心の中の声やブチ切れた時のセリフがどこかのヨノワールっぽい。
学校の平穏を願っており、学校の問題児であるパートナーに一番厳しく接する教師で教頭の地位にプライドを持っている。ただ本人がお調子者の目立ちたがり屋で、村の大人にも「あの先生の言うこと大袈裟だから」と評されている。
生徒のチーム名に「スーパー・ミルホッグ様Z」などと付けたり、「能力でテレパシー映像を送る」と言いながら絵のボードを見せるといった茶番を行うが、これに付き合わないと面倒くさい怒り方をするため、ガキ大将のヤンチャム達すらも空気を読んで演技で喜んであげている。尊敬している等とおだてられると周りが見えなくなるほどデレデレする。
新要素「レンケイ」のチュートリアルでは、ジバコイルら保安官3匹の技を実演のため受けたうえで、生徒たちの練習台のため技を何度も何度も受けて倒れ生徒に駆け寄られるという身体を張り過ぎたシーンがある。生徒の技には一部悪意を感じるものもあったようだが。
目は普段からチカチカしてるらしい。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- アロエのミルホッグ
- BW14話後半に登場。見た目以上に素早くタフであり、アロエは相手のペースが整ってきたと思ったときにヨーテリー・ハーデリアのほえるを使い無理やり挑戦者のポケモンを交換させ引きずり出されたポケモンが登場したらミルホッグに交換し、くろいまなざしを使い逃げられなくしてから叩く心理作戦を使っている。15話でサトシに勝利しているが、16話で特訓を積んでパワーアップしたミジュマルの前に敗北した。
- BW40話
- ドンバトルに参加していたヨシヒコの手持ちで登場。
- BW103・104話
- ヒガキ大会に出場したトレーナー・ミカエルの手持ちで登場。
- BW115話
- ヒロトの手持ちで、ポケモン湾岸救助隊として活動している個体が登場。
- BW125話
- リップルの手持ちで登場する。
その他
XY82話でシトロンがミルホッグの仮装をしている。
BW | 25話・33話(回想)・67話・69話・83話・106話・107話・119話・134話 |
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XY | 1話・8話・27話・34話(イメージ)・73話・105話・108話(イメージ)・109話・129話・137話・138話・140話 |
新無印 | 48話(映像) |
劇場版 |
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
10・11章ともにプラズマ団の手持ちとして登場するが、10章ではアスラ配下のプラズマ団員のミルホッグが暗い場所を利用してブラック達に襲い掛かるも、ムシャ(ムンナ)のサイコキネシスによって倒される。その後は用無しとして見捨てられたが、マコモ博士に引き取られた。
関連イラスト
関連タグ
0504.ミネズミ→0505.ミルホッグ→0506.ヨーテリー
関連ポケモン等
序盤ノーマル一覧
No. | 初期 | No. | 中間 | No. | 最終 |
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0019 | コラッタ(アローラコラッタ) | 0020 | ラッタ(アローララッタ) | - | - |
0161 | オタチ | 0162 | オオタチ | - | - |
0263 | ジグザグマ(ガラルジグザグマ) | 0264 | マッスグマ(ガラルマッスグマ) | 0862 | タチフサグマ |
0399 | ビッパ | 0400 | ビーダル | - | - |
0504 | ミネズミ | 0505 | ミルホッグ | - | - |
0506 | ヨーテリー | 0507 | ハーデリア | 0508 | ムーランド |
0659 | ホルビー | 0660 | ホルード | - | - |
0734 | ヤングース | 0735 | デカグース | - | - |
0819 | ホシガリス | 0820 | ヨクバリス | - | - |
0831 | ウールー | 0832 | バイウールー | - | - |
0915 | グルトン | 0916 | パフュートン(オス / メス) | - | - |