基礎データ
全国図鑑 | No.0264 |
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ホウエン図鑑 | No.013 |
セントラルカロス図鑑 | No.013 |
ガラル図鑑 | No.032 |
ローマ字表記 | Massuguma |
分類 | とっしんポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ | 0.5m |
重さ | 32.5kg |
性別比率 | 50%♂・50%♀ |
特性 | ものひろい/くいしんぼう(第4世代以降) |
隠れ特性 | はやあし |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | マッスグマ | 真っ直ぐ+アライグマ+アナグマ |
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語 | Linoone | line(線)+raccoon(アライグマ) |
ドイツ語 | Geradaks | gerade(真っ直ぐ)+dachs(アナグマ) |
フランス語 | Linéon | linéaire(真っ直ぐ)+raton(アライグマ) |
韓国語 | 직구리 | 직(直)+너구리(タヌキ) |
中国語 | 直冲熊 | 筆直(真っ直ぐ)+猛衝(突っ込む)+浣熊(アライグマ) |
進化
ジグザグマ → マッスグマ(Lv.20)
リージョンフォーム
『剣盾』から登場する、マッスグマのガラルのすがたであり、原種にはなかった進化を遂げる。
概要
『ルビー・サファイア(第3世代)』から初登場したジグザグマの進化系で、いわゆる序盤ノーマル枠。
まっすぐに走り、障害物がある時は直角に折れ曲がって避ける。まっすぐ走るスピードは時速100キロを超えるスピードを出し、まっすぐ走るだけならとても速い。
しかし、曲がるには一度急停止しなければならないため、緩やかにカーブした道や曲がった道は非常に苦手。
獲物めがけて突っ走り池に棲むものを水面から見つけると素早く飛び込みツメで捕えるが、失敗も多い。
「とっしんポケモン」ではあるが、自力で覚える技に「とっしん」はなく、進化前でしか覚えられない。覚えられるようになったのは『剣盾』からである。
アナグマというイタチ科の動物がモチーフである。
序盤ノーマルいうポジションから、同じく序盤でイタチ仲間であるオオタチと並んで描かれていることが多い。
ちなみに、50cmとある「高さ」は、『ポケモンHOME』の高さ比べによれば体高のようである(高さなのであるから当然ではあるが、一方のオオタチが立上がることが出来るためか全長=鼻先 - 尾先の方で測られているので紛らわしい)。
抜け毛で作られるシェービングブラシは超高級品な模様。
ゲームでの特徴
拾って奪える秘伝要員
- 進化前にもいえることだが、特性が「ものひろい」である。この能力によって、懐が寂しいポケモントレーナーに無償でアイテムを恵んでくれる。
- さらに、相手の道具を奪い取る技「ほしがる」をLv.35で覚え、「拾う」「奪う」を兼ね備えた物欲マシーンとして、トレーナーに栄耀栄華を約束してくれる。
- 初登場『ルビー・サファイア』では神と崇められる程の気前の良さを発揮したが、『エメラルド』以降ではやや能力を押さえられてしまった。それでもレベルを上げれば、ルビサファ世代にも劣らない働きを見せる。「ものひろい」を持つポケモンはそこそこいるが、結果的には弱体化前に活躍した彼がある種の当時の神の名を独占してしまった形になった。
- また、ひでん技「いあいぎり」「なみのり」「かいりき」「いわくだき」を覚えることが出来、移動用ポケモンとしてもそこそこ使える。何よりこれらと「ものひろい」とを兼任出来るのが最大の強みといえる。全く戦えなくてもPTにいるだけで貢献するという全く新しい形でトレーナーを助けた。
『RSE』・『ORAS』
- 『エメラルド』では118・119ばんどうろのみの出現となった。
『DPt』・『BDSP』
- 進化前のジグザグマが202ばんどうろで大量発生で出現するのみである。
『HGSS』
- 「サファリパーク」で出現する他、ラジオでホウエンサウンドを流すと各地に出現する様になる。なんなら、ジグザグマより範囲が広い。
『剣盾』
- 通常のはDLCで、ヨロイ島でガラルジグザグマで原種、カンムリ雪原にダイマックスアドベンチャーでマッスグマが入手可能。
性能
H | A | B | C | D | S | T |
---|---|---|---|---|---|---|
78 | 70 | 61 | 50 | 61 | 100 | 420 |
- 一見、「すばやさ」が高い他は目立った特徴はない。しかし、育成や戦い方によっては十分実戦でも通用するポテンシャルを発揮する。
- 覚える技の範囲もノーマルタイプらしく豊富で、一致ノーマル技であると「ずつき」「すてみタックル」「じたばた」を自力習得可能で、さらにタマゴ技で先制技「しんそく」を遺伝出来る。特に「しんそく」は一部特別な個体のみ使用可能なレアな技であった(詳細は後述)。
- 不一致であると「ダストシュート」「あなをほる」「ミサイルばり」「シャドークロー」「アイアンテール」「なみのり」「タネばくだん」「10まんボルト」「れいとうビーム」「じごくづき」「じゃれつく」を技マシン・レコード・教え技で覚えることが出来る。さらに「はらだいこ」をレベル技で習得し、「でんじは」などの補助技も多く覚える。
- また、第6世代まで「いわくだき」も覚えたが、第7世代以降は過去作限定技となってしまった(第8世代では覚えていてもランクバトルに参加できない)。「じゃれつく」は第6世代から基本技として習得出来たが、『剣盾』では技レコードでの習得に変更された。
- 第4世代から特性「くいしんぼう」、第5世代から隠れ特性「はやあし」が追加され、戦術の幅が広がっている。また、第5世代から「ものひろい」に相手が使った道具を自分が使えるようになるという効果が追加されたため、普通に実戦でも有用な特性となっている。
- また「シンプルビーム」使いでは3番目に速いポケモンだったりする(1位はココロモリ、2位はラティオス)。これにより特性を弄ってサポートすることもでき、さらに隠れ特性の判別も可能(遺伝技なので野生個体ではほぼ無理だが)。
第3、第4世代のバトルファクトリー攻略の際には手持ちに入れておきたい1匹で、その理由としては、
- 覚えている技に「やつあたり」があり、レンタルすると当然ながら懐いていないためタイプ一致と相まって威力が高い。
- 更に威力を高める「こだわりハチマキ」を持っている。
- 「トリック」で相手に「こだわりハチマキ」を押し付けることで戦術を封じることも可能。
- はがねタイプやいわタイプに対抗できる「あなをほる」を覚えている。
これらの事から非常に使いやすい仕様となっている。この個体はポケスペ第6章にも登場し、エメラルドが使用した(詳細は後述の漫画版にて)。
- そしてマッスグマは、ジグザグマとは別ベクトルでユーザーから"神"と呼ばれているポケモンでもある。上述の「拾って奪える秘伝要員」というトレーナーたちの欲しいものをどんどん持ってきてくれるみんなの欲の友という側面もそうだが、初見殺しの必殺コンボを持つ存在でもあり、「しんそく(神速)」の使い手でもある。
必殺のコンボ
- その全容は以下の通り。
- 「はらだいこ」で自身の「こうげき」を最大まで引き上げ、「みがわり」で「カムラのみ」を発動させてからのタイプ一致の攻撃技「じたばた」。
- この攻撃で時には神と呼ばれしポケモンすら葬ることができる。
- ちなみにこのコンボ、何と初登場時から可能。当時「みがわり」は技マシンも教え技も存在していなかったが、マッスグマは遺伝で覚えられたのである(「カムラのみ」は後に解禁されたが、元が素早いので別のアイテムでも十分戦えた)。
- 『ルビー・サファイア』初期当時、序盤ポケモンが唐突に出てきて何をするのかと思ったら超絶ダメージが飛んできて訳も分からぬままやられるという光景が多発したとか。流石は神と呼ばれたポケモンである。
しんそくマッスグマ
- マッスグマが神と呼ばれる理由の最後の1つ。特別な個体のみ(後述)だが、タイプ一致で「しんそく(神速)」を撃てるのである。
- 第4世代でトゲキッス・アルセウスが出てくるまでは唯一のタイプ一致「しんそく」使いで、トゲキッスがノーマルタイプからフェアリータイプに変更され、アルセウスが出場できない対戦環境では第6世代以降唯一となる。
- 第4世代から追加された特性「くいしんぼう」とは好相性で、何とHP最大値が偶数なら「はらだいこ」を使った瞬間に「カムラのみ」などが発動する。
- 第7世代から強化された「フィラのみ」などと組み合わせることもでき、「はらだいこ」を使った瞬間に削った分のHP全てが回復する。上手くすれば次のターンからHP全快&攻撃力最大の状態で「しんそく」連打という恐ろしい状態が完成するのだ。流石は神と呼ばれたポケモンである。
- だがかつて遺伝技にも自力技にもなく、何と第3世代のサブツールである『ポケモンボックス ルビー&サファイア』でポケモンを60匹預けると手に入るというかなりのレアものであった。
- 無論預けるだけなら簡単だが、性格や個体値はランダムで決められ、実用性のある性格の個体を手に入れるだけでもかなり困難。しかもこのタマゴ、1セーブデータにつき1個な上、図鑑が100匹以上埋まっていないと他のロムからポケモンを持ってくる事も不可能なため、複数入手するにはデータを初期化→ポケモンを60匹以上捕まえる過程を何回も繰り返さなければならないのである(更に言うと、仮に第4・第5世代で「くいしんぼう」で運用したい場合、第3世代からジグザグマのまま第4世代以降に送り、進化させて1/2に賭けるしかない)。
- マーク縛りが導入されて以降上記の個体がレーティングで使用不能になったことと、『ORAS』が発売されることで自力技や遺伝技への追加が望まれたのだが、何と『ORAS』では遺伝技の追加がないどころか、2014年12月に行われた「ジャンプフェスタ 2015」でのローカル配布のみで、その時幕張メッセに行った人にしか配られていない激レアポケモンとなってしまった。
- そして、第7世代のUSUMで待望の「しんそく」が遺伝技としてついに解禁。また、課題であった対ゴーストに対して「シャドークロー」よりも強い「じごくづき」を、いわ・はがねタイプへの打点として「じだんだ」を獲得することもできた。
- 第7世代では存在自体が積み技キラーに近いゴーストのミミッキュや先制技自体が無効のポケモンやフィールドが新たに登場、さらに第8世代ではミミッキュ以上の素早さを持つドラパルトを筆頭としたトップメタ達が蔓延っており、現実は中々難しい所ではあるが、大幅な強化と優遇には違いないだろう。
使用トレーナー
ゲーム版
- センリ:ジムリーダー(ホウエン)※エメラルド初戦のみ
アニメ版
- ショウギ・ケイマ(AG112話)
漫画版
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン・空の探検隊』
- こいつにしか効果がない「ピーピーマッスグ」という「ピーピーマックス」の偽物がある。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ショウギ・ケイマのトキンちゃん
- AG112話でケイマのポケモンで登場。
- どういうわけか丸いものを集める習性を持ち、ハルカが手入れをしていたアゲハントとフシギダネのモンスターボールを奪う(ちなみに丸くないアイテムは裏山に隠している)。
- ケイマはトキンちゃんが進化してからやたら物を持ってくる様になってしまい、性格が変わってしまったと思って距離をおいていたが、その習性に目を付けたロケット団に捕らえられたトキンちゃんがロケット団が乗るモンスターボール型の気球に過剰反応しているのを見て、一緒にボール遊びをするのが好きだった事をケイマは思い出し、姿形が変わってもケイマの事が好きで一緒に遊んでほしかった為に気を引こうと物拾いを続けていた事に気づく。
- ロケット団を「みずのはどう」やピカチュウとの「W10まんボルト」で撃退し、以前のように一緒に遊ぶ事ができるようになった。
- AG155話
- 森に住む3匹のマッスグマが登場。ポケモンレンジャーのヒナタが「キャプチャ・スタイラー」を使ってこの3匹のマッスグマをキャプチャして、「きりさく」で森の中に出来たイバラを切り裂いて道を作った。
その他
DP | 48話 |
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XY | 10話・39話(映像)・45話・68話(回想)・137話 |
新無印 | 7話 |
劇場版 | 七夜の願い星・超克の時空へ・幻影の覇者・破壊の繭とディアンシー |
漫画版
『ポケスペ』
- 6章でエメラルドがバトルファクトリー挑戦時にレンタルしたポケモンで登場。
- エメラルドは「タイプ一致『やつあたり』を覚えており、懐いていないポケモン歩度威力が上がらないため、レンタルポケモン向け」「『こだわりハチマキ』装備で1つの技しか出せなくなる代わり物理攻撃威力が上がる」と分析、能力を最大限に発揮した。
関連イラスト
関連タグ
0263.ジグザグマ(ガラルジグザグマ)→0264.マッスグマ(ガラルマッスグマ)→0265.ケムッソ
序盤ノーマル一覧
No. | 初期 | No. | 中間 | No. | 最終 |
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0019 | コラッタ(アローラコラッタ) | 0020 | ラッタ(アローララッタ) | - | - |
0161 | オタチ | 0162 | オオタチ | - | - |
0263 | ジグザグマ(ガラルジグザグマ) | 0264 | マッスグマ(ガラルマッスグマ) | 0862 | タチフサグマ |
0399 | ビッパ | 0400 | ビーダル | - | - |
0504 | ミネズミ | 0505 | ミルホッグ | - | - |
0506 | ヨーテリー | 0507 | ハーデリア | 0508 | ムーランド |
0659 | ホルビー | 0660 | ホルード | - | - |
0734 | ヤングース | 0735 | デカグース | - | - |
0819 | ホシガリス | 0820 | ヨクバリス | - | - |
0831 | ウールー | 0832 | バイウールー | - | - |
0915 | グルトン | 0916 | パフュートン(オス / メス) | - | - |