基礎データ
全国図鑑 | No.0415 |
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シンオウ図鑑 | No.053 |
イッシュ図鑑 | No.142 |
セントラルカロス図鑑 | No.076 |
ガラル図鑑 | No.116 |
ヒスイ図鑑 | No.070 |
パルデア図鑑 | No.038 |
ローマ字表記 | Mitsuhoney |
ぶんるい | はちのこポケモン |
タイプ | むし・ひこう |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 5.5kg |
せいべつ | 87.5%♂・12.5%♀ |
特性 | みつあつめ/はりきり(隠れ特性) |
タマゴグループ | むし |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ミツハニー | 3つ+honey(蜂蜜)+ミツバチ |
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語 | Combee | honeycomb(蜂の巣)+bee(蜂)+combination(組み合わせ) |
ドイツ語 | Wadribie | Wabe(蜂の巣)+drei(3)+Biene(蜜蜂) |
フランス語 | Apitrini | apis(ラテン語:ミツバチ)+trinité(三位一体)+mini(小さい) |
韓国語 | 세꿀버리 | 셋(3)+꿀벌(蜂) |
中国語 | 三蜜蜂 | 三+蜜蜂 |
進化
ミツハニー → ビークイン(Lv.21、♀のみ)
概要
初登場は『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール(第4世代)』。
名前の由来は「3つ」+「honey(英語:蜂蜜)」+「ミツバチ」。
蜂の巣の一ブロックに顔・翅・触角・下腹部が付いたような虫ポケモンで、生まれた時より常に3匹がくっついた形で行動する。
ただし3匹の人格は独立しており、蜜の趣向も微妙に異なる。翅や触角はしまうことが出来るのか、真ん中を担当する蜂にはそれらがない。
女王たるビークインに喜んで貰うため花の蜜をせっせと棲家に集める生活を送っており、特性の「みつあつめ」も、その名の通り「あまいミツ」を拾って来るものである。活動時間は夜明け - 日暮れまで。
生息地もソノオの花畑やミアレの庭園など花の多い地域になることがほとんど。時々その蜜を好んで横取りしてくるガーメイルは天敵である。また、『LEGENDSアルセウス』の図鑑の説明ではアゲハントも天敵らしく、追い払われて花の蜜を独占される場合がある。
夜に睡眠を取る際は、大量のミツハニー(BW2の図鑑では100匹)が重なり蜂の巣の巨大な壁状になってから眠る。この時の姿は「ミツハニーウォール」と呼ばれており、住処を襲撃して来た相手を迎撃する時にもこの陣形を組むことがある。
初代蜂型ポケモンのスピアーと比較すると非常に愛らしいデザインで、あちらがスズメバチのような凶暴で毒を持つ危険な害虫としての側面を強調した存在ならば、こちらはハナバチやミツバチのような花の受粉を助け、蜜を集めて来る益虫としての側面が強調された存在といえよう。
幼虫のハチノコをモデルとしていながら、成虫のミツバチの特質も兼ね備えているので、改めてポケモンが「モンスター」であるということを認識させられる秀逸なデザインである。
一方で女王蜂のビークインに進化出来るのは少数の雌のみとなっており、大多数を占める雄は一生弱いミツハニーのままという、あんまりな男女格差に定評のあるポケモンでもある。もっとも、蜂とは元よりそういう生き物なのだが…(詳細は後述
進化するのが雌のみであれば、進化した際サイド2体はどこへ行くのか。せめて雄にも進化後を!という声もちらほら聞かれる。
後の第7世代では、同じ境遇を持った毒トカゲ・ヤトウモリが登場し、こちらはメスに栄養を集中させる社会性故に進化の可能性を失っているという、哀愁漂う背景が見え隠れしている。
雌雄では姿も違っており、♀は真ん中の子の上部分に赤い逆三角の模様があり、♂にはない。進化後の姿からするに、このマークの部分の子がそのままビークインとなるのかもしれない。
色違いは全身が濃橙か、銅色に近い。
ゲームでの特徴
前述の通り♀は非常に珍しく、比率にして「♂:♀=7:1」(♀率12.5%)となる。これは御三家や化石ポケモンなどと同様。
このため、ビークイン育成にはまず少数の♀を探すところより始まる。厳選しようと思うと難易度は非常に高い。
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
30 | 30 | 42 | 30 | 42 | 70 | 244 |
『DP』ではレベルアップで覚えられるわざは「あまいかおり」「かぜおこし」のみ。
『Pt』ではレベルわざ・おしえわざの両方に「むしくい」が追加。おしえわざは「がむしゃら」「エアカッター」等が追加。
『HGSS』ではおしえわざで「おいかぜ」を習得。ビークインより速いSを生かして、おいかぜ→がむしゃらのコンボが一応できるようになり、以降もミツハニーの基本戦略となった。
『BW2』では「むしのさざめき」が追加されたが、それでも元のステータスが低いので実戦向きではない。♂は戦わせてもらえないのか……。隠れ特性「はりきり」を手に入れたが正直デリバードでやった方が強い。無情。
『XY』では「あまいかおり」に群れバトルを発生させられる効果が追加されたことから、捕まえれば群れバトル発動要員として即役に立ってくれる。
『剣盾』では「むしのていこう」を習得。鎧の孤島の追加技では「ダブルウイング」を覚えられるようになり、タスキヌケニンを倒せるようになった。だからなんだという話だが。なお「あやしいかぜ」を失ったが大した痛手ではない。
ところが、SVにてがむしゃらやおいかぜといった有能な技をとことん没収された。
代わりにテラバースト(と何故かねごと)を習得したが、これは殆どのポケモンにもいえることなため、相対的に弱体化が目立つ。
ミツハニーが一体何をしたというのだ。
使用トレーナー
漫画版
- マユ(ポケスペ)
番外作品
ポケモン不思議のダンジョン
- 『探検隊』シリーズ
- 何とミツハニーが重要アイテム稼ぎ要員として重んじられている。これは特性「みつあつめ」が「倒した時に『おいしいミツ(飲むとかしこさが大きく上がる)』が入っている宝箱を落とすことがある」という仕様になったため。これにより進化しない♂は「おいしいミツ」のために敵を倒し続けてアイテムを掻き集めるという、モチーフ通りの働きバチとして登用されるに至ったのだ。
- 『超』
ポケモンGO
- 2019年2月1日に実装。当然このゲームでも♂は進化せず♀しか進化しない(当初どちらにも進化ボタンがあったが、現在では♀のみボタンがつくように修正されている)。
- だが困ったことに、2019年3月現在ミツハニーがレアポケモンの1匹に数えられている。せっかく探して見つけても♂だと進化できないので♀を見つけるまでは完全に喜べない。…と思いきや、「シーズン」の導入によりほしのすなの獲得量が750までに飛躍し、♂でも十分な稼ぎ要員となった。進化にはミツハニーのアメが50個必要なので、このゲームでは♂でもアメを獲得可能な個体として重宝される。
- ところが、その捕獲難易度がかなり高い。低レベル個体に金のズリのみとハイパーボールを使ってもボールから脱出されることが珍しくない。捕獲距離は近いが移動モーションも特殊で、ケーシィやムウマのような8の字飛行を、虫らしく高速で行う。
- 肝心の性別比率であるが、実装して暫くの間は何故か♀しか出現していなかったため問題なく集められたが、2月末に突如ゲームとほぼ同じ性別比率になったため♀は一転稀少となってしまった。♂♀の確認が容易なので、出現したら上述のオレンジマークがあるかないかを良く見ておくこと(あれば♀、なければ♂)。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- DP31・32話
- ハクタイの森で主にザロクの花からミツを集めてそれを巣である「琥珀の城」に運ぶポケモン。
- ミツを運ぶ時は効率を考えて「ミツハニーウォール」というまるで壁のように何十匹も集まって一緒に飛ぶ習性があり、琥珀の城には数万匹のミツハニーが女王であるビークインと一緒に暮らしている。
- ミツハニーが集めたミツをビークインが「恐ろしくあまいミツ」を作り、モミはガーメイルの力を使ってそれを探していた。
- モミとサトシ達はガーメイルの力もあってようやく辿り着くが、侵入したロケット団が洞窟を荒らすため排除しようと攻撃する(本来光線系の技を覚えないはずがここのは何故か使える)。サトシ達が城を守ろうとしたことが伝わったビークインはサトシ達に「恐ろしくあまいミツ」を分けてくれた。
その他
DP | 99話・140話 |
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BW | 54話(写真) |
XY | 2話・5話(写真)・10話・39話(映像)・68話(回想)・77話・137話 |
新無印 | 90話 |
劇場版 | ディアルガVSパルキアVSダークライ・超克の時空へ・破壊の繭とディアンシー・キミにきめた!・ココ |
第8シリーズ
- 14話
群れで登場。ロイのホゲータがロイがカイデンを観察している隙に縄張りへ入ってしまい、ビークインに襲撃される。
- 44話:野生で登場。
- 47話
オマケコーナー『フリード博士のポケモンゼミ』でヒメグマが紹介されたので登場しており、ヒメグマがキャプテンピカチュウとホゲータにみつ入りサンドウィッチを振る舞っていた。
- 75話:モブおよび野生で登場。
放課後のブレス
第1話「息をふく」で登場。
余談
公式絵等で雄のミツハニーが出て来たことは一度もない。全てが真ん中の額に模様があり若干鮮やかなデザインの雌である。絵柄違いとイラストレーターが多様なポケモンカードでも雄の姿は見えない。
アニメで大量に居た際には雄もいたが・・・。ミツハニーの雄の明日はあるのであろうか。
実は現実の蜂の雄も少数しか生まれない上に繁殖以外することがなく、巣の中でウロウロするしかないため邪険に扱われている。その他にも雄扱いが悪い生き物は結構多い。
とある世界の虫に至っては雌が雄の倍以上のサイズを有する上に雌が散々雄を馬車馬の如くこき使った挙句非常食として貪ったり弾丸として射出したりという惨い奴らまでいる。本当にお慈悲を……!
関連イラスト
関連タグ
0414.ガーメイル→0415.ミツハニー→0416.ビークイン
同複合タイプ
関連ポケモン等
- ヤトウモリ:♂が同じ悲劇を持つ者。
- ビードル/コクーン/スピアー/メガスピアー・ベベノム/アーゴヨン:同じ蜂ポケモン達
- ダグトリオ・アローラダグトリオ・レアコイル・ドードリオ・ナッシー・サザンドラ・ウミトリオ・テツノコウベ・スナノケガワ:トリオ仲間
- マッスグマ:「同じ種族でありながら、生態差によって進化の可能性を失っている」点が共通している。
その他
- ソーシャルディスタンス:どう足掻いても3密を回避できないポケモンとしてネタにされた。