そんな筋の通らねえ裏切りは認めねえ…俺はハマを愛すために生まれてきたんだわ
CV:畑耕平
公式サイトでの解説
神城組の武闘派構成員。特殊警察出身という異色の経歴を持つ、神城組 最高戦力の一人。
口癖は「お前は何のために生まれてきたんだ...」
神城組と警察の大戦争に関わっており、神城に救ってもらったという恩義がある。横浜とB'zが好き。
概要
神城組の武闘派構成員。特殊警察出身という異色の経歴を持つ。
長門碧と広瀬大聖と安芸直治と百田吾郎よりも上の立場であることが確定しており、現時点の神城組では組長の神城義信と若頭の名波和親に次ぐナンバー3の地位である可能性が高い。
天羽組からは「神城組の最高戦力」と正式に認定されている。
人物
容姿
髪色は速水泰輝と同じ桃色で相良颯誠のように前髪を左右に分けている。泣き黒子と目の隈が特徴。
服は赤を基調としており、ベージュのジャケットをしている。
声は太めで城戸丈一郎に似ている。
性格
天羽組とは敵対関係だが、性格は正義感と仁義に溢れる好漢そのものと言える。
哲学的な一面が有るようで口癖は「何のために生を受けた」であり、敵対者などに対してもよく生まれてきた理由を問うことが多い。後に明かされた過去編にて、これは父からの教えによるものであることが判明した。
また、市合(いちごう)という自分の苗字とかけてか、自分のことをよく「殺人ストロベリー」と呼ぶ。
一節の文章の中で言葉は違うが意味は同じ文章を連続して言う癖があるが、これも「大事な時は同じようなことを何度言ってもいいんだよ」という父からの教えによるものであり、意味もなく乱発しているわけではない模様。
他の構成員と同じく、身内を思いやる気持ちは非常に強く、長門の遺体を見た際は、人目を憚らずに号泣した。
舎弟にも面倒見が良く、舎弟を発奮させ、士気を高める采配にも長けている。
また、長門同様に舎弟が負傷した際は、戦闘より舎弟の救助を優先する。
非常に女好きな一面もあるが、美人の前では一層強面になる、声がやけに震えるなど、想像以上に緊張する。一方、警戒心を高めている時は冷淡に対応する辺り、公私は弁えられる模様。
能力
敵対者が並の半グレであれば、相手に攻撃する間も与えずに瞬殺できるだけの高い戦闘力を誇っている。
他にも、判断力や戦闘プランを考える能力が非常に優れており、最適なルートで相手を屍にすることに長けている。
加速時のスピードも相当なものであり、伊集院茂夫からは驚異的なバネと喩されている。
また、(安全ピンをつけたままの)手榴弾を投げただけで相手に致命傷を与えられるレベルの剛速球を放つこともできる。
かつては警察の特殊部隊に身を置いていただけに、拳銃は言わずもがな、特殊なタイプを含めた手榴弾の扱いにも精通している。
過去
神城組と横浜を守るために命を懸ける漢の誕生秘話
- 2024年9月25日の動画(市合麟太郎)
横浜を愛した警察官であった父・市合健太郎との父子家庭であったが、力も正義感も強い父の背中を見て育ち、その中で今の価値観を形成していった。しかし、ある日父はヤク中の男による不意打ちによって命を落としてしまう。それから成長した後は父の背中を追うように警察官となり、遂には特殊部隊に配属され、死線の中で戦い続ける日々を送りながら、誇りを胸に邁進していた。この時の同僚に現在はナツメ金融の社員である部南忠志がいた。
しかし、ある日尊敬していた上司である高倉がヤク中の男に殺される事件が起きてしまう。
奇しくもそれは、尊敬していた父の死と余りに酷似しており、その首謀者は、当時所属していた警察署の署長である佐藤によって引き起こされた事件だと知ってしまい、怒りと恨みを乗せて殺して見せた。
警察署の署長を殺した事で、表舞台に顔を見せる事も叶わなくなった市合は路地裏生活を余儀なくされ、生きる意味を見失いかける中で餓死を待つ身となる中、神城組の組長だった神城に救われる。
神城の言葉は、亡き父と全く同じ内容で信念を感じ、付いて行った。
後に横浜の警察と神城組は壮絶な喧嘩を勃発させ、死闘の末に、警察側から極秘で手打ちの申し込みをされたのもあって、それを受け入れた事で、警察に追われる心配が無くなった。これによって、神城組に絶対の忠誠を誓うようになった。
だが市合のために警察とやり合ったこの事件は、神城組のシノギを全て潰される事になり、一時は組の存続を危うくさせてしまったのだった。
この時、神城組以外の複数の極道組織が手を差し伸べたお陰で組の崩壊は免れたものの、閏間地区を拠点としている家入組だけはそれをしなかったため、神城組はその敵意を滾らすようになった。
尚当作品の世界では、伊集院茂夫による汚物付き射殺刑において謝罪会見で上層部の保身の為に今回の不祥事の責任を全て、依頼人の娘である婦警に擦り付けるという最悪な所業を見せるなど、神奈川県の警察も腐敗し切っている事が判明している。これでは市合が見切りをつけるのも、「ハマを汚す警察」と言われても仕方が無かろう。
なお市合の過去は本来は6月8日に公開予定だったが、その時はシナリオが難航していたのか、あるいは逆に出すと話の流れが変になるかしたために、3か月後の9月25日に公開されることとなった。
「皆さんのおかげです…一生頭が上がりませんし、足を向けて寝れません」
「俺は神城組とハマのためなら死ねるぜ。結婚するまで死なねえけどな」
活躍
- 2024年4月20日の動画(小峠華太)
初登場。
利権目当てで揉め事を起こした半グレを粛清するために舎弟の神田直道とともに水着のショークラブへと赴く。
現場突入後、安全ピンをつけたままの手榴弾をいきなりを投げて1人目を撃破、そのまま一呼吸にも満たない時間でナイフを抜き、残り2人の半グレも粛清した。今回の粛清では一貫して「殺人ストロベリー」と名乗っており、半グレたちは神城組の誰に襲撃されたのかもわからず意味不明なまま死んだのであった。
因みに助けた水着美女からチュウを期待していた模様。
「噂の殺人ストロベリーってのは俺のことだ この野郎」
- 2024年4月29日の動画(小峠華太)
他の神城組構成員と同様に家入組の行動を「横浜極道に対する裏切り行為」と認識しており、彼らに対して強い怒りを抱いていることが明かされた。
「家入のやつは東京とよろしくやるために横浜の端っこに生まれたのかい?」
- 2024年5月22日の動画(小峠華太)
天羽組との話し合いが決裂したことを受け神城義信に招集された。神城から閏間地区を含む横浜を愛しているかと聞かれ、ジョークを交えつつあると答えた。
「親父、俺から横浜愛を抜くとおからみたいなカスカスが残ります」
- 2024年5月27日の動画(伊集院茂夫)
伊集院シリーズに登場。神城組からは長門に続いて2人目のゲスト。
公園で仲良くなった肇と修二が寺田という外道医者によって安楽死の実験体にされ、修二が亡くなった事を知り、寺田を粛清するために自転車でアジトへ向かい、そこで肇から依頼を受けた伊集院と遭遇した。
寺田を譲る代わりに、「あんたはなんでこの世に生まれてきたんだ」という質問をし、その時の伊集院の圧にも怯まずに怖いと感想を返した。
その後は寺田の共犯である半グレを瞬く間に瞬殺した。
「あれ、この七三は拷問ソウルの人?」
(伊集院が質問に答えた後)「目が細ぇええ 怖ぇええ」
流川「感想がおかしいです!」
「いや すげえ魂だ」
「俺が生まれてきたのはハマを守るためだ。クソッタレ」
- 2024年6月8日の動画(小峠華太)
神城の天羽組と天城戦争に突入するという発言に対し、戦う意志を見せた。
その後、舎弟が小峠にやられた際にすぐに急行したものの逃走されてしまっており、増援が来ることを読んだ小峠を評価していた。
そして安芸直治と家入組の友好組織・伊藤組に横浜を出ていくように脅しに来た。勿論、伊藤組には拒否されたが、伊藤組の武闘派の杉下を動く間もなく両断し、その間に安芸が他の構成員の後ろを音もなく取ったことで戦意を喪失させた。そして、降伏した伊藤組を横浜から追放した。
「なら俺たちの流儀に従って力づくってことになるが…いいかい?」
- 2024年7月12日の動画(小峠華太)
「真田、ハマを狙った奴は死ぬんだわ」
羅威刃主役回に登場。
凱娃の集会場所を安芸と共に襲撃し、真田と激突した。しかし、まだ本格的に戦う気がなかった真田が集会場所をガス爆発で吹き飛ばしたため、戦闘は中断となり窓から脱出した。
「真田ぁ、死んでもらうぜ…さらにぶち殺して永眠させる」
- 2024年8月30日の動画(小峠華太)
長門の死を知り、安芸と共にその遺体を見た時には、現実を受け入れ切れずに涙を流した。
それまで市合と長門が直接会話をしている場面はなく、市合と長門の上下関係は不明であったが、以下の通りの市合の発言により、組内での序列は市合の方が上であることが確定した。実際、市合は2024年10月5日の動画でも、死んだ長門を「可愛い後輩」と呼んでいる。
「なんだよ…若すぎるぞ…まだやる事あんだろうが…死ぬなよ長門…こんな男前の顔してよぉ…」
- 2024年9月7日の動画(小峠華太)
動画前半では、天羽組からの手打ちの提案に対する神城組としての今後の方針を語る神城の話を真剣な表情で聞いている様子、その後に長門の葬儀に参列している様子が描写された。
動画後半では、護衛役として名波とともにスタジアムのVIP席におり、ビールの売り子に扮した香月紫苑が入室した際に(緊張のあまり)凄まじいオーラを放っていた。
その後、政治家にビールを提供し終えてVIP席を立ち去ろうとした香月を呼び止めた。香月は「何かカンづかれたかも」と警戒していたが、実際は香月に対して個人的に興味があり話しかけただけであり、香月の正体に気づいたというわけではなかった。
「お姉さん、いつ出勤してるの?今日は飲めないんだ…」
余談だが、この回に登場した横浜アローズと市合と会話していた山本は三門シリーズに出演しており、神城組に守代を払っているのは以前のオーナーが野球賭博とそれに伴う八百長試合をしていたことから、二度とそのような事をさせないためだと思われる(実際山本が「馬鹿がいなくなった」と発言している)。
- 2024年9月20日の動画(小峠華太)
神城から東京侵攻への先鋒を広瀬と共に任された。
「親父、カシラ、やり切りますよ。誰も俺を止められません。横浜最強はこの俺であり…この界隈で俺に勝てる奴はいませんから」
- 2024年9月25日の動画(小峠華太→市合麟太郎→小峠華太)
中間だけだが、神城組陣営からは広瀬・長門に続いて3人目のナレーションに大抜擢された。
半グレを無視し市民にだけ罰金を課す横浜警察の姿を見て、強烈な圧をかける(ただし、半グレの取締は交通機動隊ではなく、組織犯罪対策部の管轄であるため、市合の行為はただの八つ当たりにあたることに注意されたし)。
その後に前述の過去が明かされ、広瀬と舎弟2人を連れて天羽組を狙いに行く。
だがそこには和中蒼一郎と工藤亘清が張っていた。それが激戦の幕開けとなる。
「ハマの怖さを教え…恐怖を味わわせます」
大激突!神城組 武闘派ツートップ&妖の剣豪 VS. 天羽組 至高の剣豪&空手を極めたナイスガイ
- 2024年10月5日の動画(小峠華太)
- 2024年10月12日の動画(小峠華太)
- 2024年10月25日の動画(小峠華太)
天羽組の和中と工藤に手榴弾の爆撃による奇襲を受けるも、無傷で乗り切る。
そして和中との死闘が勃発。
驚異的なナイフ捌きと閃光弾によって互角に立ち回る中、爆撃で吹き飛ばされた広瀬が乱入してきた事で、数的有利になり、一太刀浴びせる事に成功する。
しかし、天羽組の矢部光晴に合流された事でイーブンに持ち込まれ、強烈な正拳突きを受けてしまう。
戦況は市合と矢部、和中と広瀬の戦いになった。
矢部と凄まじい斬り合いに発展し、互角になる中、広瀬と和中では剣術の技量に差がある事を悟り、音響手榴弾による援護で和中と矢部に膝を着かせる事に成功する。
若干優勢になる中、神城組に協力している老練な剣豪・和泉錦之助が音や気配もなく乱入し、和中の背中を深く斬り裂く。
戦況は数的有利となりじわじわと和中達を追い込んでいくが、隙を突かれた木田が天羽組の茂木功志郎に腹を撃たれたため撤退を決めた。その後、戦いは和泉の撤退を機に両陣営共に撤退したため終了した。
「和中蒼一郎、噂にゃ聞いてるが俺も無敗の負け知らずだ」
「誰も俺たちを止めれねえ。天羽は死ぬんだよ」
「お前が死んだらでんでんコンビが続けれねえぞ」
- 2024年11月6日の動画(小峠華太)
百田に話しかけられるが、内通者がいる可能性が極めて高くなったことにより殺伐とした雰囲気だったため、やや辛辣な返答をした。
まだ神城組に潜入している香月が出勤した時も、警戒心を高めているからか、素っ気ない挨拶を返した。
「うるさい、やかましい、静かにしろぉ」
余談
特殊部隊最強?
市合は過去にぶっちぎりで特殊部隊最強だとされていたとされているが、当時の特殊部隊には部南もいたことが確認できる。
そしてこの部南は過去に瓜生龍臣・鶴城史之舞らと共に殺し屋最強格の一角である祇園織文をも終始圧倒した鵺兄と互角の戦いを見せ瓜生すら一目置く三門一郎太と(少なくとも殴り合いでは)互角であることが分かっているため、本当に特殊部隊最強なら市合は今まで登場した数多くの作中最強格とされる人物達よりもぶっちぎりで強い可能性がある。
ただし部南は三門と瓜生による秋月秀一討伐戦にも参加しなかったため未だに実力は不明で、三門と殴り合いで互角だったことぐらいしか判明していない。また殴り合いで互角でも殺し合いで互角であることは確認できない為、流石にそれは無いのでは?という意見もある。一方でぶっちぎりとまで言われていたり、そもそも国家機関なのだからマフィアや殺し屋などより強いのは当たり前だしこれらの人物と互角である可能性は十分にあるという意見もある(ただし、バグ大世界の警察は基本的に無能であり、極道が警察に代わる自警団の役割を持っていることも考慮しなければならない)。
関連タグ
部南忠志…市合の特殊警察時代の同僚。市合と対照的に女性への耐性がある。
三門一郎太…三門シリーズの主人公で現在の部南のビジネスパートナー。市合以上に女性(外道除く)への耐性がない。
袴田(警察)…伊集院シリーズに登場した外道。市合や部南と同じく特殊警察出身者だが強さは格段に落ちる。
伊集院茂夫、守若冬史郎、城戸丈一郎、工藤亘清、三門一郎太、世良蓮二郎、広瀬大聖、ファビアンJr.∶バグ大ワールドにおいて市合同様父からの薫陶を受けた、もしくは愛情を受けて育った人物たち。