未体験への対応は難解を極める...
貴様も所詮、俺の敵ではない...
CV:ヤシロこーいち
公式サイトでの解説
エルペタスの幹部。チャカとナイフの腕はもちろん、円形ナイフ チャクラムにも長けている。
出自は政治一家。上からの指示を受け、元毛利班のメンバーに次々と刺客を送り込んでいる。
概要
闇の暗殺組織「エルペタス」の「世良班」と言うチームのトップ。
厳格な政治家の家系で父は地方議員を務めており両親と年の離れた姉との四人家族だった。
しかしとある事件をきっかけに孤独になり、後に大丸靖公と出会いエルペタスに拾われ、アサシンとなった。
誕生日は5月10日。
人物
基本情報
所属 | エルペタス 世良班(派閥トップ) |
---|---|
コードネーム | ドーベルマン→本名 |
メインウェポン | 拳銃、ナイフ、チャクラム |
主な部下 | サイ、雷電、イヌワシ |
主な同期 | 祇園織文(秋田犬→オリオン)、戸狩玄弥(柴犬) |
経歴 | 地方議員の息子→訓練生(ドーベルマン呼び)→エルペタス 世良班トップ(本名呼び) |
容姿
短めな黒髪を右に流した七三分けヘアーと、若干浅黒い肌に数か所の古傷が刻まれ精悍な顔立ちをした青年。
主に黒を基調にしたジャケットとパンツを着用している。
性格
基本的に真面目だが家柄も含めて一言で言えば、エルペタスの思想を体現するかのように日本至上主義の考えを持ち、目的のためならばどんな犠牲やリスクを厭わない冷酷非情かつ厳格な人物である。
父の死もあり日本をアジアトップの国にすべきであると言う壮大な信念を抱いており、他の幹部よりも一際大丸の思想に近いものを持っている。そのため、株式会社モーリーを目の敵にしており、元毛利班のメンバーに次々と刺客を送り込んでいる始末を目論んでいる。
一方、同期であり組織でも最強の実力者と言われている「オリオン」こと祇園織文とは子供の頃からやり合っている相撲に嬉々として乗り、負けた(しかも3勝85敗とすごい負け越し)際は子供のような捨て台詞を残したりとどこか人間臭い一面も持っている。他にも、雷一族から出向してきた雷電にもドーナツを恵んであげたりと部下を大切にする優しさも持っている。
エルペタスの意向もあるが、日本の国力を低下させる悪徳権力者や犯罪者を積極的に始末しては、日本人を大切にする高尚な精神性を持っている。部下であるイヌワシが(後に誤解である事は判明したものの)敵討ちに燃えているのを知ってお膳立てをし、彼が本懐を成し遂げた後に遺体となった彼を見た時には号泣して哀悼の意を示す等、身内に対しては慈悲や思いやりに溢れている。
また、かつてはエルペタスに属し現在は関西最大の極道組織天王寺組の幹部にして最強戦力の一角を担う戸狩玄弥とも同期である。
また、相撲には相当なこだわりを持っている他、チャクラムを含み丸い物が好みな模様。
「極めて」が口癖。
過去
- 2024年7月23日の動画(世良蓮二郎)
父は地方議員であり、海外軍人(明言はされなかったが、米軍基地問題をモデルにしていると思われる)が駐在するのを良しとせず、「日本は日本人が、自分達で守るべき」と言う確固たる思想を持っている事を誇りに思っていた。
しかし、8歳の時に年の離れた姉が日本に常駐している1人の外道軍人に凌辱された事、それに激怒してデモを起こした父もその考えに反発する市民の襲撃で殺されてしまい、母親も行方を眩ませてしまった。
危険思想を持つ家族として迫害され、殺される事を恐れた世良は密かに逃げ延びるも、餓死を待つ身となってしまう中、大丸に拾われて九死に一生を得る。訓練に取り組んでは早い段階で才能を開花させ、座学においては実父と同じような考えをしているエルペタスの思想を重ね合わせ、それを絶対視するようになった。そしてある日、大丸に過去を話す機会があり、その3日後に姉を襲った外道軍人が水死体で上がった。これをただの偶然と捉えるわけもなく、世良は大丸についていき父親も理想を目指すことを誓ったのである。
「私の命はこの弱き日本の未来を変えるために使う。そう運命付けられているのだ」
家族
- 父親
世良の思想に大きな影響を与えた張本人。
海外軍人による横暴な態度を苦々しく思っていたが、自身の娘を拉致され、凌辱を受けた事をきっかけに、軍事同盟を破棄し、自国軍による自主防衛を主張した。
しかし、そのやり方が過激であった為、反対派の過激派に拉致され、殺害されてしまう。
終始、人格者のように描かれてはいるが、彼も父親である前に、市民の声を聴くべき政治家である。
家族の危険も顧みず、娘を汚され壊された怒りを大義名分に、自身の思想を叩き出していた面も見受けられる。
世良の大丸への忠誠も、大丸に父親を重ねていると思われ、大丸の夢を父親の遺志同様に自身の宿命ととらえている。
- 母親
動画には一度も登場しなかった。
世良からは事件をきっかけに「いなくなった」と説明されたが、出奔したのか、あるいは父親同様に事件に巻き込まれたかは不明で、現在消息は不明である。
- 姉
当時中学生だったと思われる蓮二郎の姉。
世良との会話は一コマだけだったが、世良を父親の街頭演説に連れて行くなど、穏やかな印象を受ける少女。
しかしその矢先、軍人に拉致された挙句に陵辱され、心的外傷を負って入院してしまう。
父親が政治家である事とは全く無関係に狙われたと思われ、不運かつ悲劇としか言えない事件であった。
能力
基本装備であるチャカ・ナイフの腕は至高の領域と言われており、それに加えて暗殺に有用な武器であるチャクラムも使う。その実力はCODE-ELの下位ランカー3人がかりでは全く相手にならないくらい強い。チャクラムについても、単に投げるのではなく野球でいうカットボールや高速スライダーのような軌道で投げて、相手を幻惑させることも可能。
さらに近接戦で優位に立たせる接近戦用から小さめのモノを自在に操ったりと、その引き出しは多い。
また手馴れとされる鵺一族のモブ2名が相手でも無傷で圧倒しており、さらに伊集院相手にも一切怯むことなく傷を負わせているなど、まさに「世良班トップ」といえるにふさわしい戦闘力を誇る。
組織内でも上位幹部なだけに身体能力と戦闘勘は非常に高く、かつてはCODE-EL最強と言われた瓜生龍臣のパンチをまともに受けても、立ったまま吹き飛ばされながらも大したダメージも負っていない等、頑強さも優れている。
エルペタス最強と知られるオリオンからも「本職の格闘だったら(自分が勝てる保証があるか)わかんねえよ」と呟いた事から、白兵戦の腕前も強烈に凄いものと思われる。
戦闘センスや身体能力は瓜生や伊集院に劣らないものの、最も恐るべきなのは「日本を強くしたい」思いが根底にしたメンタリティーであり、それが格上との戦いでも生き延び続ける要素になっている。事実、瓜生でさえも「メンタルの強靭さは過去一」と言わしめており、無感情モードの瓜生を相手に一歩も退かずに善戦して見せた底力も秘めている。
活躍
初登場。終盤に少しだけ登場。
CODE-ELで『最高傑作』と称された鶴城史之舞の勧誘に失敗した部下の報告を受け、部下に毛利公平らを徹底的に調べるように命じた。
「所詮奴等は人でなし、生きるに値せん」
- 2023年8月26日の動画(瓜生龍臣)
エルペタスの最高権力者である大丸から日本の政治家との癒着を強めるように命じられる。後にキックボードを使ったビジネスで脚光を浴びている「利根川モーター」社長の利根川を抹殺して欲しいとその存在を疎ましく思った白洲議員に依頼される。部下であるシーズーを派遣させて発表会に乗じて利根川を暗殺しようとするも、瓜生に阻まれて戦闘に発展する。シーズーは瓜生も軽く舌を巻くほどのナイフと隠し武器を合わせた戦術を披露するも、最終的には致命傷を負って絶命した事で、作戦は頓挫してしまう。
「表の権力を握るためには政治家共の弱みを握らなければならん」
- 2023年9月11日の動画(瓜生龍臣)
直属の部下にして幹部の一人であるサイに瓜生の腹心であり中心戦力である日本刀のバースや智也を始末するように命じる。結果サイは部下の命を利用した非常極まりない戦法でバースを戦線離脱させる事に成功した。
「我々が目指す『真の平和』を勝ち取るには犠牲は避けられん」
- 2023年9月18日の動画(瓜生龍臣)
瓜生らを襲うようにけしかけた部下が作戦失敗し、用意していた廃倉庫で毛利との会合の場に赴く事になった。自分達の思想や目的を示し、毛利からは「平穏に過ごしたいので争う気はない、問題があるならば修正する」との意向を明かされる。しかし、(大いなる意志による)株式会社モーリーの抹殺を依頼されているから極めて難しいと告げただけでなく、サイとやり合い重傷を負ったバースを「氷を削るだけの極めて無能なアサシン」と暴言を吐いた事で毛利は大激怒し、戦闘に発展する。
裏口にも増援を待機させ逃げようとした瓜生らを襲わせるも、毛利も同じく増援で智也と金鳳智に援護を要請していたため、取り逃がしてしまう。そこで瓜生に不意打ちで強力なパンチを受けるも、涼しい顔で受け切る。最終的には取り逃がしてしまうも、瓜生を始めとするモーリー一派の戦力を観れたから良しとする姿勢を取った。
「構わん、極めて楽しい茶番だった」
- 2023年10月16日の動画(瓜生龍臣)
大丸に大丸の理想を叶えるため任務を速やかに遂行することを誓っていた。
「分かりました。売国奴や平和ボケした議員共を速やかに始末します」
- 2023年11月15日の動画(瓜生龍臣)
大丸の命令を受けて動き出したオリオンと合流する。
オリオンとは同期である事や相撲で84回以上負けている事が判明している。相撲対決で負けた後は任務に出るオリオンに見送る際、「ガキの頃からやってる事で勝ちたい」と子供染みた捨て台詞を残した。
尚、相撲対決で審判を務めた雷電からもモノローグで「同期だな」と呟かれていた。
「また負けた…極めて悔しい…」
- 2024年12月4日の動画(瓜生龍臣)
元雲嵐との戦闘に勝った後、入院したオリオンを見舞った。
「そんな軽口を叩きながら完勝してくる。相変わらず極めて憎たらしい同期だ」
- 2023年12月29日の動画(瓜生龍臣)
サイとともに反秋月派の政治家である銀田栄山を襲撃するも、鵺一族の護衛役2名に足止めされたため、銀田栄山の追跡をサイに任せて自身は護衛2名と交戦することとなる。得意のチャクラムを飛ばして鵺の片割れを殺害し、もう1人にも生きるか死ぬかの大ダメージを与えたが、鵺の統領(兄者)が現れたことで戦局は一変する。鵺の統領を相手に若干苦戦していたところに鵺の援軍が駆けつけて来たため、やむなく撤退する決断を下した。
「鵺の頭首、また会おう」
- 2024年1月31日の動画(瓜生龍臣→祇園織文)
大丸から雇い主の秋月義一を殺された雷一族が暴走しないように監視を強めるよう命令された。
「承りました。蛮行が国民に及ばぬよう監視を強めましょう」
- 2024年2月9日の動画(瓜生龍臣)
雷一族が暴走して一般人にも被害を出したことを受け、大丸に同盟の解消を進言した。
「もはや奴らは危険…同盟を解除する時かと存じます」
- 2024年3月15日の動画(智也→瓜生龍臣)
エルペタスと雷一族の同盟解消に伴ってエルペタスを離脱する雷電を見送った。
しかし、雷電からは一族の道具として育てられた自身に信念などのそれまでにはなかったものを与えてくれたことを感謝されていた。
「雷電、ドーナツ食うか?」
- 2024年3月18日の動画(瓜生龍臣→雷電→瓜生龍臣)
雷電の回想シーンに登場。
暗殺者として淡泊かつ無機質に生きてきた雷電の価値観を変えさせる行動や教えを常に説いており、私利私欲で人身売買をしていた外道組織を討った際には、その子供達に温かみのある言葉を投げていた事から、人間味の深い人物が際立った。
「ならば飲みに行くか…さらに人生観が変わる」
エルペタス陣営ではイヌワシ、オリオンに続き3人目の登場。
懇意にしている孤児院の子供達が攫われた事を知って現場に乗り込んだところに伊集院と鉢合わせる。
一時は戦闘になったが、伊集院が生きていた依頼者の願いで来た事を知ると、主犯の四島の身柄を譲り、それ以外の構成員は全員始末した。その後、子供がまだ無事だと知ると安堵した。
余談だが、世良はあの伊集院相手に正攻法で傷を負わせた数少ない一人であり、トップランカーの強さを垣間見ることになった。
「間に合って良かった。極めて安心した」
- 2024年4月3日の動画(瓜生龍臣)
鶴城史之舞の前に突然現れ交戦する。戦いは鶴城有利で進んでいたが、世良のローキックと相打ちによって鶴城に深手を負わせることに成功し逃走する。実はこれらの行動は鶴城を狙っていたイヌワシのためであった。
「その力で罪もない子供を手にかけよって!例え天地がひっくり返っても貴様の存在はこの世から消す!」
- 2024年4月5日の動画(瓜生龍臣)
イヌワシの過去に登場。
イヌワシの過去に涙を流し、殺し屋がターゲットの任務を優先的にイヌワシに回すことを約束した。また、イヌワシが返り討ちに合うことを危惧して先に鶴城に深傷を負わせるシーンも描かれ、病院にてイヌワシの悲願達成を願っていた。
「ならば過酷にはなるだろうが殺し屋がターゲットの時、優先的にお前に回そう」
- 2024年5月25日の動画(瓜生龍臣)
終盤に登場。
イヌワシが自身の息子を殺した真犯人を始末して見せた後、その遺体を目の当たりにして号泣した。
後にオリオンと共に埋葬された墓に出向き、弔った。
「これからは孝宏くんと心ゆくまで遊ぶといい」
- 2024年6月14日の動画(瓜生龍臣)
エルペタスの緊急会議に参加。大丸の思想に改めて賛同し、オリオンやミストと共についていくことを誓った。
「大丸様の思い描く日本になるべき…この世良もまた悲願達成のためなら命も惜しくありません」
終盤に登場。
大丸からモーリートップの毛利公平を狙うように指示された。
「了解しました。極めて光栄です」
- 2024年7月11日の動画(瓜生龍臣→元雲嵐→瓜生龍臣)
大丸から下された毛利暗殺の任務についてオリオンと話していた。別れ際にはオリオンと一生飲みに付き合うとの約束を交わした。
「楽しみだ。ぜひ語り明かそう」
エルペタス 世良班トップVSモーリー 元最強の男 若さと老獪さ
- 2024年7月13日の動画(瓜生龍臣)
大丸の命を受け、毛利が瓜生のパンフェスの屋台を離れた隙を突き襲撃する。経験豊富な毛利故にできる環境を利用した戦い方を容易く突破し深傷を入れる。更に、深傷を精神力で押し殺した毛利が再び突っ込んできた時に意表を突かれ石を握った拳で額を殴られるも、純粋なタフネスで乗り越える。諦めない毛利の奥の手が自身には通じないことに悲哀に満ちた目を向けるが、それでも容赦はせず決着をつけるために一瞬で距離を潰し、毛利の胸を切り裂いた。そして、寸前でナイフを入れたためギリギリ意識を残した毛利に止めを刺そうとしたその瞬間、毛利の抵抗により瓜生が救援に間に合ってしまう。
このため、瓜生と激突する。正面戦闘は手数の多い瓜生相手だと劣勢になるが、チャクラムの特性を生かし瓜生の頬を削る。そして、戦いは更に苛烈なものとなっていく……
「自らが正義とは言わん。だが私にも信念がある…」
「組織で相撲をよくやったものでな…この世良蓮二郎の額は悲しい程に固い。これでは倒れてやれんのだ…」
エルペタス 信念と執念の男VSモーリー 死龍 凄まじき死闘
- 2024年7月23日の動画(瓜生龍臣→世良蓮二郎→瓜生龍臣)
エルペタス陣営からはオリオン・イヌワシ・ミストに続いて、4人目のナレーションに抜粋された。
至近距離での戦いでは若干ながらも上を行かれてしまうが、チャクラムを活かした巧みな戦術を活かして五分に持ち込んでいく。
毛利を逃してしまうも、強烈な信念を抱え、再度死龍と向き合った。
「死龍…噂に違わぬ戦闘力だ。それでもこの世良には勝てん。最後に立っているのはいつも私なのだ」
「死龍、お前の死は無駄にせん。どうか許してくれ」
エルペタス 信念と執念の男VSモーリー 死龍 完全決着‼負けられない戦いの果て……
- 2024年7月24日の動画(瓜生龍臣)
瓜生との闘いはクライマックスを迎えていく。
瓜生は左腕が機能不全になりながらも、右腕に握るナイフと足技を交えた驚異の連続攻撃の前に劣勢となってしまいながらも、驚異的と言う言葉で足りるか分からないほどの精神力で抵抗する。
そんな中、瓜生の左脚へ闘い始めから浴びせた痛烈なローキックで千載一遇のチャンスを掴み、遂に強烈な斬撃を浴びせる。
勝ちを確信する中、皮肉にもそれが瓜生が組織時代に見せた冷徹極まりない殺し屋時代の顔を引き出させる事になってしまった。
チャクラムを交えた搦め手も全く意味をなさずに再び深く斬られるも、最早ボロボロと言う表現でも足りないほどのメンタリティーで立ち上がり、斬り合いに持ち込む。
しかし、最終的には深い斬撃を貰って倒れ伏せる。命の灯が消えかけ、大恩ある大丸への無念の言葉を呟く中、瓜生から殺し合いに関わった相手にも家族を始めとする大切な人がいる事を説き伏せられる。
そして、瓜生の意向や考えの下によって生かされる事になり、瓜生に対し、実力も精神面も完全に自分の負けである事を認めるのだった。
「死龍!これが世良蓮二郎の生き様だぁああああ!」
「フフフ…もう笑うしかないな…なんという器だ…極めて大きく優しい…完敗だ…清々しいほどにな…」
- 2024年8月5日の動画(瓜生龍臣)
仲間によって病院に運ばれ、一命を取り留めたが、未だに下半身が痺れており後遺症が残る可能性があるという。そのことについてオリオンは涙を流していた。
「もうコロシはできんかもしれんがな、弱き日本を変えるという志は変わらん」
- 2024年8月17日の動画(瓜生龍臣)
大丸と屋上に出て空に思いを馳せていた。しかし、下半身の痺れは未だに残っており、最悪の場合一生動かないかもしれないという。大丸からは涙を流しながら謝られたが、世良は「後悔などございません」と若干の笑みを浮かべて返した。
「後悔などございません。信念を元に極めて強い男に立ち向かい敗れました。これからも強き日本のために身を粉にするのみです…」
- 2024年9月28日の動画(世良蓮二郎→瓜生龍臣)
大丸とオリオンから御前こと御堂鋼作を殺したことを聞き杖なしで立ち上がれるほどに仰天しった。しかし、当初の予想通り影武者であることが発覚した。そのため、自身にできることを考え、自ら敵対中のモーリーへ赴き、御前という共通の敵を打破するために和解への架け橋をつくった。その結果、最終的にモーリー・エルペタスの和解そして、同盟へと繋がった。
「なんとぉおお!御前を殺すとは極めて極まったぁああ!」
- 2024年10月9日の動画(瓜生龍臣)
オリオンやミストと共に瓜生や鶴城金鳳智との飲みみ参加した。その際、以前人違いで襲ったことを謝罪した。鶴城にそれを咎める気はなかったためその後は、東南アジアでの任務を終えて帰ってきた伊庭環人を交えて全員で乾杯した。
「今でもイヌワシを思うと…極めて悲しく…ぶぐぅううう…」
- 2024年10月19日の動画(瓜生龍臣)
鈴蘭から成り行きで御堂と温泉に入ってきたという衝撃的な報告を受けオリオンと共に目が点になるほど呆然としていた。その後、御堂が有力な政治家の弱みを握って支配下にしているという話を聞いた時には「この国にトップには馬鹿しかおらんのか」と呆れていた。
「極めて…理解が追いつかん…」
考察
世良姓が最も多いのは広島県、次いで山口県であり、沖縄県には少ない。
その為、世良が生まれ育った町は岩国市をモデルにしていると思われる。
旧岩国海軍基地は太平洋戦争直前に開設されるが、終戦と同時に連合軍によって接収された。
(つまり、防衛の要から日本の敗戦を印象付ける象徴となってしまった。)
余談
何故か彼は作中最強または作中上位のキャラと戦う事が多く主に瓜生龍臣・鵺兄・伊集院茂夫・鶴城史之舞と対戦している。
関連タグ
浅倉潤…天王寺組城戸派の武闘派極道。父親が地方議員である点は同じだが人間性や父子関係は真逆。
伊集院茂夫…日本の拷問ソムリエ。父親が人格者であり薫陶を受けたこと、父子関係の良さ、父親が非業に斃れた点などの共通点がある。
小湊圭一…伊集院に始末された羅威刃の元幹部。こちらは母子家庭で、母親が殺害され少年時代に孤児となり、成人後の彼は世良のIF的な存在となった。また、世良と同じくモーリーのメンバーや伊集院との交戦経験があり中の人も同じである。
小峠華太…「華の天羽組」の主人公を務める天羽組の中堅構成員。自身を凡才と認識しつつも、分厚い精神力と人一倍の努力をもって才能のなさを補っている点が共通している。また、状況や関係性は異なるものの戸狩玄弥との交戦経験も共通している。さらに中の人も同じ。