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政治家とは国を良くする為に心血を捧げるものだ 権力を誇ったり優雅に暮らそうと業突く張りになった者にその根底の理念は果たせない

私とお前は死ぬまで一緒だと思っている... お前が嫌じゃなければな


CV:伊藤タカユキ

公式サイトでの解説

財政界の名家 銀田家の長兄で、銀田栄角の兄。現職の議員。


概要

政財界の名家・銀田家の現頭首で、現職の国会議員

アサシンギルド『CODE-EL』の総帥にして、瓜生龍臣毛利グループが先のEL戦争にて相手取った銀田栄角の実兄でもある。先代である父から「一族の栄華の為に誇示する成果を出せ」と常々教え込まれ、彼の前では従順に倣う姿勢を見せつつ、「政治家は国の為に心血を捧げるもの」という為政者としての根底の理念を重んじている。


「アジア諸国を支配し、日本を列強に押し上げる」という行き過ぎた言説を唱える秋月義一と、それを実現するために邪魔だてする他議員の始末に暗躍する『エルペタス』への警戒を強め、EL戦争終結後に『株式会社モーリー』の社長となった毛利公平と同盟を結んだ。


人物

容姿

兄弟ということもあってか、その容貌は弟の栄角によく似ているが、志波議員登場回で描写された家族4人(栄山・栄角の兄弟とその両親)の集合写真から、栄山はどちらかというと父に、栄角は母に似た顔立ちである模様。ただ、ややツリ目の弟や両親に対し、栄山は唯一目尻がやや下向きのタレ目。また、家族内では一番長身でもある(上から栄山>父>栄角>母の順)。


髪型はシンプルなオールバックで、基本的には臙脂色のスーツを着込んでいる。


性格

(CODE-ELに入った後、自分の信じていたものが崩れて狂気に走ったとは言え)極めて強権的かつ短気だった弟とは対照的に穏健派で律儀かつ誠実な人格者であり、国民の声にも耳をしっかり傾けた上で然るべき場でハッキリ意見が言えて実行に移す、正に「政治家の模範」と言うべき人物である。


故に極右的思想を断固としている秋月義一の狂気を滲ませた雄弁な演説を聞いても強い危機感と憂いを持って反論している。


従者である鵺一族の忍からも銀田家との主従関係抜きで人徳そのものを慕われているほどである。


また裏社会事情にも詳しく、実家と繋がりの深い『鵺一族』や『CODE-EL』のことは当然ながら、土佐犬の自白から出た『エルペタス』『モーリー』という単語を耳にした際にもそれぞれの組織について明確に把握していた(特にモーリーは創立されて未だ1年も絶たない組織にもかかわらず、また表向きの株式会社ではなく「栄角を倒した毛利班の運用する裏組織」と内状まで理解していた)。


社会の表にも裏にも強い影響力を持つ富裕層出身だが、昼食時に近場に出来たデカ盛り激辛担々麺の店に鵺兄を誘ったりなど、一般層に近い感性も持っている様子。


能力

政治家として

上述された信念から弱者にも寄り添う精神性もそうだが、その上で議会で現在の問題を堂々と討論し、自ら法案を提案したりなど、他の為政者が出来ない(或いは可能な力を持ちながらやろうとすらしない)ことを率先して行っている(このあたりは、政財界に長年携わる実家の影響も大きいかも知れないが)。


こうした精神性と行動力からか、従者の鵺兄だけでなく、同じ議員の中にも友好的な人物が多く、志波議員はエルペタスやモーリーといった暗殺者の絡む今回の政争の裏事情を理解した上で栄山たちを信用し協力関係を結んでいる。


戦闘面

「鵺」に守護される立場にあるものの、銀田家の人間も一定の武道は修めているようで、従者の鵺兄も「武道の心得がある」と語っている。ただし、同じ条件を持つ栄角がELに入りたての当時は周囲の訓練生からだいぶ遅れをとっていた様子から、少なからず栄山も一般の域を逸脱するような戦闘技術は有していないとおもわれ、今後発生するであろうエルペタスの武力行使に前線で対抗するということはまずないだろう。


一方、元々鵺一族やCODE-ELとも繋がりの深い銀田家の人間ということもあり肝が座っており、鵺兄による殺し屋・土佐犬の尋問および処刑の場面でも平静を崩さず見守っている。


関連人物

栄山の実弟で、先代頭首の次男。

「長男(栄山)に何かあったときのスペア」として育つが、20代中頃に己の存在意義への疑念から、

当時より家と関わりのあったCODE-ELにて身を立てようと思い立ち、父から同意を受けて家を出た。


訓練を経て暗殺者として活動し始めた当初は、組織の与える任務を「社会悪を討つ正義の行い」と信じ強い誇りを抱いていたが、南米での任務を通し、これまで信念として掲げてきた「正義」に失望。理想を裏切られた憎悪から「ELの欺瞞に満ちた方針を変える」と執念を燃やしトップへと昇り詰め、人格を度外視した新方針を打ち立てる。それに異を唱えた毛利グループとの全面戦争に発展し、最期は自ら命を絶った。


兄のスペアという立場への悩みと上述の南米での悲劇が重なってしまったことで歪んでしまった栄角だが、職務に己の天命を見出し邁進していた実直な精神性では栄山と重なる部分があり、栄山自身も立場と人格で近い自身が気付けるハズだったと後悔してなのか、毛利との会合の本題前に謝罪してきた毛利に対し「誰かが止めねばならなかった」と述べて逆に謝罪している。


  • 銀田家先代頭首

栄山・栄角の実父。

一族の栄華や更なる発展を重んじる人物であり、家督を譲った栄山にも名声を誇示する成果を上げるよう常日頃伝えている。栄角のCODE-EL加入以前より同組織や鵺(智也)に邪魔となる政治家暗殺の密命を下したりなど、一族繁栄のためなら手段を選ばない冷徹な側面もあり、次男のEL加入を承諾したのも、我が子の意志を尊重したのではなく「ELと銀田家の関係性をより深める」という政治的利用価値を見出したためであった。最終的に太客の御前の不信を買い組織を崩壊させた彼を「不出来な息子」と罵っている。


一方の栄山は、父の前でそうした理念に表向きは頷いているものの、本心では「そんな業突く張りな考えでは国を良くするという政治家の根底の理念は果たせない」と否定している。


栄山の従者で、銀田家に長年に渡り仕える「鵺一族」の現統領。

栄角の元・従者で現在はモーリー参画の『氷誕屋バース』にて働く鵺(智也)の実兄でもある。


長年続く一族同士の盟約により従っているが、栄山個人の人間性について強い敬愛を示しており、モノローグ内では「栄山様ほどご立派な方を俺は知らない」とも評している。栄山も、鵺兄の前で父には明かさない己の信念を打ち明けたり、議会での秋月の危険思想について意見を通わせたりと、主従の立場を越えて篤く信頼している様子がうかがえる。


活躍

初登場。ある日、有志の議員たちを集い開かれた勉強会に参加し「東南アジアへの経済支援について」という議題で意見交換が開始されるが、冒頭から秋月家出身の議員・秋月義一が「東アには対話よりもコチラ(日本)の意見に従わせるべき」という横暴な意見を述べ始めた。栄山もこれに「お互いの意見のすり合わせこそ正常な国交を導く」と反論するも、秋月はそれを机上の空論だと嘲笑い、狂気を帯びた笑みと共に「技術で勝る日本がアジア小国から潤沢な資源を徴収し、日本を筆頭国とするアジアの発展を目指す」と、なおも過激な極右思想による持論を語り続けた。これには栄山に続き、議長を務めていた美濃議員も声を荒らげて止めに入り、そのままこの日の勉強会は打ち切られる事態となった。


しかしその一週間後、朝刊の大見出しにて美濃議員の突然死が報じられる。死因は「心臓の持病の悪化」と触れられていたが、栄山はあまりに不自然に感じ、以後は従者の鵺兄に自身の業務中、周辺を警戒し監視することを命じた。数日後、その予想通り鵺兄は物陰から吹き矢で栄山の命を狙う殺し屋・土佐犬を発見。栄山も土佐犬が無力化された頃に駆けつけ、屋敷の地下での尋問を見守ることになる。


鵺兄の自白剤で口を割った土佐犬から、彼がアジアをまたぐ暗殺者組織『エルペタス』の構成員であること、また彼らの目的が「エルペタスに反目する可能性のある政治家」と「株式会社モーリーの構成員」の殺害であることを白状される。そして栄山は、後日に鵺兄を介してモーリーの社長・毛利公平に相談を申し入れ、行きつけの料亭に一行を招待する。栄山にとって毛利は先のEL戦争で弟・栄角を討った存在であり、毛利も対面時、本題に入る前に「アサシンの人格を守る為とはいえ、ご家族を手にかけた事実は変わらない」と謝罪したが、栄山は「誰かが止めねばならなかった」と逆に自らが弟の暴挙を謝罪し、お互い遺恨を払拭させた。


そして、エルペタスが秋月を介して政界まで勢力を拡大している現状を伝え、思想のために議員を暗殺する強行も、このまま国を揺るがす波乱の未来も黙って見過ごすわけにはいかないという一政治家としての胸中を明かし、互いにエルペタスを迎え撃つため協力したいと提案。同席した瓜生と智也は国会議員と自社が繋がるという現実離れした話に唖然とするが、毛利は直ぐに状況を分析した上で、栄山の誘いに快く応じ、同盟関係を成立させた。


毛利らと会合して、エルペタスの野望を阻止していく方針と自身に賛同する政治家である志葉を同伴させた。志葉はエルペタスに賛同する秋月家に疑問を抱き、生まれ育った街や人々の笑顔を守りたい想いで政治家になったと言う正義の人物だったが、エルペタスの幹部である雷電による狡猾な奇襲と強さの前に命を奪われてしまうのだった。


国会内でエルペタスに与する極右的思想の現職議員である秋月義一「日本も核を保有すべき」「日本の持つ技術を総結集すれば核兵器ができる」「核兵器の悲惨さを知っているからこそ核を持ち国土へ撃たれないようにすべき」と言う余りにも日本国憲法の三大主権の一つである平和主義の考えを根底から覆しかねない発言を聞いた事で、秋月に(政治的大きな権利を含めた)「絶対に国の主導権は渡せん」と警戒を強めるのだった。








関連タグ

ヒューマンバグ大学 元裏社会の最強殺し屋・瓜生龍臣

政治家/国会議員 理想の上司


伊集院茂夫の父親:人格者であること、政治的な陰謀に巻き込まれ御前に近い連中に命を狙われたことも同じだがこちらは嫡男の茂夫を除いて妻や執事たちと共に暗殺されてしまった。

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