概要
ヒューマンバグ大学に登場するアサシンギルドであるCODE-ELには7つの派閥があると言及されている。うち1つの毛利グループは組織内きっての少数精鋭派閥であると同時に叩き上げの者達で構成されている。
現在CODE-ELは非人道的トップによる急激な改悪が進んでおりこの改悪から組織を守る保守派でもある。
毛利の教育が優れていることもあって派閥の中では下の方とされている芦澤も凄まじい戦闘力の持ち主という異様に高水準な戦闘力が特徴。故に毛利グループは全員が一流かつ名を上げたい者にとっては格好の獲物という扱いである。
EL戦争終了後は生存メンバー全員+鵺と町田が株式会社モーリーに移籍した。
メンバー
現役もしくは死亡時点でCODE-ELに所属している構成員は○をつける。それ以外の構成員はこの派閥に関与していて現在は組織に籍を置いていない人物である。
トップ
- 毛利 公平(もうり こうへい)
CV:ヤシロこーいち
金髪のオールバックに碧眼が特徴の中年男でCODE-ELの幹部構成員。
派閥所属の殺し屋達からは「毛利のおっさん」と呼ばれている。かつては現役最強を誇っており、多くの一流アサシンを育て上げた教官。
銀田の「誰かから見て善人でも誰かから見れば悪人」という方針に納得せず、組織改革に異を唱えたため反逆者として即処刑されたと思われていたが、東山に保護され生存。しばらくして復活した後はクーデターの総指揮として活動している。
「いくら感情を殺す訓練を積んでも善人殺しを繰り返しては精神が摩耗しいつか組織に反逆する! それが分からないんですか!?」
トップランカー(推定)
- 瓜生龍臣(うりゅう たつおみ)
毛利時代に組織を抜け、現在はうりゅうのメロンパンを運営する片割れ。
在籍時代はかつて現役最強だった経歴を持っており、1000人以上を暗殺したとされる。EL戦争序盤で事実上現役復帰し、古巣と敵対することとなった。
CV:伊藤タカユキ
青髪で見るからに堅物そうな男。組織最強の剣豪であり、瓜生退出後から鶴城が台頭するまでは一時期現役最強のメンバーだった(現在は2位に戻っている)。
貴凛町の教会を襲撃した悪魔崇拝組織を抹殺した瓜生と交戦し(両者かなり余力を残していたとはいえ)瓜生の奇策の連続に足止めされ戦闘は中止になった。その後はうりゅうのメロンパンでメロンパンを食べ関西弁でリアクションをとった。
「しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん……朝に紅顔ありて夕べに白骨となる……」
- 殺し屋ジェイク ○ ×
CV:ヤシロこーいち
暗器を使った殺しを得意とする白髪碧眼のイケメン黒人。
紅林や野田と戦って優位に立った上に生存していた凄腕の殺し屋(ただし、この時はどちらも任務を遂行できなかった。また前者で毛利時代に禁忌とされた善人襲撃をした疑いがある)。知り合いの女性を拉致した性犯罪者のアジトにカチコミをした瓜生に横槍を入れ瓜生の作戦の前に敗北。その後毛利仁美を連れてメロンパンを食べに来た。
EL戦争勃発後には、毛利派の中核戦力として立ち振る舞う。
「飯じゃなくて金くれよ」
その後銀田派の伊舎堂を殺害するが、鶴城との戦いに発展し、様々な引き出しで鶴城にダメージを与えていくが、最後は深々と心臓にナイフを刺され、瓜生達との生活を思い出しながら、亡くなった。
上位ランカー(推定)
- 金鳳智(きんぽう さとる)
CV:ヤシロこーいち
長い金髪に花柄のシャツと紫のズボンを身につけた、独特の話し方をする痩せた長身の男。一見ひ弱そうだが、目にも留まらぬスピードで敵の関節を破壊する。また、銃の腕もある。
ベトナム人を奴隷にした挙句脱走への見せしめか、臓器売買で殺害する国際的な半グレと瓜生が戦闘している最中に半グレを殺しながら登場。芦澤と同じく瓜生と戦闘になり、負けた後に律儀にうりゅうのメロンパンでメロンパンを食べた。
「これが本当の骨折り損!!」
中位ランカー(推定)
- 芦澤恒彦(あしざわ つねひこ) ○ ×
CV:ヤシロこーいち
左頬に傷がある金髪のチャラ男。瓜生を「パイセン」と呼んでいる為、瓜生の後輩と思われる。
鍛え上げた筋力もさることながら、基本的なガンとナイフでは無類の力を持つ。また、濃硫酸を搭載した水鉄砲を装着した拳銃も得意とする(ただし、瓜生には一撃も当てられなかった)。
ネパール人に恫喝を行うネパール系半グレへのカチコミを終えた瓜生と戦闘になる。負けたあとは律儀にうりゅうのメロンパンに赴き約束通りメロンパンを食べた。 さらに、EL戦争勃発を瓜生に伝えた張本人である。
後にアジトの入れ替えを香鈴とコモケンらと一緒にしていたところ、銀田派に鞍替えしたピンクの奇襲を受ける。相手にならず防戦続きの状況を強いられ、相打ちに持ち込むために濃硫酸を発射するも振りほどかれ倒されてしまったことで自らに降りかかり、そのまま亡くなってしまった。
「ヒャヒャァ! 蜂の巣になって、濃硫酸で溶けて消えろォ!」
- 香鈴(かりん)
瓜生と共にうりゅうのメロンパンを運営する片割れで、瓜生の相方的存在。
一応は戦闘も可能だが主に諜報や潜入などの任務に動員されることが多く、EL戦争序盤で瓜生と共にこの派閥に加勢することになった。
工作員
- 小森健二(こもり けんじ)
CV:大河望
臙脂色のシャツが特徴のルーキー。コードネームは本名からそのまま取って「コモケン」となっている。
一年目の構成員ながら、銀田を嫌っている点と毛利グループラブ(本人談)である点から毛利派に就いた。「愛する人間を裏切るか得をさせるかで人間の価値が決まる」という独自の思想をしており、瓜生は「パッと見チャラい」「組織の人間しては心が綺麗め」と評している。実力面は、未来の大スターを自称しているものの、毛利からは後10年かかると言われているのでまだまだ未熟である。
毛利派では唯一の工作員として情報集めを担当しており、翠蘭や鶴城が銀田に接触したことをいち早く掴んだ。
「どうも、生きる伝説瓜生さん!コモケンこと小森健二です!毛利グループラブなんでこっちにきました!」
恐らく所属
- 鷺忌(ロイ) ○ ×
CV:ヤシロこーいち→徳本恭敏
中華風の衣装と額に彫られた目のようなタトゥーが特徴的な男。
身体中に至る所に仕組んだ暗器と甲冑、熟練された中国拳法を武器に戦う。ターゲット殺害直後に背伸びしながら「今日の晩御飯、何食おっかなぁ~」と平然と発言しているあたり、まさに感情のない殺戮マシンといえよう。
他の毛利派メンバーと違って任務は順調に遂行していたが、その内容が子供を人身売買にかけるという悪辣なものであり、しかもそれを天羽組のシマで行ったため和中蒼一郎の逆鱗に触れて交戦。卑劣な攻撃と発勁で和中を追い詰めるもブチギレた和中に隠しの甲冑ごと腕を破壊され心臓への突きでトドメを刺された。
作中において、ハッキリと判明したCODE-ELで初めての死者となった。また、EL戦争に一切関与せず死亡した毛利派メンバーは彼が唯一である(退出者を含めると、前述の定岡も戦争と無関係な場面で死亡)。その上人身売買に手を染めるという悪役としての登場であり、その後回想シーンにも登場しなかったため毛利グループの中では異質な存在といえる。
これらは毛利の方針に反する部分があるため、ピンクら同様裏切っていた可能性も指摘されているが詳細は不明。
「ああ、アンタらを地獄に送る死神ですよ……」
元構成員
銀田グループに移籍
- ピンク ×
Mrパーフェクトとされる殺し屋。自分を正しく評価してくれる環境を求め、銀田派についた。
組織を裏切った芦澤を完全撃破に追い込みジェイクにも逃走を余儀なくさせる活躍を見せたが、組織を抜けた小林に反撃され殉職。
- 番場裕次郎(ばんば ゆうじろう) ×
毛利が開いた食事会に参加。数少ないELの初期メンバーの一人だが、経歴の長さに反して実力は下位ランカーレベルだった。
ピンク同様に改革派に転身し、ELの戦闘員でもない余所者の乱入で戦闘になった末に殉職した。
組織から離脱
- 小林幸真(こばやし ゆきさだ)
元は捻りナイフの小林と恐れられていた元構成員。戦場を求めて中東に行き、戦場の死神と言われるほどの実力を持っていた。
現在は天羽組の武闘派狂人極道の最強格。EL戦争ではピンクと激突し彼を排除した。
- 定岡(さだおか) ×
現役時代に瓜生と同期だった男性。何らかの経緯で失踪に見せかけて組織を抜け、飲食店を経営している。
彼の武器は刃物に強いことで、瓜生から「鼠ではあるが固い壁をも食い破る鋭く丈夫な牙を備えている」と評価され、脱退後にも料理の腕は鶴城から認められている。
組織の脱走者を殺すよう指示された鶴城とかち合い覚悟を持って交戦するも、地力では完全に負けており、最終的には惨殺された。
「この男を殺すには一か八か・・・深く踏み込むしかない!!」
協力者・協力組織
- 元雲嵐(げん うんらん)
大陸最強の殺し屋とされている中国人の武術家。
義を重んじる性格故に現在暴走状態にある宿敵の翠蘭を止めるため加勢するも、激戦の末に当初の目的を達成したため、現在は毛利グループの助っ人から離脱して療養中とのこと。
- 東山(ひがしやま)
毛利と同じく反銀田の幹部の1人で、後に組織を脱退。瓜生らも「さん」付けで彼を呼んでいる。
彼も殺しのターゲットは悪人のみにすべきと考えやりすぎな銀田に反旗を翻し死体処理と見せかけ毛利を保護した。
毛利と違いアサシン上がりではないようで、隠形や銃弾回避の術は体得していない。それでも、銀田に反旗を翻し、命のリスクが付きまとっても毛利の力になる事を迷わず選ぶ意志の強さと信念は瓜生も認めるほどである。
「よ、よく聞いてくれた・・・その件に関して、私についてくるがいい」
- 伊集院茂夫(いじゅういん しげお)
裏社会では「拷問ソムリエ」の異名で恐れられている男。
依頼人からの要望を受けて、改革派に所属する山田を殺害した時に前述の瓜生と共演している。
- 伍代千隼(ごだい ちはや)
裏社会トップクラスの情報屋。
バースが回復するまでの時間稼ぎのため、毛利グループが握っていた御前のスキャンダル(暗殺依頼発注リスト)をマスコミ経由で全国に拡散した。
- 町田寅泰(まちだ ともやす)
鶴城と同じく袴田教官の下で鍛えられたCODE-ELの現役アサシン。
元々は銀田の改革方針に従っていたが、疲弊していく同僚たちの様子を見て次第に現在の方針ではダメだと感じるようになり、最終的には自ら志願して毛利グループの協力者となった。
CODE-EL本部襲撃時、警備の目を逸らすために正面玄関前で爆発騒動を起こす。長らく安否不明だったため、爆発に巻き込まれて死亡したのではないかなどの考察があったが、2023年8月23日の動画にて生存が確認された(それと同時にフルネームも判明)。
関係者・関連組織
元は銀田の腹心の忍者だったが、豹変した銀田に忠義が尽くせなくなり死ぬつもりで瓜生を怒らせた状態で挑み敗北、しかし瓜生と毛利に諭され第2の人生を歩むこととなった。
現在は死んだように見せかけて戦争から離脱している模様。
- 北村 ○ × (言及のみ)
毛利や東山と同じく反銀田派の幹部の1人で、コンタクトを取ろうとしたところ裏切りが細山田に見つかりコンタクト直前に撃ち殺されてしまった。瓜生とジェイクはこれに対しショックな様子を見せていた。遺体が弔われたかなどは不明。
関連タグ
獅子王組黒澤派構成員 - 他組織の保守派。こちらは正真正銘の保守派である。