概要
ヒューマンバグ大学に登場するアサシンギルドであるCODE-ELには7つの派閥があると言及されている。うち1つの銀田グループは組織内きっての改革派であり、「誰かから見たら善人でも、誰かから見たら悪人」という信条を軸に、受けた依頼は善悪問わず強行することを主張する。
この派閥を一言で表すと、良く言えば仕事熱心な、悪く言えば仕事の奴隷となった構成員が大勢集まっている。トップの銀田は仕事をしっかりと行う力のある者を評価し、失敗する者は無能と切り捨てるスタンスで一貫しており、主力構成員の翠蘭や鶴城はひたすら仕事をすることだけを求めて在籍している。構成員は自分たちの命をかけてでもターゲット暗殺の任務を遂行する。
物量が桁違いかつその中に組織最強の男までいるため毛利グループよりも戦力が整っているが構成員の中には過失が原因で死亡したメンバーが3人もいるため実力のピンキリが目立つ。
経緯と改革
トップの銀田は殺し屋時代ターゲットの善悪は一方的に決められないことを悟り依頼の選択権を与えていた前トップ時代の方針に反感を覚え組織を乗っ取り以下の改革を強行した。
- 依頼選択という概念を廃止し、引き受けた依頼を必ず遂行すること(ただし、依頼人の逆恨みという状況が存在しうる盲点には全く気がついていない)。
- 一度でも任務達成を失敗したり、組織を離脱した元毛利派構成員及びその裏切り者に加勢する存在はどんな犠牲を払っても排除する(例外として、ピンクも小林暗殺の命令を遂行出来なかったが、後にこの派閥に入ることを直接表明したため見逃されている)。
- また、組織の方針に楯突いた者もその時点で(依頼のあるなしに関係なく)処刑対象とする。
- 任務史上主義を徹底し、成功したり実力を認められた者は評価するが失敗すれば捨てられてしまう。
- 毛利が主張する「善人と悪人の区別」をする必要は一切ない。銀田曰く誰かから見れば善人であっても、誰かから見れば悪人という状況が常に存在するからである。
これらの背景には、銀田が「善人が悪人になり、悪人と思っていた存在が視点を変えれば善人だった」という現実を見せつけられたことがあり、一切曲げる気がないと語っている(腹心の鵺からは「卑猥」と評価されたのはおまけ)。そして銀田本人も、自分たちは手の汚れた極悪人であることをしっかりと自覚している。
メンバー
総帥
- 銀田栄角(ぎんだ えいかく) ×
CV:伊藤タカユキ
薄紫色のロングヘアをポニーテールに纏めた髪型と顔の左頭部からこめかみ付近まで火傷のような痣が特徴の中年白人男。組織内における革新派であり、先代トップを追い落として自身が代替わりした。慇懃無礼かつ傲慢な振る舞いをしている冷血漢であり、ターゲットに善人は存在しないという信条のもとに組織の大幅な改悪を進めており、依頼人の逆恨みというケースを一切考慮していない。カリスマ的指導力を有するが、構成員に与えられていた標的の選択権を奪い反逆者は始末する事も躊躇わない。因みに瓜生の襲撃は全て彼の差金。元々は正義感の強い理想主義者だったが、とある任務が原因で現在のような冷酷非情な悪鬼と化してしまった。
最終決戦では毛利と対峙し、鍛え続けてきた実力を見せつけるが彼の罠に引っかかり相打ちに近い状況に持ち込まれる。そして両者とも死を待つだけの状況になったが、戦場に護衛を突破したバースが合流。もはや逆転は不可能と悟った彼は信念を貫き通して戦場(建物の6階)から飛び降り、執念に彩られた波瀾万丈に満ちた人生に終止符を打った。
「誰かに死を望まれる奴に善人なんざ居ねえんだ」
「悪人と思って殺していた人間が後々善人だと知ったらどうする? 片方から見れば善人でも、片方から見れば悪人なんてことはよくある話だ」
「たとえ神でさえどちらか一方から見るのだよ……」
トップランカー(推定)
以下の構成員は総集編の紹介でトップランカーと確定している構成員である。
- 鶴城史之舞(つるぎ しのぶ)
CV:小柴大始
拘束具のような服を着た黒髪の若年男性。
孤児出身の大半の構成員と異なり、組織内で生まれている。
現役最強の殺し屋にしてどんな暗殺依頼をも受ける戦闘狂。組織の最高傑作と評されており、ジェイクを殺害しバースをも圧倒するなど。伊集院茂夫と共に長らくチャンネル内の二強と言われてきた瓜生に勝るとも劣らぬ実力を持つ。銀田が自殺を遂げた後、最終決戦では怒りに燃える瓜生とタイマン勝負になる。互角の戦闘を繰り広げたが接近戦では次第に劣勢になっていき、強烈な一打を喰らって地面に崩れ落ちた。動くこともできない状況で瓜生から「殺す価値もない」と吐き捨てられ、その場に1人取り残された。その後はメロンパンを食べ、会心。現在は貴凛町で「つるのおにぎり」というおにぎり屋の店主をしている。
「遅い、読める、退屈だ」
- 鵺(ぬえ)
CV:西村隆主
猿のお面をした暗殺者。
代々暗殺者一族としてその名を馳せており、ボスである銀田とその一族には数百年に及んで仕え続けてきた間柄である。故に銀田とは並ならぬ信頼関係があり、この派閥にいるのも銀田個人に対する忠誠心が大きな理由である。しかしながら、外道になってしまった主君に対し、内心では最早愛想を尽かしかけている。香鈴によると「一流の殺し屋でも気配を見抜くのが難しい」と言われているほどの実力者。瓜生との戦闘で重傷を負い、彼はそのまま死を迎えようとするが、毛利から命を俺に預けて共に生きないかという言葉で、彼は毛利派に就いた。
「組織に逆らった者が渡るのは……三途の川」
- 翠蘭(すいらん) ×
あらゆる中国武術をマスターしている殺し屋で、組織内でも上位クラスの実力者として知られている。得物を使わない戦闘スタイルであり、凄まじい威力の蹴りを放つ。裏中国拳法二大巨頭の一人(ちなみにもう一人は元雲嵐であり、両者は宿敵の関係)。最後は銀田の命令で元を狙い、非道な方法で彼のアジトを割り出し奇襲した事で遭遇し交戦する。しかし死闘の、元の本気の崩拳を受けて敗北、元への本心を吐露した末に命を散らした。
「強い相手と戦う。これは拳法家冥利に尽きる」
- 殺し屋ピンク ×
CV:ヤシロこーいち
両目に傷跡がある三つ編みのピンク髪の男。初期は制和会でその姿が確認されている。気配遮断と動体視力がずば抜けており、薬物によるドーピングで更に能力が上昇している。なお元々は毛利派だったが、異常なまでの承認欲求から毛利を裏切り、現在は銀田に従っている。志正町のアジトへと移動している最中の香鈴、芦澤、コモケンを襲撃し、彼らに重傷を負わせ、足止めとして立ち塞がった芦澤を殺害する。その後、元毛利派である天羽組の小林幸真の暗殺に動くも、逆に小林に発見され戦闘に縺れ込む。一時は小林の右腕を切裂く所まで追い詰めたが、薬の反動により酸欠となった隙に小林によりビル4階から投げ落とされて重傷を負い、最後は小林の左腕によるハードグリングリーンで鳩尾から切裂かれ致命傷を負う。死に際においても尚、肥大した承認欲求を改める事無く毛利への恨み言を述べていたが、小林には「無駄に高え自己評価を他人に押し付てんじゃねえよ」と一蹴され、絶命した。
「こーばやーしくん。長生きしすぎだよ」
- 伊舎堂崇(いしゃどう たかし) ×
CV:伊藤タカユキ
茶髪のショートヘアに小洒落た服装と陽キャな雰囲気を感じさせる暗殺者。「死粉の伊舎堂」と称される。お金にうるさいようで、報酬次第でどんな依頼も受ける。「銀田の懐刀」の異名をもつだけに、銀田からも大きな期待と信頼を寄せられている。立ち合いの最中に特殊調合した爆発する粉末を操り相手を爆殺する事を得意としており、その他の粉末の使用にも長けている。ナレーションで「トップ暗殺者の一人」と紹介されているだけにナイフと銃の扱いも一流であり、基礎戦闘能力も相当高い。EL戦争を戦う傍ら、石川弁護士暗殺を請負うも愛天雄の紅林二郎や比遊怒羅の綾小路に阻まれたが紅林を負傷させた。その後、金鳳智を撃破しジェイクと激突。しかしジェイクの圧倒的対応力に為す術なく、最後は自分の爆破攻撃を受けたうえに無数の銃弾を浴びて息絶えた。
- 薬師丸旭(やくしまる あきら) ×
CV:西村隆主
短い金髪に手首まで掘られたタトゥーが特徴的な、「組織最悪の暗殺者」「鷹の爪」と称される合気道の達人。戦闘に勝つために人体改造を行い、左腕を丸ごと隠しの日本刀に取り替えるという初見では回避不可能な切り札を得ている、初見殺しの達人。翠蘭が取り逃した毛利グループの連中への追撃に動員され、一度は仲間であるピンクと協力してジェイクを撃退に追い込む。しかし2回目の戦闘では連れていた下っ端が役に立たず、ブチギレたバースとのタイマンになり、初見殺しである義手刀等を見破られるとたちまち追い詰められる。合気道の技をはじめとした様々な策略を出し切って応戦するが叶わずバースに打ち取られた。
「私は戦闘に勝つため……左腕を刃に変えた。気づけなかったな、ジェイク」
上位ランカー(推定)
- 一刺絶殺の蜂塚(はちづか) ×
CV:伊藤タカユキ
グレーの髪色にマッシュルームヘアと吊り目に異様に長い睫毛が特徴の若年男性暗殺者。レイピアを得物としており、そのスピードも瓜生でさえ「コンマ1秒遅れたら首が飛んでる」と言わしめ、気配無く滑る足捌きも瓜生でも簡単に捉えられないほど。突きの際は強力ならせん回転をかける事で威力と貫通力を高め、レイピアの先にはボタン一つで強酸を放出する仕掛けとなっており、殺傷力を大幅に向上させている。
銀田の命令で毛利を慕う芦澤を襲い瀕死の重傷を負わせ、執念深く追いかける中で瓜生と出くわす。芦澤を殺しかける所で瓜生に乱入されて戦闘に発展する。一時は競り合うも、瓜生の決死の作戦で攻撃を全て躱された挙句、最後は瓜生のT字ドライバーを握った必殺パンチでこめかみを貫かれる致命傷を受けた。その後、組織内部は掟に絶対となっている事や脱走者や反乱者を狙っていく姿勢を伝えて敗死した。(完治していないまま酸にやられた芦澤を救命のために瓜生が勇み足になったとはいえ)瓜生に決して軽くないダメージを負わせた事から、組織内でも結構な実力者である事が窺える。
「なんですかその顔。組織を辞めた人間には関係ないでしょう?」
- 細山田(ほそやまだ) ×
CV:伊藤タカユキ
魔弾の射手と称される組織最高峰のスナイパーで、狙撃能力に限定すればトップランカーにも匹敵する。直接の狙撃は勿論、跳弾を利用して凄まじい精度の長距離狙撃を持ち味とし(銃弾の軌跡がレーザートラップのように表現されている)、その技量もかつては組織最強だった瓜生や上位ランカーのジェイクでさえその腕前を認めている程だった。一方、長距離狙撃手としての能力に特化し過ぎた事もあって狙撃以外の能力は不得手のようである。
反銀田の幹部である北村と会合する予定の瓜生とジェイクを狙い、彼に1発当てる程の凄まじい狙撃でギリギリまで追い詰めるが、正確無比な命中精度が仇となり次は眉間を狙うと読んだジェイクにナイフによってヘッドショットを防がれ、ジェイクを囮に屋敷にカチコんだ瓜生に背後を取られる。裏切りを見破られた北村は既に細山田の手で殺害されており、それを知って激怒した瓜生に頚椎破壊で抹殺された。
「俺の球は曲がる……避けるのは不可能だ」
中位ランカー(推定)
- 山田康生(やまだ やすお) ×
CV:ベルべる☆
ツーブロックヘアーの紫の髪色と黒い口紅を付け、鱗模様(色の違う同じ大きさの三角形と逆三角形を一列に並べたもの)のスーツを着けた男。通称「隠し球の山田」。組織特製の特殊な弾丸を好んで使用し、掌サイズの極小拳銃を隠し持っている。善人殺しを平気でやる下劣な性格で、改造銃により誰彼構わず撃ち殺す下衆。依頼を果たす為に飛鳥井康成氏を殺害したせいで、伊集院茂夫のターゲットにされ、凄まじい拷問を受けて泣き叫びながら惨死した。
第一回、それも台詞付きで登場していたが、その最期は実力の割に非常にあっさりとした物だった。だが彼は決して弱いわけではなく、それどころか全く証拠も残さず暗殺をやってのけて裏社会の情報屋すら煙に巻く程の凄腕であり、瓜生も強いと評価していた。つまるところ番場同様、戦った相手が悪過ぎたのだった。
「ああ……ただの死神ですよ」
- 進藤元一(しんどう げんいち)×
組織が大混乱になっている中でも本部に残っていた強者。組織の護衛を任されてはいるものの、実際は単に殺し屋としての格が欲しいだけであり毛利と瓜生を簡単に通してバースとの勝負を選択。
ドスを抜いてバースと一時は互角にやり合い、肩と胸に傷を傷を負わせるに至ったが致命打にならず、直後にバースの居合をもろに喰らいあっさりと絶命した。
「別に奴らを遠そうがどうでもいい、俺はアサシンとしての格が欲しいだけだ」
- 死音のフレイ ×
CV:伊藤タカユキ
半端な女装のようなカツラと服を身につけた中性的な中年の容貌の男性暗殺者。ジェイクや瓜生よりも年下。
様々なギミックを有する鉄笛を得物としており、古風な道具も使えるならば使うと言う実用主義者。銀田からの指令でジェイクを襲撃し、彼をあわやと言うところまで追い込んだが、ジェイクがかつて敗れた卑怯かつ狡猾なヤクザと同じ方法を使われ、黒焦げになって感電死した。
なお明らかに銀田に従っていたが、仕事を遂行することができなかったため銀田はその死を惜しむ様子は一切なく無能と吐き捨てている。
「さっきまでの銃弾の礼だ! 受け取るがいい!!」
- 駒木流の藤田(ふじた)×
CV:ヤシロこーいち
右腕にタトゥーがあるマッチョ男。組織で育てられた訳ではなく元は普通の柔道家だったが武術の真髄は殺し合いにあると考え師匠を試合で殺害し組織に入った。
毛利を輸送する金鳳に無数の雑魚と共に襲撃したが雑魚はまるで役に立たず金鳳とタイマンになる。凄まじい剛力と柔道技で金鳳の右肘を真逆に捻じ曲げ骨折させるが、金鳳は右腕と引き換えに藤田の背後に周りあらゆる骨を粉砕され死亡した。
「脱骨術か……自らの意思で関節を外すとはな」
下位ランカー(推定)
- 雲崎純一(くもさき じゅんいち) ×
CV:伊藤タカユキ
8本の極細ワイヤーを操り敵を切り刻むスーツ姿の男。手下と共にうりゅうのメロンパンにカチコミしたが、攻撃のコントロールが効かずキッチンカーを傷つけるという大失敗を犯してしまう。これが直接の引き金となってブチギレた瓜生は本気になり、ワイヤーによる斬撃を乱発し過ぎたために一瞬たわんでしまった事で勢いを失い、その一瞬で瓜生にワイヤー2本を奪われ右腕をズタボロにされてその隙に後ろに廻られ木の枝で首を貫かれた。直後、瓜生がいないCODE-EL最強のアサシンは鶴城と伝えその強さはバケモノと言い遺し死亡した。
「脱走したネズミがもう一匹出たか。なら、お前は私が屠ろう」
- 番場裕次郎(ばんば ゆうじろう) ×
(画像右)
CV:伊藤タカユキ
ツーブロックヘアーの茶髪の男。香鈴曰く「謎の男」。
5月6日付の動画時点では毛利側についていたが、内部抗争では組織の命令に従い銀田派に転身した。
2022年12月28日付の動画で本格登場する。功名心と手柄を挙げる事に固執する自己顕示欲の強い性格の持ち主。
組織本部に潜入した元に不意打ちで攻撃を仕掛けた事で戦闘に発展する。人間離れした機動力と敏捷性を活かして様々な攻めを展開するが、彼に一撃も当てられないまま敗死。
山田と同じく、姿だけならば瓜生シリーズの第一回から登場していた彼だったが、その割には呆気ない最期を迎えた(相手が悪すぎたとも言えるが)。
「この世界にいて功名心なくてどうするんだよ! テメェの首はこの番場が頂く!」
ルーキー
- 雷鳴の桑田(くわた) ×
CV:ヤシロこーいち
首を一周する歯車のような切り傷、色黒の肌に緑のメッシュがかかった髪型にモノクル眼鏡が特徴的な男性暗殺者であり、後述する得物の特徴からインド系の血筋が疑われる。インド武術・カラリパヤットの達人であり、軟鉄製の剣であるウルミの使い手。組織内ではルーキーの部類だが、トップクラスの実力者であるバースに軽くない手傷を負わせ、そのバースと戦ったトップランカーの薬師丸がバースに何も出来ず殺されたため、実力そのものは上位〜トップにも引けを取らない可能性がある。毛利派に属するバースの抹殺を銀田から受け、バースと交戦する。ウルミによる攻撃とインド武術で優勢に立ったものの、バースの神速の居合でウルミを切断されてしまい逆転されてしまう。それでも隠し持っていたもう一本のウルミで応戦するも、何度も剣を振るった事に加え動体視力や間合い把握に長けたバースには最早通じず最後は小細工ばかりに頼った事を詰られながら袈裟斬りで仕留められた。バースとの問答の末、ヤケになった銀田により毛利に従っていた暗殺者は全員狙われる旨のメッセージを遺して息絶えた。
「でも僕にはまだオモチャがあるんだぁぁ!」
工作員
- 口破らせの嫉子(しっこ) ×
CV:末次由布子
露出度が高い和風の衣装を着た、組織でもトップクラスの諜報員。嬉々として人間を苦しめるサディストであり、その残虐な性格から「雌狸」もしくは「雌蟷螂」と畏怖されている腕利きの女拷問士。諜報部に所属しており拷問で相手の口を割らせる事を得意としているものの、脳の電気信号を狂わせる電撃を放つ鞭等を用いる殺し屋でもある。それだけに基礎戦闘能力は高いが、瓜生や香鈴ら暗殺や戦闘を専門にする実働部隊より無抵抗な一般人を相手取る事が多いだけに実戦経験では後れを取っている。
毛利仁美がとあるものを持っていると言うことで仁美を拉致るために香鈴と交戦、香鈴優勢で戦闘が進むが電撃で身動きできなくなった香鈴に詰め寄り、勝利を確信して尋問前の癖として顔を舐めるが、やはり実戦での場数で勝る香鈴に油断を突かれてしまい、香鈴が口に仕込んだ毒針によって右目を破壊され更にフードに仕込んだ峨嵋刺で気管を貫かれて死亡した。
「周りの環境を利用する。殺し合いでは基礎の基礎よ」
- 春駒(はるこま) ×
CV:ヤシロこーいち
残忍さの塊のような男である工作員。戦闘員ではないため武力ではなく狡猾で悪辣極まりない手段を持って成り上がってきた事もあり、瓜生からは知られているも嫌悪されている。ただし組織の人間だけあっていざ戦闘となれば一応は対応できるが実力は全然大したことない。
瓜生を無力化し仁美を回収するために瓜生の師匠を拉致するという卑劣極まりない手段に出るが、当然のことながら瓜生の逆鱗に触れ手下を皆殺しにされた。
その光景に怯えた春駒は先程マシンガンを向けたにもかかわらず、「話し合いにきた」と嘘をついて逃れようとする。しかし無視されそのまま雑に殺された。
「怯むな! 奴は一人でお荷物だって抱えている! 路地から出る前に撃ち殺せ!!」
氏名不詳
- CODE-ELの構成員A
マッシュルームヘアの殺し屋。詳細不明の殺し屋だが、作中では殺し屋ピンクとともに反銀田派の筆頭格だったCODE-EL幹部の毛利を銃撃した張本人として描かれている。
また、銀田への報告役として度々登場していることから、おそらく銀田の側近だと思われる。
- CODE-ELの構成員C・D・E(雲崎の手下) × (全員)
雲崎と共にうりゅうのメロンパンにカチコミした3人。
瓜生視点だとかなり弱いらしく瓜生の手加減も見抜けず動きも隙だらけとのこと。瓜生が手加減していると調子に乗って攻撃してくるが暗器代わりの落葉で3人とも斬首され死亡した。
- CODE-ELの構成員F・G・H・I・J(誘拐犯) × (全員)
春駒と共に銀田の指示で瓜生の師匠を拉致した2名と、その取り巻き達。
あまりの外道の所業に瓜生の本気を引き出してしまい、マシンガンで応戦するが全く相手にされず全滅。
- CODE-ELの構成員K・L × (両者共)
翠蘭と鵺が率いる毛利派掃討隊に動員された時に最初にバースに襲いかかった二人で、一人は斧、もう一人はチェーン武器を使う。
しかし一瞬でバースに斬り刻まれた。
- CODE-ELの構成員M ×
東山邸を見張っていた凄腕のガンマン。部屋の中で(高級品を壊しながら)瓜生と激しく戦闘を繰り広げたが接近戦に持ち込まれて撃破される。
また、屋外にいた部下の12名も完封されてしまった。
- 藤田の手下 ×(多数)
藤田と共に東山が運転する車を襲撃した多数の構成員。大半が金鳳に射殺か骨折で殺された。
元構成員
- 町田寅泰 (まちだ ともやす)
CV:伊藤タカユキ
銀田派に紛れ込んでいたスパイでありアサシンとしての実力は不明。
袴田班時代から鶴城を見てきており、本人曰く殺戮兵器と成り果てた彼に愛想を尽かして密かに世話になっていた毛利にこっそり情報を渡していた。そして瓜生、毛利、バースによる組織潜入の糸口を掴むために組織の正門で爆破事件を起こした。その後登場していないためどうなったかが不明だったが、毛利に誘われ株式会社モーリーの一員となった。
「今アジト内は手薄になっていますが、私が正門で爆破騒ぎを起こしてさらに護衛を引きつけます。その間に皆さんは逆側から侵入してください」
批判と論難
上記の通り、改革にあたってしっかりと筋の通った哲学と論理を持っている銀田であるが、その過程において危険な手段を平気でとることが複数回存在するため、劇中のキャラと視聴者の双方から非難を受けることがある。
まず銀田が毛利を強制更迭した時に、毛利は彼の方針に意を唱えたが彼はこれに気分を悪くして警告などをすることなく、一発処刑した。これが原因で毛利派が集団でクーデターを起こし、反対派閥ができてしまった。
また彼が瓜生を排除することに本腰を入れた時、工作員の春駒が瓜生の師匠を拉致する暴挙を認めてしまい、結果的にこの一件で瓜生を完全に敵にしてしまった。さらにそれだけでは終わらず、後の動画では鵺に「繁華街で瓜生と毛利に襲撃をかけろ」と要求し、忠実な鵺でさえも難色を示した時には「拒否するなら一族への支援を打ち切る」と絶縁をちらつかせる発言までしている。
その後鵺は、闇に染まった銀田に付いて行けなくなり、毛利からの一言もあって毛利派閥に移っている。
考察
仮に毛利派に勝利した場合
もし、毛利派に勝利したとしてその後も組織を存続できるかと言われると、その可能性は限りなく低いといえる。理由としては、悪人善人を問わず殺してしまうことは人の恨みを買いやすくなり余計な敵を増やしてしまうことに繋がるからである(実際、鶴城は後にイヌワシの恨みを買って襲撃を受けてしまった。また、山田は伊集院に身柄を拘束され壮絶な拷問を受けて殺されてしまった)。いくら強豪ぞろいの組織といえども、依頼をこなしながら化け物級の強者を相手にしたら組織が崩壊してしまうのは自明の理であろう。
ただしその一方で、「善人のように見える人物が実は悪人だった」というケースはヒューバグで多数存在しており、増田茂之や宮沢永徳らが有名な例である(彼らは表向きでは善人を演じていたため警察なども全く動けず、仮に毛利グループが依頼された場合も「善人」と判断して受けつけなかった可能性が高い)。そもそもこの組織は櫻田重信政権時代からターゲットの身辺調査をしないという体質があったため、それを改善しない限りこの組織に未来はなかったものとみられる。
関連タグ
京極組良識派の構成員、獅子王組眉済派構成員 - 他組織の改革派。
毛利グループ - 対立相手。