概要
ヒューマンバグ大学に登場していた半グレ組織。
先代の設楽紀明政権下では違法薬物の取引など汚いシノギをしていたようだが、京羅戦争を経て綾小路乃武率いる新体制になって以降は汚いシノギを止めたうえで正義を重んじる自警団を目指すという方向に路線変更した。綾小路の京極組入りに伴い一旦解散。
名前の由来はそのままギリシャ神話に登場するドラゴン「ヒュドラ」と思われる。
主要構成員
- 設楽紀明 ×
先代トップ。
基本的には冷静沈着かつ温厚な人物だが、その一方で無能な部下をあっさり切り捨てるといったように冷酷極まりない側面も。
戦闘ではチャカとナイフを得物とし、「天才」と称されるほど凄まじい戦闘勘による圧倒的な強さを誇る一方、実力の高さゆえに格下相手だとつい油断してしまい、作中ではそれが原因で格下扱いしてた久我に敗死してしまう。
2代目トップ。
一見すると冷静で理知的な人物のように見えるが、その一方で仲間想いで天然といった人間味のある側面も持ち合わせている。また、汚いシノギなどの悪事を好まない性格。設楽がリーダーだった時代は彼の右腕として活躍しており、鍛えて貰った恩こそあったものの運営方針には嫌気がさしていた模様。独立当初は野心家のように描かれており久我虎徹や紅林二郎も警戒していた。
戦闘においては剣術を得意としており、ここ最近で一気に名を挙げた実力者として知られている。加えて、勝ち目がないとわかった時点であっさり本拠地を捨てるといった大胆かつ賢明な判断を咄嗟に下せるという高い決断力も備えている。
関係組織
城ヶ崎と設楽による軽い戦闘の後、両者の合意を経て組織ごと引き抜かれた。しかし、京羅戦争にて城ヶ崎が死亡したことで羅威刃自体が機能不全になったため、綾小路および比遊怒羅由来の羅威刃構成員たちが無断で離脱し、新生「比遊怒羅」を再建した。これに関してリーダーの東雲は「羅威刃を勝手に抜けた奴は絶対に許さない」と激しい怒りを露わにしており、いずれ比遊怒羅を排除しようとしている模様。
自警団時代に良好な関係性にあった正義の殴り屋チーム。フリーター時代の紅林も所属していた。「比遊怒羅」再建において綾小路が参考・目標にしていた。
先代トップの死亡により仁義を重んじる体制へと改革された組織という共通点がある。
羅威刃傘下時代(京羅戦争編)は敵対組織でもあったが、次章(京炎戦争編)で京極組が戒炎を壊滅させたことにより綾小路の憧れの対象となり、綾小路の京極組入りに繋がった。
活躍
設楽政権時代
- 2022年7月24日付の動画(城ヶ崎賢志)
羅威刃の城ヶ崎と東雲による急襲(羅威刃視点では交渉)を受け、トップの設楽と城ヶ崎による戦闘に発展するも、城ヶ崎との実力差を認めた設楽が折れる形で戦闘は中断される。その後、交渉の末に城ヶ崎が毎月1億円の報酬を出すと言う破格の条件で双方の同意をもって羅威刃の下につくことが決定した。
なお、動画内の描写を見る限り、設楽政権下では違法薬物の取引など汚いシノギにも手を染めていたことが窺える。
羅威刃傘下時代
この時期は事実上羅威刃と同一の存在と見なされており、京羅戦争ではトップの設楽こそ羅威刃幹部としてかなり活躍していたものの、比遊怒羅としての活躍はほとんど描かれていないため割愛。
〈誘導〉
・設楽個人の活躍 → 設楽紀明
・京羅戦争の動向 → 京羅戦争
綾小路政権時代
- 2022年11月25日付の動画(紅林二郎)
羅威刃の空中分解に伴い綾小路が比遊怒羅の再建に着手したことが動画冒頭で明かされた。
- 2023年1月14日付の動画(久我虎徹)
動画終盤で登場。東北の巨大半グレ組織「戒炎」幹部の遊馬大介から傘下に入るよう誘われたが、それを拒否したため交戦となる。しかし、遊馬の凄まじい強さに綾小路が次第に押されて劣勢になったうえに、綾小路が遊馬の発言を下ネタと勘違いしたことで勝手に別ベクトルの狂気を感じたことで勝ち目がないと判断し、仲間と共にアジトを捨てて逃げた。
- 2023年3月4日付の動画(紅林二郎)
愛天雄トップの羽柴和成の紹介で紅林と対面。先代トップである設楽のことを土下座しながら謝罪し、比遊怒羅を愛天雄のような自警団に改革しつつ発展的に再建していることを明かす。
本編動画のストーリーとしては、警護業務に当たった構成員が行方不明になったため、その助っ人を紅林に依頼。後日、綾小路と紅林が警護対象である弁護士の石川氏に挨拶をしていたところ、突如石川邸で爆破テロが発生したことで1階に駆け下り、襲ってきた3人を圧倒的な戦力で無力化した。
なお、途中で襲撃者たちの違和感に気づいた紅林は2階に戻ったところ、石川氏を襲撃していたCODE-EL銀田グループの伊舎堂崇と対峙することになる。その隙に綾小路は石川氏を避難させ、後ほど病院で紅林に礼をするのだった。
綾小路の京極組入りに伴い2年後に集結する事を約束して一時解散することになったがこれは羅威刃の東雲と秋元が京炎戦争前と、獅子王組内部抗争の黒澤派に協力する前に行っていた羅威刃の離反者狩りを再開する可能性があった為、綾小路が構成員を守る為の決断だと思われる。因みに綾小路と同じく羅威刃の元構成員で末端だった藤崎は京極組の報復と東雲達の離反者狩りを恐れて国外逃亡し、姉妹チャンネルバクアカデミアで佐竹博文と因縁の再開をし、その後の2023年12月末の動画でいつのまにか日本に帰国しているがその時の藤崎は完全なアルコール中毒に陥っていた。