主にヒューマンバグ大学の『紅鬼伝説_元ヤン紅林二郎』に登場する殴り屋チーム。元々は『拷問ソムリエ_伊集院茂夫』に登場したチーム。
概要
半グレ界隈で最も厄介な軍団として裏社会で名の通っている組織。構成員は30名程度で、その全員が武闘派である。特に後述する羽柴和成と如月は天羽組の武闘派極道たちもマークするほどの高い戦闘力を持つ。当時は羅威刃や京極組と同じく天羽組からは警戒されていたことが2022年2月8日の動画で窺え北岡隆太からは「今後間違いなく天羽組の脅威となるだろう」と述べられていた。
実際は半グレではなく「正義の殴り屋」を自称する喧嘩チーム若しくは自警団であるため、他の半グレのような醜悪さは見られない。北岡死後の話になるが、のちに紅林二郎も加入したことで戦力は大幅アップし北岡の兄貴分の工藤清志やナツメ金融の三門一郎太らと外道征伐で共闘し彼らからその心意気を認められている。
活動場所は主に貴凛町と竜桜町であり、その周辺は地域を縄張りにしている主だった組織などが存在しない事もあり、抑える者がいないのをいい事に半グレが好き勝手に暴れまわっており、そのため町が無法地帯とならない為に地元の喧嘩屋たちが立ち上がり自警団として活動している。
経歴
元々愛天雄は地元の殴り屋が集まったチームであり半グレ集団と喧嘩する集団である。バグ大の世界では何故か警察があまり機能していない為に、半グレを始めとした悪党が我が物顔で市中に蔓延って市民生活を脅かしており、そんな輩から町の平和を守る為に正義感の強い喧嘩自慢達が集まって自警団として悪人退治を始めるようになったのか誕生の切っ掛けである。特にゲスしか攻撃しないがヒューマンバグの世界ではゲスが多くしばきまくっていた為に半グレ扱いされている(本人達は否定している)。腕っぷしを生かして用心棒や喧嘩の助っ人などの仕事をしている模様。他の極道、半グレ集団のようにシノギはおろか外道な金儲けは基本的にしてはなく、人を守ることで少しお金を貰っている。なのでたまに間違えて下衆の警護をすることがあるが本来は金欠でも無い限りやりたくない模様。
組織の詳細はこちらを参照。彼らも治安が悪いヒューマンバグ大学ワールドにおいて悪と戦っているようだ。
組織の特徴
先述したように悪と戦う自警団で様々な街で悪人に制裁を下している。彼らによると街を守る極道がいない貴凛町が最も危険らしい。町の守護者のことはよくわかっていないと思われる。
彼等はヒューマンバグ世界では人気があるようでサポートメンバーやファンも存在する。
構成員
CV:ヤシロこーいち
愛天雄のトップ2人のうちの茶髪の大男。
愛天雄のトップ2人のうちの銀髪の優男
基本的には二人ともフランクなチャラ男だが、自分たちに護衛を依頼してきた辰巳のことを内心では「下衆」と評価していたことからもわかるように、バグ大に登場する半グレにしては珍しく道理をわきまえている。
また、伊集院茂夫や瓜生龍臣を前にしても、敵わないとわかっていながらも腕試しと称してわざわざ素手のケンカを仕掛け、返り討ちに遭っても「いい勉強になった…」と言い残し、素直に降参していることから、彼らの向上心の高さが窺える。
詳細は羽柴と如月を参照。
- レム
組織お抱えのハッカー。如月と紅林が天羽組の工藤と共闘した真由救出戦のみ登場。
- その他の構成員たち
・黒髪だが前髪を茶色に染め赤いスーツ姿の構成員
・金髪に水色のスーツ姿の構成員
・貴凛町で悪事を働き瓜生龍臣から攻撃された下っ端
といった無名の構成員がいる。なお、戦闘員は30名いる模様。
周辺の人物・組織
CV:伊藤タカユキ
悪を決して許せない正義の元ヤン。紅林がフリーターだった頃、羽柴と如月もその正義感と裏社会の猛者すら撃退した強さを見込み、密かに尾行していたが、ある日治療法詐欺をしていたヤブ医者を制裁する際の事件でついに対面。
事件解決後、2人の土下座までするほどの猛烈なスカウトに戸惑ったが腐れ縁の西条に半ば押しやられ気味で加入した。特に羽柴とは馬が合って飲み友達になっている。
その後、桜庭恵吾との抗争を終えてからは教師を目指すために勉強に励んでいたが、2023年6月28日の動画で壱世学園高校にて教師デビューした。これに伴い愛天雄を離脱した可能性があるが現時点でははっきりしていない(紅林シリーズを紹介する公式サイトは2024年3月現在でも桜庭戦当時のままのため)
CV:伊藤タカユキ
紅林を勝手にライバル視していた元ヤン。実は前々から西条は愛天雄に憧れており、特に羽柴に対しては大ファンになっている。なぜか紅林がスカウトされて向かう際に、何故かついてきている。その理由は「紅林のマネジメント権は俺が持ってる。紅林を入れたければ俺も入る」という体で、単純に愛天雄に入りたかったためである。しかし羽柴と如月は喧嘩の弱さを見抜いていたため、渋々了承したが、西条は鋼のメンタルであり、愛天雄に入れたことを心の底から大喜びしていた。仮に紅林が愛天雄を離脱していれば西条も離脱している可能性は高い。エルペタス戦争では鶴城史之舞の搬送などで紅林と共に活躍した。
- 羽柴の姉
女性専門探偵事務所の所長。美人でスタイル抜群だが、男勝りで怒気を放つと弟・和成はおろか紅林すらたじろがせるほど。
- 美和
羽柴の幼馴染で、愛天雄のサポートメンバーを務める女性。グラビアアイドルを目指していたものの、所属事務所に騙されて「魂猿」に売られてしまい殿間という大男により散々な目に遭う。これにブチギレた羽柴は紅林と共に魂猿に殴り込む。紅林と羽柴、そして里美という別の女性を救うために来ていた香鈴の3人によって半グレ組織は壊滅、強制的に撮影された非合法なピンクビデオもすべて削除されたことで無事復活し、再び愛天雄のサポートメンバーとしての活動を再開した模様。なお殿間は後述の三門シリーズにも登場し、ナツメ金融から借金してバックレようとしたが三門に捕まった。
- 真由
如月の家の近所に住む15歳の少女。両親がカルト宗教「慈愛の会」に嵌まり家出していた。のち会に拐われたが紅林・如月・工藤に救出された。
他シリーズの登場人物
現在は京極組の構成員の元半グレ。2024年5月に一旦解散した比遊怒羅の2代目トップだった人物。前トップの設楽紀明の時代は羅威刃傘下の半グレ組織だったが、再建後は愛天雄のような正義の自警団を目指しており、愛天雄とは協力関係にあり紅林と共闘したことがあった。
裏社会でもトップクラスの実力を誇る日本の拷問ソムリエとその助手。伊集院のターゲットとなった辰巳が彼らのトップである羽柴と如月が金欠ゆえに仕方なく護衛していた人物であったため、腕試しも兼ねて伊集院と戦闘になるも結果は惨敗、2人はそのまま退散した。
…が後日、石抱き浣腸回で2人は再び伊集院一行と出くわしてしまった模様。
羽柴と如月が初登場した蓑踊り回で成敗された女外道。護衛兼遊び相手として羽柴と如月を雇ったものの最後は見捨てられた。
- 武城
羽柴と如月の二度目の登場となった石抱き浣腸回で成敗された元暴走族の愚連隊隊長。如月に捕獲され伊集院に引き渡された。
貴凛町で移動式メロンパン屋を経営するオーナーと看板娘。共に元CODE-EL所属の殺し屋。瓜生に公園で暴れていた下っ端を倒されたため、その報復としてトップの羽柴・如月が直接赴き、戦闘を仕掛けるがとんでもない殺気を放たれて逆にビビらせられる結果に。しかしこのまま帰るわけにもいかないからという理由で羽柴が素手の勝負を仕掛けたが、もちろん結果は羽柴の大敗。そして二人は法外な値でメロンパンを買わされた。
香鈴は魂猿壊滅で紅林・羽柴と共闘している。ちなみに香鈴と紅林が制裁した殿間はのち三門シリーズにも再登場し三門に制裁されている。
天羽組の武闘派極道。真由を拐ったカルト宗教へ紅林と如月がカチコミをした際に共闘。カチコミを終わらせた後、去り際に二人へ、変わらずに任侠に生きてくれと言葉を残し去っていった。
獅子王組の武闘派極道。眉済俊之と黒澤航太郎による主導権争いが始まる前の河内組時代、花宝町に出没する強姦魔を捕らえる際に紅林と共闘。強姦魔のバックにいる美火暗へのカチコミにも同行した。去り際の言葉から紅林の事をカタギとして扱っている事から愛天雄の事を半グレとみなしていない可能性がある。
ナツメ金融の社長とその部下。三門シリーズで三門と部南が悪徳芸能事務所へ乗り込んだ時に、紅林と羽柴もカチコミ。最終的にはナツメ金融&愛天雄連合で社長とマネージャーを制裁した。
- 田中葉月
三門シリーズに登場した現役トップグラドル。公表していないがシングルマザー。極悪芸能事務所から枕営業強要などで散々搾取されていたが、三門や紅林たちのカチコミもあり事務所は壊滅し三門から搾取されていた分の金を渡された。
敵対組織
- 魂猿
美和が所属芸能事務所に売られた半グレ組織。非合法なピンクビデオを専門に取り扱っている。紅林・羽柴・香鈴のカチコミによって壊滅した。この時、先述の美和や里美を壊した張本人である殿間は香鈴の強烈な金的と紅林の強烈なパンチで顔面破壊された。のち三門シリーズにも再登場するが、三門から金を借りたままバックレようとしたため違法薬物でハイになっているところを三門に襲撃され700万円の返済を迫られた。その後彼がどうなったかは不明。
バグ大世界では希少な女性メンバーのみで構成された半グレ組織。西条が誘拐されたり紅林が何度か交戦し羽柴姉弟とも因縁がある。紅林と伊武によるカチコミ後はどうなったか不明。
我妻京也をトップとする東北を拠点とする巨大半グレ組織。関東侵攻した時に、構成員たちが西条をリンチしたり幹部の上堂新一は紅林に、遊馬大介は綾小路に戒炎の傘下に入るよう迫ったが二人とも拒否したため戦闘になった。これ以降、愛天雄と比遊怒羅は戒炎と敵対関係になっていたが我妻を含めた幹部全員(離反した反町琥治郎を除く)が死亡した事で組織は事実上壊滅した。なお、戒炎の残党の一部を吸収した裏神との因縁は今のところない。
余談
下っ端の仇討のためにトップが直々に報復に行くというのは愛天雄が小規模な組織だからこそできたことであり、天羽組や京極組などある程度の規模を誇る組織では下手をすれば大規模抗争の引き金になりかねないためとてもできない芸当である(ただし天王寺組はこれを逆手に取った逆ギレ作戦を取り抗争に持ち込んだりする)。とは言え天京戦争の最中に日下晋平が河内組の構成員二人を殺害した時に京極組と河内組があわや一触即発になりかけたことがある。
これらを鑑みると、天羽組の若手である北岡隆太が京極組の一条康明に殺された報復のため、組長の天羽桂司直々に(当時の京極組組長である)日下孝次郎殺害を命令し天羽組の全戦力が動員され天京戦争が勃発したというのは裏社会でもかなり特殊な状況であることが窺える。この件に関しては北岡が殺害された理由が冤罪(日下とマッド・カルテルの項目も参照)だったことと天羽組という組織がそもそも固い結束の組織だからである。
ちなみに紅林は鬼頭丈二・佐竹博文・園田圭一のバグ大の元主人公たちと交流があり特に前者二人は紅林と共に「チームカタギ」とも「チームアンデッドマン」とも呼ばれたりする。佐竹と園田は愛天雄加入後の紅林と共演したことがあるものの鬼頭も含めて紅林以外の愛天雄のメンバーとの接点はない。
また、構成員に紅林(声優繋がり)が居たりトップの内1人の苗字が羽柴だったりで(かつての)兄弟チャンネルに登場する組織に寄ってきているといった声も一部で見受けられる。
2024年に入り紅林が2回、西条が1回登場したが、羽柴は2023年6月末、如月に至っては2022年11月を最後に活躍がない。共闘相手の綾小路については2024年3月にX上で再登場を示唆され比遊怒羅を解散し京極組入りしている。羽柴と如月の動向は完全に不明だが、かつての主人公の一人だった園田圭一のようにフェードアウトする可能性さえもある。
関連項目
羅威刃:城ヶ崎賢志がトップの時代に猛威を振るった半グレ組織。城ヶ崎時代は大規模な組織で構成員同士の仲間意識が非常に希薄だったという点で愛天雄とは真逆。ただし東雲竜政政権になってからはその点は変質した可能性がある。
美火暗:三門シリーズに登場した「美杏花」と共に女性メンバーのみで構成された半グレ組織。
戒炎:我妻京也をトップとする東北発祥の半グレ組織。大規模な組織ながら羅威刃と違い古参幹部同士の仲間意識が強かった。古参幹部全滅後は我妻の独裁ぶりもありバラバラになり壊滅に至った。
裏神:戒炎壊滅後に興った元マッド・カルテル日本支部長だった香坂慎太郎をトップとする新興マフィア。
桜花会:桜庭恵吾をトップとする東海の殴り屋チームだが実態は半グレ組織であり愛天雄とは真逆の存在。
六合会:バグ大に登場する海外マフィア(チャイニーズマフィア)。天羽組とは抗争の果てに互いに相互不可侵の状態となっている。ヒューバグに登場する海外マフィアの中ではある程度の道理をわきまえている点は愛天雄と同じ。臓器密売もシノギとしているが、現在のリーダーである張(チャン)は同胞の愚連隊による子供の誘拐、人身売買、臓器密売には胸糞悪さを感じている事から臓器の調達先には一定のルールがあると思われる。