概要
ヒューマンバグ大学にて登場する、闇のアサシングループ。かつては瓜生龍臣も移動式メロンパン屋を営む前までは所属しており、天羽組の小林もヤクザになる前はここの構成員だった。裏社会の組織ではあるがヤクザやマフィアではなくギルド。瓜生曰く「感情のない殺戮マシンを生み出す暗殺のスペシャリスト集団」で、小林曰く「良い様に使われた」とのこと。
全貌は明らかになっていないが、世界中から依頼を募り、また世界中から構成員となる孤児を拉致しては暗殺者の英才教育を施している。その為、中華系や日系、ヨーロッパ系やアフリカ系も居るなど構成員は国際色豊か。日本式名を持つメンバーの中にも、桑田のように海外派の血筋が疑われる構成員がいる。
組織内には7つのグループに分かれており、現時点では銀田が率いる派閥が最有力となっていることと、毛利が率いる派閥が組織に対して集団でクーデターを試みていることと、吉積が率いる派閥が組織の名を騙って勝手に行動していることが判明しており、残り4つのグループについては説明がなされていない。
組織内にもランクや序列こそあれど所属メンバーの実力は非常に高く、天羽組最高戦力の一人である和中蒼一郎が難敵認定した構成員ですらも組織内での実力は下位とのことであり、元も含む上位ランカーであれば京極組の重要戦力であり組織内でも屈指のパワーやタフネスを持つ近藤でさえ、本気を出さずに一方的に叩きのめし、長期の入院を余儀なくさせる程。
このことから、多少甘く見積もってもCODE-ELの上位層やそれに近い人物が相手となると天羽組(もしくは京極組)最高戦力でもかなりの苦戦や死のリスクが伴うのではないかと考えられる。事実、天羽組の野田一も上位ランカーであるジェイクと相対した際は野田がいくつもの武器やリスクが付きまとう手段を持ってようやく相打ちとなったが、最終的には野田のアイスピック滅多刺しから生き延びている。カリンも瓜生が抜けた後でトップランカーとなったバースが相手となれば殆ど手も足も出ず、もし戦闘に発展すれば、100%に近い確率で殺されている可能性があった。
瓜生離脱後はメンバーが命令を果たさないまま帰還する状態が続き、銀田の意向により掟の「任務遂行失敗は死」及び「裏切り者には死」が復活した。彼が率いる組織の人間はどれだけ傷を負おうが、腕や足を斬られようが任務を遂行するまで及び命を落としてしまわない限り絶対に引かないという不屈の精神の持ち主である。
2022年中盤にCODE-ELでの内部抗争勃発が示唆され、新たな革新派ボス・銀田の登場によって瓜生が世話になっていた毛利が粛清され、銀田の意向で約2名を除いて、一度でも命令を遂行できなかったり組織を勝手に抜けた毛利派構成員(現役・引退者を問わず)は「反逆者」となり必ず殺されるということになった。
組織の特徴
人格
瓜生が評した通り構成員は感情を破壊された殺戮者ばかりであり、酷い場合は無感情通り越して外道や鬼畜と言った方が良い。依頼が来たターゲットは麻薬の売人や仁義外れなヤクザやマフィアが多い。先代のトップが治めていた頃は、殺すのは悪人が主であり善人は極力殺さない方針だった(正義感ではなく、それが組織を守る事につながると言う思惑であった)が、銀田が組織を牛耳ってからは、引き受けた殺しを絶対に遂行するよう命令を下された。
待遇
一流の殺し屋ともなれば毛利から食事に誘われたり依頼の取捨選択が出来るようになっている。殺し屋以外の主に組織の運営や管理を担う幹部ともなれば、宮殿を思わせるほどの豪邸に住む事ができ、いかにも高級そうな美術品や絵画を多く買っても家計に問題与えないであろうかの報酬をもらっている。
元々組織には失敗した殺し屋を処刑するルールがあったようだが、毛利時代には芦澤以降の殺し屋が瓜生暗殺に失敗してもお咎めなしになっていた。しかし、改革派の銀田は前述の通り依頼を必ず遂行するように要求し、従わない相手はその場で処刑する方針とした。
抗争
ジェイク、バース、芦澤、金鳳、毛利の派閥(叩き上げ派)と山田やピンク(通称)が所属している銀田が率いる改革派が抗争となっている。詳細はEL戦争を参照。
なお、現時点では毛利以外の叩き上げ派メンバーは全員瓜生の首を狙うも敗北し、後日うりゅうのメロンパンを食べに来ている。後に毛利もメロンパンを食べて絶賛した。
国柄
世界中から孤児を拾い集めているがどういう訳か日本人が多い(一部の構成員は恐らく外国人で、日本風の名を与えられただけの可能性が存在する)。また拠点のうち1つが日本にある模様(北朝鮮と思われる国に瓜生がカチコミに行った瓜生のセリフから発覚)。後にフォロワーとの質疑応答で発覚したが、意外な事に本部は日本にあり、日本人を中心として設立された組織であるという。
殺し屋ランク
物語初期に殺し屋ランクという指標が登場したが、現時点で殺し屋ランクについて明確に言及されたのは「香鈴がCランクである」の一度だけであり、それ以降の回では使用されていない。そのため、全部で何段階の指標なのかなどの詳細は不明なままである。
なお、現在はもっぱら「上位ランカー」「トップランカー」という(やや曖昧な)表現に置き換えられているため、初期に登場した殺し屋ランクは死に設定になったと見なしてよいだろう。
組織への加入方法
概要でも述べているが、構成員は主に世界中から孤児を拉致する事で確保している。瓜生は「気付いたら組織にいた」と振り返っており、小林は親に捨てられた挙句、引き取られた擁護施設での理不尽な扱いに堪えかねて施設を抜け出してホームレスになりかけていた所を半ば騙されるような形で拾われた。
拉致される以外にも、自ら志願して組織に加入することも可能ではある。例として、名家の出身であるにもかかわらず己の理想のために敢えてアサシンとして組織に入った銀田、一族代々銀田に仕えており彼ととも加入した鵺、元はカタギのプロ柔道家であった藤田、大人になってから力をつけて自主入団した翠蘭などが挙げられる。そして、拉致と加入どちらにも当てはまらない存在として最初から組織の暗殺兵器として生まれ育った鶴城もいる。
教育制度
暗殺者として組織に入った者は殺しの技術を徹底的に叩き込まれる。構成員が優秀な暗殺者に大成する場合も多い。この英才教育は孤児のみでなく大人になって入った場合でも避けては通れず、半ばプロであった鵺でさえ銀田とともに教育を受けている描写がある。その銀田も20代半ばという年齢や、武芸を嗜みながらも殺しに関しては素人同然というハンデを抱えていたが、(当時のトップランカーである瓜生や同行していた鵺に刺激された要素はあったものの)一流の暗殺者に成長することができたあたり、実践的なカリキュラムとそれに伴う人員の質の高さもCODE-ELの強みの一つであるとも言えるだろう。
戦闘技術
同じ教育環境なのか得意武器は異なるものの似たような技を使うメンバーが多い。
攻撃
- 頚椎破壊
敵の頭か首をつかみ無茶な方向に折り曲げ、頚椎をねじ折って敵を殺害する。
- ナイフ術
- グリングリン
- キック
- 徒手格闘
- 中国武術
彼らは文字通り剣の達人。日本刀で人体を容易く解体し、レイピアの刺突で人間を串刺しにする。中には変わった剣の使い手も存在する。
- デリケートゾーンに打撃
- 頭突き
- 銃
敵の髪を掴み根こそぎ奪い取る。
生存系
- 敵を盾にする
通称ゲスシールド。動けなくなった、若しくは手近な敵を盾にして別の敵の銃撃を回避する(盾にされた敵はもちろん死ぬ)。銃弾以外にも、火炎瓶など飛び道具であれば何でも対応できるようで、「人間ロウソク」「ピッグシールド」「中国産馬鹿の盾」「なにわアホの盾ダブル」など、使用する状況と盾にする対象に応じてその都度呼び方を変える傾向にある。
- 変な回避
- 紙一重の回避
- 隠形
仮に後者だった場合、隠形とは呪術を用い、自分の姿を隠して見えなくすることであるのだが、世界観的な意味でありえないだろう。
とある殺し屋兄弟もこれを使用しており、ある程度の実力がある人間に対してだと効果がない。
道具系
- そこらへんの物を拾って武器にする
文字通りそこらへんに落ちていたものを武器として利用する。中でも瓜生や鶴城はこれに熟達している描写が目立ち、本人曰く「基礎中の基礎」や「速度とタイミングさえ合えば(落ち葉のようなものでも)切れる」との事。
- 武器を奪って使う
- 暗器
- 絞殺
- 口から物を吹き出す
- 投げナイフ
- 改造武器
諜報系
- 諜報術
偵察や情報収集を行いターゲットを洗い出す。中でもカリンの腕は組織随一とされる。その一環かカリンはハッキングにも長けておりデータ消去のウィルスをも使いこなす。
- 首絞め尋問
- 偽装工作
- 拷問術
構成員
毛利派構成員
内部抗争で善人殺しをタブーとする方針を守る保守派もしくは良識派、そして毛利に味方する構成員が組織に対して集団でクーデターを画策している派閥。瓜生と香鈴もここに加勢した。
詳細は毛利グループを参照。
銀田派構成員
内部抗争で革新派に当たる派閥。「誰かから見たら善人でも、誰かから見たら悪人」という信条を軸に、受けた依頼は善悪問わず強行することを主張する。
詳細は銀田グループを参照。
吉積派構成員
内部抗争でどのような役割をなしている派閥かは不明。組織のメンバーでありながら勝手に独自で組織と無関係な依頼を受け、報酬を自分たちで独占するという正真正銘の背任行為で資金源を稼ぐ極悪派閥である。
- 吉積(よしづみ)
やがて隠れ家がばれると香鈴によって激しい拷問を受け、幹部として持っている銀田の情報を吐かされてしまう。捨て台詞として「鶴城が帰ってくる時がお前(瓜生)の最後だ」と吐き捨てるが、香鈴に意識を刈り取られ生きたままゴミ捨て場に捨てられてしまった。
- 田中(たなか)
金鳳に襲いかかるが回避され、顎をへし折られて敗北。その後の生死は不明。
派閥不明
- 不運の不二(ふじ) ×
不運(事故)に見せかけてターゲットを暗殺するのを得意としており、裏社会で不死身の男と噂されている佐竹博文を殺して名を上げるのが目的で、頭上に鉄パイプを落とす等の事故を自作自演で仕掛けていたが、佐竹の悪運により悉く失敗する。挙句の果てにトラックで佐竹とカリンがいたショッピングモールの喫茶店に突っ込み、殺そうとしたが、用意周到な手口を得意としている反面、白兵戦の実力はからっきしらしく、カリンが放ったフォークが眉間に刺さってあっさりと瞬殺された。
- CODE-ELの構成員B
元構成員
- 毛利(もうり)
組織の元幹部。銀田への政権交代後に彼の指示でピンクらに射殺されかけるも東山による偽装工作で一命を取り留め、長い眠りを経て復活した後は毛利グループの総指揮官として活躍している。公式サイト上でのキャラクター紹介にて元・構成員と記載されていたので何らかの形で籍を抹消されたと思われる。
- 東山(ひがしやま)
彼も殺しのターゲットは悪人のみにすべきと考えやりすぎな銀田に反旗を翻し死体処理と見せかけ毛利を保護した。
毛利と違いアサシン上がりではないようで、隠形や銃弾回避の術は体得していない。それでも、銀田に反旗を翻し、命のリスクが付きまとっても毛利の力になる事を迷わず選ぶ意志の強さと信念は瓜生も認めるほどである。
- 瓜生龍臣(うりゅう たつおみ)
現在は移動式メロンパン屋として生計を立てている男。CODE-EL所属時代は歴代最強であり、現在もその能力は衰えていない。
俺の名前は瓜生龍臣。移動式メロンパン屋を営む……元殺し屋だ。
- 小林幸真(こばやし ゆきさだ)
武闘派極道「天羽組」の最高戦力の一人で、殺し屋時代のコードネームは「UMA」。「アーミーナイフの小林」又は「捻りナイフの小林」の異名を取るナイフの使い手。瓜生が暗殺術を覚えさせられているシーンなどで複数回紫髪の少年が写っている。幼い頃に両親が蒸発し、孤児院に入ったものの虐待を受けてしまい孤児院から脱退し、小林は当時9歳ながらホームレスになる。その後、毛利に声をかけられたことでこの組織に入った。
かなり前から所属していたことが、示唆されていながらも公式からは明言されてなかったため、ながらく関与が疑われる人物に分類されていたが、11月23日の動画で小林の過去編が公開され正式に所属していたことが明らかとなった。
瓜生や毛利曰く「猛獣」「凶暴を絵に描いたような男」で、組織内でも危険性はトップクラスだった模様。現在は落ち着いているものの、それでも「天羽組最狂」「悪魔と悪童の合いの子」と呼ばれる程恐れられている。
「グリングリーン! 青空にーはー」
- 投擲の香鈴(かりん)
ネコミミパーカーを着てフードを被ったナイスバディな美女。殺し屋ランクはCで潜入の達人。毒を塗ったガラス製の透明な投げナイフが得物。本人曰くCODE-EL時代は妹キャラだった。
「随分反応が鈍ったみたいね、死龍」
- 毒手の清吉(せいきち) ×
生まれつき毒に耐性があり、苛烈極まる修練の末に左手を刺しただけで人を容易く殺める事ができる凶器に変えて見せた。本来の凶暴性も相まってターゲットはおろか関係者も皆殺しにする凶行を及んだ末に瓜生が17歳の時に組織を脱走し一時は死亡説も流れていたが、存命していた事が判明する。
清吉の生存を知り町に危害が及ぶことを危惧した瓜生とカリンは清吉を見つけ瓜生が単身で乗り込む。
毒手を交えた格闘術と拳銃のコンビネーションで一時は圧すも、瓜生の奇策とリスクを取った拳打で左腕を破壊されてしまう。詰んだと思われたが、何と組織を抜けた後も異常なまでの執念で右腕と片足も毒に染め再び攻め立てるも、最後は瓜生の渾身のパンチで頸椎を破壊されてしまい、命を散らす。
死に際に瓜生へCODE-ELが大変な内部抗争になっている事を伝える。
- 定岡(さだおか) ×
刃物の扱いに長けており、実力は瓜生から「鼠ではあるが固い壁をも食い破る鋭く丈夫な牙を備えている」と認めているほどであり、引退した身でも現役最強の殺し屋である鶴城からも少なからず認められている。
組織の脱走者を殺すよう指示された鶴城とかち合い覚悟を持って善戦するも、地力では完全に負けており、最終的には惨殺された。
- 守若冬史郎(もりわか とうしろう)
京極組の若手構成員にして同組最狂の男であり最高戦力の一人。蟷螂拳に刺身包丁を組み合わせた独特の闘法を用いる。
2022年6月21日付の動画の最後で、学生時代は送っておらず蟷螂拳のスパルタ修業、加えて誰彼構わず殺していたと明言しており、過去に所属していた可能性が高い。また小林幸真と同じく、思考や感情が読めないという共通点もある。
更に2022年7月1日付の動画では、構成員達の幼少期の頃のシーンが流れたが、小林の後ろに守若らしき少年が映っていることが分かる。
また状況整理回で、カリンが過去に所属していた小林と守若の下の名前を喋っていたシーンがあったり、ジェイクのような不自然な避け方や発勁をしていたことから、所属していたことが更に示唆されている。
そしてこのツイートから毛利派ではない別の派閥出身であることが明かされた。
組織メンバーの実力
CODE-ELの構成員は基本全員が実力者(ヤクザの戦闘員より平均レベルが高い)とはいえ、組織内では実力(主として戦闘力・暗殺スキル)に応じて何段階かの層を成していることが窺える。
以下に実力が判明しているメンバーを中心にどのランクにどんなメンバーが該当するのか示した(一部推測あり。現役最強とトップランカーは公式に確定している)。
※太字は毛利派閥(脱退者、離反者を含む)
※モブキャラは除外
現役最強:袴田→毛利(全盛期)→瓜生→鶴城
トップランカー:小林、バース、ジェイク、ピンク※1、鵺、翠蘭、薬師丸、伊舎堂、清吉
上位ランカー:金鳳
中位ランカー:、芦澤
下位ランカー:鷺忌、香鈴※1
論外:小森、東山、不二、春駒、吉積
実力不明:毛利(現在)、北村
※1 - 外的要因を考慮した時。ピンクは薬物による強化、香鈴は諜報などの裏方要員としての働きを含む。
ただし下位ランカーと公式に明言された鷺忌が和中に圧倒されなかった程の実力者であるのに対し、同じく下位ランカーの定岡が鶴城に相手にされず一方的に撃破されたり、さらに酷くなると雲崎(及びその仲間数名)が数で勝る状況を作り出す圧倒的優勢を演出していながら、瓜生の手加減すら見抜けなかった上に一撃も当てられなかったり、嫉子や番場が敵の実力以前の過失で致命的なスキを晒すという醜態でしかない死に方をやらかしたこともあるため、下位の中に相当な実力差があると考えられる。もっとも、前者に関しては和中が子供を守りながら交戦する必要があるハンデにより弱体化していたことを考慮する必要はある。
一方現役最強~上位ランカーまでの間にはあまり差が無く瓜生とバースはそれぞれ蜂塚と桑田の剣に軽くない傷を負い細山田に至っては高所の利があったとはいえ瓜生とジェイクを1人で手玉に取る活躍を見せている。
関係者
- 毛利仁美(もうり ひとみ)
ジェイクが連れていた、毛利の娘である幼女。歯に衣着せぬ発言や上から目線の振る舞いが目立つマセガキ。「ヒトミは嘘つかない」と言い切るほど正直にモノを言ってしまうので、香鈴から「優しい嘘を覚えろ」と釘を刺されている。
日本政財界の禁忌(後述)に関する重大な秘密を握っており、銀田派閥の暗殺者が血眼になって追っている。
- 御前(ごぜん)
日本政財界の禁忌とも言われている正体不明の人物。伊集院一族の暗殺など敵対者の排除を極秘にCODE-ELへ依頼していた。
- 伍代千隼(ごだい ちはや)
拷問ソムリエ・伊集院茂夫及び天羽組お抱えの情報屋。天京戦争の際に小林幸真に日下孝次郎の情報を提供し、カリンには未成年が引き起こした事件の情報を被害者の遺族に教えた後、伊集院を紹介し、EL戦争においても毛利のおっさんにCODE-EL本体を攪乱させるために過去に毛利が引き受けた御前の依頼情報をメディアにリークした。伍代自身はCODE-ELに所属していなかったと思われるが、小林、カリンの2名共付き合いが長いようにうかがえ、特にカリンに関しては伍代を「千隼」と呼ぶなど親密さが顕著であり、どういう経緯で彼らと接点を持つようになったか気になるところである。
- 元雲嵐(げん うんらん)
主に鬼頭丈二と共に奇食と秘境を楽しむ傍ら裏社会では裏中国拳法の二大巨頭の1人である大陸最強の殺し屋。CODE-ELには所属していないが、毛利から様々な技術や教えを叩き込まれている。そのため毛利に対して恩義を感じており、このEL戦争に参加する。ちなみに同じく裏中国拳法の二大巨頭の1人の翠蘭とは宿敵関係である。
- 伊集院茂夫(いじゅういん しげお)
法で裁けぬ外道を拷問し煉獄の苦しみを与え闇に葬る拷問ソムリエ 。
5年ほど前に現役時代の瓜生とターゲットが被り、取り合いのため戦闘になったらしい。最近も隠し球の山田が伊集院のターゲットとなったため瓜生に情報協力を求めていた。
以上のようにCODE-ELとは仕事柄敵対することも多い。
基本的に裏社会の争いには一般人が巻き込まれない限り関わらないスタンスで、特定の組織や派閥に味方することは無いためEL戦争においても毛利派に組みしたわけでは無い。しかし後述する伊集院一家惨殺事件の生き残りでもあり、首謀者である御前の情報を探しているため、何らかの形でEL戦争に関わる可能性も考えられる。
- 紅林二郎(くればやし じろう)
曲がったことが大嫌いな、紅鬼(あかおに)の異名を持つ元ヤンフリーターで自警団「愛天雄」のメンバー。
完全なカタギなのだが、その正義感や背負った業ゆえか裏社会のトラブルに巻き込まれることも多く、ジェイク・鵺・伊舎堂らCODE-ELの殺し屋とも遭遇し戦闘になっている。流石に一流の暗殺者が相手では防戦に回ることが殆どだが、腹を刺される程度では致命傷にならないタフネス、怒りでリミッターが外れた際のオーラ、そして瓜生からも「パワーじゃ誰も敵わない」と評されるパンチは、一流の暗殺者達も無視できないほどに凄まじい。今のところCODE-ELの殺し屋との戦いではいずれも(追手や応援が駆けつける、深手を負うなどの理由で相手が撤退したため)引き分けに終わっている。それでも香鈴やバースは素手で組織のトップランカーや上位ランカーと渡り合って見せる強さを心底認めている。
- 佐竹博文(さたけ ひろふみ)
紅林や元とも知り合いのどこにでもいるごく普通の一般人。
しかし大陸最強の殺し屋である元もドン引きするほどのトラブルに巻き込まれやすい不幸体質、そしていかなる死地に追いやられようとも生還する凄まじい生命力から、裏社会では「アンデッドマン」の異名で名が通っているらしい。
そんな佐竹を殺し名を上げようとしたCODE-ELの不運の不二に命を狙われるが、結局佐竹を殺すことはできず不二はカリンに討ち取られた。
関与が疑われる案件
- 旧華族伊集院家一家惨殺事件
作中時間において恐らく20年近く前に行われたと思われる、旧華族である伊集院家の本邸が襲撃され、使用人から主人夫妻までが皆殺しにされた事件。ただし、嫡男であった伊集院茂夫は所用で外出しており難を逃れ、唯一の生存者となった。この件では生存者である伊集院が、裏社会の殺し屋が実行犯である事までは掴んでいると言っており、尚且つ彼が拷問したこの一件の関係者だった堂馬利信が首謀者は「御前」と言う政財界の黒幕だと告げた為、御前なる人物がCODE-ELに依頼した可能性は高い。
そして、毛利仁美がその御前に関する情報を持っている事が判明した。
考察
先代の頃には「ターゲットは悪人に限る」とされていたが、実際には「ジェイクが資産家の娘を暗殺しようとした」「不二が佐竹を暗殺しようとした」「鷺忌が子供を誘拐しようとした」という、視聴者の前で悪事をしていない人間を組織のメンバーが襲う事件が3件も発生している(全て未遂)。このため一部の視聴者から「一貫性がない」「判断基準を知りたい」という指摘が出ている。恐らくその事件が起こった頃にはもうトップに銀田が就いていたか、かつて銀田が誤って善人を殺した事件のようにCODE-ELがガセの情報を掴まされていたかの2択であろう。
関連タグ
ヒューマンバグ大学 殺し屋 シンジケート
EL戦争 - この組織が、瓜生らとの間で起こした戦争。
天羽組 京極組 - 同じくターゲットを殺戮する裏組織。
アサシン教団 - アサシンクリードシリーズにおける暗殺者集団。