CV:ベルべる☆
概要
伊集院茂夫の両親と伊集院家に仕えていた使用人全員を暗殺した事件(以降、伊集院一族暗殺事件と表記)の黒幕とされる人物。古くから政界を牛耳る大物とのことだが、旧華族の子孫である堂馬利信ですら顔を知らないという、正体不明の人物。
それもその筈、政財界では触れる事が禁忌と言われる存在であり、この「御前」という名前すらも異名に過ぎない。彼に消された人間は相当な数になっており、当然ながら敵も多い。
強大な権力を持っており、その強大さ、恐ろしさ、危険性は御前の情報だけでも元殺し屋のメロンパン屋が「特級にヤバイ」「どえらい爆弾」と息を飲んだ程。御前の情報を託されたある人物が組織に狙われたのはそれが関係していると考えられる。その権力たるや銀田栄角も襖越しに彼と話す時土下座をしていた程。
基本的に穏やかで冷静な振る舞いをしているものの、自身の逆鱗に触れた際は静かながらも恐ろしいプレッシャーを放つ事も珍しくはない。
なお、御前と呼ばれている人物自身に関しては存在自体が秘匿というわけではなく、ニュース等で話題になれば一般人でも誰のことかわかるくらいには有名な模様。
容姿
現時点では目元から上が隠された状態でしか登場していないため、顔つきや髪形などは不明である。
普段は紫色の和服を着用しており、来客時もプライベートの場合は基本的に和服で対応している。ただし、政財界での影響力の大きさを説明する場面ではスーツを着用した姿で描かれることが多い。
関係者等
関係組織
日本に拠点を構えるアサシンギルド。御前は出資者の一人であると同時に政敵の暗殺依頼をする大口顧客でもある。EL戦争を経て事実上解散。
ちなみに、この組織にはかつて天王寺組の戸狩玄弥も所属していた。
- アジア圏の複数の殺し屋組織
上記の組織に加えてマスメディアや警察などにも強大な影響を及ぼしていると考えられる
関係の深い一族
- 銀田家
日本有数の名家として知られている一族であり、それゆえに御前との関係性はかなり深い。特に次男の栄角は、銀田家としてだけではなくCODE-ELトップという立場でも御前と関わりを持っていた。
- 堂馬家(事実上断絶)
なお、利信には娘がいたが彼女は利信に雇われた殺し屋によって殺されてしまい、唯一生存した利信の孫も現在は天羽組に保護されていることから、堂馬家自体は事実上断絶したといえる。
- 大鳥家(断絶)
敵対者
- 伊集院家
旧華族として知られる一族だったが、何らかの理由で御前に目をつけられてしまい、伊集院家を妬む連中と結託した御前によって間接的に伊集院茂夫の両親が暗殺されてしまう。ただし、唯一の生存者である茂夫は現在拷問ソムリエとして裏社会で活動しており、密かに御前の命を狙っている模様。
EL戦争では内部抗争の切り札として、御前がCODE-ELに依頼した過去の暗殺依頼リストを握られており、抗争終盤でこの情報を流出させられた。情報の揉み消しにこそ成功したものの、御前はこの一件をかなり根に持っているらしく、現在はエルペタスと結託して旧毛利グループの生き残りに対する報復を目論んでいる模様。
登場回
- 2022年5月14日の動画(伊集院茂夫)
この動画で、拷問のターゲットだった堂馬利信の口から初めてその存在について言及された。
- 2022年11月13日の動画(瓜生龍臣)
- 2023年1月28日の動画(瓜生龍臣)
「栄角 お前があの組織の長になったか…ぜひ良き組織にしてくれたまえ」
- 2023年5月10日の動画(瓜生龍臣)
とはいえ、CODE-ELによる揉み消しが成功したことにより、スキャンダル自体は一瞬で鎮静化した模様。
「栄角、これはどういうことだ 説明しなさい」
「私自身でも揉み消すことはできるがお前たちはどうするんだ… CODE-ELへの支援を打ち切って別の組織に乗り換えてもいいんだぞ」
- 6月12日の動画(瓜生龍臣)
そして不穏な影が徐々に彼らを追い詰めていくことになる…
「毛利班だったか…周辺情報を洗え… 私の情報をリークしたとなれば 許すわけにはいかんな」
内部抗争の末にCODE-ELが崩壊したことを受け、エルペタスという暗殺組織に乗り換えたことが明かされた。また、旧毛利グループによる暗殺依頼リスト流出に対する報復を目論んでいることも示唆されている。
「毛利とその周りの殺し屋が目障りでね… 色々これから頼まれてくれないか…」
考察
「奴(=御前)に消された人間は相当な数になる」という瓜生の発言、および彼に関する重大な秘密をCODE-EL関係者の娘に握られていることから、彼による暗殺依頼の一部をCODE-ELが請け負っていた可能性がある。もしかしたら、伊集院家の暗殺もCODE-ELに依頼したのかもしれない。