概要
『ドラゴンクエストⅣ』から登場するモンスターで、おにこんぼうの上位種。
地底世界の南西の祠にいるデスピサロ四天王の一人。
おにこんぼう系には共通のパワー派で、打撃攻撃はミスこそ多いものの、時々強力な「つうこんのいちげき」を繰り出すことがある。マーニャに頭悪そうだとか言われるが、主人公に背後の床を調べさせてその隙に不意打ちを仕掛けようとするズル賢さを持っていたり(リメイク版のみ、ファミリーコンピュータ版ではミスなのか仕掛けてこない)、少しだけではあるが「ルカナン」を使って相手の守備力を下げてくるため、決して頭が悪いわけではないらしい。
が、その姑息さに反さず非常に弱い。
本作ではスクルトが非常に強いため、敵の打撃攻撃は全く驚異足り得ない、ルカナンで下げられようとスクルトであげ返せばそれで終わりである。
そのため、打撃オンリーな上一回行動のコイツでは無バフ縛り低レベル縛りなどをやっていない限り負けようが無い。
そのため、「四天王の恥晒し」呼ばわりされることも。
リメイク版でもさほど強化されていないが、仲間達から「手ごたえがなかった」「私たちが強くなっていることを今の戦いで実感した」と言われており、意図的に弱くされた可能性がある。
『ドラゴンクエストⅩ』では「ルカナン」を使わない代わりに「はげしいほのお」や「衝撃波」を使ってくる。
『ドラゴンクエストⅪ』では通常のモンスターとして登場。「魔竜のたましい」を持つモンスターとしてリーズレットが教えてくれる。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』では専用一枚絵とポーズを得て名前通りのギガサイズのモンスターとして登場したが、バルザックと同様に「強者のよゆう」と1~3回行動持ちなので安定性に欠け、MPと素早さも終わってるため単騎で対処しなければならないギガサイズとしてはかなり使いづらい。おまけに魔神攻撃(通常攻撃が「まじんぎり」になる)の特性で調子が良ければバカスカ会心をぶっぱなすが空振りも多い。
そんなコイツも『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』では「強者のよゆう」が消え、究極配合で2~3回行動にできることから多少使いやすくなった。
『ドラゴンクエストモンスターズジョーカー3プロフェッショナル』では他の色違い3体が全く役に立たない特性「ムラっ気」を固定特性にされてでくの坊と化したのに対し、こいつのみは変えられなかったのでよく使われていた。
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』では「甘味楼の魔界」に封じられていた魔獣として登場。ジラフマスターのギルノに脅されたムジャラーが封印を解いてしまい、そのまま「自分が王になる」と言って上級エリアまで上り詰めた。今作では彼のズル賢さに理由がつけられ、ギルノが封印から解く際に「知恵の実」を与えたことによって知性を得て賢くなったという。本編内では当初の支配者であったセルゲイナスのカーゼルに逃げたと思わせ、カーゼルがピサロとの戦いで消耗するのを狙ったり、ピサロとの戦いではお馴染みの不意打ちも健在。引っかかると当然先制攻撃されるが、見破れば先制攻撃を防ぐことができる。
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡ レジェンド』では、単独で中ボスクラスの敵として登場している。