マフィアの背開きだー
じゃあもう死んでも悔いはないよねぇ!
公式サイトでの解説
悪魔よりも悪魔…笑顔で人間を刺身にできるザ・狂人。蟷螂拳の使い手であり、打突により命を刈り取る事もできる。
どういうわけか『伝説の男 佐古の手下』を自称し、佐古にやたら絡む。
最近、敵の髪を前から包丁でこそぎ落とし、落武者制作にハマっている。酒にはめっぽう弱い。
概要
「殺し屋くぅん、刺身になってくれよぉ」
「たまには刺身、食う側から食われる側になってみなよ」
「京極の轍」に登場する京極組の武闘派構成員。生まれ故郷は黒焉街。
蟷螂拳と刺身包丁を組み合わせた独自の戦闘スタイルを用いる狂人で、「刺身包丁の守若」の異名を取る。その他「京極組の避けられない災害」とも呼ばれる。天京戦争が勃発する数ヶ月前、問題を起こして謹慎を喰らっていたが、飯豊朔太郎に討たれて殉職した相良颯誠と入れ替わる形で戦闘員の穴埋めの為に謹慎を解かれた。当時の京極組の構成員は良識派派閥と仁義外れ派閥で分類されていたが、彼はどちらともとれない希少な存在と長らく思われていた。一応彼にもある程度良識は備わっており少なくとも仁義外れとは言えず、五十嵐幸光率いる良識派に協力的である。しかしその行動は異常としか言いようがなく、今まで登場した外道構成員らのように汚いシノギにこそ手は出さないものの、彼等が壊滅した現状では最も厄介な構成員であると断言して間違いない。これでもCODE-EL時代よりはるかにマシになった方であり袴田班時代の彼を知る町田寅泰やさゆりからは改心前の鶴城史之舞と共に狂人扱いされていた。
組内での業務は他メンバーがなんらかの兼業をしている(特に久我)京極組において完全なるカチコミの専門家。とりわけ悪質なシマ荒らしをその戦闘力と狂気で虐殺するために動員される。
バグ大ファンからは「モリワッカ」と呼ばれることも。
誕生日は1月21日。
人物
容姿
薄茶の髪色の短髪にハイライトのない紫目だが、ときどき黒目に変化する。オレンジの半袖のポロシャツに、丈の短いチノパンを穿いている。顔立ちは中性的で端正な童顔でイケメンの部類。公式で「少年のような男」と称されている通りである。しかし頻繁に異様な笑顔を浮かべており、まともな人間でない事がありありと見てとれる。
組内では若手の方らしく、一条康明や仙石薫にはタメ口をきかれていたがルーク黒羽根にはタメ口をきいているためルークよりは年長と思われる。身長は184cmと高く、高砂と並ぶ。
性格
過去の経験や生い立ちもあって京極組どころか、これまで多種多様な狂人が登場したヒューマンバグ大学でも屈指の狂人。
軽く揉めただけの半グレを縛り上げて問答無用で人間刺身にするなど底無しの狂気の持ち主。刺身包丁を得物としているだけに会話の随所に魚の名前や食材を捌く時の技術名を用いたがる癖がある。
極端なまでに人間性が薄く、子供の様に無邪気に笑いながら敵対者を流れ作業のように淡々と解体するなど、他の狂人達がせいぜい「ものすごく変わっている」「行き過ぎた求道者」「自らの目的の為に狂気に身を任せた者」「頭がおかしい」「戦闘狂」「悪意の権化」などあくまでも人間の範疇であったのに対し、彼はそう言ったものを通り越して「人間の皮を被ったケダモノ」または「人間の姿をした何か」である。
共にカチコミに行った久我は守若の人間離れした狂気は底無しと直感した上「何というか、感情がない」と評し、京極組屈指の実力者である海瀬将悟にすら「悪魔ってのが存在するとしたらアイツ(守若そのもの)の事だ」と言わしめるほど。
登場当初はブラック企業顔負けの労働環境をキャストに強いているピンク店の粛清に乗り込む際は若い舎弟(といっても、基本的にターゲットにされるのは佐古大和)を「嫌だと言えばお前も殺す」と脅して強引にカチコミに連れて行った挙句、操り人形のように強引に身体を動かし、怪我をしようがお構いなしに敵と戦わせる悪辣ぶりを見せている。他にも自転車の二人乗りを強いた挙句ノーブレーキで急坂を降ることを命令するなど明らかに危険な行動をさせる場面もあった。
前述の通り感情も人間性も希薄だが、本人は相手に「感情がない」と言われると瞳孔が開き、ドスの利いた声でブチギレる。高砂明夫曰くかつては完全に感情が死んでいたらしく、後述の過去が関係している。
戦闘及び「他人を刺身包丁で魚の様に捌く事」にしか興味を示さず、その他の事にはまるで無関心。それ故、天羽組との抗争には「関与しない」という態度を貫いている。但し、拾ってくれた相手である五十嵐幸光の言うことだけは素直に聞いており、慰安旅行での宴席において酔った勢いで泣きながらその恩と感謝を伝えており、彼が入院している時は欠かさずお見舞いに行っている。また、年上の兄貴分達と話や飲みの席では普通に敬語で話している辺り、礼儀知らずと言うわけでもない。
悪人の悪事に関する嫌悪感はあるようで、詐欺師や性犯罪者には相応の制裁を与え被害者を助けることもある。
作中の様子から京極組に入ってから人間性を少しずつ取り戻していると見られ、佐古の事も何だかんだ言って助けに入ったり、彼と同期であった浪岡常吉や若頭だった大園銀次の訃報を知った際は静かな怒りを見せていた。兄貴分であり馬が合っていた海瀬将悟の訃報を知りその葬儀ではいなくなって寂しい感情を素直に見せていた。CODE-ELを抜けて京極組に入る前のホームレス時代では一緒に過ごしていた老人男性らから食べ物を恵まれた際は素直に感謝するだけでなく、彼らがホームレス狩りをしていた輩2名から守り最終的に始末する等、恩義のある人物を守る義侠心は少なからず持っていた。
かつてはコメディリリーフとも、自分勝手で厄介事ばかり引き起こすトラブルメーカーとして捉えられるような人物像だったが、京炎戦争で多くの仲間を失うと共に、精神的な成長を見せ、京極組の欠かせない支柱となりつつある。
舎弟との関係
一方で舎弟にはフランクに接しており久我虎徹に積極的に話しかけている。事実、守若が出ていた話ではほぼ毎回久我のカチコミに同行している。ただし一方的に話をする傾向は味方にも同様で、久我は守若に仁義外れ達に見せる拒絶反応までは起こしてないが守若に唐突に刺身の話をされて反応に困っていた。
しかし、久我にこそフレンドリーだが、他の舎弟にはそうでもなく、たとえば組に入って二年目の佐古には平然と脅しをかけた挙句、前述の通り佐古を操り人形にして敵と戦わせた。これに関しては、遊びで行ったわけではなく彼なりの愛情で若手の佐古を鍛えるために実戦の訓練を強制していたのではないかとする視聴者の意見も多かったが、真相は不明である。元々は舎弟に構うタイプではなかったようで、高砂はしきりに佐古を構う話を聞くと「そんなの初めてかも」と語っている。
経歴
後述されている2024年1月19日と20日の動画にて生き地獄を味わった過去が明らかになった。
声優
天羽組の様々な狂人兄貴を担当している「畑耕平」氏が担当している。畑氏が京極組の狂人兄貴を担当するのは初である。また幼児期は株式会社モーリーのさゆりや三門一郎太御用達の女情報屋のSETSUKOを担当しているmayo氏である。
戦闘
身体能力
中国武術の一種である蟷螂拳の達人。文字通りカマキリめいた異様な動きで敵対者に接近しては、得物である刺身包丁で魚の様にその肉体を捌く。他にも、大して気力を込めた素振りがないにもかかわらず人が一回転以上するパンチを放てる、強力な爆発を至近距離で受けても立ち上がり尚も攻め立てる、片腕で成人男性を首根っこや片足ごと持ち上げる等、細身な体格から想像できないパワーやタフネスも持っている(補足すると吹き飛ばされた鷹橋修也は新米時から死ぬまで即戦力として活躍しておりかなり打たれ強い人物だった)。裏社会の災厄とも言われる伊集院茂夫の本気の頭突きを2発食らっても、意識を飛ばすことなく立ち上がっている。また、速さもあのスピードモンスター久我に「速い」と言わしめる圧倒的速度であり、0から100へと凄まじい加速を見せる。
戦闘センス
彼の強みはその異常人格によるトリッキーかつ予測困難な動きである。敵の意表を突くことにも長けており無意識下から現れて驚かせて解体するという暗殺技を見せた。
刺身包丁の他にも魚を狩る武器の一種である銛も得物としているようで、水中で使用した際はかなりのスピードとコントロールで飛ばしターゲットを貫く離れ業も見せた。後述する疑惑からあらゆる武器を使いこなす、もしくはその辺にあった物を武器として使うことに秀でており、河の水を手に掬って思い切り振り抜く事で弾丸のように打ち出す芸当を見せた事もある。その他にも持ち前の視力の良さ、天才的な戦闘勘から敵の暗器を見抜きそこから敵の戦闘スタイルや作戦を全て見通すことすら可能にする洞察力も相当なレベル。更には先読みの精度や視野の広さにも優れており、驚異的な回避能力を持つ羅威刃の神原拓に確実に攻撃を当てていた。
刺身包丁を得物にし人を魚のように無感情で捌ける人格のお陰もあってか、死体処理と隠蔽の技術も相当なものである。実際、組に告げず独断でダニ刑事の秀丸を腹開きにして始末した際は、即刻死体を片付けており、久我や野島翔も告げられるまで気づけなかったほど。
総じて、高次元に揃ったパワー・スピード・テクニック、先読みの精度と視野の広さを含めたバトルセンス、気配をほぼ完全に消して接近できるスキルを鑑みれば、京極組最強クラスの猛者と同等かそれ以上の強さを持っている。事実、久我や佐古からも「切り札(ジョーカー)」や「狙われた敵に同情する」と言わしめるほどであり、逆に彼が敗北することは京極組の敗北すら意味し、極道最強クラスの中では頭一つ抜けた戦闘能力を誇る。
頭脳
戦闘能力ばかりに目が行きがちだが、舎弟らを上手く動かし、敵の幹部を誘き寄せる指揮力もかなり高い。戒炎トップ・我妻を見つけ出すために貴凛町へ潜入して末端の半グレを皮切りにわらしべ長者のように探す方法を取った。その中で羅威刃の幹部らしき人物と接触して重要な情報を知った際は友好関係にあり羅威刃トップ・東雲竜政を追っている獅子王組の井上月麦に共有する事で互いに有効な行動に移していく等、柔軟性や大局的な戦況を見抜く眼力も優れている。
CODE-ELに所属していた経歴も手伝ってか、情報収集能力や諜報能力も非常に高く、集めた情報を下に揺さぶりをかける事も珍しくない。尚、武闘派極道の中で京極組御用達の情報屋である風谷と天羽組御用達の情報屋である伍代千隼に頼った描写が描かれているのは、2024年3月2日時点では天羽組現若頭の野田一と守若のみである。
弱点
戦闘関連ならば天才的な強さとセンス、頭のキレを見せ付ける反面、酒には弱く、レモンサワー等の比較的アルコール度数が少なめのドリンク一杯半飲んだだけでベロベロに酔ったり顔をトマトのように真っ赤にして誰彼構わず絡むなど酒癖が悪い。そのせいで二次被害や周囲の人物に迷惑をかけてしまう事も珍しくない。下戸であるにもかかわらず酒の場で積極的に飲んでいるのも、「酒が飲めれば居場所が増える」とホームレス時代に見つけた考えであり、自分なりに酒豪を目指している模様。
なお酔っぱらった状態だと素直になるらしく、五十嵐に自分を京極組に入れてくれた事を感謝したり佐古に過去の話をしたりする切っ掛けになっている。また沖縄旅行の際は黒羽根にレモンサワーを飲まされた結果、沖縄に着くまで眠りこけていた(これは昨年の旅行で色々問題行動を起こした為の予防措置だったが、着いた後で黒羽根を「何を飲ませた?」と絞めていた)。そして近藤の結婚式で久我と佐古にかくし芸の協力をやらされた際も酔っぱらっていた為に何をやっていたかよく分かっていなかった。
使用した武器、道具
- 刺身包丁
文字通り刺身を引く際に使用する包丁で普通の包丁よりも長細い。柳刃包丁とも言う。切り心地から好んで使用しており、守若はこれで敵の体を切り開いて惨(斬)殺する。
- 銛
佐竹シリーズで発生した水中戦で使用。凄まじいコントロールで投げつけて敵を貫く。
何故か目をつけている舎弟。普段は遊具のように扱うが有事のコンビネーションは意外とちゃんとしており、何度か佐古のサポートで守若がターゲットまで辿り着いたことがある。
- 拳銃(チャカ)
高城蓮太郎とのバトルで使用。早打ちの技量は軍人上がりで同じく銃の扱いに優れる高城でさえ戦慄するほどの腕前。
- 投げナイフ
こちらも高城とのバトルで使用。コントロールは正確無比である。
普段は刺身包丁と組み合わせる形で使っているが、本来の蟷螂拳は徒手格闘なので守若自身も徒手格闘に長ける。その実力は高城に「素手での正攻法では勝てない」と言わしめる程。
CODE-ELに所属し目に掛けられていた袴田に見出されて習得した。
- スコップ
遊馬大介とのバトルで使用。天羽組に所属している武闘派と同じ様なセリフを言いながら普段の得物である刺身包丁を使わずにメインウエポンとして使用。
- ヘルメット
こちらも遊馬とのバトルで使用。遊馬の青ドスから繰り出される真っ向斬りを真正面から頭突きで向かい打ち、破片が飛び散るも防ぎ相手の懐へ入り込む事に成功した。
過去
生き地獄の半生(前編)〜袴田秀郎との出会い
- 2024年1月19日付の動画](佐古大和・守若冬史郎)
守若の過去が二回に分けて描かれる事になった。
物心付いた頃から実母はおらずに父子家庭だった。父の克也は非常に短気な性格で近隣住民から鼻つまみ者にされており、そのせいで守若も大人達から疎まれて公園にも入れない孤独な幼少期を過ごしていた。さらに父は常に癇癪を起こしては壁に物を投げつけ、守若が怯えたような表情をするたびに「そういう時は笑え」と八つ当たりのような振る舞いをしていた。現在の守若が半笑いな表情をするようになったのは幼少期の経験が大きな原因だった。それでも、自分の食い扶持を守るために努力し曲がりなりにも愛情を注ぐ等と世で言われる毒親と言うほど廃れた人物ではなかった。
しかし、父はある日人殺しをしてしまい、その日々は突如として終わりを告げた。その凶行の理由は困窮が原因であり、守若の父は仕事で大きな損失を出してクビになってしまい、給料ナシにされた事を逆恨みして自身を解雇した会社に入って金目のモノを盗もうとした所に元上司の社長に見つかってしまう。損害賠償を請求しない代わりにクビだけで許してやったのに給料を要求する厚かましさに怒りを爆発させた社長から護身用の棒で滅多打ちにされた守若の父はガラスの灰皿で社長を殴打するも、当たり所が悪いせいで命を意図せず奪ってしまいそこを社長夫人に見つかって警察に通報・逮捕されてしまう。当時8歳の守若は父の姉に当たる伯母に引き取られるも、「殺人犯の家族」と言う謂れのないレッテルを張られた腹いせのように酷く冷遇されてしまう。家庭だけでなく学校でも居場所を失くした守若は公園で良く過ごすようになるが、そこでも同級生から戯言染みた理由を免罪符に苛烈な仕打ちを受けてしまう。ある日嫌がらせを受け続けて限界に達しいじめっ子に大怪我を負わせてしまう。同時に痛みに耐え過ぎた反動で他人の痛みすら分からない子供になり果ててしまった。
そんなある日、CODE-ELに属していた後の教官となる袴田秀郎によって組織に引き抜かれ、後の人生をそこで過ごす流れとなった。人身売買の話は伯母が務めるスナックの常連客から聞き、大金も手に入ると知ってあっさりと守若の引き渡しを承諾したものの、袴田から父親が何であっても幼い守若に罪はないと言い切った上で不当な差別をした伯母らは人として最下等と断じた。
CODE-ELに引き渡されると悟った守若も袴田から「これからお前が行く場所は差別など存在しない 強さが全てだ」と伝えられ何かの希望を感じたのもあってか、反対や抵抗一つする事無く付いていく決心を固めるのだった。
守若はCODE-ELに入れられるや否や、かつては組織最強の双璧の一翼を担った袴田も一目置くほどのセンスを見せ、様々な教えもあってメキメキと成長していった。現在の守若がメインとする格闘技である蟷螂拳も袴田によって叩き込まれた。一方、袴田からも「人心を解さねば壁に当たる」と言う忠告を受けるが、当時の守若には理解できなかった。
袴田の指摘は守若が強くなるに比例して顕在化、ある訓練で練習相手の一人を必要以上に痛めつけている現場を当時裏社会最強と恐れられた毛利班の瓜生龍臣とも正面から揉める等の問題行動を頻繁に起こすようになった。故に任務も単独行動がほとんどだったが、それでも多くの敵を相手にしても尚全てやり切った。同時にふと、「父はどうして人を殺したんだろう」と思いにふけた。そんな中で因縁を吹っ掛ける同僚アサシン2名から父親が殺人犯である事を酷く茶化された事で乱闘に発展、その両名も大怪我し命こそ落とさなかったが、この事件が原因で袴田も庇い切れないほどにまで針の筵となってしまいCODE-EL首脳陣に粛清される可能性も浮上していた。そして袴田の進言とまだ全うになれる願いや想いを聞いて組織の足抜けを決意するのだった。
生き地獄の半生(後編)〜五十嵐幸光との出会い
- 2024年1月20日付の動画(佐古大和)
守若自身が語った前編と違いこの回では佐古が五十嵐の回顧を聞く形で話が進んでいる。
袴田の進言で外界へ出るも、最後に出た伯母の家は更地になってしまい、育まれた狂気もあって再就職もままならない状況となった。日雇い労働で生計を立てながらホームレスとして食い繋ぐ日々を送る事になったものの、居住していた老人達は暖かな人柄をしていたため幾らか救われた。
父の所在を掴めないまま過ごしていたある日、伊集院シリーズに登場した護国蒼天会ばりに歪んだ優生思想染みた考えの下で凶行を繰り返していた若者数名によって世話になった老人達が危害を加えられていた。何とか老人達を助け出し、若者らに強烈な制裁を与え最終的には極限まで苦しめ焼死させた。それを当時若頭だった五十嵐に目撃され、凄まじい戦闘能力と狂気に興味を示した彼に京極組の粛清対象だった悪人を葬った礼に銭湯や寿司屋に連れていかれて久々の充実した瞬間を過ごす。そこで経緯を話した後に父を探して欲しいと頼み込み五十嵐は快諾する。それから五十嵐の協力で父の居所を突き止めて再会するが…。
それは、加齢を考慮しても余りに瘦せ細ってしまったみすぼらしい父親の姿だった。殺人犯の前科があるせいでどこにも雇ってもらえず借金を相当重ねていると言うロクデナシの状況になっていた事も判明したのだった。
狼狽えながら心配する素振りを見せる父に対し何故殺人を犯したのかと迷いなく質問する。その答えは「金が欲しかった」と言うモノでありその言葉だけを聞いたため、父をクズと思いその後は父に話しかけられてもそっぽを向いていた。しかし五十嵐が守若の過酷な半生を父に教え、彼から「何故金が欲しかったのか」と質問された際「冬史郎を飢え死にさせたくなかったから」と涙を流しながら答える父の姿を見て、自分を想ってくれていた事を悟る。醜くも何をすれば罪滅ぼしになるのかを涙ながらに問い殴ってくれと言う父を素直に殴り飛ばす。そして父に「俺は強く生きてるから」「話聞けてよかったよ お父さん」と言い残しその場を去った。後に五十嵐と行きつけの寿司を食べている中で彼を狙う半グレ2名に襲われるも、手元にあった刺身包丁であっさり返り討ちにして見せる。そして京極組に入れて欲しいと申し出て、五十嵐は承諾する。
こうして刺身包丁を得物にする京極組の武闘派・守若冬史郎が誕生するのだった。
活躍(初登場〜京羅戦争終結まで)
少し揉めただけの半グレを刺し身包丁で殺害したことで謹慎させられていた。天羽組との戦争及び城ヶ崎賢志率いる巨大半グレ組織羅威刃による爆破テロによって、一条康明・六車謙信・近藤新平太が戦闘不能、相良颯誠が死亡した事によって戦闘員を大幅に欠いた京極組の穴を埋める為、若頭の五十嵐によって謹慎を解かれて呼び戻され、京極組のシマである黒焉街で起きた偽札事件解決の為に久我と共に動員される。
偽札事件の首謀者であるベトナミーズマフィアと半グレ集団「我苦闘」のアジトに久我と共にカチコミし、ほぼ一人で両組織の構成員を血祭りに上げた。その後の死体処理を含む後始末を久我にほぼ丸投げして去って行った。
余談であるが、カマキリがカマを持っている理由は手のように獲物を捕らえるためであり、足が進化したものである。また、カマキリを漢字表記にすると「蟷螂(とうろう)」であるが……これは偶然なのだろうか。
(五十嵐からこの件の首謀者を粛清しろと言われ)「ハァイ、刺して来まーす。マグロは美味いよね、久我くぅん」
「人間の解体ショーだぁ! 脳内麻薬が耳から漏れそうだぁ、久我くぅん!」
「カマキリは強いよねぇ…… でも何でカマ持ってんだろー!!」
(ベトナミーズマフィア「知らないィィィ!」)
- 6月3日付の動画(久我虎徹)
ロイドGという海外マフィアが黒焉街に作った悪質極まりない経営手法を取っているピンク店(具体的には人体改造とヤク漬けをいつの間にかキャスト達に行い彼女らが無自覚なままロイドGに隷属させられていた)を粛清するため、久我及び二年目の新人である佐古ともにカチコミに行った。だが実際は五十嵐に許可も取らず、久我に勝手について行ったというのが実態である。突入するや否や、構成員2名の片腕を落とすと佐古に恐ろしい圧をかけてトドメを刺させた。後に敵組織のリーダーらしき男が現れた際は佐古を操り人形にして戦闘し、その結果、佐古をズタボロにしてしまう(その上佐古の後ろに隠れて敵を煽るようなセリフをアフレコのように言いまくっているので相当質が悪い。同時に佐古にキレている相手も相手だが)。
なお、これに関しては「さすがにやり過ぎだ」と久我も怒っており、また、この話を聞いた野島は守若の恐ろしさに震えあがっていた。
守若が佐古にした事に久我が怒るのは確かであるが、佐古自身は顔に切り傷数か所こそ付けられたものの、武器で攻撃された際は強引だがしっかりと佐古を躱すように動かし、まるで渡り合えてるかのように上手く動かし、最後はフィニッシュに持ち込ませている辺り守若が持ちうるセンスや身体能力を暗に示す事となった。
久我も改めて守若がずば抜けた実力の持ち主てある事を認めてはいるものの、佐古を強引に操って戦わせた件も含め心を通わせられるかどうか自問自答する事となった。
「久我くん、どこ行くの? 僕も連れてってよー」
「佐古ぉ、お前もカチコミ来いよ。楽しいよ。断ったら殺すから」
「遅すぎる。まずはテビチを、切り落とす」
「佐古行けー。トドメさせー。腹の中を出して地面に並べてやれー」
(佐古「え? 俺……ですか……?」)
「早くやれよ。お前から殺すぞ」
「伝説の男、佐古の勝ちー!」
「あー久我くん怒ったの? ごめんねー。今後はやらないからさー多分」
なお佐古は佐古で、自分は猛者になったと思い込んでいる模様……
- 6月15日の動画(久我虎徹)
黒焉街で警察の身分を盾に悪質なシマ荒らしの数々を行っていたダニ刑事こと秀丸に不当なリンチを受けた野島の救出に久我や鷹橋と共に駆けつけ大怪我を負った野島に雪山で遭難した人に向けるようなセリフで目覚めを促していた。その上、秀丸に感情も無く煽っていた。怒りが溜まっていた久我も状況が状況だけに全力で止めていた(色々でっちあげられる危険性があるため)。しかし止められたたのが気に食わなかったのか、なぜか鷹橋に全く気力の入ってないパンチを見舞い、回転させて吹っ飛ばしていた。どうやら敵対組織のマジキチのアッパーなどの縦パンチとは対照的にフック系の横パンチが得意な模様。
動画終盤では、今回の件で黒焉街総出でこれまでの蛮行を世間に公表され刑事をクビになった上に逮捕される事となった秀丸に、組に告げず独断で襲撃を仕掛け、腹開きにして殺害。そしてその死体をこれまた独断で処理した。
「久我くぅん。このバカは誰ー? 刺身にするかーい?」
「離せよー」
(鷹橋「ぶるぐえぇぇ!!」)
「クソ刑事の腹開きー! 見事に死ねー!」
- 6月21日の動画(久我虎徹)
黒焉街で大量の毒蛇(ラッセルヴァイパーというインドでは非常に恐れられている致死性の毒を持つ蛇)をバラまかれた事による街の衰退化をされた事に怒る京極組は犯人である台湾マフィアの粛清に向かう際、久我や佐古と共に向かう事になる。
相手は刃物にコブラの毒を塗って仕掛けようとするも、目にも止まらぬ速さで毒の入った瓶を奪い取るだけでなく、その瓶の中身をあの危険行為のノリで無理矢理台湾マフィア数名に飲ませると言う凶行に及んだ(佐古も飲まされかけたが、「死んだら伝説が終わる」と説明しすんでのところで切り抜けて飲まされずに済んだ)。
台湾マフィアのボスと向き合い、「感情がない」と発言されるや否や今まで機械のように淡々と笑顔で言っていた姿が嘘のように静かながらも凄まじい怒りと殺意を抱き、両目を潰した上に顔面をしこたま殴りつけ正座させた挙句、毒を飲ませて腹を裂いたと言う、これまでとは比にならない残虐なやり方で抹殺した。
この事から、守若本人はサイコパスや無感情呼ばわりを本心では嫌っている事が判明した。
「何語だそれぇ…… 死ぬ? それとも刺身?」
「外国産の外道さーん。悲惨・散々・ライジングサーン」
「感情がないだと……? おいボケ! あるだろうが! テメェは顔面潰すわ! ホラホラァ! 楽しいよー! 今俺!」
「打たれ弱いね君。座れよ。倒れたら殺すね」
「俺の毒が飲めねえのかコノヤロー。海開きのノリで腹開きしちゃうぞー」
- 7月3日の動画(佐竹博文)
佐竹博文が恋人の根岸千恵とリフレッシュで大型の市民プールで楽しむ中で郷田と言う反社が造波装置をいじって行うという大津波を起こすテロ行為を聞きつけ赴いていた。一般人が多くいる中でもくつろぎながら「人間流し素麺でもやろうかな~?」と言う冗談を言っては野島をガクブルにした。どうやら五十嵐から造波装置を止めてこいとの指令があったことを思い出し、野島と共に佐竹の元から立ち去った。
そんな中で郷田が意図的に大津波を起こした事で市民プールは大パニックになってしまい、佐竹は巻き込まれる。郷田は佐竹と大津波の起きた水の中で揉み合う中、水中で銛をかなりのスピードで飛ばし正確に郷田の背中を貫く神業を見せた。
その後佐竹に手を出そうとする素振りを見せたが一切手を付けず、郷田を引きずりその場を後にした。
この回では守若はオーラを出していた。オーラは紫色(正確にはモーヴ)である。
「野島ぁ、のんびりとプール泳ぎたぁい」
「このプール、波が立つんだろ? ウチをナメた奴を刻んで、人間流しそうめんにしていーい?」
「飛び込むぞぉ! うっひゃあああ!」
「あ、郷田見つけたぁ! 虹色のレーザービィィィム!!」
「郷田ぁ、テメェこっち来ぉい。新鮮なうちに捌いてやるぅ~」
- 8月5日付の動画(状況整理)
羅威刃の神原と衝突し、今まで向かうところ敵なしであった守若が血塗れになった旨が語られた。そして、今度は公園の回転ジャングルジムを超高速で回し、吹っ飛んだ佐古は公園の脇にある古風な家を破壊してしまい、佐古は漫画の世界とツッコみたくなるレベルの着物の老爺に2時間殴られていた最中に、守若は雑貨屋にいたらしい。
(佐古「はっやああああああああ!!」)
(佐古「クカカカカ……」)
「佐古ぉ、そんなところに居たら風邪ひくぞぉ」
伝説の舎弟を探し出し、羅威刃の幹部との戦闘に突入
- 8月10日付の動画(久我虎徹)
(久我「うわ! 守若の兄貴!」)
予告通り羅威刃の幹部の神原と激突。神原は京極ガチャと称して黒焉街の店を荒らしていたところ駆けつけた佐古をフルボッコにしていたがギリギリで止めに入り戦闘になる(佐古の携帯電話にGPSを仕込んでいるとの事)。
「誰だお前、俺のオモ……いや、舎弟を返せぇ」
「誰がピグモンだ。俺は伝説の男佐古の手下だコノヤロー」
神原の暗器による格闘を尽く回避して神原の弱点である「脚を動かさない」ことを見抜き強烈な拳打を浴びせて吹き飛ばす。脚を止めたが逆の脚でナイフ込の蹴りを入れられ回避。
「バア! なんちゃって。おしかったねぇ」
しかしこの蹴りはナイフの他に爆弾が仕込まれており吹き飛ばされ大怪我を負ってしまう。
それでも、守若は咄嗟に右手を間に入れてダメージを軽減した事と凄まじいタフネスで立ち上がった。
「片腕持ってかれちゃったっ。今のが最終手段だったみたいだね…… じゃあもう死んでも悔いはないよねぇ!」
そして、脚が爆発して動けなくなった神原の腹を完膚なきまでに斬り裂き、チェックメイトをかけた。いつも通り佐古が勝ったことにした。
「オープン・ザ・腹ァァァ!!」
(神原「クソッタレェェェェェ!?」)
佐古を普段はオモチャのように弄っている守若であるが、神原に甚振られている様子を見た際は佐古の事を程度こそわからないが大切に思っている事が判明した。
「伝説の男佐古の大勝利-! これは凄い手柄だぁ!」
(佐古「いや……マジで……何もしてないっす」)
「何もせずに殺すなんて魔法使いだぁ!」
後日の状況整理で分かったことだが、間一髪で右腕を入れ、後ろに飛んだことにより直撃を防げた。その代わりに頭を強打し割れていたが、どうやら本人曰く頭で石を割る特訓をしていたらしく、行けると言っていた……
また、右腕ももう治るらしく、
「佐古ぉ。右手もう治るんだぁ。治った暁には目つきしてあげるね。視力なき伝説の男佐古に進化だぁ」
と、もはや進化なのか退化なのか訳の分からない発言をして佐古の視界を奪おうとしているらしい。結局佐古はあまりの恐怖に残像になるほど震えていた。
- 9月16日付の動画(久我虎徹)
無事に右手が完治した…のだが、佐古を見つけた途端に目潰しをした。佐古の視力は一体どうなのか……その後、五十嵐と海瀬が羅威刃の高城や秋元詩郎と対峙している時に、一条と共に応援要請として駆り出される。しかし一条が来たことにより状況不利と判断したのか高城と秋元は退散するが、なんと2人が逃走している最中に向かっていた守若が発見し、追跡するのであった……なお高城の方と交戦する事になる。
「手が完治した記念の目突きだぁ。座頭市になれぇ!」
(佐古「伝説のおわりぃぃっ!?」)
「あれぇ? アイツら羅威刃っぽいなぁ……追いかけよぉっと……」
- 9月25日付の動画(状況整理)
今度は特注のエアバッグを通販で購入し徹夜でこれに口で息を入れて膨らませ、佐古を乗せてエアバッグに上から突っ込んで佐古をぶっ飛ばすという手の込んだ遊びを行った。
佐古は向かいのマンションの三階に侵入してしまい怪しいものでは無いと家主に必死に弁解したが説得力がなかった。
「サコ・イン・ザ・スカイだぁ」
「伝説の不法侵入佐古だぁ。そんなところにいたら捕まるぞぉ」
京極組 最凶のJOKER VS 羅威刃 不沈艦 弾け合う狂気
- 9月28日付の動画(久我虎徹)
五十嵐を倒し損なった高城蓮太郎を追いかけ、一人になった所で戦闘に発展する。
守若の不意打ちにより高城をビルから落とし、いきなり決着がついたかに思われたが、
「えーい! 飛べない外道はただの外道! イン・ザ・スカーイだぁ!」
高城はケプラー糸によってビルから落ちておらず、高城の軍人上がりならではの身体能力・戦術によって攻防が入れ替わる死闘になった。それでも、今まで見せた事の無かった拳銃や投げナイフ、初登場の頃より更に練りあがった蟷螂拳で高城を完全に追い込み、高いビルから突き落とされる高城の戦線復帰を見事に阻止し、最後は勝利した。
羅威刃幹部を単騎で2人以上仕留めたのは、守若のみと言う凄まじい戦果を挙げた。
「久我くぅん、俺ボロボロになっちゃった。たいへん」
「やっぱりチャカはつまんない。刺身包丁で豪快に捌いてあげるねぇ」
「……僕はとびきり強いカマキリだ。捕食してやる」
「高城、お前頑張った方だじょー! 切だんだんだんだんだんだんだんだんだーん!」
2年前に高柳英寿という通り魔に娘とその婚約者を殺害された事件を調べていた沢渡という女性が詐欺師に騙されていた現場を佐古と共に遭遇。見つけた瞬間その相手にどこかで観たことがあるような首根っこを掴んで泡を吹かせて、本人曰く「佐古直伝」の(当然ながら佐古に教えた覚えはない)ドロップキックで詐欺師を成敗した(このことから仁義もとい人間性が少なからずあることが判明した)と同時に利子を付けて騙し取られたお金も取り返した。その後佐古が沢渡に相談を持ち掛けている最中に、佐古に遊ぼうよと誘いをかけてたが断られた模様。
「お前何おばさんを騙してんだ? 刺身にするぞコラァ」
「伝説の男、佐古直伝の顔面スタンプだぁ」
(佐古「いや何一つ教えたことないです……」)
元々五十嵐と仲が良かった河内組(後に獅子王組に改名)の眉済派から眉済俊之・伊武隼人・阿蒜寛太が京極組の隠れアジトに訪れ五十嵐と今後の関係強化に向けた会合が行われ、久我が来客応対をした後せっかくだから顔合わせをしようと言う提案の元佐古と共に呼び出され酒席になる。
しかし酒乱の守若は唐突に伊武にウザ絡みをして喧嘩…ではなく腕相撲で勝負する事となる。お互い全く譲らない互角の腕相撲は開始から30分経っても続いたため次第にギャラリーも飽きてしまい、五十嵐は膠着状態の両名を放置して眉済と飲み直しに行ったのであった。なお決着は持ち越しとなった模様。
「伊武きゅんらっけぇ。キミ強いのかぁおい。スキンシップらろぉ~」
「手合わせしようよぉ手合わせぇ。これは喧嘩じゃないよぉ」
「伝説のぉぉ!」
回想で登場。国生英明と飲みに行っていた(当然佐古を添えて)際国生は守若に久我についてどう思うかを聞き守若は「開花したら戦闘の天才」と答えた。佐古と国生が久我について話している時、既に顔が赤くなっていた。
「アイツ多分開花したら戦闘の天才です。こわいこわい」
京羅戦争では幹部2人を撃破するという戦績を収めた守若であった。幹部を2人以上倒したのは彼と久我の2人である。
活躍(京炎戦争終結まで)
- 11月26日付の動画(状況整理)
レモンサワー1杯8万円という常軌を逸したボッタクリを働いたぼったくりバーにて泥酔状態でとんでもないことをしでかしたらしい。
- 11月27日付の動画(久我虎徹)
ガゼルという半グレが真っ当な清掃業者を騙りラブホテルに侵入、盗撮カメラを設置しホテルと盗撮被害者を恐喝するという性犯罪を働いていた。ガゼルは表向きは普通な会社なのでいつものようなカチコミが出来ないと風谷から聞いた久我はガゼルが別で運営するぼったくりバーから潰すことを決め守若を飲みに誘う。酒豪を目指す守若だったがレモンサワー2杯で泥酔したところぼったくり犯からレモンサワー4杯(あと2杯は久我が飲んだと思われる)32万円の支払いを強要され守若はぼったくりだと指摘。99.99%値引きするよう指示したところ逆ギレされた守若は何発か殴られるが、何も意に介さず何百倍も強い報復のワンパンでぼったくり犯を撃破し更に髪の毛を引っこ抜いてハゲにするという制裁を行った。ぼったくり犯はこの後久我にあらゆる情報をゲロさせられる羽目になり更には盗撮被害者へのあまりの仕打ちから瀕死になるまでフルボッコにされた。その後守若は久我に再び飲みの誘いをしたのであった。
「これ高いろぉ〜? 99.99%オフにしろ〜しばくぞ〜?」
(ぼったくり犯「それじゃあ1杯8円じゃねぇかふざけんなよ! 払えねぇって言うなら裏で痛い目見るか? 兄ちゃん!?」)
「タイムイズマネー! 一旦髪の毛引っこ抜きま〜す。8円にしろぉ〜!」
「32円置いとくぞぉ? ご馳走様ぁ」
- 12月3日付の動画(久我虎徹)
破門された泉谷の暴挙に苛立ちを隠せず、久我に圧をかけながら詰め寄っていたところ高砂に止められた。高砂がいなかった場合、久我にヤキを入れていたのか……?
- 12月11日付の動画(佐竹博文)
ガス爆発で入口が開かずにコインランドリーから出られなくなった佐古の救援に対して「行けたら行く」と答えて通話を切る。
その後宣言通り車に乗って駆け付けたが、爆発に因って飛んできた佐古と佐竹をそのまま撥ねてしい、病院に運ばれて包帯に巻かれた佐古を「伝説のミイラ男」と呼んでいた。
「こんな楽しいシチュエーション無いよねぇ。大爆発から生き残って佐古のダイ・ハード伝説完成だぁ」
- 12月16日付の動画(久我虎徹)
京極組にカタギの女性からストーカー(強姦魔)から守って欲しいという依頼が来て佐古に諜報を任せ参加。配達員に変装した強姦魔が依頼人の家に向かっているのを監視カメラで確認して、直感で変装だと見抜いて久我と共に救助に向かう。強姦魔が依頼人に手を掛けようとした直後久我と共に強姦魔の後ろに現れ頭皮ごと強姦魔の髪を削ぎ落とした。逆ギレした強姦魔が訳の分からない下衆の論理を喚き散らし呆れていたところ久我からこの強姦魔が過去に何度も強姦事件を起こしている常習犯だと告げられ「キモすぎる」とドン引きした(しかも「キモ過ぎるぞコノヤロー」のところだけご丁寧に早口)。
それでもしつこく刃物を向けてくる強姦魔を制圧する方法として片手だけで強姦魔の片足を掴んで鮟鱇のように吊るし上げ、満面の笑みで無防備になった股間をカットした。カタギの家でとんでもない惨劇を巻き起こしたため久我と依頼人からはドン引かれたが、依頼人が心から安心したという事でギリOKとなった。後日、久我からこの事を聞いた仙石からは「センスあるわぁ」とバカ受けだった。
「いいよぉ。滅茶苦茶暇なんだぁ、友達いないんだぁ」
「丸見えだぁ。ストーカーが来た途端に、八つ裂きだぁ♡」
「何だと? キモ過ぎるぞコノヤロー」
「お前女になれぇ。これで円満解決だぁ」
(ストーカー「ギョオオオオオオオ!?」)
「俺は佐古の一番弟子だぁ。舐めんなよぉ」
- 12月27日付の動画(久我虎徹)
京羅戦争後の慰安旅行に参加。サービスエリアで半グレに絡まれた時は、佐古を無茶振りに突き合わせて追い払う、卓球でピンポン玉と思えない破壊力で佐古の顔面にブチ当てる、ルークに無理やりきりたんぽを食べさせる等とやりたい放題だった。
宴会中には地方の半グレ達に乱入された際は五十嵐のゴーサインが出たのもあって、真っ先に飛び出し何人かを落ち武者にした上に戦意喪失した相手を追い回す等の大立ち回りをした。
宴席では酔った勢いで泣きながら五十嵐に組に拾ってくれた恩を伝えていた。
- 2023年2月6日付の動画(伊集院茂夫)
性犯罪者で構成された半グレ「白虎」へのカチコミに佐古と共に赴くが伊集院と流川隆雄と遭遇、佐古に彼等への交戦を指示するが以前に見せた伊集院の強さや狂気を垣間見たのもあって全面拒否されそのままカチコミになる。守若は案の定敵の頭頂部を斬り飛ばしまくり更には伊集院のターゲットとなっている水元にまで手を出そうとした。止めに入った伊集院に頭突き対決を提案し2度目の伊集院の頭突きを受けて吹き飛んだ。その後水元引渡しを承諾し伊集院に少しは頭を柔らかくした方がいいと言って別れた。それでも伊集院からは凄まじい身体能力と狂気を再度評価される事になった(ただし守若は伊集院の事を嫌いだと言ったり、あんまり関わりたくないと思われる事になった)。
今回は裏社会の災厄に喧嘩を売るという暴挙に出たこともあって五十嵐が伊集院宛に謝罪する羽目となった(尚、伊集院本人からは「気を使う事無いのに」と特に気にしてはいなく、逆に組織のトップとは大変なものだと五十嵐に労らいの気持ちを持たれた模様)。
ちなみにこの動画から1か月半以上守若は再登場していなかったため、一部のファンから彼は再び謹慎処分になったという説があった。
「おぉ、ヤベェのが来たぞ。伝説の男佐古ぉ、シバいてこい!」
「俺は佐古マン、に憧れるごく普通の男だぁ」
白虎構成員A「なんじゃあテメエら!」
白虎構成員B「うぉお! 守若ぁ!」
「お前は河童になれぇ。どうせ前世は河童だろぉ?」
白虎構成員B「どういう事ォ!?」
「お前は落武者にぃなれぇ。来世は落武者だろぉ?」
白虎構成員A「来世が戦国ゥッ!?」
「拷問ソムリエぇ、邪魔するなあ。なんかお前嫌いだな」
「アイツ譲ってあげる。でももうちょっと頭を柔らかくした方がいいよ」
戒炎の下っ端が五十嵐を狙ったことにより守若はいつも以上にスイッチが入っていた(佐古は非常にビビっており逆に敵に同情していたが)。
「ウチに喧嘩を売る奴はビンチョウマグロだぁ。全員刺身決定だよなぁ? デンセツノオトコサコォ」
- 6月9日付の動画(状況整理)
付き合いの長い佐古曰く怒り狂っていることが判明し、スパゲッティを手づかみで食べたり貴凛町の工事現場付近をウロウロしたりと様子がおかしくなっている。
「伝説の男佐古ぉ。怒りを鎮めるにはスパゲティの掴み食いだよなぁ」
- 6月24日付の動画(久我虎徹)
舎弟の浪岡常吉が殺害されたことを五十嵐の口から知り、その場にいる組員全員が怒髪天状態となりそれは守若も同様であるが、平時の陽気な態度とは異なる静かな怒りを見せた。
「逃げ回るなら捕まえて三枚におろそっと。誰一人生きたまま東京から出しません」
京極組 最凶のJOKER VS 戒炎 執念深き剣豪 本格始動
- 2023年7月10日付の動画(久我虎徹)
京極組の若頭である大園銀次の訃報を受け、本格的に動き出す。大園とは酒が弱い自分のためにお茶を飲み合ったとの話。
仲間の死にブチギレた守若は素手でスパゲティを食べたあと佐古、野島、花沢を呼び出し工事現場の監督に扮して土地勘のない戒炎の構成員をおびき出す作戦を展開、久我にはエキストラとして債務者を呼び出すように指示したあと、いつものような笑みの中に復讐に燃えているような姿を見せた。
舎弟らが現場監督に扮してから数日後、佐古が遊馬大介を発見し数時間に及ぶと思われる時間稼ぎの末守若は現場に到着し拾ったスコップで遊馬と戦闘になる。東北屈指の剣豪である遊馬相手に苦戦が予想されたものの、いつもの刺身包丁ではなくスコップにヘルメットという工事現場でありそうな道具で戦い、遊馬のあらゆる手を防ぎ切り0距離蟷螂手で追い詰めた末に親指で完璧な目潰しを決め無力化、最後はスコップでぶった切って命を奪い勝利した。
尚、守若が刺身包丁を一切使わないまま敵の幹部を斃すのは今回が初めてであり、自ら陣頭指揮を取って的確な指示で舎弟らを動かしていく指揮力を見せ付けた。
「ちゃんと工事に協力しろ、非国民が、ぶち殺すぞこの野郎」
「スコップの可能性を舐めるなぁ お前なんか掘りやすい黒土だぁ」
なんと彼が歌う強風オールバックが部分的に公開された(フルはメンバーシップにて公開している)。そこには強風にあおられる守若、黒猫と共に強風で叫びながら回る海瀬、何故か頭でトライアングルを鳴らす一条、強風で乱れた髪でカスタネットを鳴らす久我など(いずれも海瀬、一条、久我は何故かゆっくりのような見た目となっていた)のカオスすぎる場となっていた。
しかし、その海瀬は戒炎のトップである我妻との死闘の末に命を落としてしまうと言う余りにも皮肉な結末を迎えてしまっている。
「風、強すぎて、お亡くなり」
海瀬(「おわぁああああああああ!?」)
「定期、定期、的にオールバック」
- 2023年8月14日の動画(久我虎徹)
海瀬の葬式に参加し、久我の後に海瀬に別れの言葉を告げる。あまりに現実味の無い悲劇に京極組構成員が号泣する中守若はいつものような笑みは全くなく、能面のような無表情でいなくなったら笑えないと極めて真面目に訴え続けながら、その寂しさと虚しさを吐露していた。海瀬は守若へのツッコミ担当も担っていたらしくとても仲が良かったのである。また、自分が暴走するもしくはしかけた際は止める事ができる数少ない存在だった。
しかし戒炎による葬儀場へのカチコミで状況は一変。我妻の指示で手榴弾を投げまくる手下を片っ端からカッパにする中手榴弾が海瀬の遺体の下に転がり込む事態が発生。海瀬の遺体を傷つけさせまいと守若は手榴弾をキャッチして投げ返そうとするが間に合わず吹き飛ばされ重傷を負ってしまう。流石の守若も至近距離の手榴弾爆撃は凄まじいダメージだったようで、その場で動けなくなってしまった。
追い打ちをかけるように、戒炎の副将である麻生とナンバー3の緋田まで乱入してくるのだった。
「ねぇ 海瀬の兄貴がいないと 笑えないんですけど」
「えっ 海瀬の兄貴が吹き飛ぶ…?それはものすごく嫌だなぁ」
「海瀬の兄貴を傷付けるな」
- 2023年8月21日の動画(久我虎徹)
地獄絵図と化す葬儀会場に羅威刃の副将である秋元詩郎まで現れ、発見されるや否や攻められるが、六車が阻んで時間を作ったお陰で動けるくらいには回復する。ダメージのせいで初手を取られ脇腹をハスられてしまうが、ナイフと目突きのコンビネーション攻撃で反撃し、海瀬の葬儀を邪魔された怒りを抱きながら向き合う。
最終的には数的不利を解消する要素が次々に出た事で秋元らは撤退する。戦っていた中、経緯は不明だが秋元の恩人である高城を自分が斃した事がバレてしまっており、本格的に狙われる事になった。
秋元は麻生から撤退を指示されたが、「ここで守若を殺らなきゃ後で面倒な事になる」と言う理屈を並べて反発していた。そして秋元の懸念は京極組や戒炎だけでなく、思わぬ人物の悲願に向けて大きく動かす事になるのは、この時守若含めて誰も知る由もなかった。
- 2023年8月25日の動画(佐古大和)
ヤミ医者に担ぎ込まれた事で命を繋いだものの、かなりの重傷を受けたのもあって当面の間入院を余儀なくされる。そして先の戦争でさえ見せなかった殺意と狂気を抱き戒炎の復讐心を滾らすのだった。
「アイツら全員本物の落武者にしてやる」
半ば強引に退院し、戒炎の拠点となった貴凛町でわらしべ長者のような方法で末端の半グレをきっかけに凄まじい脅迫で我妻に近づく作戦に打って出る。しばらくして戒炎の末端構成員と接触する事に成功して脅迫したところ、戒炎と同盟を結んでいる羅威刃の人間との繋がりを聞いた際は、羅威刃の情報を吸い上げていく方向にシフトする。後に羅威刃の中心人物と思しき人物を誘き寄せて奇襲し、抵抗はされた末に殺してしまったものの、スマホから集会の情報等を吸い出し、懇意にしている獅子王組の井上にその件を共有し合い、わらしべ長者作戦を勝手に終わらせた。
- 2023年10月14日の動画(伊集院茂雄)
伊集院と流川が卜部たちががいる山中の廃レストランに行くと、刺身包丁片手に愛車のスクーターに乗ってたった一人で銀河走行会の粛清に出向いていた。
やはり前回の件で五十嵐から大目玉を食らったらしく、今回は卜部を伊集院に素直に譲り、銀河走行会を相手に立ち回り、全員を落武者及び河童にして壊滅させた。
なお今回のカチコミに佐古を連れてこなかったのは、守若がでか過ぎて二人乗りが出来なかったのか(条件を満たせばスクーターでも二人乗りは可能)、二人乗りだとスクーターでは馬力不足で山の坂道を登れなかったかのどちらかだと思われる。
「俺が酒豪になることを邪魔した蛮族は刺身だぁ」
(伊集院から何故ここにいると問われ)「この山を荒らすバカのせいで酒が届かないから全員薄ぅく切るんだぁ」
(伊集院に依頼主の怨嗟を背負ってるから卜部は譲れと言われ)「目小っこいのに眼力あるなあ いいよ 親父に怒られるから一人譲るぅ」
銀河走行会構成員A「な、なんだぁテメエ等は!?」
銀河走行会構成員B「え!守若ぁ!?」
「国家反逆罪めぇ。カッパになれぇ」
銀河走行会構成員C「ばぁあああ!?」
「お前は落武者になれぇ」
銀河走行会構成員B「チガイはぁああ!?」
本編に登場してはいなかったが、CODE-ELの幹部だった毛利公平の口から同組織出身の暗殺者である事が判明した。
同時に担当教官らの中でも問題児に挙がっていた事も明らかにされた。
- 2024年1月12日の動画(久我虎徹・我妻京也)
終盤に登場。
五十嵐や久我を始め多くの死傷者を出した戒炎の総攻撃にかつてない怒りと憎しみを燃え滾らせ、攻勢に打って出るスタンスを見せるのだった。
「事務所に誰もいないんだよ、久我くん」
「イガ親父もやられて皆やられてこんなに舐められたの初めてだ」
「お前等だけが攻められると思うなよ…今度は俺が狩ってやる」
なお、一人でやるように言いながら、相変わらず佐古も巻き込んでいくのだった…
- 2024年1月19日の動画(佐古大和→守若冬史郎)
戒炎への怒りが爆発し過ぎて関連しない半グレまで狩り始める中、佐古に自身の半生を語った。
中盤から京極組陣営の中では久我、佐古、六車に続き4人目のメインナレーションに大抜擢された。
- 2024年2月21日の動画(佐古大和)
自ら陣頭指揮を執り、動ける舎弟である佐古と花沢を戒炎から抜けようとする下部組織に潜入を命じる。二人の尽力でそれぞれの集会日時を聞き出す事に成功し、日時がほぼ被っている事から我妻はどちらかに来ると予想を立て、中間地点で待機する流れになった。
当日、佐古が潜入している組織の方に我妻が現れ、佐古が我妻を見た瞬間に連絡を入れた事や死亡寸前まで抵抗した事で救援が間に合った。
最終決戦‼ 京極組 最後の砦のJOKER VS. 戒炎 愛の処刑人
- 2024年3月2日付けの公開予定動画(佐古大和)
戒炎の絶対的トップの我妻との死闘が始まる。
我妻は不意に佐古を狙おうとするも、守若はくたばった半グレを蹴飛ばして盾代わりにする形で佐古を守る。我妻は揺さぶらんばかりに、守若の父はかつて殺人を犯した事実をしつこく言及して怒りを煽ろうとしてきた。
しかし、過去の悔恨を乗り越えた事でその手法は最早通じず、逆に我妻に対して生い立ちを言い並べて見せるのだった。
戦闘が再開して凄まじい斬り合いを展開する。我妻は揺さぶりをかけようと動こうとした瞬間、不意に何を思ったかのように、我妻が初めて愛した女性である千尋の名前と半グレに殺された事実を口に出した。
そして、「クソと付き合うってことはその女もクソだから仕方ねえか」と薄ら笑いを浮かべながら挑発した。
千尋と言う愛する女性を気安く出され、琴線に触れた我妻はかつてないくらいに感情を剝き出しにして守若に襲い掛かり始める。
しかし、その一刀は至極単純な軌道になってしまい、守若は我妻の顔を切り裂き、追い打ちの横蹴りを鳩尾に浴びせる。しかしそれが皮肉にも、我妻を冷静にしたと同時にかつてないほどの殺気を放たせてしまった。我妻は最初と比べ物にならないスピードと引き出しで守若の力を削ぐような立ち回りを行っていき、再び斬り合いに雪崩れ込む。すると我妻は距離を取ると、ダイナマイトを取り出し、あろうことか弱っている佐古に投げつける。だが守若は大量の火薬がある場所で爆破させれば投げた本人も危ないと察知するも、気付いた時には我妻による苦無が投擲され、右眼付近を切り裂かれてしまう。
完全に不利になった守若だが、それでも覇気や闘志を失う事なく、我妻と向き合う。
- 2024年3月8日付けの動画(久我虎徹)
京極組 最後の砦のジョーカー VS. 戒炎 愛の処刑人 完全決着‼死闘の果てに
- 2024年3月16日付けの動画(久我虎徹)
死にかけてなお「戒炎を誰の手にも届かない場所へ向かわせる」と言う野心と千尋を貶された怒りと狂気を爆発させる我妻とただ我妻を殺すことだけではなく京極組を守るために動きだした守若のバトルは最高潮に達していた。
苦無に六角、さらに剣術を織り交ぜた戦闘技術と狂気と表裏一体の極限の集中力でもはや予知能力と言っても相違ない程の予測を見せて攻撃を回避し奮戦する。
そして遂にゼロ距離の間合いの戦いに突入する。
刺身包丁を振り上げると我妻は右腕を犠牲にしてついに懐に入ることに成功した。
そして最後の苦無で守若を殺ることは…………………
出来なかった。
同じく右腕を犠牲にして苦無を止めて見せたのだ。
そしてこれは我妻が反撃の手段を失ったという事でもある。
そして…ついに守若が吼える。
「じゃあもう死んでも悔いはないよねぇぇぇぇッ!!!」
目を見開き血涙を流しながら吼えるその顔はまさに悪魔そのものだった。
その後、喉輪をかけて地面に叩きつけてマウントポジションを取る。
さらにダメ押しと言わんばかりのマウントポジションでの全力の乱打を浴びせた。
(この時海瀬の分として右目を潰している)
我妻「こんなの…予測出来るか…!!」
「最後は何回も泣いてたイガ親父の恨みぃぃぃぃ!!」
最後は怒りと感情を爆発させた拳を叩きつけた。
こうして京極組を壊滅寸前まで追い込んだ東北からの侵略者である「戒炎」のトップ、我妻京也を討ち取ったのだった。
絶命したあと「八つ当たりしてんじゃねぇよ、ボケが」と呟いた後に我妻が瀕死に追い込んだ佐古を迎えに行った。
活躍(京炎戦争終結以降)
- 2024年7月19日の動画(久我虎徹)
辰巳春希を引き渡すための交渉に六車と向かう。交渉に香坂と来たのは先の京炎戦争で因縁のある反町琥治郎であり、殺意をむき出しにするが六車に止められる。しかし、香坂は反町と守若が死なない程度に戦うことを提案し、お互いが合意して戦いが始まる。発勁や頭突きを繰り出すが反町も手ごわく、必殺の蟷螂拳で攻撃する。しかし、流石にまずいと思った六車に止められ戦いは終わった。
- 2024年8月14日の動画(瓜生龍臣→状況整理)
瓜生・小林・カリンさらに小峠華太と何故か飲むことになった。小峠とは初対面だが瓜生とは過去話以来、小林とは瓜生の幼少期の回想以来の再会になるが、下戸で酒乱の彼が何か仕出かしそうと思われたがその前に酔い潰れて小林に背負われることになった。
のち状況整理では佐古が加わり6人でMCを務めた。
考察
CODE-ELに所属していた可能性
誰彼構わず殺してばかりということと感情が希薄ということだけでなく、まだ守若が登場する前の瓜生シリーズで茶髪の少年が映っていたことから、CODE-ELに所属していた可能性が浮上していた。高砂曰く昔は感情が無かったらしい。今は本人曰く「楽しい」感情があるようだが?
その後7月1日付の動画で、瓜生の子供時代の教育シーンがあった。そこには瓜生龍臣・金鳳智・ジェイク・小林幸真・カリンなどが並んでいたが、小林の後ろに茶髪でヤンデレ染みたハイライトのない目の男子がいたことから、Twitter上ではこの人物を守若と推測する声が多く挙がっている。
その後、状況整理の動画でカリンが何故か守若の下の名前を知っていたことから、組織に所属していた可能性はさらに高くなった。
- 2022年8月10日付の動画(久我虎徹)
羅威刃の幹部の一人であり、類まれな戦闘術と暗器を駆使する神原拓とやり合った際、一目で暗器を使用している事を見抜き紅林二郎でも見せなかった初見の暗器攻撃も見事に躱したりと暗殺に使用する武器について精通しているかの描写もあった。また、神原との戦闘シーンで金鳳のようにデリケートゾーンであるみぞおちに凄まじい打撃を与えている。
2022年8月31日付の動画では、佐古の口から「昔頭で石を割る特訓をしていたらしい」とのことで、他にも筋骨隆々の男の正拳突きを食らってもビクともしない瓜生や、軽いヘッドバッドでペーペーならおかしいくらいにめり込む小林などが規格外の石頭を持つため、万が一所属していた場合、CODE-ELでは頭突きの特訓があったと思われる。
高城蓮太郎とバトルした際に、ジェイクや瓜生と同じ不自然な姿勢でアッパーを躱していたり、カリンのように投擲ナイフを高城に投げていた。
- 2022年11月26日付の動画
カリンが守若のことを「冬史郎」と下の名前で呼んでいただけでなく、守若が酒に弱いことまで知っていた点から、やはりカリンは守若にCODE-EL時代に何らかの形で接触していた可能性が高いと考えられた。
- 2023年2月6日付の動画
守若の紹介シーンでは、シマ荒らしの粛清シーンではなくかつてCODE-ELで依頼を引き受けて暗殺しているようなシーンが描かれていた。
ファンからの質問に対し、近いグループであったが毛利派ではなかったというツイートがなされており、彼がCODE-EL内の毛利派とは異なる派閥であることが明らかとなった。
その後の動画で袴田班に所属していたことが明らかとなった。
カリンやさゆりとの関係性
動画内でカリンが度々守若のことを「冬史郎呼び」していたり、酒に弱い点を知っているため、彼女とは面識があった可能性が高い。髪色が同じ茶髪、語尾に「じょ」や「だじょ」を付ける点から視聴者の間では兄弟説も提唱されていたが、守若伝説前編にて一人っ子であることが判明し、兄弟説は事実上否定された。反対にさゆりは瓜生や町田らのように守若のことについて一言も語ったこともなかったため全く関わりがなかったように思われていたがさゆり本人の発言で袴田班時代の後輩であることが判明した。
小林との違い
小林との違いは以下の通りである。
内容 | 小林 | 守若 |
---|---|---|
幼少期の声優 | カリンと同じ猫島さゆり | さゆりと同じmayo |
出生 | 両親 | 片親(父子家庭) |
8歳の時 | 捨てられ児童養護施設に入れられる | 父が犯罪で逮捕され叔母の元へ移籍される |
移籍時 | 職員に虐められる | 叔母や同い年の子から差別される |
ELへの入団方法 | 浮浪者になって偶然毛利に拾われる | 叔母が自身を売る形で袴田に引き取られる |
訓練後 | 徴兵ミッションを引き受ける | 単独ミッションをこなす |
ELを辞めた理由 | 毛利に恩を返したと考え自主退職 | 度重なる問題行動で解雇 |
面接を行った場所 | 不明(恐らくコンビニ店員) | 回らない寿司屋 |
その後 | ホームレスのシェルターに避難する | 日雇い仕事を行いホームレスのテントで暮らす |
元若頭との遭遇 | 違法シェルターの粛清に出向かったら遭遇 | ホームレス襲撃犯の粛清に出向かったら遭遇 |
元若頭との食事 | 焼肉 | 寿司 |
入門の経緯 | 誘われる形で入門 | 恩人を守りたい想いで入門 |
関連タグ
京極組 京極組良識派の構成員(?)
包丁 サイコパス 狂人 マジキチ どう見ても悪役 酒乱 残念なイケメン ※味方です デウス・エクス・マキナ
作中の関連人物
小林幸真:敵対組織「天羽組」の構成員。同じ組織に籍を置いていただけにこの2人は共通点が非常に多く、組一番の狂人、学生をしていない、人間離れした身体能力を持つ、得物がナイフ、オーラや眼が紫色、舎弟をいじっている、古巣がCODE-EL、本気でキレると悍ましい形相になる、常に狂気的な笑みを浮かべている、絶対に死ぬ二択を言う、身長が180cm半ば、声優が畑耕平氏である、狂人ではあるが人間性や仁義というものがあることが共通している。一方で、機械めいて淡々と最速最短で敵を葬る小林と、トリッキーかつ相手を嬲り倒す様な戦い方をする守若では、戦闘スタイルが違う。また小林は毛利派閥であったのに対し、守若は袴田派閥だったという違いがある。
戸狩玄弥:関西最大の極道組織「天王寺組」の構成員。身長はほぼ同じで組織内でも最強クラスの実力者である事、幼少の頃は酷い差別や仕打ちを受けてきた事、片親家庭(戸狩は母子家庭で守若は父子家庭)育ちだがそれなりに愛されていた事、学生らしい経験をする機会がなくCODE-ELとは違う暗殺組織に所属していた事、組織を抜けた後は碌な仕事にありつけず日雇い仕事をしながら食い繋いでいた事が主な共通点。一方、戸狩は恩人にして当時幹部だった若頭から見初められる形でスカウトされたのに対し守若は恩人であり当時若頭だった五十嵐の身の回りが危険に晒されている状況から守りたいと自ら申し願う形で入門するという、組に入る経緯は対照的。また、戸狩は上層部からある国の独裁者の始末を達成したら脱退を認めそれを有言実行した後に組織を抜けたのに対し、守若は組織内で問題行動を起こしまくり上層部から粛清を逃れるために教官だった袴田から抜ける事を進言される形で脱退すると組織の足抜けパターンも大きく異なっている。家庭絡みで言えば、戸狩は組織を抜けた後から現在に至るまで母親と再会できていないのに対し、守若はEL脱退後は袴田に「父親に会ってみろ」の進言や五十嵐の協力もあって父と再会し本心を打ち明け合って踏ん切りを付けられている点も相違点である。
鶴城史之舞:元CODE-EL最強の暗殺者で現在は「つるのおにぎり」の店主。雰囲気や戦闘スタイルに類似点、共通点を持つ。遊馬vs守若とジェイクvs鶴城の戦いの構図にも似ている部分が多々散見された。また、袴田派閥だったという点も共通。京極組内での守若の立場、CODE-ELの瓜生と鶴城の関係性から、鶴城は守若や町田と同年代もしくは下の世代だった可能性がある。
町田寅泰、さゆり:共に元CODE-ELの暗殺者。前者は「金鳳石鹸」、後者は「氷誕屋バース」の従業員。守若や鶴城と同じ袴田班出身。町田は守若より先に所属しているため、同年代だが先輩後輩の関係だった可能性がある。さゆりは後輩であることが本人の口から語られた。
投擲の香鈴:元CODE-ELの暗殺者で現在は「うりゅうのメロンパン」の看板娘。カリンと守若は茶髪で、語尾に「じょ」を付けるという共通点がある。が……守若はカリンの主武器である投擲ナイフに良い思い出がないと明言していて、前述した通り組織に入っていたことも示唆されていたり、カリンが守若の名前を知っているため、何らかの因縁があった模様。なお、視聴者の間では兄弟説も提唱されていたが、こちらは守若伝説にて否定された。
仙石薫:同じく組でもトップクラスの狂人。常時狂気満載の守若とは違い、仙石は普段は良識ある常識人だがキレると狂気が爆発する。ちなみに彼は守若を呼び捨てにしているが、守若は27歳の井上月麦とタメ語で話し、彼からは敬語で話されているが、一条と海瀬より序列が下であることを考えるに同期である可能性が高い。尤も守若は五十嵐・大園・六車を除いて敬語は使わず伊集院・瓜生・小林・伊武らも例外ではない。
その他似ている人物
バン(七つの大罪) - 酒好きだが即泥酔する、料理に関するネタがある、所属組織にて上位の戦闘力を誇るという似た者同士(ただしバンは料理に準えた脅し文句ではなく実際に店で料理をする)。
マイケル・マイヤーズ(ハロウィン) - 「愛用武器がキッチンナイフ(包丁)」「長身で怪力」「感情がないかのように淡々と他者を惨殺する」など共通点が多い。また、カリンとの兄妹説が浮上している守若に対し、マイケルにも縁を切った生き別れの妹がいる。