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阿蒜寛太

あびるかんた

阿蒜寛太とは、ヒューマンバグ大学に登場する武闘派若手極道である。
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お前の指導は愛情の欠片も無ぇ!怒られてもヤキを入れられても納得出来るのはな!教える側の愛情を感じるからなんだよ!お前のはただのイジメなんじゃ!

CV:岩田陸

公式サイトでの解説編集

本作の主人公。獅子王組1年目の新米舎弟。

眉済派に所属している。

戦闘に関しても人間性もまだまだ未熟だが、

ガッツに関しては目を見張るものがある。

概要編集

赤髪にアシンメトリーヘアが特徴的な青年。年齢は明言されていないが、7年前に13歳だったという本人の独白から、初登場時の年齢は20歳と推測される。

人物編集

性格編集

極道としての筋が通った青年であり、獅子王組の兄貴達からはパワハラを喰らうことも多いものの、一部からを除いて基本的には可愛がられている。また、他の組の若手とも仲良くなれるほど人懐っこい。京炎戦争で戦死した京極組野島翔とは旧知の間柄であった。総じて仲間思いで情に厚く、故に仲間を裏切り傷付ける相手には怒りを露わにする。


今でこそ兄貴達への敬意や礼儀も忘れないものの、後述の経験から極道になる前までは無礼で無作法で生意気にもほどがある素行の悪い人間であった。実際、グレにグレている中で自分をスカウトしてきた伊武隼人に喧嘩を売って一発で蹴り倒され、入門直後にも龍本雅幸を見かけるや否や敵意を丸出しにして噛み付いた挙句に、これも一発で殴り倒されて呆気なく気絶している。しかし、目を覚ました後に龍本から「辞めるか辞めないか」を問われて「辞めない」と答え、むしろ龍本達のようにもっと強くなりたいと発言して、龍本からその心意気を気に入られ、正式な組員となった。


能力編集

通常戦闘における武器は恐らく特殊警棒であるが、詳細な戦闘スタイルは不明。本格的な敵対者抹殺任務ではドスや拳銃といった武器を使用する。京極組の久我虎徹からは「まだまだ未熟で危なかっしい」と評されており、実際にも戦闘力は前述の通り龍本や伊武に遠く及ばない。一方、半グレに鈍器で殴られ血塗れになっても倒れる事無く一撃でやり返す等、新人の中では相当な実力の持ち主であり、「度胸は大したもの」と評されているなど今後の伸びしろを感じさせる。


怒りを覚えた際は文武共に研ぎ澄まされるようになり比較的スケールの大きい作戦を失敗無く遂行する頭のキレ、格上相手にも仲間との連携で勝利を勝ち取る戦闘力を披露した。半田戦を経てから手負いの状況で立ち向かう気概と機転を利かして相手を足止めする場面も見せるようになった。


悪魔の玩具失禁舎弟にも見習ってほしいものである。


初登場〜内部戦争における主な活躍編集

京極の轍」にて初登場。伊武と共に「王魏怒羅」の粛清に赴いた際、久我や野島と出くわす。野島から旧知と紹介され久我からもガッツを認められた。


紅鬼伝説_元ヤン紅林二郎」にて、二度目の登場。花宝町の大型スーパーを立ち退きさせるためにホームレスをヤク漬けにし、手榴弾による爆弾テロを行なった半グレ「灰損」を壊滅しようとした紅林を心配し、河内組に任せるように言って止めようとしたものの彼の意志の固さから共にカチコミを決行。半グレに腹を切られるも、そいつを返り討ちにした。

そして紅林がボスを殴り倒し組織を壊滅した後は、敬語で彼を褒め称えたことから、紅林から「憎めないやつだ」と思われていた。

ちなみに今作はサムネが伍代に殴りかかる紅林であることと、前半での伍代とのやりとりの方が印象に残るために後半に阿蒜が登場してることを忘れてる人が多いのが残念である。


立ち直れないと思われた過去を変えるきっかけ編集

バグ大三度目の登場。河内組シリーズの初出にして河内組シリーズの主役に大抜擢された。


幼少期の頃から父親の顔を知らず、ホステスをしていた母はほぼ家を空けており、自身は家庭環境の悪さを近所の人達から後ろ指を指され続けると言う日々を送っていた。

それでも、仕事に行く直前では自分と遊ぶ時間を作ったりと母の愛情を感じる事ができていた。


しかし、13歳の時に竹内義明と言う男が母と出会ってからは少なからず残っていた幸福の時間を奪われた。


竹内によって母はドラッグ漬けにされて身体は瘦せこけ精神異常を起こしてしまうようになり、遂に息子である自身を手にかけようとする。幸いにも近隣住民の人が気付いて静止し警察に通報してもらえた事で助かるものの、母は逮捕されてしまう。


15歳にして唯一にして最愛の母が壊れ離れてしまいその元凶となった竹内に復讐を決意し、探し出す。見つけるや否や怨念を込めて刺すも、殺し切れなかった挙句に殺人未遂の現行犯として少年院送りにされた。


出所後も母を始めとする親族とは一切連絡が取れず住んでいた住居もなくなっていた。生計を立てるために就職するも、前科持ちである事を陰口を叩かれては暴力沙汰を起こす事が何度もあってはふらついた日々を送る事になってしまう。本人曰く、「(就いた仕事は)半年も持たなかった。」


街中をふらつくゴロツキになった中で後に世話になる河内組の武闘派である伊武と遭遇し、憂さ晴らしに殴りかかるも、あっさりやり返されてしまう。その後スカウトを受けて河内組に加入する。


加入後に河内組最強戦力の一人である龍本を見るや否やで生意気な態度を取り殴りかかるも、一切通じず返り討ちにされてしまう。しかし、龍本らの強さと憧れを確固たるものとした。


その後は礼儀作法から河内組の人間関係までを知る事になりながら奮闘する日々を送る事になった。


同期の死、半田の裏切り編集

この日、阿蒜は伊武や半田に同期の西山と共に眉済派のアジトにいた。そのアジトのセンサーが何者かを検知し、西山と共に様子をうかがうと、その来客の正体は犬型の可愛らしいロボットであり、西山は好奇心からロボットに触ろうとした。だが、様子を見に来た伊武が離れる様に指示すると、なんとロボットが自爆。そのロボットの正体は爆弾を内蔵した特攻兵器であり阿蒜と伊武は重傷、西山に至っては即死という事態になってしまった。

その後、黒澤派の犬亥鳳太郎らが乱入。その爆弾は黒澤派に内通していた半田と黒澤派が示し合わせたものあり半田は犬亥に加勢して伊武を攻撃する。


裏切りの報復決行、怒れる阿蒜決死の斬撃編集

内部抗争が過激化する中、眉済派を裏切った半田の殺害指示を出され、村井と共に捜索に乗り出した。


そこで半田の女性好きな性格を利用して探し出そうと考え、阿蒜は半田が入れ込んでいる女性二名が眉済派が管轄する闇金に千万円近く借金している事を突き止める。そこで阿蒜と村井は女性二名に借金減額を餌に協力を取り付ける作戦に打って出る。


阿蒜と村井は協力を取り付けた女性の協力で、最近半田が入れ込んでいる梨花や渚と言うキャバ嬢に辿り着きマークする。そんな中、梨花が郊外のホテルに移動し約二時間後に出てきた事から半田がいる事を直感する。


そして、本当に半田が車で出発しようとしており、阿蒜と村井は大量の銃弾を浴びせようとする。半田にいくらかのダメージを与えるが、後先考えずに撃ち過ぎたせいで弾切れを起こしてしまう。


それぞれが刃物を持って戦闘を開始するが、阿蒜と村井の若手2名だけでは中堅の武闘派としてならした半田の前に圧倒されてしまう。怯える阿蒜に半田は世話をしてやった恩を忘れて襲った事を指摘する。


半田は眉済派として活動してる中でも阿蒜に無茶な仕事や指示を飛ばしては思い通りに行かなければ酷い仕打ちを行っていた。


だがそれは、上記のセリフと共に阿蒜の怒りを滾らせた。手にかけようと動く半田だが、生きていた村井に一瞬の隙を突かれ、阿蒜もドスを突き立てる。しかし、地力で劣るのもあってギリギリで躱されてしまい、阿蒜は半田に腹を深く斬られてしまうが、仲間を裏切る外道に負けたくない想いで堪え切る。


そこに村井が半田を抑えにかかり、斬られながらも背後に回った。阿蒜は最後の力を振り絞り、半田の一太刀をスライディングで躱し、彼の両足首を切り裂いた。這うように逃げようとする半田だが、阿蒜は駆け寄り、今までの仕打ちを謝れば許すと言う。命の危険を感じた半田は謝罪するが、それは阿蒜に今まで行った仕打ちのブーメランにしかならず、殺意と怒りを込めた阿蒜の斬撃で命を落とした。


しかし、村井の方も事切れており、阿蒜は優しく尊敬してきた先輩の死に慟哭した。


こうして獅子王組の構成員がどんどん命を落とす中、この跡目争いはさらに激化していくのであった……


凄まじき修羅場 死地の中で託された想い編集

先の半田戦で受けた重傷を治すために伊武と同じ病院へ入院する事になった。すると信じられない事態が襲う。


黒澤派の最高戦力である鮎川鉄次が舎弟を連れて乗り込んできたのだった。


鮎川は入院している病院の医者を買収して居場所を割り出していたのだった。伊武の指示で身を躱して共に抵抗するも、自身と伊武は受けた傷が完治していないのもあって不利になってしまう。伊武が鮎川に顔面パンチで鼻骨を折るも王手をかけられそうになる。


そこに眉済派の重鎮・龍本が乱入して鮎川との戦闘に雪崩れ込む。鮎川は先に受けた伊武のパンチで鼻骨が折れている所に銃撃と壁に顔面を叩き付ける攻撃を2度浴びせる事で酸欠状態になってキレがなくなっていた。龍本は懐を取って鮎川を屠る事に成功した。そこに追い打ちをかけるように羅威刃トップにして黒沢派に与している東雲竜政が現れ、龍本と交戦する。


龍本は東雲にいくらか傷を負わせるも、総合的な能力では劣っている事もあって自身に逃げる準備を命じ、特攻で東雲を投げ落とそうとするが、東雲の斧で背中を深く斬られてしまう。東雲を投げ落とした龍本らと共に逃げようとする。


しかし、東雲は何食わぬような姿で追いかけ銃撃されるも、龍本の腰に携えた銃で不意打ちで足止めした事で逃走に成功する。


龍本と伊武と自身は最早瀕死だったが、鮫洲誠司らが駆け付けた事で一命を取り留めるも・・・・


東雲との戦闘で龍本は脊髄を損傷してしまった事で重度な下半身不随になってしまう。それは戦線復帰どころか武闘派極道としての道や生き方を鎖された事を意味しているのだった。


憂う様子を一切見せずに笑う龍本に自分が支えになると固く決心するのだった。


抗争集結、新体制へ編集

阿蒜のシリーズの最終回。

新たに眉済俊之が組長となった獅子王組で元黒澤派メンバーとも親睦を深めることとなった。その後は伊武や犬亥鳳太郎と共にカチコミで花宝町の馬鹿共にヤキを入れた。この際、まだ潜んでいた拳銃を持った半グレが潜み、犬亥を狙おうとしたが、ドスで切り裂きピンチを救った。この時伊武から成長を認められ、犬亥からも褒められた。その後は一人前の極道になる事を改めて誓い、来栖三成の仕事にも同行した。



内部戦争終結後編集

殺し屋一族の闇金…三門一郎太」に登場。

最終盤、臓器を全摘出された状態の山野井を獅子王組事務所の入口で三門から引き渡されたシーンのみ登場。


本家チャンネルに久々の登場であり、初めて「華の天羽組」に登場し、主人公の小峠と初対面した。


空龍街の餃子屋社長主催の運動会に伊武と共に参加した。伊武と一般男性一名と共に綱引きに挑み和中蒼一郎茂木功志郎と対戦。序盤は伊武の剛で和中らを圧倒したが、最終的には剛柔優れた和中による力と技術を織り交ぜた戦術に敗れてしまう。

次は借り物競争に臨んだものの、中身が「ゴルゴ全巻持ってる人」と、会場どころか本当に揃って持っているか分からないような難易度を引いて狼狽しまくった。


初登場以来、京極組シリーズに久々の登場となった。

裏神を迎え撃つため、京極組との同盟結成式に参加し、久我と再会した。

話が纏まった後のイベントとして3回勝負の腕相撲対決に参加する流れとなった。自身は柳楽和光の命で仙石薫に勝利した先鋒の井上月麦に続いて中堅として出る事になった。しかし、その相手は京極組でも随一のリストの強さを誇る若頭の六車謙信であり気合満点で挑むも瞬殺された。

なお、伊武の提案で同盟中はお互いの組同士でも目上を兄貴、同期は呼び捨てで呼ぶことなり、阿蒜も京極組のメンバーをそう呼ぶことになったが、最初に話しかけたのがあの守若冬史郎だったため、彼からは「オモチャが増えた」と言われ佐古からは心から同情されていた。

ちなみにこの際に佐古は内心でご臨終という不吉すぎることを思っていたのだが…


冒頭で登場し、情報交換のため久我に裏神の傘下に入った半グレ組織のリストを渡した。

その後鮫洲と花宝町の見廻りに出ていた最中、裏神の粛清のためメキシコから来日したマッド・カルテル構成員のダヴィッツと激突し、瀕死の重傷を負わされた。

図らずも佐古が思っていたことが(守若にでは無くまだ死んでないとはいえ)現実のものになってしまったのだった。


冒頭で病院に運ばれるも傷が内臓にまで達していたため、集中治療室行きになってしまった。

意識不明で生死の境を彷徨うことになったが…


悪運がまだ残っていたこともあり、ようやく意識を取り戻した。

見舞いに来た久我に退院後に焼肉をおごって貰おうとしたが、予約を十日後にされて一日10%で治せと無茶ぶりを要求されてしまった。

これは、久我が京炎戦争で何度も入退院を繰り返してたことから、自分よりも若い阿蒜なら余裕だろうと考えられたからであろう。しかも近くにいた伊武も面白がっている始末…獅子王組の兄貴のみならず、同盟中の京極組からもいじられる阿蒜の明日はどっちだ。


バグアカデミア出張編集

獅子王組では鮫洲に次いで二人目のバグアカ出張出演。

内部抗争終結後は三門シリーズに1カットしか登場せず獅子王組による「羅威刃狩り」にも登場しなかったため、半年ぶりの動画本格出演となった。岩田氏はこれがバグアカ初出演となった。ちなみにバグ大とバグアカ双方で佐竹と共演経験がある極道組織の構成員は総集編を除けば阿蒜のみである。




声優編集

声優は岩田陸氏が担当している。岩田氏はTwitter上で「阿蒜くん、出番ですよ」という阿蒜視点のストーリーをリアルタイムで観ながら、雑談をするというスペースを行っている他、Youtubeチャンネルで歌ってみた動画が投稿されている。

関連タグ編集

ヒューマンバグ大学

河内組 河内組舎弟・阿蒜寛太の地獄日記

獅子王組 獅子王組眉済派構成員

獅子王組の内部戦争

華の天羽組 京極の轍

ヤクザ


西山:内部戦争で殉職した同期の舎弟。

野島翔:阿蒜の旧知である京極組の若手極道で久我虎徹の舎弟。

小峠華太:河内組時代に争っていた天羽組(旧田頭組)所属の中堅極道。戦闘力こそ兄貴分達には及ばないものの精神力の強さが突出している点が共通する。彼もまた組を裏切った兄貴分を自らの手で撃破している。

飯豊朔太郎:小峠と同じく天羽組に所属するペーペー舎弟。無謀にもイキって組織内最強クラスの実力者にケンカを売り全力で殴るも全くダメージを与えられず、逆にボコボコにされたがそれがキッカケで自分の実力不足を痛感するとともにその兄貴を尊敬するようになった点や抗争において実力差のある相手に立ち向かい敵のタマを取ること成功した点が共通している。一方、飯豊は世話になった兄貴分が遺した爪痕が勝利の一因になって勝利したのに対し、阿蒜は尊敬している兄貴分と共闘して勝利を掴んだ事が相違点である。

城戸丈一郎:天王寺組城戸派を率いていた極道。こちらも面白半分で壮絶な過去を不当に弄られた後極道になった人物。城戸は「父親がヤクザだった」ことを不当に弄られた。

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