眉済俊之
まゆずみとしゆき
CV:ヤシロこーいち
獅子王組の新組長。組長襲名前はナンバー4という情報から、舎弟頭であったと思われる。跡目争いの当事者の1人で龍本雅幸や伊武隼人といった任侠を率いる黒髪の男。仁義と任侠を重んじる穏健派であり、武力による殲滅よりも交渉で進める事を是としている。
黒澤航太郎とは同期だったものの、考えや思想が正反対のために犬猿の仲。一方で、京極組の現組長である五十嵐幸光との関係は良好である。後に判明したのだが、元々黒澤との仲は良好であり、下っ端時代では黒澤と共に雑務を行ったり、居酒屋では夢を語り合ったりと何十年もわたって共にしてきた。黒澤が貧困から麻薬に手を出した舎弟の青木と木村を涙ながらに粛清した件で黒澤の考えが変わったため、それ以降犬猿の仲になってしまったと推測される。
性格
仁義を重んじる派閥を率いていただけあってまさに任侠。河内組時代の横暴な性質をよしとせず組織を改革し任侠ヤクザにしようとしている。少数派であろうと彼に従う者が多いことから相当に人望があることがうかがえる。久我からは先々代を思わせる人を安心させて惹きつける空気を持つ男と評されている。一方で悪事に一度でも手を染めてしまえば、富を得たとしても人生が困ることそのものである以上、再び困ったときに繰り返す事になると考えており、決して甘い人物では無い。そして攻撃に踏み切るとなれば眉済派を裏切った半田民生に対して真っ先に殺害指示を出す、裏神の勢力拡大を防ぐ為に下部組織である「華暴須」の完全壊滅を決行するなど容赦無い一面を見せる。
黒澤からは自分の手を汚したくないから綺麗事を語るただの理想主義だと揶揄されているが、任侠とはシマのカタギを守る事が鉄則であり、その場の都合で出したり引っ込めたりするような任侠ではカタギから信用されなくなり、カタギとの信頼関係を失えば極道ではいられなくなりただのギャングに成り下がるという信念が根底にある。
その証拠に、特に麻薬でカタギを陥れようとする半グレやマフィアに対しては、シマを守るという意味で、幾ら粛清しても構わないという冷徹さと信念を持つ。
ここで初めて河内組は黒澤と眉済の存在が明かされ、同時に両派閥で壮絶な跡目争いをしていることが発覚した。また龍本・伊武・半田に阿蒜寛太は眉済派であることが確定した。
- 2022年8月20日付の動画(阿蒜寛太)
跡目争いで黒澤と睨み合っていた。また冒頭で阿蒜に眉済派か黒澤派かどちらかに着くか聞いていた。
「お前みたいな仁義知らずが組長? 笑わせるな。そんなもん絶対に認めねぇ」
- 2022年9月14日付の動画(阿蒜寛太)
上述の通り、元々河内組はカシラである小御門がアルツハイマーを患った組長から座を受け継ぐはずだったが、しかし彼が突然敵組織である鎌田組の佐村によって刺客を送られ小御門が闇討ちされてしまったことにより、その佐村と刺客にどう落とし前を付けるかどうかを話し合う。しかし、眉済の「佐村と実行犯を殺害して相手のシマの利権を貰う交渉をする」という考えと黒澤の「次期トップを殺害されたため組員は全員殺す」という考えでぶつかって一触即発状態になり、カチコミの経験の多さから黒澤派の意見が通ってしまい、鎌田組を殲滅してしまう。
しかし、黒澤派は実行犯の佐村を取り逃すという大失態を犯し、同じタイミングで眉済派の伊武が小御門の仇を討つことに成功し、伊武を称賛していた(一方で黒澤は真犯人を眉済派に挙げられたために自作自演じゃないのかと苛立ちを剥き出しにしていたが)。しかし、あまりにもタイミングが良すぎたためにマッチポンプを疑い内部抗争が始まってしまう。そして、眉済派No.3の大村が殺害されたことを知り、龍本と共に激怒した。
「黒澤。怒り狂ってるのはみんな一緒だ。だが大量に無益な殺しをする必要はねぇ」
「こっちで調べたところ佐村個人での暴走だ。佐村と実行犯を殺すとしてあとは相手のシマの一部を奪うという交渉でいいだろう。組に利益も出る」
「全員殺すなんてできる訳ねえだろうが! そんなことしたら生き残りの組員が末代までウチに敵対するぞ!」
「伊武。よくぞ小御門の兄貴の仇を取ってくれた!」
「クソッタレ……黒澤一派の所業かぁ!」
- 2022年10月2日付の動画(阿蒜寛太)
大村の葬式後、柳楽和光から黒澤派の仕業と激昂されたが、幹部会で一度追及してから報復でもよいと判断し、緊急集会を行う。30分も遅刻した黒澤派に怒りを感じながらも、会議を進める。しかし会議は売り言葉に買い言葉が続いて全く議論にならず、ついには激怒した組長の妻によって本部から追い払われてしまう。両者はそれ以上のことを言わず、引き下がったがこれにより眉済派と黒澤派が完全分裂した。その後新しい事務所で作戦会議を行い、柳楽・龍本・伊武の最強戦力がターゲットになると推測し、犬亥鳳太郎と鮎川鉄次は殺害して構わないとした。
「大村……無念だったな。仇は取る。ゆっくり休んでくれ」
「おい黒澤……テメェは時計も見れねえのか?」
「大村はできた人間だ。恨みを買うタイプじゃねえ。殺るとしたらテメェらみたいなゲス集団なんだよ」
「ご迷惑をお掛けしますんで出ていきます。コイツらぶち殺して河内組を守ります」
「お前たちみたいな若い世代がちゃんと花宝町で愛される未来……それを作らなきゃいけねぇ。だからお前らは死なれちゃ困る。分かったな!」
- 2022年10月2日付の動画(阿蒜寛太)
自身との関係が良好である京極組の五十嵐に顔向けし、同時に跡目争いの内部抗争の件について話し合い、眉済派は京極組と協定を結んだ。その際に守若冬史郎が酒に酔ってウザがらみしながら伊武に(腕相撲の)手合わせしようとした際に怒鳴った五十嵐を抑える。しかし、腕相撲に決着が訪れず、さすがに飽きてしまい五十嵐と話し合った結果、飲み直した。
一方で河内組の組長が突然事務所に現れ、「獅子王組」に改名することとなり姐さんに伝えられた際、発狂した。
「ああ五十嵐。お前こそ組長になって大出世だな。俺と話してくれんのか?」
(姐さん「ウチの名前、獅子王組に変わるから」)
「はあああ!?」
- 2023年1月20日付の動画(久我虎徹)
京極組の久我虎徹と犬飼鷹四郎が眉済派への出向が決まり2人を歓迎する。その後、京極組と壮絶な戦争を行った半グレ組織羅威刃の幹部の秋元詩郎が黒澤派につき、龍本と激突したことを報告し、悪魔のような強さだったと伝えた。
「ようこそ久我くん、犬飼くん。この度は心から感謝する」
「黒澤派についたある男の情報が入った。京極組も大いに関係のある男だ」
(久我「京極組に関係がある? 一体誰です?」)
「京極組が実質壊滅させた羅威刃の幹部……秋元詩郎だ。奴が黒澤派についた」
- 2023年1月23日付の動画(阿蒜寛太)
帰国した井上と再会。そして内部抗争の話になるが、井上の性格を考え眉済派に着くことを強要せず中立で良いと井上を気にかけて伝えたが、その言葉に井上はこの人がトップになるべきと受け止め、井上は眉済派に着くことを伝え、動揺しながらも嬉しさを見せていた。
そして井上に飲みを誘われたのであった。
「おうわかってる! お前の性格を考えたら中立だろ? 手を貸せなんて言わねえから安心しろ! 昨日の2人も単独行動らしいから黒澤派にも中立だって情報は流しておく! 龍本と伊武はウチについて欲しいって言うだろうけどアイツらは無視しとけぇ!」
(井上「眉済の兄貴。俺は眉済派に着きますよ」)
「え? マジで? 超助かるんだけど」
- 2023年2月24日付の動画(阿蒜寛太)
昼食を取って本部に帰る途中、橘花の一味に急襲され、死の淵まで追い込まれる。
最終的には龍本や井上らの助けにより一命を取り留めたが、なんと眉済自身が獅子王戦争の中で負傷したのはこれが唯一の事だった。
「ぐお…橘花… テメェ……」
獅子王組の内部戦争、終結へ・・・
- 2023年6月3日付の動画(阿蒜寛太)
単身でヤサに乗り込んできた黒澤に殺意を向ける柳楽と井上を制し、自らが相手になると宣言し、一対一の戦闘に発展する。
若かりし頃は腕一本で時代を築き上げた剣腕であり、井上ですら驚きを隠せないほどの驚異的な強さを見せつけた。
眉済は強かった。
仁義と任侠に生きる信念を貫き通す眉済と確固たる考えを抱いていたはずなのに迷ってしまった黒澤、どちらに軍配が上がるかは明白だった。
最後は黒澤に圧勝し、上に立つ者としての矜持や金が大事であると言う黒澤の考えを真摯に受け止め、その死に様を看取った。
内部抗争を終わらせるにはどちらかが死ぬしかないと覚悟を決めていた眉済だったが、同じ釜の飯を食い、下積み時代から苦楽を共にしてきた同期を喪った悲しみに耐え切れず、その場で号泣した。
- 2023年6月14日の動画(阿蒜寛太、最終回)
内部抗争で争っていた黒澤の葬儀に出向き弔った後、晴れて獅子王組の新組長に就任し遂にメンバーから眉済の親父と呼ばれるようになる。組織を新体制にする中で、黒澤派構成員である来栖・犬亥・橘花らも帰順させ仲間として引き入れ組を1つにしていった。
なお、橘花に対しては車を襲撃したから破門を言い渡すというジョークを放った。
獅子王組の新組長になって以来の登場。
五十嵐の下に赴き、まだまだ内部抗争で受けたダメージを抱えながら内部整理に勤しんでいる事と「獅子王が羅威刃を周辺の街から排斥していく」と言う方針を共有した。後に自分の組に戻り、羅威刃の幹部を中心に抹殺していく事を武闘派極道にして中心戦力である伊武・犬亥・来栖に命じる。
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