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ひゃあああ! しびれるパンチだねぇ! 過去最高の威力だ!!

CV:ヤシロこーいち

公式サイトでの解説編集

任侠を重んじる金髪モヒカンの中堅構成員。

眉済派に所属している。

仁義を重んじるタイプで舎弟からの信頼は厚い。

殴り屋 紅林二郎のパンチを3発喰らっても倒れないほどのタフネスの持ち主で、任侠のためなら命をも懸けるタイプ。

羅威刃 東雲との戦闘で脊髄を損傷を負う。武闘派極道としての人生に終止符を打った。

概要編集

紅林シリーズシリーズに初登場した獅子王組(当時の河内組)所属だった元武闘派極道。阿蒜シリーズのレギュラーメンバーの一人。

獅子王組の内部戦争では仁義を重んじる眉済派に所属しており眉済派構成員の中では当初柳楽和光、大村に次ぐNo.4だった。内部抗争終結や京極組との正式な同盟結成からは若頭代理となった。


人物編集

容姿編集

身長が2m近くあるであろう、ガタイの良い金髪モヒカンの極道。


性格編集

彼は舎弟の人望マックスであり、極道とは何かを常に舎弟に教えている任侠のある人物である。それ故に舎弟からの信頼は厚く、任侠の為なら命をも懸ける人物である。後述の紅林と衝突した経緯を見てもわかるように、外道な振る舞いをした仲間に対して「気にくわない奴」「クソ共」と吐き捨て、被害者女性が脱出するのを見逃すなど、彼自身はカタギを餌食にするような仁義外れな行いを嫌っているようだが、組の命令に心ならずも従っているものと思われる。


とはいえ、たとえ同じ組の構成員が倒されて河内組(獅子王組)にケンカを売られたという状況下であっても、強敵とタイマン勝負ができるならそちらを優先するというくらい、心の底からケンカが好きな人物である。また、日下晋平の一件(詳細は後述)で久我虎徹と対面した際に、晋平を見捨てる選択をした久我の意向を確認した直後、独断で「晋平のケジメをとることで手打ちにする」という決定を下せたあたり、旧河内組時代から幹部級の立場にいる人物だった。眉済派に属した幹部構成員の中では伊武隼人から兄貴と呼ばれているため、彼よりは年長である。


趣味趣向編集

基本は女性が好き。それも自ら無類の女性好きと豪語する程だが、同じような評価を下された中堅極道のように無神経ではない。ちなみに本人曰く杉本彩がタイプらしいが、舎弟の井上月麦を滅茶苦茶に可愛がっているため、阿蒜寛太ホモだと勘違いされた時はツッコミ代わりの軽い鉄拳制裁を下した。


ちなみに溺愛されている井上曰く「超男色で臭い」らしい。


能力編集

旧河内組時代は特攻隊長であり、基本的な武器はドスとチャカであるが本気の紅林二郎と互角に戦えるほどの強力な戦闘力を持っており、特に耐久力に関しては、「人生においてどつき合いは負け知らずだ」と豪語するほどで、紅林の顔面陥没パンチを3発食らっても倒れないほど規格外に高い。


どつき合いの強さが注目されがちだが基本的なドスとチャカは当然使いこなしている。また、剣術も習得している。


異次元のスピードが取り柄で紅林とほぼ互角の実力を誇る久我や、紅林の攻撃を耐えきり彼をあと一歩で殺せるところまで追い込んだ殺し屋ジェイクなどと同様、まさにバケモノとでもいえる存在だろう。


活躍編集

偽の就活イベントにて、女性参加者に一服盛って拉致し陵辱を加えようとした別の河内組構成員(外道)2人を一発KOした紅林の様子を見て、「自分とのタイマン勝負を受け入れれば、それと引き換えに今回の一件はチャラにしてやる」と提案してくる。タイマン勝負が始まるや否や紅林から必殺の一撃を受けるも、笑いながら立ち上がる。その後も戦いは続いたが、パトカーのサイレン音が聞こえてきたことで戦いを中断し、「楽しい喧嘩だった」と言い残して倒れていた仲間を軽々と肩に担ぐと、そのまま窓から飛び降りて逃げ去っていった。


なお、この勝負で彼は紅林の本気の攻撃を3発も食らっているが、そのすべてに耐えきっており、紅林からも「あのまま続けてたら… 勝てたのか…」と思われるほどの高い戦闘力と耐久力を併せ持っていることが窺える。


調子に乗って河内組構成員を殺してしまった当時の京極組組長・日下孝次郎の息子である晋平を粛正するために黒焉街にやってきたところ、晋平が命の危険に晒されているということで一応護衛として駆けつけて来た久我と対面する。ただ、久我が組織の存続の方を優先して「晋平を見捨てる」という選択をしたので、そのことを受けて彼は、晋平からケジメをとることで手打ちにするという判断を下した。


なお、虎の威を借りる狐そのものであった晋平には舎弟の野島翔ら京極組の構成員たちと同様、彼もまたすっかり呆れており、久我と対面した際には「こんな奴(=晋平)に付いてきた子分は浮かばれねぇな…」と敵ながら久我の境遇に同情する素振りを見せていた。


過去に五十嵐幸光と交戦したことが発覚。なんと五十嵐は龍本も驚くスピードを発揮してドスを入れたが龍本のタフネスの前には致命傷にはならなかった。


入組したばかりの阿蒜に礼儀を覚えるように指導するが、まだ性格が尖っていた阿蒜から喧嘩を売られる。


根性を鍛え直すため、ハンデとしてあえてパンチを避けず顔面に一発喰らうが、まばたきもせずノーダメージの上、逆に鼻の骨が折れるほどの強烈な一撃をお見舞いした。

それでも組をやめず強くなりたいという阿蒜の決意を気に入り、鍛えてやると約束した。


阿蒜に対して内部抗争の経緯を説明し、いつどこでだれが殺されてもかしくない現状を伝えた。

その後眉済派№3であった大村が黒澤派に殺害されたことに怒りこれにより内部抗争本格化した。


内部抗争で龍本は元々は世話をしていた舎弟である鉞の荻田陽二郎と交戦することになる。龍本は圧倒的実力差で荻田を倒すが温情をかけて荻田に致命傷を与えず逃がすことにする。しかし内部抗争によって狂った荻田は恩を仇で返すように後ろから龍本を殺しにかかり銃で返り討ちにした。


黒澤派の外道ニック山岡に阿蒜と2年目の村井という舎弟が拉致られる事件が発生。阿蒜は山岡に対し「死ぬ前に啖呵を切つてやれ」という龍本の教えに従い叫んだ声で拉致の現場を把握し山岡を瞬殺…が、謎の男が現れ龍本を圧倒。勝てないことを悟った龍本は2人を担いで夜の海の中に逃走、闇医者まで逃げ切った。


遠征から帰ってきた後輩の井上月麦を労うため阿蒜、伊武と共に宴席を開く。その際阿蒜にホモだと勘違いされ鉄拳制裁を入れた。しかし阿蒜の勘違いも当然と言える程月麦にべったりであった。

(阿蒜「もしかして龍本の兄貴はアッチ系で井上って人は……」)

ていっ!!

(阿蒜「痛ってぇ!?」)

誰がケツ穴確定だこの野郎! 俺は無類の女好きだ、タイプは杉本彩だ!


眉済・阿蒜と昼食を取り本部へ帰る途中、そのスケジュールを掴んでいた橘花清志郎の部下たちにより車を急襲される。龍本は車のドアで銃弾を防ぎながら一味を返り討ちにしていくが、手榴弾により車を爆破され、3人は車外に出されると共に重症を負う。その中でも龍本だけは血塗れの状態から立ち上がり、残党を始末する。

やがて橘花が現れるが、龍本はもう動くことができず、阿蒜も橘花の戦力には敵わず、眉済が窮地に陥る。そこへ井上が自転車を漕ぎながら現れ、激しい戦闘の末、橘花を追い返すことに成功する。その後は闇医者に運ばれ、井上から命の恩人として焼肉をせびられた。

そうだぞ阿蒜ぅ!今日死んでも後悔のねえようたらふく食え!

この野郎おおおお!焼肉の前哨戦でチューしてやるわぁ!


阿蒜と村井に裏切り者の半田民生を探し出すように司令を出す。半田は武闘派なので、見つけたら先ず報告でいいと念を押す。しかし2人は半田を暗殺することに成功している(村井は戦死)。

半田の動きを徹底的に調べてほしい。奴の居場所をめくって暗殺する

ただ、半田は武闘派の中堅だ。見つけたらまずは報告でいい。他の武闘を送り込む


京極組の情報屋の風谷から、伊武と阿蒜が入院している闇病院が黒澤派に買収されている可能性が高いとの警告を受ける。

実際、闇医者は黒澤派の鮎川鉄次と近田に伊武と阿蒜の入院情報を漏らしており、病室では戦闘が繰り広げられていた。しかしその可能性を知った龍本はその闇医者を始末し鉄火場に乱入、鮎川と一騎打ちになる。

瀕死の伊武とのコンビネーションで状況を有利に進める中、龍本は鮎川の頭を掴み、顔面を壁に叩きつける。鮎川は先に伊武から受けた顔面パンチもあって鼻が潰れ、呼吸困難に陥る。さらなる斬り合いに持ち込んだ中、鮎川の腹を突き上げ、致命傷を与えることに成功した。

死にゆく鮎川に仁義を地獄で学び直すように言った直後、あの男が現れてしまった。


眉済派 仁義の猛者vs羅威刃 斧の豪傑 未来を託して…編集


龍本と東雲の戦いが始まる。


開戦と同時に東雲は小さな斧を取り出し、それを阿蒜に投げつけたのだった。


これを見過ごすはずもなく阿蒜を庇い、右手に大ダメージを負い東雲は強烈な蹴りを浴びせる。東雲のパワーを見てドスではリーチで劣ると悟ったが、自分が斃した鮎川の鉈を見つけて武器にして斬り合いに持ち込む。東雲のパワーとテクニックの前に深く斬られてしまい、銃で応戦するも、躱されてしまう。


しかし、一発がガラスを割った事で東雲の手を止めさせ、隙を見つけた龍本は鉈で切り裂き、同時に東雲も斧の束でド突いて龍本の肋骨を折った。


鮎川戦で受けた傷もあって既に限界以上のダメージを抱えていたが、愛する仲間を守るために空気を振るわす咆哮を放ち、東雲もその強さを感じ取るのだった。


鉈で東雲の両足を切り裂こうとするが、東雲はジャンプで躱す。それはドスで心臓を抉るための一手であり、懐を取りかけるも、東雲は左腕を差し出す。それでも勢いは東雲の腹を抉らんばかりであり、王手をかける。


しかし、覚悟を決めた東雲の執念は想像を超えており、袈裟切りで深く切り裂かれてしまう。


斃すのは不可能と悟り、阿蒜と伊武に逃げるように命じ、閃光弾を東雲に投げつける。


東雲に背中を深く切り裂かれ足先まで痺れるほどの痛みを受けながらも、ビルから投げ落として見せる。まだ動ける阿蒜と共に伊武を担いで裏口から車で逃げようとするも、東雲に銃撃されてしまう。


阿蒜は自分の腰に携えた銃を使って東雲を足止めし、逃走に成功する。


逃走の中、不意に車を停めて口を開いた。


「悪いが ちょっと休んでいいか‥」


「今日は随分と寒いな」


「伊武ぅ お前は獅子王組の未来のために死んじゃ駄目なんだ」

「阿蒜ぅ お前は根性ついたなぁ」


助手席にいた伊武が見たのは、自分が流した血でビショビショに塗れた運転席に力なく垂れてしまった龍本の姿だった。


最早龍本は声を出すのも困難な重体だった。


それに対して鼓舞する阿蒜と伊武だが、そこに鮫洲誠司ら救援部隊が到着して病院に運ばれる。


阿蒜と伊武も生死に関わる重傷だが、龍本は鮎川や東雲との戦いで受けた傷やダメージもあって二人より遥かに深刻だった。


それからしばらくして阿蒜と伊武は目を覚ました。

2週間後、龍本自身も何とか命を繋ぎ目を覚ましたが、


告げられたのは東雲との戦闘で脊髄損傷をしてしまい、下半身を動かせなくなってしまっていた。それは内部抗争への戦線復帰どころか、武闘派極道としての再起が二度と叶わないと言う残酷な事実だった。


「元々渡世に生きてんだ どんなことだって受け入れる」

「それにな お前ら生かせたんだ 悔いはねえよ」


それでも阿蒜達を救えたことに安堵しながら屈託のない笑顔を見せ、阿蒜と伊武は龍本の支えになると涙ながらに決心する。


こうして河内組時代から特攻隊長として幾多の死戦を乗り越えてきた龍本雅幸は、獅子王組の未来を真剣に想い抜き、愛する舎弟達に組織の未来を託して、内部抗争そして武闘派の極道生命に終止符を打つことになった。


なお、視聴者の中には「バグ大で初めて泣いた」「今までで一番感動した」などのコメントを残している人も多く、過去の物語の中でも特に大きな印象を与えた回であったことは間違いないだろう。


下半身不随の状態で眉済組長の元に復帰。戦闘は出来ずとも相談役に就任し、極道を続けることとなった。


組長となった眉済が、彼と旧知の仲である五十嵐と正式な同盟を組むための会合に参加した。

久我とは日下の息子との一件以来の再会となり、下半身不随になった事を伝えるも、蟠りは一切なかった。会合では正式に京極組の若頭になった六車と共に司会進行を務めた。


そしてこの動画より、若頭代理を務める事になり、年齢的に一回り以上年上の兄貴分である柳楽を立場的に追い越した。


余談編集

戦績について編集

現役時代の龍本の最も大きな功績は、敵勢力の多数のモブに加え、若き日の五十嵐を圧倒し、荻田・ニック山岡・鮎川の3名をたった一人で撃破するという恐るべき戦績にある(さらに言うならば、2022年3月当時の紅林と互角に殴り合ったり、入門当初の阿蒜に勝負を挑まれた時も自身はノーガードというハンデをつけながら余裕で勝っている)。

特に鮎川に関しては組織最強戦力とまで言われており、流石は組織を代表する幹部といったところか。


一方で、彼が敗れたのは東雲・秋元の2名であり、いずれも羅威刃所属の人物である。また甚だしい重傷で戦うことも出来ずリベンジも不可能となってしまった。


ゆで卵で耐久力をつける?編集

公式Twitterによると紅林や海瀬将悟と同じくゆでたまごを食べているらしい。ヒューマンバグ大学の世界では、ゆでたまごを沢山食べるとタフネスモンスターになれるのだろうか……。


次期若頭候補?編集

黒澤派と眉済派の両派閥トップの一騎討ちの末、勝利したのは自分が所属する眉済派トップの眉済であった。これにより、必然的に眉済が組長になるのはほぼ確定だが、そうなると若頭が誰かと言う意見も挙がっている。


候補には年功序列の意味で柳楽の名前が挙がっているものの、脊髄損傷による下半身不随によって武闘派を引退した事で、戦闘以外で貢献していかなければならなくなる。当然、龍本は前線に出る事が叶わないので、今までのキャリアや思慮深さを考えれば、若頭として運営に回る可能性も高まっている。一方で舎弟相談役に出たことから、若頭の他に本部長、舎弟頭にも襲名されるのではないかという声もあった。

その後、6月14日の動画にて新組長となった眉済により舎弟相談役に任命された。京極組と獅子王組が正式に同盟を結んだ2024年5月10日の動画では、若頭代理となっている。


関連タグ編集

ヒューマンバグ大学 獅子王組 河内組 河内組舎弟・阿蒜寛太の地獄日記

男の中の男 理想の上司 ステゴロ


工藤清志阿久津敏朗国生英明西園寺健吾 - 天羽組と京極組のベテラン極道。舎弟からの人望厚く極道とは何かを舎弟に教えていた任侠ある人物繋がり。この四人は大きな抗争で戦死した点も同じ。


野島翔 - 眉済派と協力関係にある京極組の若手極道。彼は先の京羅戦争で東雲竜政と交戦し、戦闘後に足に支障をきたすこととなったという共通点がある。ただし、野島は足が切断されたが義足を付けて戦線復帰したのに対し、龍本は脊髄損傷によって両足が動かなくなったという相違点がある。余談だが、本作の主人公である阿蒜とは旧知の中である。


成田恵悟 - 敵対組織である天羽組に所属した元極道。敵の刃から兄貴分の小峠華太を守り、その時に負った大怪我が原因で甚大な障がいを負ってしまったという共通点がある(成田は入団から数週間での大怪我で組織を抜けたのに対して龍本はかねてから敵対している組織との戦闘で大怪我を負い武闘派を引退したが極道自体は引退しない)。奇しくも、成田らを襲ったのは河内組が雇った刺客である。


薬師丸旭 - 容姿がよく似ている他組織改革派所属のアサシン。


半田民生須永陽咲也南雲梗平佐古大和羽柴和成 - 女性好き繋がり。


九節鞭の藤宮 - 同じく、足をダメにされたことで事実上極道からの強制引退に追い込まれた者繋がり。


小峠華太六車謙信 - 天羽組京極組の特攻隊長。中の人も同じである。


閔炳憲 - 斗山ベアーズで活躍した実在の野球選手。斗山時代には英雄と呼ばれるほど圧倒的な成績を残してロッテジャイアンツに移籍したが、3年目にプレー中の頭の怪我で脳に大怪我を負い、そのまま強制引退に追い込まれてしまった。

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