ここでは、改名前の河内組について記述する。
改名後の組は獅子王組を参照。
概要
かつて天羽組の武闘派・小峠華太シリーズの主な敵役を担当しており、久我シリーズや紅林シリーズでも敵役の一つとして登場、そして2022年8月20日付の動画で河内組を題材とした新シリーズが開始し、22年10月下旬に「獅子王組」に改名したことで河内組名義は消滅した。しかし、視聴者の中には突然の(しかも不条理な)改名に納得できず、元の河内組に戻すよう要望する意見も多い。
天羽組と敵対する勢力で、老舗の極道組織。天羽組と同じく武闘派揃いで、麻薬の密売やナマコの漁場等のナワバリを巡り度々抗争になっている。山本や坂元はこの組との抗争で死亡しており、尾崎や南雲など主力メンバーの負傷者も大勢出している。
天羽組とは初期で数回戦闘があった後は組員不足を理由に武力よりも交渉で決着をつけるしばらく冷戦状態が続いていたが、2022年度中盤以降からは何度も天羽組の組員らと戦闘を続けている。その一方で京極組とは、昔は綾波町の漁業組合の利権を巡って争っていた時期もあったが、現在は特に対立しておらず、シマ荒らしの半グレの粛清などで一時的に共闘関係を結ぶ事もある。
名無しのモブ構成員を中心に麻薬の密売や胎児売買及び就活セミナーを騙って女性の陵辱等の仁義外れの行為を行っている構成員が多く、さらに真っ当なシノギであるケツ持ち業も天羽組の倍の額を店にふっかけるようで、そのような横暴ぶりから一般人はもちろん裏社会での評判も悪い。その一方でこうした仁義外れの行為に内心呆れている良識派組員も少し在籍しているためか、この組が好きなファンも存在する。事実、総集編の動画では下っ端の阿蒜が登場した。
構成員
ここでは、旧河内組時代に在籍したメンバーを紹介する。
解体当時に生存し、獅子王組に移籍した主要構成員は獅子王組の構成員の項目を参照。
- 小御門 ×
- 大村 ×
- 桐野 ×
貴凛町にてインドネシア系マフィアと結託して胎児売買のシノギをやっていたが、そのうわさを聞き粛清に来た瓜生と遭遇する。「胎児とその母親のことをどう思っているか」という瓜生の質問に対して「高く売れるいい商品だ」とふざけた返答をして瓜生をキレさせてしまったのが運の尽き、投げつけられたメスで両目を潰され、更に自身が持っていたナタを奪い取られて両足を斬られるという死の制裁を受けることになった。
裏社会で恐れられている極道だったが、瓜生の前ではなすすべなく一方的に蹂躙されてしまったため、結果的には瓜生の強さを示す踏み台にされてしまった。
- 布袋 ×
新たに天羽組のシマになった朱雀町の1区画でシマ荒らしを行うが、非常に女好きな性格でもあり天羽組への挑発も兼ねて毎晩のように朱雀町のキャバクラで豪遊を行い、その結果香月のハニートラップを受け香月にベタ惚れしてしまう。事前に攻撃した天羽組舎弟の柏木のミスで香月が天羽組の刺客だとわかり翌朝カチコミをかけたものの、香月が天羽組関係者だとしか分かってないため実は男だと気付いておらず、それを見抜いた香月にまんまと下心を利用されて降伏のフリにあっさり引っかかり襲撃部隊は壊滅。焦った銃撃を野田に簡単に回避され「野田野田無駄」のラッシュで滅多刺しにされた。なお刺しにくい体型らしく刺した回数記録が落ちたことに怒り狂った野田にこめかみをブッ刺されてトドメを刺された。
- 荻田陽二郎 ×
- 陣内 ×
SNSを使って若者向けに麻薬を売ることでシノギを上げていたが、田頭組のシマの中で麻薬を売っていた為、当時の組長だった田頭から粛清を命じられた。毎週水曜日に愛人の家に過ごす習慣があり、そこを見計らった山本と小峠に襲撃され射殺された。その遺体は証拠隠滅の為、大川石材工場でアスファルトに溶かされた(アスファルトは約3000°Cの高熱で処理するため、骨肉やDNAまでも完全に溶かすことが出来る)。
陣内の護衛に「オヤジ」と呼ばれており、自分の派閥を持っている可能性が高い。
- 陣内の護衛達 ×(全員)
毎週水曜日に愛人のいる高級マンションにまでお供するのだが、陣内が愛人の所まで護衛を引き連れない事が仇となり、陣内を殺害されてしまう。その後は陣内の仇討ちを果たそうと大川石材工場にカチコミを仕掛けて山本と小峠と交戦をする。護衛達は全滅させられたものの、山本も全身を撃たれて死亡と痛み分けに終わった。
- 旧河内組構成員A・B・C
天羽組の豊田よりも先に成田に接触していたため、成田の身柄を渡すよう豊田に要求したが、成田本人が拒否したため一度は引き下がる。しかし後に半グレを雇って豊田を拉致させた末に拷問をかけて殺害し、成田の命までも奪おうとした(結果的には生き延びたが、大怪我を負ったことで成田は天羽組から引退した)。
- 旧河内組構成員D・E・F ×(全員)
一人は坂元に撃たれてもう一人も鎌で首を斬られたが、スキンヘッドの男が坂元を銃殺。その後は小峠によって銃殺された。
- 旧河内組構成員G ×
しかし天羽組の幹部祖父江はここで旧河内組と抗争を起こせば双方に大打撃を受けてしまうとしては天羽組に土地の利権を明け渡す事でこの件を手打ちにした。
最終的にこの構成員は組の指示を無視して独断で尾崎の襲撃を引き起こした事から粛清された。
- 旧河内組構成員H ×
胎児を取り出していた闇医者が殺されたのを見て、怯えながら瓜生に拳銃を向け、他の組のヒットマンかと質問するも、瓜生に同行していた香鈴にその質問は無意味だと一蹴され、クリスタルナイフにて瞬殺される。
- 旧河内組構成員I・J ×
彼等は店での迷惑行為の注意という当然の行動をしただけで彼に後ろから殺されるという事態に発展。彼等の敵討ちに出た龍本は久我に確認をとったのだが久我は見なかったことにして敵討ちにGOサインを出すという顛末となった。
- 旧河内組構成員K・L
久我との交渉は龍本が一人で行っていたため、今のところワンシーンだけの登場である。ただ、久我との交渉役を龍本が担っていた点、龍本の判断に一切異論を唱えていなかった点などから、立場的には龍本より下である可能性が高い。もしかしたら龍本の舎弟かもしれない。
- 旧河内組構成員M ×
なお、本編公開前の公式Twitterでは「河内組の伝説のガンマン」といかにも大物という感じで紹介されており、実際に前述のとおり確かな腕を持った実力者であるものの、布袋や桐野といったリーダー格の単発キャラたちと異なり未だに本名不詳という若干不遇な扱いを受けている(なお、総集編でも名前は明かされていない)。
関係者・関連組織
- 蟲毒 ×(全員)
旧河内組傘下の半グレでメンバー全員が毒の扱いに長けており、飲食店で食中毒騒ぎを作る等の下劣な悪事を働いている。
空龍街の受水槽にヒ素を混入させて空龍街は危険だという騒ぎを引き起こして空龍街の夜の店のキャストを引き抜くもしくは重症を負わせるという所業から小峠と南雲にカチコミされて全滅。ボスは手下を見捨てて一人だけ逃げようとしたが、河内組構成員Mから卑怯者はいらないとして射殺された。
- 構成員A・B・Cが雇った半グレ
天羽組シリーズに登場した名無しの半グレ集団では珍しく、天羽組の構成員と交戦しても生き延びた組織である。
- 桐谷
敵対者・敵対組織
極道組織
- 天羽組
空龍街を拠点としている武闘派極道組織で、旧河内組と敵対していた。利権関係で度々揉めることがあるものの、現在は冷戦状態を維持している。ちなみに天羽組は現在羽王戦争真っただ中で、一方の河内組も内部抗争中であるため、現在互いが敵対する描写は観られない模様。
- 山本の兄貴 ×
- 豊田の兄貴 ×
天羽組より先に旧河内組が彼に接触していたため、彼の前に現れて旧河内組への入門を求めるが拒否されてしまう。これに(逆恨みで)怒った組は半グレを刺客として放ち、彼を殺害しようとした。
- 坂元 ×
- 尾崎隆雄 ×
旧河内組幹部である布袋による襲撃を受けて絶体絶命の状況に陥るも、機転を利かせて逆に布袋を打ち取ることに成功する。
- 冨樫宗司 ×
小峠と共に蟲毒の粛清に動員された天羽組の武闘派狂人極道。彼の手によって戦力の一人を始末されている。
- 京極組(以前)
かつては日本一の漁師町である綾波町の利権をめぐって争った間柄。当時海外からの密漁が一気に増えたため、旧河内組と京極組が入札したが、綾波町は漁師達の意向を汲んで、京極組に利権が渡っている。
京極組の若手組員であり、京極組シリーズの主人公。作中では後述の日下晋平の身柄について龍本と交渉し、京極組と河内組の対立を鎮めることに成功する。
- 日下晋平 ×
京極組の6代目組長。作中時間で十数年前の現役時代、綾波町の利権をめぐって六車と共に龍本、柳楽の両名と交戦していた。自身は龍本と殴り合い、龍本をして「速い」と言わしめる圧倒的速度で龍本を斬りつけたが、直後に反撃の拳を喰らっていた。
京極組の幹部であり最高戦力の一人。作中時間で十数年前の若手時代、綾波町の利権をめぐって五十嵐と共に龍本、柳楽の両名と交戦していた。自身は柳楽と闘り合い、神速の斬撃で顔を斜めに裂かれるものの、柳楽をして「何というパワー」と言わしめる剛撃を叩き込んで怯ませた。
- 鎌田組
シマがカブるためか、利権を巡って敵対関係にあった。
- 鎌田 ×
- 佐村 ×
- 暗殺者
その他
旧河内組組員が行っていた偽の就活イベントに偶然参加しており、そこで旧河内組の外道組員たちの下衆な行為を目撃、その場で外道組員たちをボコボコにしてしまう。その後、報復という名目で勝負を挑んできた龍本と対決することになるも、この勝負が決着することはなかった。
関連項目
ヒューマンバグ大学
獅子王組 - 現在の組織名
天羽組の武闘派・小峠華太 京極組の人情派・久我虎徹
ヤクザ 薬物