天王寺組の奴らは絶対に許さん! 全面戦争も辞さない!!
そら報復せなあかんなぁ…… 大義は俺らにあるでこれ
概要
チャンネル内シリーズの一つ『華の天羽組』にて展開された。
主人公・小峠華太与する「天羽組」が京極組との天京戦争を終えて間もなく新たに迎えることになった、関西の巨大組織「天王寺組」を相手取っての長期抗争。今回の作戦の発足人である天王寺組若頭・大嶽徳史の抱える「城戸派」「戸狩派」といういずれも精鋭揃いの二大武闘派派閥による侵攻への対処、加えて暗殺者による闇討ち、界隈への印象操作、連盟組織の裏切り誘発等、大嶽主導による計略も次々に発生し、天羽組も多くの戦傷と心痛を重ねることになった。
当初は関東進出を目論んだ天王寺組が、その足掛かりに天羽組のシマ「空龍街」を掌握せんという目論見から勃発させた侵略戦争として描かれたが、後にその裏には大嶽および前世代の関西極道たちの抱く「数十年来の東京極道への報復戦争」という背景が明かされる。第一陣・城戸派が壊滅した時点で既に大嶽たちが当初目標としていた関東制圧は不可能に近く、大嶽もこの頃には侵攻理由を「二度と大阪を攻撃させぬよう関東に大阪極道の恐怖を植え付ける」というものに置き変え攻撃を強行的に継続し、天羽も後に直接対話した大嶽の発言から、この戦争が本来勝利者が手にする利権や名誉の為ではない「怨恨」により起こされたものであると認識している。
その戦況の激しさや両陣営の抱えるそれぞれの心情が複雑に絡み合う様相から、基本は従来通り小峠をメインの主人公に据えつつ、ときに飯豊朔太郎、速水泰輝、天羽桂司といった同じ天羽組の面々、また城戸丈一郎、戸狩玄弥、大嶽徳史といった敵方である天王寺組の人間も主人公を務める回も挿入され、敵味方共にその場の状況と心理状態、また天王寺組についてはその根底にある信念とそれが確立された過去などがより明確になるよう工夫が為されていた。
最終的に、天羽が行き着いた「東西の怨恨を今こそ絶つべき」という考えから、大嶽一派の主要戦力を全て制した上で天羽から大嶽へ交渉を持ちかける形で終戦を提案。大嶽も天羽が直前にとった戸狩たちへの救命措置、また今回彼が被った心痛と自身の30年来の悲痛を重ねた上で絞り出した言葉に思うところがあり、その申し出を受け入れ部下たちに無線で攻撃停止を命令。約1年半にも及ぶ大規模な抗争としては異例の「双方条件なしの痛み分け」という形で幕が下ろされることになった。
交戦勢力の主要人物
「×」は当時の死亡者。また羽王戦争以降の展開(天城戦争など)での死亡は省くものとする。
天羽組 | 天王寺組(大嶽一派) |
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※備考
- 戦争の発端となる襲撃により第二陣開始前まで療養。
- 第一陣と第二陣の中間期に四国遠征から帰参。
- 第一陣と第二陣の中間期に入門。
- 第二陣中期に入門。
- 城戸の殉職により本部に撤退。
比較
共通点
- 両組織とも強固な結束力があり、組への忠誠心は非常に強い。
- 両組織とも教育が充実しており、強力な戦力を揃えている。
- トップは信賞必罰を徹底しており、組員からの信頼も厚い。
- 双方とも組織として大きい弱点を抱えており、勝敗の鍵は時間をどちらが味方につけるかになると思われる。
- 敵組織に強烈な敵意を向けており手打ちは考えられず完全な殲滅戦になる可能性が非常に高かった。
相違点
天羽組
- 現トップ: 組長の天羽や若頭の阿久津敏朗は任侠の人であり、先に攻撃した相手ではなく自分たちに大義があるとしてこの戦争を始めた。
- カタギへの対応: カタギは基本的に守る対象。サツ以上にカタギから強い信頼を寄せられている。
- 人員: 少数精鋭だが小峠以上のクラスの全員が戦力は一級品。
- 構成員の人間性: 主演に外道構成員は一人もおらず、全員が任侠を重んじる。
- 半グレの扱い:シマ荒らしを防ぐため徹底排除しており、羅威刃ともスコップの稲村がトップの時代からぶつかっており、旧田頭組に入って日が浅かった小峠は当時稲村配下だった城ヶ崎賢志とやり合っている。更に京羅戦争後、羅威刃傘下だった半グレが次々と独立、自警団にリボーンし愛天雄と連携した綾小路率いる比遊怒羅を例外として「豪流魂」などのように悪人と結託したりシマ荒らしを繰り返しているため天羽組は勿論後述する京極組や紅林二郎や、果てには同じ羅威刃3代目トップの東雲竜政までもその対処に追われていた。また、小峠と小林幸真が戒炎トップの我妻京也と出会った際、小林が直感で彼の危険性を感じ絡んでいる(小峠がカタギである可能性を危惧して直ぐに止めたが)。
- 京極組との関係: 天京戦争までは険悪だったが外道構成員が一掃され、良識派の組員のみで構成されたことにより仁義を重んじる組に戻ったため組員の見舞いに行く、葬儀に参列しやり合った者同士は互いに水を流しているなど現在は落ち着いている。
- 獅子王組との関係: 互いが田頭組と河内組だった時代から敵対関係。眉済俊之と黒澤航太郎による内部抗争が激化したこともあって互いに抗争はまずいと考えており、冷戦状態が続いている。前組長の河内が引退し現組長の眉済の元、龍本雅幸・柳楽和光・伊武隼人・井上月麦・来栖三成・阿蒜寛太など仁義を重んじる組員で固まっている事から、余程のトラブルがなければ敵対する可能性は低い。
- 伊集院茂夫との関係: 戦争中も外道の捕縛のため須永陽咲也を初め飯豊・宇佐美・野田、南雲、青山、小峠といった組員達と関わっており、情報を提供する、外道の確保に手を貸す等協力関係にあるが、伊集院は行き過ぎた行動をとらないよう常に目を光らせている。その一方で、工藤とは立場を超えた友好関係を築いている。(この戦争が他府県にまで及んでいたこともあってか)長らく工藤や阿久津の死も含めて天王寺組の事すら知り得ているかすらも不明となっていたが、6月16日に公開された動画にて天王寺組の事、更にその約1ヶ月後の動画にて今回の戦争の事も風の便りで聞いていた模様。
- 紅林二郎(及び愛天雄)との関係:紅林とは互いに名を知る間柄(顔見知りに限ると和中は除く)であり、カチコミに同行することもある。羽柴と如月については登場当初こそ警戒していたが、のち如月と紅林がカチコミ先が重なった工藤と共闘している。
- 組織体としての弱点: 天王寺組に比べれば人数では完全に劣っており、若衆数名の戦死者を出すだけでも軽視できない痛手になってしまいやすい。また、天羽が「親がドンと構えないで下の者が喧嘩できるか」と言う信念と任侠を重んじる性質のため、結果的に自らを危険に晒してしまうことがある。実際、天羽が戦争中であっても懇意にしている人物や組織との会合に向かう中で敵の幹部に襲われてしまい、結果的に重体の怪我人1名と死者2名を出してしまった事例がある。
- 更に若頭である阿久津の死後、組の内部を安定させるためにも彼の後継を探す必要が出てしまい、その指名が急務になってしまった。視聴者の中では野田か小峠のどちらかが最有力候補とされているが、その場合どちらを選んでも主戦力を実質一人削る事になってしまう。その為か、戦争中は野田をメインに役割を分担する事となり、終結後に漸く野田が若頭に任命された。
- この戦争での考え:防衛戦争と位置づけており、刃向かった相手は死体にして大阪に帰し、東京に進出してきた組員を排除した後は大阪に攻め入ることはしない。しかし、天王寺組の組長の三國貞治の考え次第では防衛戦争を止め、直接大阪に攻め入る事も検討していた。一方、終盤に近付くにつれて天羽が天王寺組を討つだけで本当に良いのかを懸念する場面も見せ始めていた。
- 特に、小林に至っては阿久津の死後大阪にいる組員も全員始末すると憤っており、天羽が『現地の人間の殺害の禁止』という条件付きで再度の大阪潜入を認めている。
天王寺組
- 現トップ: 若頭の大嶽徳史もだが第一陣の総司令を務めた高見沢斗真は外道の人(但し少なくとも大嶽は後述の関係から任侠の人でもある)であり、先に(挑発に乗って)怒った相手ではなく自分たちに大義があるとして戦争を始めた。組長の三國貞治は表立って出ていないものの天羽曰く『道理を分かっている人間』らしく、ソレを如実に表すためかあまり犠牲を出すことを良しとしないなど、今回の関東侵攻に若干消極的な一面を見せていた。そして7月29日に公開された動画にて、当時大阪侵攻に関わっていた人間が殆ど居なくなったのもあり、三國自身に侵攻の意思が無い事、大嶽の件のツケを払う意思もある事が明かされた。
- カタギへの対応:お触りしようとした今田派の構成員はともかく基本的に手出しはしないと思われ(しかし後述するコミュニティでは、性格上一般人を巻き込む組員がいてもおかしくないとも分析されており、現に後述の通り戦争とは無関係の場面だが渋谷大智が紅林や深道真津梨とかち合い、室屋柊斗も下手をしたらカタギを巻き込みかねない戦法で南雲との3戦目に持ち込んだ)、過去に渋谷が人身売買をする極道組織からとある集落の人々を救い出した事、大阪から出て来たカタギの仇を率先して討ちに行く、戦争終結後ではあるが陣内が懇意にしていたキャバ嬢の仇を討つ為に上京している事から、少なくとも地元出身のカタギは護る対象と見ている模様。城戸丈一郎が地雷原設置作戦を計画した時には部下の韮澤伸次郎が「一般人が先に吹き飛ぶ恐れがある」として却下した。ただし城戸の性格から本気で実行しようとは思っていない可能性が高い。
- 人員: 構成員及び派閥の数が多く、数名程度を倒してもあまり痛手にならないだけでなく、末端まで鍛えられている。他にも東京へ進出した際にも半グレ組織をいくつも抱き込んでいるため、全体的な人数は天羽組の数倍に及ぶ。だがその一方で人数が多い故に上層部からの統率がうまく効いていない可能性がある。
- 構成員の人間性: 幹部や幹部候補は狡猾で抜け目ない作戦を好み、奇襲などを含めた様々な作戦を立てて攻撃してくる。一部の構成員は「大義名分」をこじ付けで掲げながら相手を罵倒・侮辱する者が多い。ただし城戸派や戸狩派の上層部及び末端構成員はコミカルなボケとツッコミをすることがある。
- しかし、倒した相手には敬意を払う、法事中は襲わない、敵であっても約束は守る等ある程度の仁義は通している。
- 半グレの扱い:地元及び空龍街の半グレを力で支配し、利用している(城戸派トップの城戸は抱き込んだ半グレ集団のトップとすぐに連絡が取れるホットラインを確立していた)。少なくとも大嶽は捨て石として利用している模様。
- しかし、伊集院シリーズで見られたように大阪の文化を馬鹿にする、人種差別をする輩だけは流石に許すことは出来ず、粛清に動いている。
- 京極組との関係:天羽組を壊滅させた後はこちらも潰す事を模索しており、現に組を追放され、収監されていた元組員に接触を図っているため、相手も警戒している。しかし戸狩派が電撃的に北大路組を制圧したことで綾波町の漁業権に手を出していないことから衝突することはなかったが、より一層警戒心を抱いていた。
- また五年ほど前に、城戸と一条康明が対決した事があり、その時は両者共に重傷を負い引き分けている。その事が切っ掛けで城戸と一条は年1回食事の席を一緒にする程互いに打ち明けており、城戸の死後、一条は何処か儚そうな表情を浮かべていた。
- 獅子王組との関係: 上に同じで、やはり潰す事を計画しているが、絡みは無いままに終わった。また、獅子王組の方も天王寺組並びに今回の戦争の事を認知しているかは確認されていない。
- 伊集院茂夫との関係:最初は佐竹同様新春記念回で共に迎春の挨拶をし、本編では渋谷が外道の粛清並びに拉致された依頼者の救出に向かった際に出会し、ターゲットを巡って戦闘となった。のち戸狩も出会ったが両者の台詞から、天王寺組の間でも伊集院の事は知れ渡っていた模様。
- 紅林二郎(及び愛天雄)との関係:2023年2月3日にて渋谷がかち合った。
- 組織体としての弱点: 派閥が多すぎる故に、内部での問題が崩壊に直結する可能性を排除できず、事実、嵌められたとは言え取り込もうとした相手に自分たちの手口を漏らしている他、傘下に入れた北大路組が組長を含めてヤクに染まってしまうなど弊害も起きている。また、卑劣な行為が原因で関係各所から怒りと恨みを買っており外部に敵が多い。
- また先述の半グレに関しても大嶽は現状楽観視しているが、向こうは天羽組を潰して天王寺組に加わるためなら命令無視やカタギへの被害も厭わないため、天羽組にその半グレ集団が戦意喪失を含めて完膚無きまでに潰されない限りは(天王寺組が関与している事まで察しているかどうかにかかわらず)これまで巻き込まれなかった者を含めた他シリーズのキャラクター達に察知される(少なくとも、被害者遺族や関係者が伊集院の下に依頼に来てしまう)ため、(粛清対象にされるかどうかにかかわらず)果てには結び付けられて更に敵を増やす可能性も高く、更に捨て石にされたと知るや否や離反や離脱されるのは必然(敵の敵は味方理論で煮苦酢のように本当に天羽組側に寝返る者も出た)であり、羅威刃や戒炎クラス、はたまた個人でも雛形慈英の様な実力者を相手にすれば幹部がやられることは無くとも下っ端や他の傘下の半グレが斃されたりして手数を減らされるなど、決して小さくない痛手を負うのは確実と言える。しかも獅子王組の井上や来栖のように半グレを抱き込む事によるリスクを伝える者も現状居ないため、その分これらのリスクが起きる可能性も極めて高い。
- この戦争での考え:全国制覇を成し遂げ、嘗ての自分達の悲劇を起こさないようにする。
イッキ見動画
綿野・今田・城戸派編
城戸派編終結後の数ヶ月後の3月12日に本エピソードのイッキ見動画が投稿された。累計5時間程度と大ボリュームではあるが、本記事は動画のネタバレを多く含むので上記の動画を先に視聴しても良いだろう。
基本的には公開順だが、浅倉の過去に関しては小峠&飯豊の静岡攻略回の前編と後編の間だったが、イッキ見では攻略回の後編と浅倉の過去が入れ替えられている。
なお、浅倉父の選挙カーの文字が「朝倉」と誤表記されていた場面は未だ修正されないまま。
城戸派編と戸狩派編の中間であり、天王寺組の構成員ではない人物が主な敵となっている「野田×JD」のカードはチャンネル公式の「羽王戦争」再生リストに入っており、戦犯即ち死ということからなのか本動画にも収録されている。
なお、この他にも戸狩の情報が含まれている城戸の葬式回はともかく、羽王戦争とは直接関係のない工藤の葬式回も含まれている。
戸狩派・最終決戦編
羽王戦争完結後の3月17日と24日に本エピソードのイッキ見動画が投稿された。いずれも累計4時間余りと大ボリュームではあるが、本記事は動画のスポイラーを多く含むので上記の動画を先に視聴しても良いだろう。
また最終決戦の動画では恐らく編集ミスが原因か、一部文字だけで音声が発音されていない部分がある。
経緯
→羽王戦争まとめを参照。
この戦争で負傷した構成員
天羽組
- 田中洋一
速水と共に城戸に襲いかかるが全く相手にされず撃破され重症。
渋谷と馬淵の両名と立て続けに戦闘になり胸を斬られる。しかしそれでも大きなダメージではなく、奥の部屋に向かい戦場を離れた。その後、渋谷、大嶽及び舎弟と交戦しナイフ、チャカによりさらに負傷。決戦後、闇医者に運ばれるものある目的の為に無理やり抜け出してしまった。
大量の末端相手に手こずり多少の怪我をするが戦闘に支障はない。その後、相打ちで戦闘不能になった永瀬と馬渕を天王寺組お抱えの闇医者に運ぶために一時的に戦線離脱を余儀なくされる。後に天王寺組のアジトに戻って来るも、脇腹の傷は放置している状況である。その後は闇医者に搬送された。
戸狩に左脚を撃たれ、逃げていたが茂木から和中が戸狩と交戦していると聞くや否や戦地に自らも赴く。勝敗が決した後、勝ちこそすれどズタボロとなり意識を失った和中と敗北し力無く倒れる戸狩を闇医者に運ぶことを舎弟に指示した後、天王寺組のアジトに茂木と共に向かう。決戦後は他の組員同様闇医者に搬送された。
戸狩に脇腹を撃たれてしまった後、茂木と共に戸狩によって重症を負わされた小峠を連れて闇医者に向かう。
城戸と交戦した時の傷が治りきっていない状態で、天王寺組アジトの正面玄関で大勢の舎弟相手にズタボロになりながら殿を務めた。決戦後は他の組員と同様に闇医者に搬送された。
天王寺組
- 渋谷の舎弟
債務者をパンイチにするなど、明らかに行き過ぎた借金の取り立てをしていた所を紅林に発見されて打ちのめされた。
その他
バイトの面接へ行くために訪れた大阪で借金の取り立てをしていた渋谷の舎弟を打ちのめし、その場から直ぐに去ろうとした所舎弟と待ち合わせしていた渋谷と戦闘になった。(ボケとツッコミを繰り返しながら)互角以上の戦いを繰り広げるも紅林に同行していた真津梨の介入により中断となった。
この戦争で戦闘不能になった構成員
天羽組
一度目は小峠と共に関東侵攻の足掛かりを作るために静岡の生瀬組を抱き込む交渉に赴いた天王寺組の幹部である高見沢を強襲した際、室谷との戦いで重傷を負ってしまう。
二度目は戸狩派によって殺された若頭の阿久津の敵討ちに燃え、完治していない身を押して単独で行動する。天王寺組の傘下に収めた『北大路組』の組長を始め多くの構成員がヤク漬けになっている情報を共有された事で売人に狙いを定めて片っ端から締めていく。その中で戸狩派の若き主力である岸本とその舎弟が売人を始末した帰り道に発見して奇襲をかけ、岸本に大ダメージを与える。岸本の舎弟に刺されたもののこれを返り討ちにし、岸本の最後の足搔きも根性と精神力で凌駕し斃す事に成功する。
小峠によってヤミ医者に担ぎ込まれるが、完治し切っていない状態で刃物で刺され斬られてしまったのもあって中長期の間戦線離脱する事になった。
戸狩との戦闘で大ダメージを負い、入院生活を余儀なくさせられる。目の前で阿久津が殺されたことで己の無力さを嘆き、泣き崩れる。
天羽組本部に乗り込んできた戸狩を待ち構えて応戦。全く相手にならずあっさり倒されてしまい、池の中で意識を失った(ただし、戸狩は天羽を狙うことを最優先にしていたため、追いかけてとどめを打たなかった)。後に茂木によって救出、宇佐美によって闇医者に運ばれた。
香月が敗れた後で彼が戸狩と対峙する。香月よりは善戦したが信念の一撃を耐えられてしまい、直後にカウンターを喰らって倒された。短刀でガードしていたため皮一枚で命拾いしており、茂木によって現場から運び出されて工藤と共に闇医者に運ばれる。無事に一命は取り留めたが気を抜くと死ぬかもしれない危険な状況にあった。
小林と入れ替わりで馬淵に挑む。数々の策略に馬淵を嵌め、まともに引き出しを開けさせないまま討ち取ることに成功するが力を使い果たして倒れてしまう。後に野田によって救出され病院送りとなった。
戸狩との死闘に勝ちはしたものの左腕を切断寸前まで持ち込まれ、左目にも切り傷を負い、全身傷だらけの状況にされてしまった。それでも尚戸狩に止めを刺そうと立ち上がるも小峠を恒清と茂木に託して戻った天羽の声を聞いたことで緊張の糸がほぐれて遂に倒れた。そして偶然戻ってきた茂木と宇佐美が天羽の叫びを聞いて現場に駆けつけたことで事なきを得、宇佐美に背負われて闇医者に運ばれた。闇医者氷室の腕で一命は取り留めた後は気力が打ち勝って回復し、左目も完治した。
天王寺組
- 仁志
城戸と共に永瀬を討ちに行こうとしたものの、永瀬と飯豊の不意打ちによる手榴弾による爆撃を受けた際、自ら城戸の盾になって重傷を負ってしまう。
永瀬に自身の長所をいくつも潰された状況で戦闘になり、限界を超えてもなお余力が残っていた彼から強烈な貫手を食らって倒れた。彼はまだ生きていたが、命を助けられる代わりに野田の奇策に利用されてしまった。のち回復し戸狩や渋谷と共に帰阪した。
運転兵。馬渕を人質に取った野田から「永瀬を助ける車を用意しろ」と要求され、彼の運転で病院に永瀬と馬渕を運ぶ。しかし、帰りも一緒とは一言も言っていないという屁理屈と共に車を奪われて病院に取り残され、無傷のまま戦場から遠く離れた病院に放置された。
香月の銃撃をものともせず、小峠の斬撃を腹にもろに食らっても立て直してみせ、和中との第三ラウンドに持ち込まれる。そしてそのまま和中との戦闘に突入し全力を出して戦うが、小峠戦で受けた腹の傷で一瞬動きが弱まったところを逆袈裟に切り裂かれ、ついに倒れるも、それでも即死はせずに自らの不甲斐なさをひたすら大嶽に謝り続けていた。そして関東を侵攻され、あまつさえ阿久津を喪った怒りを静めた天羽の命令で舎弟達によって闇医者に運ばれることとなり、事実を知った小峠から驚愕される。後に手術を受ける事になった。
小林との戦闘で大怪我を負う。後に彼が先に進むために離脱すると、彼も追いかけた。その後、小林と再び交戦し、更なる切り傷を負う。その後、大嶽及び野田も参戦した際に、速水が皆が自分を意識していない事に気付き発砲し腹を捉えられてしまう。それでも心が折れずに野田にチャカで反撃し岩の陰に退避するも、最早気力だけで闘っていた渋谷はそこで力尽きてしまった。その後、隙を見て高槻により峯田と共に医者に運ばれ奇跡的に回復した。
- 峯田
渋谷と共に大嶽のいる建物を護衛していたが小林に撃たれて倒れる。その後、渋谷と共に高槻に医者に運ばれた。
- 高槻
負傷はしていないものの、大嶽の指示で上記の渋谷と峯田を闇医者に運ぶ役割を担う為に戦線を離れた。
小林&速水と渋谷、高槻他舎弟らの交戦中に突如として乱入し、天王寺組側に決意を固めさせるも、小林により肩を撃ち抜かれる(この時小林が狙っていたのは頭部であり、高槻が押し倒さなければ恐らく死んでいた)。その後、天羽組側にも野田が乱入し、渋谷らを逃したうえで野田とタイマンで交戦するも現役の武闘派を前に肉を削られ、腕を貫かれる。最後は決戦の舞台に現れた天羽の、東西の極道の因縁、そして悲劇の連鎖を断ち切るという決断のもとで助命された。その後は闇医者に搬送されたのだが、傷が癒えないまま関西の会合に出席、そして…
この戦争で犠牲になった構成員
天羽組
- 小田、木村ほか舎弟2名
天羽組にカチコミに来た天王寺組の構成員2人によって、4人ともマシンガンで蜂の巣にされた。
- 後藤
韮澤により拉致され、尋問で口を割るもあっけなく殺害された。
- 柏木翼
若衆の中でも力を伸ばしつつあり天羽組に貢献してきたものの、天羽の会合に伴う護衛時に浅倉の奇襲を受けてしまい、天羽と同じく小峠を逃がすために殿を務めて死亡した。
浅倉戦で満身創痍になりながらも勝利したところにブチギレた城戸が追い打ちをかけてくる。限界を超えた肉体で城戸に立ち向かうが立ったまま死亡した。
- 天羽組事務所の門番をしていた護衛2名
天羽組本部を襲撃を企てていた城戸によって音もなく暗殺されてしまう。
- 城戸に返り討ちにされた舎弟2名
天羽組本部に侵入してきた城戸を迎え撃とうとするも城戸の射撃センスに敵わず瞬殺されてしまう。
- 描写外で死亡した2名の構成員?
恐らく本部敷地内で城戸に殺されたと思われるが、該当するシーンが描写されていないので確証はないがこちらに記載する。上記の4名を含めたモブ6名は「渡部紀典」「辻龍之介」「小寺裕之」「岡田誠二」「木田吾郎」「望月新」と名前が出ているが、誰がどのタイミングで死亡したか全く判明していない。
- 鶴巻
阿久津と南雲に同行して運転しているところ、室谷の策に嵌ってしまい、銃弾数発を受けて死亡した。
裏切られた丸山組から天羽らを逃がした後に乗せている車が爆破された事を確認して現場に急行し、戸狩派のトップと副将である戸狩と渋谷を相手取る青山と合流する。戸狩に襲われ、天と地ほどの実力差ながらも天羽や青山や飯豊を逃がすために奮戦と援護に徹する。戸狩から致命傷を幾度も受けながらも命を懸けた抵抗で天羽らを逃がす事に成功するが、倒れ伏してしまう。自分達は負けないと戸狩らに啖呵を切った後、天羽組の部下達と過ごした日々を思い出しながら、流れる涙と共にその命を散らした。
阿久津に同行している最中で室屋と大仁田に急襲され、左肩を撃たれてしまう。機転の早さと視野の広さを活かして阿久津を守り切るが、室屋の強さに加え、戦闘前に受けたダメージも重なって重傷を負ってしまった。
後に回復を待たぬまま病院を抜け出し、凄まじい執念と綿密な計画で室屋の住所と趣味嗜好を特定する事に成功する。宅配業者を装い、室屋に不意討ちの銃撃を浴びせて戦闘に発展する。互いに重傷のみであるが、事前準備を抜かりなくやっていたのもあって完全に主導権を握って室屋の片足を切り落とした。最後は力を失った室屋を深々と切り裂いた事で命を奪い、リベンジに成功する。しかし、回復し切ってないまま戦闘したのもあって、失血死寸前だったものの、小峠が運んだことで一命を取り留める。
その後、ボロボロの身体で阿久津の葬儀に参列し、小峠と共に郊外の病院に向かうも奇跡的に生きていた室屋と三度交戦となり、室屋が自爆目的で爆弾を仕込んでいたので小峠や一般人を巻き込まないように距離を取った後、右腕を切り落とすも自爆スイッチは右胸に仕込んまれており室屋の執念により爆破され相打ちとなる。小峠や一般人に被害は出なかったものの南雲自身は身体が所々エグれる程の致命傷を負った後、かつて天羽組の面々でやった花見や楽しかった日々を思い出しながら息を引き取った。
天王寺組
- 錦野含む村雨町支部構成員全員
野田を襲撃したのが天王寺組と見切り怒り狂った和中蒼一郎の手によって構成員を全員殺害され、1人残った錦野も和中に右手首を切断されたあげく一刀両断され死亡した。
- 今田含む今田派構成員10名
野田を襲撃した犯人が天王寺組と分かった瞬間、怒り狂った小林幸真の手によって、今田を含む今田派の構成員10名が殺害された。
- 先兵部隊の構成員2名
天羽の首を取るため、天羽組へカチコミに行き、天羽組の構成員4名を殺害したが、1名は南雲の手によって両足を切断される。残った1名も増援に来た小峠の狙撃により胸を撃ち抜かれ死亡した。
城戸の指示で小峠の始末に乗り出し、高い実力とセンスで小峠を死の淵迄追い込むも、自身から逃げ切った宇佐美の乱入で隙を作ってしまった事で逆転を許し、最後は小峠の銃で蜂の巣にされた。
- 沼田
末端構成員でありながら永瀬とそれなりに善戦する。しかし結局は実力の差を覆せず、目玉焼きにされて死亡。
天羽組と昔から懇意にしていた元宮組の若頭であり任侠に見切りを付けていた美濃部と接触し裏切りを実行させ、天羽組の若頭である阿久津と中心戦力の工藤を始末しようとする。しかし、元宮組長に阻まれそれが叶わずにぼやく中で和中と遭遇する。戦闘に発展するも、怒髪天の怒りを見せる和中とは勝負にならず呆気なく斃された。
- 鷲口
次期幹部候補となるほどの実力者だったが、味方につけていたはずの小谷に裏切られ小峠に撃ち殺された。
天王寺組のブレーンであり、関東侵攻の土台を作るために静岡の極道組織「生瀬組」を抱き込む会合を行う中で小峠らに奇襲される。小峠と互いに銃で2発ずつ撃ち合うも、戦闘能力で完全に負けていた事や護衛に付いた室谷が飯豊と小谷が決死の覚悟で突撃した事もあって、最期は小峠によって銃でハチの巣にされた。
- 古屋
柏木との戦闘で彼から視線を切る重大なミスを犯したことにより、まさに「ミス即ち死」の結果を迎えた。
本部からのプレッシャーを受ける城戸の助けになろうと舎弟の古屋と共に天羽の暗殺を決行し、綿密な計画と凄まじい強さで天羽と小峠を追い込むも、工藤の乱入で邪魔されて戦闘に発展する。合理的かつ多彩な攻めと非常に高いセンスと身体能力で工藤をギリギリまで追い込むも、工藤のボクシング殺法と人智を超えた執念による攻めで形勢を覆され、最後は鳩尾を貫かれ斜め上に深々と切り裂かれて致命傷を負ってしまう。それでも、小峠と駆け付けた速水に力を振り絞って銃撃して見せた。最期は城戸に独断で動いてしまった非礼と恩を返し切れなかった懺悔を呟き、城戸が天王寺組の組長になる瞬間を地獄で見届けると言い遺し、その命を散らした。
- 浅倉の仇討ちに燃えていた舎弟2名
浅倉の敵討ちのために1人は小林を、もう1人は南雲を襲うも傷1つ負わせられず返り討ちにあって死亡する。
永瀬との戦闘で左腕を焼かれるも、お抱えの情報屋と連絡が付かなくなった事と天羽組の中心戦力が外へ向いている中で天羽組事務所に乗り込み、天羽の首を獲ろうと動く中、行動を読み切った須永と戦闘に発展する。互いに凄まじいダメージと出血になる死闘の中、城戸が走る車を利用する方法を取った事で戦況を覆し、須永に大ダメージを与えるも、須永の執念で同じく深手を負ってしまう。天羽の首を獲る絶好のチャンスとこれ以上のダメージは任務遂行に関わる事を考え、須永を振り切って天羽組事務所に乗り込む事に成功する。阿久津や速水、重傷を押して駆け付けた小峠らを蹴散らし天羽の首を獲りかけるも、速水が城戸の襲来を感じて和中と小林に連絡をした事で二人の救援を許す事態を招いてしまう。凄まじい執念で天羽を討たんとするも、和中と小林のコンビネーション攻撃で遂に倒れ伏す。死期を悟り、天羽から敵ながら見事な賛辞を受けた事で生まれ変わったらまた父の子になりたい願いと浅倉にまた会える事を信じ、涙を零しながらどこか救われた表情を見せながらその命を散らした。
- ジョンとダン
野田を不意打ちで襲撃した実行犯であり、(指示したのは天王寺組の大嶽だが)羽王戦争の引き金になった人物達である。
野田が怪我から復活した事を知り、大嶽にけしかけられて再び決行に至る。新幹線で移動後に天王寺組の傘下の半グレ集団が車を回して移動する中、同じく二人を監視していた野田にアイスピックドローンで急襲されてしまう。大ダメージを受けながら生きていたものの、ダンは飯豊が運転する車で背後から盛大に轢かれると言う自分達が野田にした事を逆にされてしまう形で絶命する。ジョンは逃げようとするも、野田のアイスピック滅多刺しで死亡する。
- 大仁田
室屋と共に阿久津と南雲らを急襲するが、南雲の機転によって銃撃される。倒れても根性を振り絞って阿久津を狙うも、勘付いた南雲によってトドメを刺された。
- 天羽組本部に襲撃を仕掛けた構成員
本部外壁に車をぶつける、敷地内に手榴弾を投げ込むなど姑息な攻撃を続けたが、和中に斬り伏せられた。尚、これにより大嶽は本部への直接攻撃を止めた。
静岡で会合を行う高見沢の護衛に付き、自身らを嗅ぎまわる静岡の情報屋を始末する。会合当日に小峠らに暗殺を仕掛けられる中、前門で陽動する飯豊らを襲撃し生瀬組の若衆2名を瞬殺し飯豊も圧倒的な強さで追い込む。高見沢の下に現れ小峠を強襲し乱入してきた飯豊を殺しかけるも、小谷によって妨害され、隙を見つけた飯豊の銃撃で右耳を吹き飛ばされた。
東京侵攻時に南雲と交戦し最初は不意討ちもあって南雲に重傷を負わせたものの、病院を抜けた南雲の綿密で用意周到な作戦を持って住所を特定され、自分の趣味を利用された事で不意討ちの銃撃を喰らってしまう。互いに負傷をしたままの戦闘に雪崩れ込むが、南雲が部屋の構造を把握した戦術と事前準備によって完全に後手に回ってしまった事で片足を斬り落とされる。抵抗空しく、最期は南雲の実力と知性を褒め称えながらその命を散らした。……かに思われたが銃声を聞きつけていたマンションの住民が通報し救急車が間に合ったことと室屋の執念と意地で奇跡的に生存できた。しかし、辛うじて命は繋がっていたのだが、切られた片足は引っ付かず下半身と左腕にも障害が残り、右腕も動かすのに精一杯な状態で大嶽と戸狩の恩義に報いるため身体に爆弾を巻いた状態で南雲と三度交戦し、右腕を切断されるも右胸に仕込んでいた起爆スイッチを押して自爆。室屋の遺体は木っ端微塵になって原型が残ることはなかったが南雲を道連れにすることには成功した。
- 田中
戸狩派の若手構成員であり戸狩&大嶽の運転手を務める。かつて阿久津と懇意だった元篠原組組長の宅間による、戸狩&大嶽の爆殺を目的とした罠に辛うじて二人は回避できたものの、戸狩の指示が伝わる余裕など無い状況で犠牲となる。二人でさえ爆発寸前までギリギリで察知した危険性に若衆が気付ける可能性は極めて少なかった。
天王寺組の傘下に収めた『北大路組』の組長を始め多くの構成員がヤク漬けになっている状況の中、売人に落とし前を付けるために舎弟一名と粛清に向かい、終了後に帰路へ着く中で飯豊に奇襲されてしまう。その際に致命傷に近い大ダメージを受けていたのもあって必死の足掻きも空しく、死にたくない思いを吐露しながらその命を散らした。
- 本部にいたモブ大勢
野田・和中・須永・永瀬・小林の5名から集中攻撃を喰らい次々と排除される。その後、天羽が決戦の舞台に姿を見せた事で戦闘は止むも、最終回での「医者に運ばれた組員の多くは命を拾った」という文言より助からなかった構成員もいたと思われる。
その他
- 清水
静岡の情報屋。生瀬組との会合現場の下見をしている中で天王寺組の構成員に見つかり始末された。
- 南原
大阪の情報屋。天羽組に通じている事を渋谷に勘づかれ、裏切り者として惨殺された。
戦績
(天羽組 × 天王寺組)
開戦〜城戸派編
・野田(敗) × ジョン&ダン(勝)
・小峠&和中&天羽(勝) × 錦野(敗死)
・小林&速水(勝) × 今田(敗死)
・小峠&南雲&木村&小田(勝、木村と小田は殉職) × 天王寺組の先兵部隊(敗死)
・後藤(敗死) × 韮澤(勝)
・小峠&宇佐美(勝) × 韮澤(敗死)
・永瀬&飯豊(勝) × 沼田(敗死)
・須永&香月(敗) × 浅倉(勝)
・和中(勝) × 苅込(敗死)
・小峠&飯豊&本田(勝、本田は死亡)×鳶口&小谷&傘下の半グレ(敗、鳶口他複数の半グレは敗死、小谷は天羽組側に転身)
・小峠&飯豊&小谷ら若衆3名(勝、小谷達生瀬組の舎弟は死亡)×高見沢&室屋(敗、高見沢は敗死)
・小峠&天羽&柏木(敗、天羽は逃避、柏木は敗死) × 浅倉&古屋(勝、古屋は殉職)
・工藤(勝) × 浅倉(敗死)
・工藤(敗死) × 城戸(勝)
・永瀬&飯豊(分) × 城戸&仁志(分)
・須永(敗) × 城戸(勝)
・阿久津&速水&小峠&田中&モブ多数(敗、モブ数名は敗死) × 城戸(勝)
・和中&小林&天羽(勝) × 城戸(敗死)
戸狩派編
・小峠&野田&飯豊(勝) × ジョン&ダン(敗死)
・小峠&宇佐美&下田(敗、下田は敗死) × 戸狩&大嶽&田中(勝)
・南雲&阿久津&鶴巻(敗、鶴巻は敗死) × 室屋&大仁田(勝、大仁田は殉職)
・南雲(勝) × 室屋(敗)
・小峠&和中(勝) × 曽根&双葉&丸山組の構成員多数(敗、曽根&双葉を含む多数の構成員が敗死)
・青山&飯豊&天羽&阿久津(敗、阿久津は敗死、他3名は重傷) × 渋谷&岸本&戸狩(勝)
・南雲(殉職死=相打ち) × 室屋(自爆による相打ち)
・小峠&野田&宅間(分) × 戸狩&大嶽&岸本&田中(分、田中は殉職)
・飯豊(勝) × 岸本&舎弟一名(敗死)
・永瀬(分) × 馬渕(分)
・香月(敗) × 戸狩(勝)
・小峠(敗) × 戸狩(勝)
・小林(分、逃走) × 渋谷&馬渕(分、渋谷は小林を追跡)
・永瀬(勝) × 馬渕(敗) ※ここで似鳥も戦線離脱
・和中(勝) × 戸狩(敗)
・小林&速水&野田(勝、野田は途中から乱入) × 渋谷&高槻他舎弟3名&大嶽(敗、大嶽は途中から参戦、高槻以外負傷)
※戦争終結後、大嶽がケジメとして自爆して死亡
功績
- 小峠華太: 高見沢殺害、鳶口殺害、韮澤殺害、戸狩の足止めに成功&後の和中VS戸狩で和中に勝利をもたらす一助を作る傷を負わす
- 小林幸真: 城戸殺害、今田派解体、峯田&小森撃退
- 野田一: 田中殺害、殺し屋JD殺害、永瀬の救命、大嶽を戦闘不能に
- 和中蒼一郎: 苅込殺害、錦野派解体、戸狩撃退
- 須永陽咲也: 香月の救援、城戸2回目の足止めに成功、番兵モブ多数の足止めに成功
- 南雲梗平: 室屋を武闘派引退及び(相討ちながらも)自爆に追い込む、大仁田殺害
- 工藤清志: 浅倉殺害、城戸1回目の足止めに成功
- 永瀬光一: 沼田殺害、馬渕2回目撃退、仁志撃退
- 香月紫苑: 城戸派構成員1名殺害、大阪潜入調査で大嶽のヤサ割り出しに貢献、戸狩の足止めに成功
- 青山琉己: 戸狩&渋谷コンビの足止めで天羽を守り切る
- 飯豊朔太郎: 岸本殺害、室屋の足止めに成功
- 宇佐美純平: 小峠の救援、和中の救命
- 速水泰輝: 城戸の本部襲撃時に小林と和中が戻ってくる要因作り、渋谷撃退、攻城戦における小林の被害を減少、天羽が天王寺組のヤサに辿り着く時間稼ぎ
- 柏木翼: 古屋殺害
- 工藤亘清: 天羽の救援
- 茂木功志郎: 小林&香月の大阪潜入調査に助力、香月と小峠の救援、天羽をバイクで大嶽派のヤサに送迎
- 水野陽太:和中の救援
- 宅間俊介:天王寺組傘下への潜入、田中殺害※当時は組員ではなかった
- 天羽桂司: 天羽組の総指揮、大嶽との対話の末に終戦へ導く&関東極道と関西極道の因縁に終止符を打つ
余談
YouTubeコミュニティで語られた内容によると、テーマがそれぞれに存在している。
・大テーマは「怒りの連鎖」
・大嶽はテーマ通りの「怒りの連鎖」
・城戸は「父から託された夢」
・戸狩、渋谷、室屋、馬渕は「差別」(戸狩と渋谷は出身地、室屋は見た目、馬渕は友人の視覚障害)
・天羽組長は「赦すこと」
この後、横浜の半グレが空龍街で外道のシノギをしていたために小峠と香月と宇佐美が現地に潜入、粛清を行った事で横浜極道との因縁も産まれつつある。一方の天王寺組も京都の五条組との間で戦争の火種ができている。
ヒューマンバグ大学では現状唯一、他シリーズの登場人物の協力や介入が全くなかったという後にも先にもない戦争であった。
関連タグ
- ヒューマンバグ大学における戦争
天羽組