概要
日本における共産革命と共産主義政権の成立を目的とする極左過激派組織。
村雨町の外れにヤサを構えている。
組織の特徴
「日滅」と名乗っているだけあって徹底的な反日主義であり、曲がりなりにも正当性と理念があった第二次世界大戦中の日本の軍事行為を全て「醜い帝国主義的侵略行為」と断じ、現在の日本企業の海外進出も「日帝の頃と全く変わらぬ帝国主義的経済侵略」「他国の経済的植民地化が目的」と断じてテロまで用いて妨害している。作中では空龍街での街頭演説で爆破テロを起こし、7名の犠牲者と300名の怪我人を出した。
構成員は全員狂信的な共産主義者で、おおよその人間と会話できる天羽組の青山琉己をして「人間と話している気にならない」と唾棄させた程、言葉が全く通じない。
天王寺組との羽王戦争を終えた天羽組の敵として立ちはだかり、組事務所にドローンで毒ガス攻撃を行うが、完全にブチ切れた天羽組の反撃に遭い壊滅させられた。
構成員
上層部
- 松村美津留 ×
チームのリーダー。空龍街爆破計画を提案した張本人である。
赤茶色の髪をロングヘアーにした中性的な顔立ちをした美青年だが、その本性は日本に革命を起こす事を名目に目的のためならば手段を一切選ばぬ危険人物。
「日本の発展は諸外国や貧民の犠牲で成り立っている・・・醜いものだ」
- 龍田直也 ×
チームの幹部。この組織の幹部ポジションを持つ人物は彼が唯一であり、実質的なナンバー2である。
メガネをかけた男性。飯豊朔太郎をして「優れた剣術家」と言わしめる実力の持ち主だが、青山にとっては雑魚同然で、彼によって両脚を切断された挙句に爆死した。
「いい加減にせよ、下賤の者め」
一般構成員
- 綾波町支部に詰めていた末端数名 ×(全員)
実力は有象無象の雑魚に収まらない実力はあるものの、怒りに震える青山や飯豊によって無力化され、最後は用意していたペール缶爆弾を起爆されて全員爆死した。
- 化学班の男 ×
日滅軍編の後編でドローンを使った毒ガス攻撃を仕掛けた。その後、矢部光晴に捕獲され白状させられてから野田一に始末された。
- 本部に詰めていた多数の末端 ×(全員)
組織の本隊だけあって相当な人数がいたものの、天羽組事務所や同僚を襲われた怒りに震える和中蒼一郎、小林幸真、青山琉己の3名によって全滅した。
モデル
極左のテロ組織である点、自作爆弾によるテロを仕掛けた点、海外進出日本企業を「アジア侵略に加担している企業」と批判している点など類似点が多いことから、日滅軍のモデルは恐らく東アジア反日武装戦線だと思われる。
また、ボスの名前が麻原彰晃の本名「松本智津夫」と類似していることや「化学班」の存在が言及されたことなどから、テロ組織としてのオウム真理教もモデルになっている可能性がある。
余談だが、オウムも反日集団である。
関連タグ
極左過激派グループ(ヒューマンバグ大学) - 日滅軍と同じく小峠シリーズに登場した極左暴力集団。太田黒が率いていた小規模勢力であり、日滅軍と同じく空龍街爆破を目論んでいた。ただし、こちらは実行前に天羽組のカチコミを受け太田黒は小峠華太に討ち取られて壊滅した。
護国蒼天会 - 伊集院シリーズに登場した障害者を狙う極右過激派組織。空龍街の病院を襲撃するなどしたためリーダーの佐郷は伊集院に始末され会も須永と永瀬に壊滅させられた。
イッキ・ウチコワシ - 他作品における極左過激派組織。テロや殺戮を躊躇わぬところも全く同じ。
- ヒューマンバグ大学における戦争
天羽組