太田黒(ヒューマンバグ大学)
おおたぐろ
「暴対法で手足をもがれ古き良き任侠は死に果てた!残ったのは仁義も知らんチンピラ共だ!」
「貴様らは政府が憎くないのか!この国を変えようと思わんのか!」
ヒューマンバグ大学の「華の天羽組」に登場する極左過激派グループのリーダーにして革命家。学生運動の時代より共産主義を掲げて40年間極左活動を行ってきた。日本政府と警察機関より重犯罪者として全国指名手配されている。
容姿
黒色の長髪を後ろに結んだ髪型に精悍な顔つきをした老齢の男性。上唇と顎に薄っすらと髭を生やしている。服装は暗青色のシャツの上に黒いスーツを羽織り、黒いスラックスを穿いている。
性格
「格差の有る社会は日本政府の罪」という思想を掲げ、武力を以て共産主義社会の実現を目指しており、崇高な使命に準じて生きる戦士。そして、暴対法についても仁義を知らないチンピラが残った事から激しく嫌悪している。その一方で、革命を謳いながらも「一般市民とて(狂った)政府をのさばらせた責任がある」と言い捨て、住民の事も構わず空龍街を爆破しようとする計画を押し進める等、冷酷かつ傲慢と言える一面も持つ。
それでも、同志に対しては仲間意識を抱いており、小峠らに部下を殺害された際には「万死に値する」と怒りを見せながら攻撃を加えていた。
小峠との戦闘の折に暴対法を施行した日本政府が憎くないのかと問いかけるが小峠は「自分達は空龍街の人達を守るために居るのであり、どんな理由があろうとシマ荒らしは絶対に許さない」と返答。戦闘の末に小峠にドスで腹部を突かれ、自身の理想が幻想であると理解してもそういう生き方しか出来なかったと吐露して息を引き取った。
「いい終わり方だ。死ぬなら檻の中ではなく、革命の戦士として……」
小峠は太田黒の死後、長い人生で理想を失いながらも生き続けていた彼の人生に対して、何か思うところがあったのか、「あのおっさんは、死に場所を探していたのかもな」と組事務所で独り言を呟いていた。
コメント
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vs太田黒(ヒューマンバグ大学)
今回は久しぶりにヒューマンバグ大学から、メインネタとしては初登場の天羽組から、極左過激派です。やろうとしたことはテロリスト以外の何物でもありませんが、理想を引きずって戦い続けたどこか哀れな男でもありました。 あとオマケは最後の人がメインだったり。この人がいたら警察ももうちょっと頼りになる?5,644文字pixiv小説作品