概要
『ヒューマンバグ大学』のシリーズ主人公の一人・小峠華太が所属する極道組織。
当初、小峠のシリーズは極道社会の現実を解説する内容を展開しており、所属する組織にについては特段掘り下げられることがなかった(一部電話応対で名乗る際にも「●●組(まるまるぐみ)」という形で濁されることもあった)が、回を重ねる毎に登場するアクの強い兄貴分や舎弟、シマ(縄張り)の名前と徐々に組織構成が固められ、2021年10月頃から「天羽組」という組織名が登場。
組長についても設定がかなりブレていたが、2021年8月の回想の中で死亡したのが前身の組織「田頭組(たがしらぐみ)」組長で、現在の組長・天羽桂司はその後代に襲名した後に組織名を改めた…という形で収められ、デザインも差別化されるようになった。また、当初は喜多川・南田の対立の発端となった「本部長」という役職や、古参組員の小西が「叔父貴」と呼称されていた描写などから、組織内の序列や役職にも細かい設定を付加していたが、本作が他の極道題材作品のような内外派閥との腹の探り合いといった政略的展開が少なく、また主要人物の増加により視聴者への情報過多を防ぐためか、以後登場する極道派閥(物語主要の大組織やその他単発登場の小規模団体含む)でも基本はトップの「組長(組織名により会長とも)」、No.2の「若頭」以外の幹部の役職についての言及は控えられている。
(特例として、獅子王組の龍本雅幸が内部抗争後に就任した「舎弟相談役」という役職が登場しているが、これは抗争での負傷により下半身不随となった龍本を組織に残留させるためという明確な理由付けがされている。)
組織構成が定まってからは、同じくチャンネル内で別シリーズを展開する久我虎徹が与する京極組を相手取った「天京戦争」、関西大手である天王寺組との「羽王戦争」、更には横浜を拠点とする武闘派極道の神城組との間に勃発した「天城戦争」と言った、所謂極道組織の抗争をメインとした長編バトルシナリオを展開している。
組織の特徴
国内有数の繁華街でもある「空龍街」に本部を置く極道組織で、名義は変わっているものの、戦後の時代から長年街を守り続ける老舗の任侠集団でもある。組長の天羽桂司は仁義を重んじる人格者としても通っており、シマ内のカタギだけでなく、時には他派閥での抗争の仲介役を頼まれたりと相談に乗る機会も多く、自らも直系団体との定例会や渡世の知人との交友のため頻繁に出かけている。
一方で、各々の得意武器や戦闘スタイルから来る異名を取るほどの血に飢えた狂人が多い物騒な武闘派ヤクザであり、シマを荒らす敵対者もしくは組織には容赦のない制裁を加えることから、界隈では「コロシの天羽組」とも通称され、京極組の久我も「少数だが異次元の戦力」と評している。
過激な武闘派が多いのは、比較的小規模の組であるため勢力拡大を目論む組織からシマを狙われることも多く、見せしめとして凄惨な仕置を行う必要があることも原因と考えられる。
武力以外の強みとして、他の組織と比べて突出した諜報能力が挙げられる。性質の異なる諜報のプロを2名有していることもあり、時には超一流の情報屋でも掴めないような機密情報すら自力で掴み取ってしまう。大きな戦争ではこの諜報能力により敵対組織の情報封鎖を悉く潜り抜け、戦況を覆す程の高い成果を上げている。
しかし近年の暴対法に加え、敵対組織との抗争頻度や役立たずの粛清も多く、他の組織より組員の死亡率が上下問わずかなり高い。この事から常に人員不足に悩まされており、生存率を上げるため本部の地下に訓練場を設け、狂人兄貴達が射撃や格闘術なども教授している。
カタギへの手出しと薬物の売買及び使用は組の方針として御法度としており、薬物についてはむしろシマ内の売人を取り締まる側にある。
ただし、設定が曖昧だったシリーズの初期では地上げを行ったり米倉のシノギに特殊詐欺があったりするなどカタギから金品を奪う場面もあった。また必要とあればカタギ相手にヒットマンを送りこむこともあった上、一般人を抗争の巻き添えで殺傷してしまう者も存在した(組長がそれを組の功労者だと言う理由で容認することもあった)。これについては過渡期であったためであるようだ(歴史の項目も参照のこと)。
死体処理場を兼ねた小規模な水産加工会社「工藤さんちのDOS水産」、「天羽企画」、不動産会社等多数のフロント企業を経営している。一方で大方の経理等の事務処理は天羽の妻であり姐さんである天羽京子が中心に担っており、構成員の中では裏方にも几帳面に目を光らせている小峠や阿久津、彼女の養子である永瀬光一が主なフォローや監査に回っている。
その事務作業も(性質や気質も大いに関係しているとはいえ)大半の狂人兄貴達は手伝わないばかりか押し付けた部下のミスは許さない等、運営に携わる人達の悩みの種になっている。月末になると決算なのもあってかかなり面倒な事になっている。
大規模な武闘派組織である京極組や長年の因縁がある河内組(現・獅子王組)がライバルヤクザだった。2022年4月23日の動画をきっかけに京極組との戦争が勃発したものの、後になって真実を知ったとは言え、京極組が手打ちを申し出た事で天京戦争に勝利し、天羽組は近隣の組織にその名を轟かすに至った。事実、小峠もとい天羽組の御用達にしている情報屋・伍代千隼も「天羽組と真正面からやろうって組織は周辺にはいない」と言わしめるほどのチームになった。
歴史
戦後の混乱期、初代にして先代組長の田頭が空龍街で旗揚げした『田頭組』を前身とする。現組長の天羽は約40年前は別組織『徳島組』の組員だったが、徳島組が内部抗争の末崩壊した後に田頭組へ移籍、その後幹部にまで登り詰め、約10年前に田頭が襲撃により死亡した事で襲名し、組も『天羽組』に改名した。2021年9月13日の動画では他の組の下部組織にあたる事が解説されているが、本家筋や組織形態などについては未だに不明。
2022年4月1日の動画では長年懇意にしていた轟組が解散する際、轟組のシマである朱雀町の利権を全て譲渡され、空龍街と朱雀町の2つのシマを持つ事となった。
なお、暴対法が施行されてからはかつての京極組のように組内が荒れてしまったようだが、田頭暗殺後、現組長の天羽に代替わりしてからは徐々に旧来的な仁義を重んじる組織へと改革されていったとのこと。
なお、シリーズ初期の動画にて薬物売買などの仁義外れなシノギにも手を染めていたのが確認できるのは、組織改革の途中だったからだと推察される。公式Twitterにてファンから初期の天羽組の仁義外れの行いに対する質問に回答する形で明かされ、「天羽組も当初は仁義側と、半グレ的発想を持つ側で分かれていたが、小峠が入ってからの数年で変わっていった」との事。
実際、初期は裏切り者や仁義のかけらもない外道が実際に存在していたり、人道に外れたシノギをおこなう者もいたが、彼らが死に物語が進んだ現在では彼らのような人物はいなくなっている。
シマを取り巻く状況について
神城組との間で勃発している天城戦争中の2024年の時点においては空龍街の隣町である竜桜町には羅威刃が潜伏している点、空龍街と朱雀町の隣町である久遠町(※佐竹博文が住んでいる)には裏神が拠点を置いている点、香坂達裏神への粛清の為にマッドカルテル本部から派遣されたダヴィッツ達が猛威を振るっている。又、3組織とも天羽組と因縁がある為、天城戦争はシマの守りをしながらの戦争となっている。
主なシノギ
- 守り代
管轄内のクラブなどに対する用心棒業務を行い、その見返りとして収入の数%を貰う。天羽組のメインの収入源で、これがなくなると天羽組が干上がると言われている。それ故にクラブでバカする無法者は手足切断や刺殺など、地獄を見ることになる。
- 闇金への出資
メインのシノギその二。金主として闇金へ金を貸す。大概は日本が定めた貸金業法の利率を余裕で上回る高金利なので、返せないと債務者ばかりか闇金の社長は地獄を見る。また、一部の闇金は天羽組直々に育て上げる。
- 恐喝、地上げ行為
今ではやっていない過去のシノギ。バブル時代、企業の依頼で立ち退きを迫る時に行った。現在は違法な居座りの立ち退きをするに留まっている。
- 薬物売買
現時点では御法度の外道のシノギ。覚醒剤や麻薬を仕入れ、売り捌く。現在の天羽組では全面禁止で販売も使用も厳罰となり、麻薬カルテルは見つけ次第抹殺する。
- アリバイ会社
キャバ嬢や風俗嬢など、部屋を借りる際に不動産会社の審査が通りにくい水商売の女性ら(外国人も含む)に対し、架空の勤め先として身元を保証する。元々は北岡隆太の発案で始まり、当初は一人辺り月2万円の設定で収益の足しになればと思い行ったものの、始めてすぐに利用者が100人を超えた事で小峠も驚くほどのシノギになった。一方、利用者の増加や他業者との差別化を図る事に伴ってのサービス向上(納税や社会保険などの手続き代行、子持ちの女性に対しては託児所を手配など)による営業努力のお陰で小峠さえ片手間でできる類のモノでなくなり、疲弊の要因の一つにもなっただけでなく、このシステムを利用して違法風俗を営む輩を出した事が一度だけある。
発案者である北岡亡き後は小峠が引き継いでいると思われる。
- 海外向けビジネス
主に和中蒼一郎が行っているシノギ。日本刀販売や金の密輸でグローバルに活動する。ただし現実は暴対法によってヤクザはパスポート等は作れなく飛行機には乗らない。
主に幹部候補が行っていたシノギ。高く売れるため極道は意外にも海産物と関わりが深く、現地のダイバーを雇ってナマコなどの高級食材をとり裏ルートで売りさばく。坂元の死後にこのシノギを継承したメンバーはまだ現れていない。
- 芸能ビジネス
アイドル等の芸能人や事務所のイベント調整などを行っており、かなり昔から行われていたと思われるシノギ。天羽桂司はかなり昔からこのシノギで芸能界との共存関係を築いている。
周辺のお店などにイベントの旨を説明し理解してもらったりするという業務が主であると思われる。城ヶ崎賢志がやっていたようなパパラッチに罰を与える業務をやっているかは不明だがあまりに度が過ぎた付き纏いにはしっかりとカチコミをする。
- グッズ販売
現実世界でも行われているシノギ。若手が作成したアクリルスタンドなどの天羽組グッズを販売する。作中では堅気の小学生が一条や速水のラバーストラップを所持している描写が存在した。こちらは売れ行きが好調すぎて品切れが多発する為、散々(主に現実世界から)クレームを入れられている模様。
構成員
2024年5月現在、本名(フルネーム)が明らかになっている主要人物の他、複数の組員(主に小峠の舎弟)が多数登場する。特に前身である田頭組も含めると関係者の数はかなり膨大になるため、以下のキャラクター紹介においては記事の長文化を避けるため、単独記事のある組員は極力説明を割愛する。
以下、野田以降の組員は年齢または役職順で記載。
現在の主要人物(公式HP参照)
天羽桂司(組長/親っさん/主人公代理の経験あり) | 天羽京子(組長夫人/姐さん) | 野田一(アイスピック野田/現若頭/野田のカシラ) |
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宅間俊介(元篠原組組長) | 須永陽咲也(バイティング須永) | 和中蒼一郎(日本刀の和中) |
永瀬光一(ガスバーナーの永瀬) | 矢部光晴(殺人空手の矢部) | 小林幸真(アーミーナイフの小林) |
香月紫苑(女装ヒットマンの香月) | 青山琉己(狩猟刀の青山) | 小峠華太(主人公) |
速水泰輝(主人公代理の経験あり) | 飯豊朔太郎(主人公代理の経験あり) | 工藤亘清(工藤清志の息子) |
茂木功志郎 | 水野陽太 | 慶永龍生 |
本編中故人となった主要人物(同上)
阿久津敏朗(若頭/カシラ) | 工藤清志(ドスの工藤) | 冨樫宗司(ハンマーの冨樫) |
---|---|---|
若頭。天王寺組との羽王戦争で戸狩玄弥に殺害される。 | 小峠の兄貴分で、亘清の父。羽王戦争で城戸丈一郎に殺害される。 | 小峠の兄貴分。京極組との天京戦争で相良颯誠に殺害される。 |
南雲梗平(山鎌の南雲) | 北岡隆太(串の北岡) | 宇佐美純平 |
小峠の兄貴分。羽王戦争で室屋柊斗と相討ちとなる。 | 小峠の舎弟。京極組の一条康明に殺害され、天京戦争の発端となる。 | 小峠の舎弟。神城組の長門碧に殺害される。 |
幹部及び上級構成員
※ 名前の後ろに×とついている人物は2023年2月時点で故人。
- 田頭 ×
天羽組の前身にあたる『田頭組』組長。
戦後の動乱期に組を旗上げし、現在の武闘派極道組織としての天羽組の礎を築いた人物。戦後当時の貧乏暮らしの反動から舎弟にひもじい思いをさせたくない情愛が強く、当時駆け出しである20歳の小峠にも、日頃の運転手役を労って定例会の宴席に誘い食事を御馳走する(ただ余りにも大量に注文したので、小峠も喜びながら食べるフリをしてトイレで吐き出すを繰り返す羽目になった)等して可愛がっていた。一方で、暴対法の制定によるアガリの低迷による焦りからか、当初のシリーズでは時にシノギに邪魔になる一般人を追い詰める手法を当然のように行使する兄貴たちも多く、実際に天羽以前の時代の組は荒れていたとも振り返られていることから、一概に人格者とも言えない側面も散見される。
上述の宴席の帰路にて敵対組織の襲撃に遭い、敵の銃弾から小峠を守って死亡。
小峠は今でも、事件当時に運転していた車と同じ車種(ベンツ)を見ると当時を思い出すという。
- 若頭A ×(恐らく)
2021年8月22日の動画に登場した天羽組の旧若頭。
小峠の想像の中でのみ登場し、口にゴルフボールを入れた後でゴルフクラブで殴打した。
その後は阿久津が若頭として登場している為、恐らく何処かの組織との抗争で死亡したと思われる。
- 若頭B ×(恐らく)
2021年9月13日の動画に登場した天羽組の旧若頭。
山吹色のネクタイを締め、髪をリーゼントにしている。
組にマル暴のガサ入れが入る事を小峠から聞き、田頭(と思われる)共々渋面を浮かべた。
その後は阿久津が若頭として登場している為、恐らく何処かの組織との抗争で死亡したと思われる(デザインやキャラのブレがある時期だったため、阿久津と同一人物という説も)。
- 戸村 ×
2021年12月2日の動画に名前と遺影のみ登場した天羽組の旧本部長。
抗争により命を落とし、数日にわたる議論の末に喜多川が後任の本部長に就任した。
- 小西 ×
天羽の舎弟に当たる年配の幹部。小峠からは「叔父貴(オジキ)」と呼ばれている。
徳島組時代からの舎弟なのか、田頭組に移籍してからの舎弟なのかは不明。
天羽の影響で他の幹部達と共にペット業者の犬養から子犬を購入したが、わずか数週間で子犬が全て死んでしまったことに不審を抱く。運転手の子分と一緒に犬養の店へクレームを付けに行ったものの二人とも毒殺された上、足がつかないよう遺体をサイコロ状にされてしまった模様。バラバラにされてしまった遺体を葬れたかは不明。
なお敵対組織の京極組にも小西という構成員がいるが彼との関係性は恐らくない。(なんの偶然かこの二人は組長の舎弟だったという共通点がある)
- 祖父江 ×
天羽組の幹部の一人。
武闘派揃いの幹部の中では珍しく穏健派であり、頭の回転が早く常に冷静な男。
- 天羽のお付き
2021年10月8日付の動画に登場。黒いスーツと黒のネクタイを身に着けた、40~50代程度の七三分けの男性(後述の護衛の兄貴とは別人)。
天羽の護衛を務めている。天羽がナイジェリア人客引きとのトラブルで殴られた際に、その客引きを直ぐにぶっ飛ばすも、報復として客引きの仲間8人に天羽諸共集団リンチを受けた(幸いにも一命は取り留めている)。
- 護衛の兄貴(仮称)
スキンヘッドと蓄えた黒髭に赤いワイシャツの巨漢で、田頭組の元組員。
小峠が田頭のお付きの運転手だった頃に、田頭の護衛を務めていた。舎弟に厳しい人物のようで、小峠に対して運転でヘマをしない様に釘を刺していた。その一方で、田頭から幹部会(という名の食事会?)に誘われて緊張する小峠に「遠慮するな」と言う気の良い場面も見受けられた。
幹部会の帰りに、田頭の指示でコンビニへ寄った際に敵対組織の襲撃を受け、田頭を庇い無残にも蜂の巣にされた。この時に田頭ともども死亡したと思われたが、後述の通り小峠が天羽組の組員になった後も彼が登場している場面があることから、奇跡的に命は助かった。
4年前に野田の同僚・江藤が殺害された際の犯人探しにも立ち会っており、幹部である野田を呼び捨てにし、野田も敬語を使っている事からその地位の高さが窺える。
しかし、その後は野田がNo2の若頭に就任したことから現在は引退したものと思われる。
ちなみに蜂の巣にされた際、頭部2発を含む15発以上を食らって生還という、どこぞの誰かみたいなことをしている。
武闘派組員
小峠をはじめ「狂人」と言及されたことがあるキャラクターは武闘派狂人極道、狂人兄貴を参照。
小峠の舎弟
- 柏木翼 ×
緑のシャツと黒いスラックスを身につけた天羽組の新人。
旧河内組の強襲で同僚が抹殺され、自身もズタボロになりながらも事務所にたどり着き、事の次第を話した。後に天羽組による河内組への報復に小峠・野田・香月と共に動員されるも、組内では御法度である女装中の香月に話しかけるという行為に出た上、それを河内組の布袋に見られ、他の3人を大ピンチに陥れてしまった。
2022年4月13日の動画では、京極組の下っ端と喧嘩していた。
そして同年12月6日の動画にて、宇佐美と共に半グレを制裁していた場面が描かれた。
その後、会合に向かう天羽とその護衛を務める小峠を送迎する運転手として働くが、天王寺組の浅倉およびその舎弟の古屋によって足止めを喰らい、車は大破しガソリンが漏れてしまう。危機的状況の中で自らの身を挺して天羽と小峠を逃すが、浅倉の銃撃により致命傷を負う。その時、柏木は自らガソリンを撃って自爆を図る。浅倉と古屋は危機を察知し後退するが、一瞬目を離した古屋を柏木は最期の一撃と言わんばかりに銃殺した。
今際の際、未熟な自分なりに自らの役目を全うした事に安堵し、爆炎に包まれてその命を散らした。
「アゲアゲでございますね~」
「あぁ!? お前京極組のカシラかぁ!」
「俺じゃあ生き残るのは無理ゲーだったな…。でも親っさんと小峠の兄貴を守って死ぬんだ、俺にしては良い方かもな…。」
- 後藤×
宇佐美と共にシマ内で届け物をした帰りに韮澤に拉致される。宇佐美が韮澤の暴行を受けた姿を見て恐怖すると小峠のシノギのルートを吐いてしまい、直後の用済みとして斬殺された。
- 舎弟A(名前不明)
臙脂色の目隠れかつ癖毛の髪型とタートルネックのシャツが特徴の構成員。
北岡、速水、飯豊と共に、天羽の下で極道の生き方についての教えを学んでいた。この様子から、年代的には小峠の舎弟と同年代に位置すると思われる。
- 舎弟B(名前不明)
見た目は20代程度の組員で小峠の舎弟の一人。初登場は2021年9月13日に投稿された動画。体格がよく一見頼りになりそうだが、まだ詰めの甘い所がある。名前は未だに明らかにされていない。
2021年12月11日の動画で久々に登場。下記の野田の子分Bの死に怒り狂っていた野田を見て北岡とともに怯えていた。その後天京戦争で、天羽の門番をしていたことが判明。結構後から出演した柏木に比べて出番も多いが未だに名前が無い事に理不尽を感じる視聴者が結構居るとか居ないとか...。
「兄貴! サツだ! サツが来た!」
「死にに来てんかゴルァ!? 舐めてんのかぁ!?」
- 舎弟C(名前不明)
小峠の舎弟の一人で、2021年9月8日に投稿された動画に登場。小峠の舎弟(=歳下)なため年齢的に20代と思われるが、筋肉質な体格にスキンヘッド、野太い声に顔には左目が潰れる程の傷痕を持ち、まさに歴戦の強者といった面構えの大男。どう見ても小峠よりも歳上かつゴリゴリの武闘派にしか見えないが、見た目とは裏腹に口調は穏やかで、情報収集やスパイ活動を得意としている。
- 舎弟D(名前不明) ×
見た目は20代程度の組員で小峠の舎弟の一人。前述の通り犬養の店へクレームを付けに行った小西が三日経っても帰ってこないため、不審を抱いた天羽の指示で小峠と一緒に犬養の店へ偵察に行ったが、そこで犬養から出されたコーヒーには猛毒の硝酸ストリキニーネが入っており、小峠はすぐに異変を感じて吐き出したため軽症ですんだが、彼は飲み干してしまったため、その場でもがき苦しみながら絶命した。
- 舎弟E(名前不明)
推定20代の組員で小峠の舎弟の一人。禿頭。薬物を舐めていた為、ヤク中になってしまい、小峠にヤク購入の為の金を無心していた。結局、其処に割って入った和中から一撃喰らって倒され、小峠の手によって村田医師の元に運ばれた。
- 舎弟F(名前不明) ×
推定20代の組員で小峠の舎弟の一人。見てくれは完全に一般人でナリは極道らしくないが、須永が村田医師の妻を拷問する様を見ても罪悪感を抱かないなど中身は普通に極道である。
村田医師の妻と深い関係にあったヤクザがカチコミに来た時の銃撃戦で死亡。
- 舎弟G(名前不明)
推定20代の組員で小峠の舎弟の一人。茶髪の坊主頭。小峠を尊敬し、特に小峠の刺青をスマホの壁紙にするほどに惚れ込んでおり、彼と同じ彫師で刺青を入れたいと小峠にせがんでいる。そんな彼に対し小峠は、刺青を彫るという事は二度と堅気に戻れない覚悟を背負うという意味で、なるべくなら堅気に戻る道を空けておきたいと、今は紹介しないようにしている。
- 舎弟H(名前不明)
推定20代の組員で小峠の舎弟。見るからにチンピラ。
天羽組のタブーである「カタギに手を上げる」を行なった為、和中に腕を斬り落とされた。
- 舎弟I(名前不明)
推定20代の組員で小峠の舎弟。
天羽組のタブーである「薬物に手を出す」を行なった為、須永に十指全てを食い千切られた。
- 舎弟J(名前不明) ×
推定20~30代の組員で小峠の舎弟。金髪と緑のシャツが特徴。彼と他二人の仲間でシノギから帰還している最中に何者かに車を襲撃され、炎上した車の中で三人共焼死した上、持っていた資金までも奪われる。死後、彼らの安否を伺いに来た小峠が車内でガソリンの匂いを嗅ぎ付けた事から、同じ天羽組の南田の火炎瓶により殺された事が判明した。
- 舎弟K(名前不明)
推定20代の組員で小峠の舎弟。金髪に上下共に紫のスーツが特徴。速水と共に天羽組の守り代を払っている雀荘の警護をしていたところ、チェーンソーの木島率いる半グレ集団に襲撃され、左腕を落とされた。速水の手で闇医者の病院に運ばれ、命は助かった模様。
旧田頭組時代からの構成員
- 藪下 ×
高校卒業後に家を飛び出してチンピラになっていた小峠を組にスカウトし、ヤクザのイロハを教えた男。
小峠が28歳の時に、半グレとの抗争のために車で銃火器を運搬していた際に手榴弾が暴発、藪下は燃える車の中で焼死した。小峠は偶然が重なって車から投げ出され一命を取り留めたものの、銃刀法違反で逮捕された。常に上下白のスーツ姿であり、小峠は彼をリスペクトして同じ白のスーツを着ていると思われる。
小峠の初登場の動画に登場しながらも名前は長らく不明だったが、2022年3月22日付の動画で初めて名前が紹介された。なお上記動画では姓が薮下と表記されていた他、小峠スカウト時の所属組織を田頭組ではなく、天羽組と紹介されていた。
- 東倉賢介 ×
若頭の阿久津が一構成員時代で特に世話になった人物。若い頃の阿久津の兄貴分であり、現在の天羽組で古参である野田も「兄貴」と呼んでいた。
金髪に花柄シャツを好んで着用すると言う一見すると陽キャなプレイボーイに見えるが、本来は『裏で支える人間の重要性』や『信頼関係を築く事の大切さ』を心から理解している聡明で温かい人柄の好漢である。
新潟の巨大組織『碧田組』が天羽組の一支部を襲撃する事件が発生し、運が悪い事に阿久津と一緒に現場に居合わせていた事に加え自身は重傷を負ってしまい、逃げようとするも逃走経路を塞がれる窮地に立たされてしまう。そこで自らが車に乗り込み阿久津に激励の言葉を遺し、敵の構成員らが放つ銃の嵐の中で特攻、銃の扱いに長けた相手の一人を撃ち抜きながら敵陣に突っ込んだ。そして最期は事前に用意したダイナマイトで敵陣の構成員の大半を爆発に巻き込んでその命を散らした。これによって碧田組の戦力を風前の灯にする事に成功し、残された阿久津は怒りを力に変えて殲滅した。
後に阿久津は自身が諭した『縁の下の力持ち』として天羽組を陰日向と支え続けた事で天羽から天羽組の若頭任命されるのだった。
若い頃の阿久津と同じく喧嘩の強さに限界を感じて裏方に徹するようになったものの、本人は憂うどころか「裏方にもロマンがあり、才能ある奴に頼られるのは楽しい」と嬉しく感じていると同時に阿久津に縁の下の力持ちになるよう諭した事と「人を見抜く力があるからきっとよき相談役になれる」とアドバイスを送った事で彼の人格やキャリア形成に大きな影響を与えた。
「ぶっちゃけほとんどの組織がな 一握りの天才を大量の凡人が支えて成り立ってんだよ」
「全ての人に頼られるのは天才ではなく他人のことを考え続ける凡人なんだよ」
- 山本 ×
藪下の死から数年後、出所した小峠が舎弟になった構成員。
組きっての武闘派であり、金が絡めばカタギであろうとバットで殴る程凶暴な性格であまりの悪名の高さから警察からもマークされていた。
河内組の陣内をシマ荒らしとして討ち取るもその後、陣内の護衛たちによって蜂の巣にされた。
坂元、下記の沼田と並ぶ仁義外れよりの構成員だったといえる。
- 沼田 ×
推定50代の古参の組員で上述の山本と同格の狂犬。彼もまた武闘派で無茶苦茶な性格をしている。
土地買収のために所有者の老人に正攻法な交渉をしたが、頑として譲らなかったために様々な嫌がらせをした挙句、盗んだダンプで老人の店に突貫して破壊した。已む無く老人は土地を譲ったが、のちに老人は報復に半グレを雇って彼を拉致し、苛烈な拷問で殺害してしまう。そして組の面子のためだと天羽から命令された小峠はやむなく老人を射殺、沼田を殺した半グレも凄惨な拷問を受けて処刑された。
坂元、上記の山本と並ぶ仁義外れよりの構成員だったといえる。
- 豊田 ×
推定50代の古参の組員。普段は寡黙だがキレやすく容赦が無いことから「荒神の豊田」の異名を持つ。実は狂人兄貴以外で通り名を明かされている極道は、彼と八隅の二名しか居ない。
その性格から内外からの敵が多く、ある日旧河内組が雇った刺客らに拉致され、凄惨な拷問を受けた果てに2週間後にゴミ処理場で遺体として発見された。
- 江藤 ×
推定40〜50代の組員。駆け出し時代の小峠が藪下と共に特に影響を受けた人物。山本死後、小峠は彼の舎弟となりウマも合って色々と面倒を見てもらったが、イケイケの武闘派で敵も多かった事から、4年前に極道崩れのチンピラ達の凄惨なリンチに遭い殺害される。
小峠は復讐完遂の誓いと江藤の意志を継ぐために、彼が背中に彫っていたのと同じ昇り鯉の刺青を自身の背中に彫っている。
2021年12月26日付で公開された動画中の回想にもワンシーンのみ登場。25年前に工藤と共に死体処理を担当していた模様。
- 八隅 ×
極道のキャリア20年で、旧田頭組時代から天羽組の死線を潜り抜けてきた歴戦の猛者の一人。
異名の通り早撃ちの達人だが、敵の騙し討ちを受けて死亡。
その他の構成員
- 福留 ×
今は失き徳島組の元組員で、天羽のかつての同僚。
狂気の武闘派として知られていたが、何らかのミスを犯して38年間もムショ暮らしを強いられてきた。徳島組解散により帰る場所をなくして途方に暮れていたところ、天羽に拾われる。しかし刑務所暮らしに加え歳を取ったことでうまく働くことはできなかった。しかし、天羽は彼をヒットマンにするため組に迎え入れており、しばらくして敵組織へのヒットマンとして動員され殉職した。
- 片山
2021年10月8日付の動画に登場した、紫色のシャツを着た構成員。組内では薬物の取り締まりを担当している。
ある日、シマ内のナイジェリア人ギャングに薬をせがまれた際に、「クスリなんてどこから足がつくか分からない」という理由で「あ? ウチは関係者にしか売らねえって決めてんだ。どっか行け、バカヤロー」と断った。しかし、この事で相手の怒りを買ってしまい、ナイジェリア人半グレグループに暴行を受け、数カ所を骨折する程の重傷を負わされた。
この一件以降、天羽組は組内のナイジェリア人半グレグループへの警戒を強め、復讐の機会を窺う様になった。
- 坂田
2021年10月31日付けの動画で名前のみ挙げられている構成員。
敵のチンピラが「渡世と無関係な組員の家族などカタギを狙う」という極道界のタブーを破って彼の母親に絡んできたが、たまたま近くにいた小峠に撃退されている。
- 宮本 ×
工藤の舎弟かつ小峠の同僚。丸メガネが特徴の中堅組員。
喧嘩の際に工藤から命を救われた経験があり、その恩を返すために事件を起こした工藤の身代わりで警察に自首したが満了することなく獄中で死亡。
- 山田 ×
坂元の舎弟。
推定20代の若手組員。なかなかのイケメンであったが、坂元の愛人であるミカをそうとは知らずに付き合っていることが発覚して坂元の怒りを買ってしまう。
ケジメとして左手の親指以外を全て切り落とされた上に手当もされずにナマコの密漁をさせられるとそのまま置き去りにされ溺死。坂元がヒットマンと乱闘の末に死亡した後、遺体が発見された。
- 桧山 ×
野田の舎弟。天羽組に入って3年目の若手組員。
野田が目をかけており、小峠からも「手を抜く事はない」と感じさせるほどに真面目な人物であるものの、経験を積ませるべく香港マフィア・青龍団との銃の取引で洋上での金の渡し役兼ブツの受け取り役を務めた。しかし、青龍団は金だけを騙し取るのが目的だったため、桧山は陳の槍で喉を貫かれて殺されてしまう。
野田からは「ミスは即ち死(→作戦の失敗などがあったら死に直結するぞ)」との教えを半分近く洗脳の状態で受けていたが、まさに文字通りにそれを体現する結果となってしまった。
「ミスは即ち死‼ ミスは即ち死‼ ミスは即ち死‼」
- 小田、木村、他増援2人 ×(全員)
羽王戦争の最中、留守にされていた天羽宅の門番を務めていた2人組の組員(名前は纏めて呼ばれたので、どちらが小田か木村かは不明)。天王寺組の若手が天羽宅に襲撃に来た際に「冷やかしだったら痛い目を見る前に消えろ ガキ」と睨みを利かせるも、若手が突如として取り出したマシンガンによる不意討ちで2人共射殺されてしまう。
残りの2人は小田と木村が撃たれた銃声を聞いて駆け付け、非道な行いを働いた天王寺組に怒り、1人がドスを取り出し立ち向かうも、小田らと同じくマシンガンで射殺され殉職してしまった。
- 渡部紀典、辻龍之介、小寺裕之、岡田誠二、木田吾郎、望月新 ×(全員)
城戸に一方的に倒されてしまった構成員達。
誰がどのタイミングで殺されたかなどは全く判明していない。
- 野田の舎弟A
2021年10月7日付の動画に登場。茶髪と赤いTシャツが特徴の組員。
彼自身も何らかのミスを犯した為か、小峠が舎弟を「カタギに喧嘩で負けた」という理由で仕置をしていた際に、小峠の仕置の温さに呆れた野田により、半ば当て付けの様な形で太腿をアイスピックで滅多刺しにされた(この際、太腿を刺しやすくなる様にズボンを下ろされている)。
この光景を見せられた小峠は、「こりゃあ、刺しすぎだ…コイツ二度と歩けねえんじゃないか」と絶句していた。
- 野田の舎弟B ×
オリーブ色の髪と緑色のシャツが特徴。
カラオケ店において、一度台湾マフィアの陳らと入室の順番を巡り掴み合いの喧嘩になるも、店員が入った事でその場では大事には至らなかった。しかし、店を出た直後に陳によって「カラオケ歌イタイ! 死ネ!」と短絡的な理由で殺害されてしまう。
野田は死亡した舎弟Bの事を「くたばっちまった馬鹿」と称していたが、彼の為に陳ら台湾マフィアへの敵討ちを行ったり、先述のケジメをつけた事を伝えに行く等、彼なりに思い遣りを持っていた事が窺える。
- 野田の舎弟C
くすんだ金髪と灰色のスーツが特徴。
上述の野田の舎弟Bと同道していたが、彼は太腿を撃たれるだけで済み、病院に緊急搬送された。彼が撮った写真のおかげで、天羽組は陳を特定する事ができた。
- 尾崎の舎弟
尾崎直属の舎弟である組員。金色のイヤリングと『HAMBURG』と書かれたTシャツを着けている。
河内組との土地を巡る争いで負傷し入院した尾崎に対し、祖父江が河内組との交渉を成功させ、土地の利権を手に入れた事を伝えた(本来、祖父江の件は直ぐに尾崎に伝えると、頭に血が昇り抗争へと身を投じ、土地の利権は疎か尾崎の命まで消える危険が有る為、尾崎には秘密にされていた。祖父江は、後日大金の譲渡と共に、先の襲撃の犯人である末端組員が処分された旨を伝えて納得させる予定であった)。
そして、その事に激怒した尾崎を「そうですよね!ミンチにしてハンバーグですよね!」と煽り立てたり、彼の「祖父江が河内組と手を組んで出世しようとしているのではないか」という疑念に対して賛同した事で、尾崎を祖父江への報復に向かわせてしまう事を決定づけた。
この一連の事件により天羽組は「祖父江が尾崎の手で射殺される」「尾崎は絶縁の末に半グレに落ちぶれ最終的に小峠に射殺される」という形で大きな痛手を受けた。
祖父江殺害の主犯は尾崎ではあるものの、彼に情報を漏らし、疑心を煽り立てたこの子分も暴走の大きな原因であり、小峠からは「アホ」と吐き捨てられた。
尚、尾崎が絶縁された後の去就は不明だが視聴者からは祖父江と尾崎を破滅に至らせた主犯扱いされ久我シリーズの園部などと同様、蛇蝎のごとく嫌われている。
- 小林の舎弟
天羽組の若手構成員。懐が寒く、それ故に為替詐欺師の口八丁に引っ掛かってしまう。ケジメを取って貰おうと、その事をよりによって組一番の狂人に相談してしまったのが運の尽き。彼は同情されるどころか、ヤクザが詐欺に引っ掛かかる方が恥だとされ、恥を晒した罰として左手指5本全てをケジメ(指詰め)されてしまった。
- 舎弟Jの同行者2人(名前不明) ×(両者共)
先述の小峠の舎弟Jと共に、車で遠場のシノギへと出かけていた2人の組員。
シノギの帰りに同じ天羽組組員の南田によって襲撃され、炎上する車の中で焼死した。
- 鶴巻 元木 他2名 ×(鶴巻のみ)
水野と同時期に天羽組に入った構成員達。
鶴巻は阿久津、南雲を会合へ送る途中に室屋とその舎弟、大仁田に射殺される。一方元木は水野と共に天羽の命令で戸狩を闇医者へと送った。
そしてこの時補充された構成員は、水野と羽王戦争中に殉職した鶴巻を除いて皆天羽組を辞めたらしい。
元構成員
小峠と豊田が組員のスカウトをしていた際に孤児院で出会った青年。当時18歳。
生まれた時に親に捨てられた過去を持ち、見込みがあるとスカウトして準構成員として働き、小峠もはじめて舎弟ができたと喜んでいたが、敵対組織の襲撃の折に小峠を庇って凶刃で重傷を負い、一命は取り留めたものの半身に痺れを残すほどの後遺症を残し、命が惜しいと泣く泣く組を抜けた。
髪を緑と黄色に染めている若手構成員。宇佐美とは同期らしい。
天王寺組城戸派との抗争中に組を辞めた。その後の動向は不明。
- 田中洋一
速水の舎弟。
瀕死も同然の城戸に速水と共に襲いかかるが彼らレベルでは相手にされず撃破されてしまう。矢崎と同じく、羽王戦争中に退団し現在の動向は不明。
- 坂槙圭吾 ×
香月の舎弟。古い付き合いの令嬢とできちゃった婚しようとするが令嬢の父親が坂槙がヤクザなので拒否。それでも坂槙は2ヶ月間毎日父親の元に通い誠意が認められ組を抜けることを条件に結婚を認めるというどこかの極悪政治家と違い寛容に坂槙を受け入れめでたく結婚する…はずだったがシマ荒らしのカンボジアマフィア「ダッカローズ」に妻子諸共惨殺された(殺された理由はシマ荒らしを止められた逆ギレというあまりに巫山戯たものだった)。
この事件に怒り狂った香月、小峠、小林により殲滅、坂槙一家を惨殺した2名は香月と小峠の怒りの拷問により因果応報の末路を辿った。
- 松崎
2021年12月16日付の動画に登場した下っ端組員。
小峠と同時期に天羽組へと入った組員であり、ホステスの妻と小学生の娘を持つ父親でもある。狂暴な性格であり、学生時代には番を張っていた過去を持ち、その時の不良のノリを引き摺ったまま「暴力を振るいたい」という理由で極道となった。気に入らない事があればカタギや警察であろうと構わずに噛み付く事が多いまるで狂犬のような乱暴者。その為、組へ余計なトラブルを持ち込みかねない厄介者として小峠達から煙たがられ、同期の小峠が順調に出世する中、下っ端のままでいた。
そんな状況に不満を持った彼はあろう事か半グレと結託して空龍街で改造エアガンの密売を働き、挙句娘を売人として使っていた。結局天羽の命を受けた小峠と和中に捕まり、天羽の前に引き摺り出され「向いていないから足を洗え」と諭されるもそれを拒絶。我が子を利用していた事もあって、既に怒りの限界に達していた和中に右腕を切断され「残った腕で娘を育てるなら殺さないが、無理だと言うなら即刻殺す」と恫喝された事で足を洗う事を決意した。
ナレーションによると、その後は極道から足を洗い、片腕で娘を育てているらしい。
- 廣島 ×
かつて天羽組に所属していた若手組員。堂馬利信の娘と恋仲になり、結婚するために組みを抜けるも堂馬からは結婚を認められず、駆け落ちしてしばらくは平穏に暮らしていたが、ヒットマンに付けられるようになると工藤に助けを求める。工藤、速水が助けに応じて廣島夫妻と子供の身柄を保護しに向かうが夫婦とも堂馬が送り込んだヒットマンに焼き殺されてしまう。子供だけは工藤と佐竹博文の尽力で助かっている。
- 権田俊朗
2022年7月12日付の紅林二郎シリーズに登場した天羽組の元組員。小峠曰く「金に目が眩んで仁義を捨てた外道」で、天羽組時代は小峠に対して兄貴風を吹かせてよく無理難題を言っていた。天羽組を抜けた後は半グレ組織「炉威奴」を結成して悪事を働いており、イマオカ乳業に対する事件では部下を追ってきた紅林に麻酔銃を打ち込み昏倒した紅林を殺す寸前まで持っていったが小峠に阻まれる。その後小峠と紅林のカチコミでは小峠に一方的な力の差を見せつけられた上で紅林のパンチを受けてKOされ、警察に突き出された。
- 自称救世主の新人(仮称)
薄茶色の髪と茶色いカッターシャツが特徴の20代位の若者。後進不足に悩む渡世の状況に憧れ、天羽組へと入門する。組への忠誠心は持っていたものの、「救世主」と自称する等上から目線で物事を言っていた為、それを気に入らなかった小林にナイフで頭蓋骨に「養命酒」の文字を書かれるヤキを受けた(小峠も何故養命酒というワードが出たのか疑問に思っていた)。
その後、天羽組の武闘派兄貴達による苛烈な教育に耐え兼ね、数日の内に組を抜け出してしまった(その際、小林に遊び感覚で追い回されていた)。
破門された者
- 村田聡一 ×
伊集院茂夫の拷問ソムリエシリーズに登場した天羽組の元組員。シリーズで初めて登場から退場まで一貫して悪役だった天羽組関係の人物である。
残虐な行為を繰り返したため破門されてホームレスに成り下がり、和中と伊集院に粛清された。
- 古田 ×
2022年3月9日付の久我虎徹シリーズに登場した天羽組の元組員。天羽組を破門された後、半グレ集団「怒苦炉」を結成して黒焉街で生活保護を受けている人に法外な金利で金を貸し付けるなど闇金のシノギを行っていた。その結果、黒焉街で食い逃げ、万引が多発するようになり天羽組からも須永が粛清のため差し向けられる。須永が到着した頃には既に京極組の久我らがカチコミしたあとで古田も止めを刺される寸前であったが身柄を争い須永と久我の一騎討ちになる。しかし野島が応援として呼んだ一条もその場に駆けつけたため須永は自身での粛清を諦め結局は久我の手で止めを刺された。
- ラッキーをひどい目に合わせた舎弟(仮称) ×
推定20代の組員で小峠の舎弟の一人。時間にルーズかつ大雑把な性格で社会常識もなく、さらに堅気に喧嘩で負けるなど、極道として全く良いとこ無しのダメ組員だった。小峠も上下関係に厳しい極道の世界には向いていないと思いながらも見捨てずに甲斐甲斐しく教育していた。ある日、天羽が知り合いの法事で長期出張する際に彼をラッキーの世話役に任命した。若手組員にとって組長の身の回りの世話をする事は大変名誉な事であり、うまく成功すれば出世するチャンスでもあったが、そのことを彼は理解できなかった。小峠も付き添いで世話をしたが、元々ずぼらな性格であった上、ストレスが溜まっていたこともあり、小峠が目を離した隙に遊び感覚でラッキーを虐待してしまう。間一髪駆け付けた小峠が動物病院に搬送した事でラッキーは一命を取り留めるも、この不始末を知って激怒した天羽は彼を即刻破門し、小峠も監督不行き届きで天羽から鉄拳制裁を受けた。
しかしそれでも怒りが収まらない天羽は「奴は親に逆らった、破門程度じゃあ下に示しがつかん」と小峠に彼の抹殺を命令、小峠はやり過ぎではないかと思いながらも親の命令は絶対だと受け入れ、最期の情けとして彼を飯(最後の晩餐)に誘った後に射殺し、その遺体は粉砕機で処理された。
ラッキーを命の危機に晒した挙句、ストレスから解放されたであろう破門後も「犬ごとき」と言っていること、虐待を躾と言い張ることなどからややサイコパス気質、外道気質があったのではとも言われている。
組員のペット
天羽が飼っている小犬(おそらくポメラニアン)。
天羽は我が子のように溺愛しているが全く躾をしておらず、所構わず粗相をするのがタマに傷。
しかし時には組長の飼い犬に相応しいほどの貫禄を見せる事もある。実際に天羽の自宅に空き巣が入られた時に、天羽共に怒っている。現在は水野陽太が世話をしているとのこと。
組員の関係者・関係組織
- 大将
小峠の行きつけの呑み屋の店主。初登場は2021年9月13日に投稿された動画で、常連客や近隣住民の相談を小峠に伝えて解決に協力させたり、偶然にも警察関係者も呑み屋に訪れて(今のところ小峠と警察関係者が鉢合わせになってる様子はない模様)、そこで漏らした情報を小峠に伝えたりとお互い持ちつ持たれつの関係を築いている模様。
- 村田医師 ×
天羽の古い知り合いで、天羽組が懇意にしている堅気の医者。
組の方にワクチンやヤク中の矯正施設を斡旋したりなど、組をサポートしている。その為、組の運営には無くてはならない人材であり、小峠達組員も、多少の無茶を聞き入れている。
紳士的で物腰も柔らかく、ヤクザに対しても親切で面倒見のいい好人物として小峠たちから頼られていたが、その裏では15歳年下の妻に対して偏執的な愛情を向けており、過剰な束縛をしたために妻から愛想を尽かされて実家に逃げられてしまう。復縁を望むが全く取り付く島もない状況に痺れを切らし、天羽組に対し、妻の誘拐監禁と薬物による調教を平然と依頼するという武闘派兄貴達とはまた別ベクトルの闇を抱えた狂人であった。小峠も何の落ち度のない堅気に手を掛けるという自分の信じる極道の美学に反する行いを引き受ける事に躊躇して、一旦組に持ち帰って天羽の判断を仰ぐが、天羽からは「奴が抜けられると何かとキツい、今回だけは手伝ってやれ」とGOサインが出てしまう。普段なら貫目の足りない中堅組員の自分が組長に反対するなどという出過ぎた真似はしない小峠も、この時ばかりは警察に逮捕されるリスクが高いと反対するが、天羽も思うところがあったのか小峠を咎める事もなく「フォローの人員は出すから上手くやれ」とだけ命令した。小峠は親に命令されては己の信念も曲げねばならないと腹を決めて、応援として本部から派遣されてきた須永と組んで、この異常極まりない任務をこなす事となる。
諸々のトラブルがあったものの、誘拐監禁は成功し、村田医師はヤクを打たれた妻を抱こうとした時、妻から刺されて致命傷を負う。逆上した彼は妻を刺し殺すが、結局彼自身も事切れてしまった。
なお村田の死後は闇医者の氷室(ひむろ)が彼が生前にしていた役割を担っている。
- おっちゃん(本名不明)
小峠が幼い頃に近所に住んでいた推定40〜50代のヤクザで、一人ぼっちだった小峠の遊び相手になり、任侠道などを語って小峠の人生に影響を与えた。
のちにヤクザである事が近所にバレて追い出される形で引っ越したとの事。
上述の下っ端構成員である松崎の娘。母親は天羽組がケツ持ちしているクラブのホステス。恐らく小学校低学年と思われる。凶暴な父親とは似つかぬ純粋無垢な少女で父親を慕っており(松崎自身は下衆だが、言うことを聞けば遊んであげるというように娘にはある程度とはいえ愛情を持っていた為)、彼が主導していた改造エアガン密売に売人として関与していた。
ある時、小峠と北岡によって密売の現場を抑えられて保護され、其処から松崎のシマ荒らし同然の所業が露呈する事となった。最終的に足を洗った父親と一緒に暮らしている様子。
- 風谷
天羽組の野田や京極組の久我や一条に獅子王組の龍本や井上も頼りにしている模様。かなり信頼する情報屋である。最近伊集院茂夫も依頼している腕の良い情報屋。
- 伍代千隼
伊集院茂夫の若い時からの盟友でもある情報屋。時折、小峠などに情報を提供している。最近は京極組にも情報提供や依頼されてる模様。
- 氷室一真
見た目30~40代の青い髪が特徴の男性。天才的な技術を持つ闇医者。冨樫を死の淵から救うなどの場面を見せている。
前述の村田医師亡き後は、今まで以上に天羽組から頼りにされている模様。
- 大川
天羽組が死体処理に利用しているアスファルト生成工場「大川石材工場」の社長。死体処理を任されている小峠と北岡はここで死体をアスファルト処理している。
初登場は2021年7月28日で、この時は山本に連れられてはじめて死体処理をしたが、直後の交戦で山本が死亡、証拠隠滅のために山本の死体も処理した。ただし実際の本職の極道はアスファルトで死体処理をしたがらない。現実には絶対に残るからと言うらしいのでフィクションだという方が窺える。
2021年12月26日の動画では長期メンテナンスで死体処理ができない状態となり、工藤の指示で水産加工会社で処理する事となる。
- 千田
天羽組が長年バックアップしていた国会議員。
千田は天羽組の準構成員が逮捕された際無関係であるよう便宜を図り、天羽組は千田の選挙に際して票を集めたり演説を妨害するものを連れ出すなど持ちつ持たれつの関係を続けていた。しかし4期目の当選を賭けた選挙戦にて、対立候補・山添のバックに付いていた京極組にスキャンダルを盾に強請られ、立候補を辞退し政界からの引退を余儀なくされた。千田は詫び金は必ず払うと土下座で謝罪し、また天羽にも事前に通達していたため、長い付き合い(衆議院(解散が無い場合任期4年)×3期=最大12年)もあって小峠は仕方無く呑んだ。ただし実際は暴対法が出来てからは政治家と極道の繋がりが厳しくなり実際にはそれをしたら厳しい罰則等が設けられており互いに関わらない様にしている。
- ドヤ街の長老
主に「拷問ソムリエ_伊集院茂夫」に登場している老年のホームレスで、Sのドヤ街(空龍街のはずれに位置する事が判明。しかし、時系列的に後の伊集院シリーズでは、京極組の本拠地である黒焉街に住んでいるとされており、齟齬が生じている)に最も長く住んでいる人物。両親と使用人を皆殺しにされ、絶望のあまり浮浪者になった伊集院を仲間に入れ、生きる希望を取り戻させた恩人と言える人物。人間という生き物のあらゆる面を熟知している他、ドヤ街周辺に常にアンテナを張って情報を集めており、それ故に小峠からも尊敬され、頼りにされている。その他、「殺し屋死龍」や「殺し屋一族の闇金…三門一郎太」にも登場している。
- ホームレスの丸ジイ
長老と同じく長年ホームレスを経験してい。天羽とは仲が良く、天羽の旦那と呼んでいる。
- 六合会
天羽組と空龍街を二分するチャイニーズマフィア。
名前は2021年12月11日の動画にて判明。非常に執念深く下手に事を構えたら戦争になりかねないため、小峠は中国人詐欺グループを粛清する前に知り合いの中国人構成員に仲間かどうか確認していた。だが彼らも日本の警察に目を付けられる事を恐れており、揉め事を嫌う傾向にあるため、天羽組とは相互不可侵の関係にある模様。
臓器密売も手掛けており、致命傷を負った小林の手術に使用した移植用臓器も彼らのツテで調達した物である。
元々は天羽組とは敵対関係にあり、8年前までは血で血を洗う抗争を繰り広げていた。当時まだ若かった阿久津が六合会のボスを討ち取った事で一旦争いが収まるが、双方とも警察から目を付けられて厳しい締め付けにあった事により、共存を条件に矛を収めて今に至っている。現在は張(チャン)という人物がリーダーを務めている。彼の言によると、「武闘派揃いの天羽組とやり合うのは割に合わない」とのこと。また彼は同胞の外道な行い(子供の人身売買あるいは臓器密売)には胸糞悪さを感じている模様。その為、六合会には密売する臓器の調達に一定のルールがあると思われる。
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- 飛龍連合会
極道組織。天羽は幹部の伊賀と付き合いがある。
- 伊賀
飛龍連合会の幹部で最高顧問を務めている初老の男。
元徳島組構成員で、天羽直属の舎弟であった。その為、今でも天羽を「天羽の兄貴」と呼んでおり(同じく天羽の舎弟であった小西と面識があったかは不明)、小峠からは「伊賀の叔父貴」と呼ばれている。
- 大村 ×
天羽がかつて所属していた徳島組の幹部で故人。天羽、福留、伊賀の兄貴分として慕われていた。伊賀共々詳細は徳島組を参照。
- 宝華組
極道組織。天羽組とは友好関係である模様。
- 宝華
宝華組の二代目組長。伊能よりも明らかに若く、伊能からは「坊っちゃん」と呼ばれていることから、先代組長の息子であると考えられる。
二代目組長を襲名した後、長年の組の功労者である伊能から高齢を理由に引退を持ちかけられたが、小規模勢力である宝華組が繁華街を仕切る為には伝説の極道と恐れられている伊能の存在が不可欠であると強く反対したため、天羽が仲裁をする事となった。伊能は二代目が自分の存在に頼りっぱなしで独り立ちできずにいると感じており、これからは若い世代が組を引っ張っていく為にも老兵の自分は身を引くべきだと主張していた。だが二代目の本心は伊能に頼り続けたかったのではなく、年老いた伊能が引退して組から離脱すれば生活の保証もなく野垂れ死ぬか(ヤクザは暴対法により組から抜けた後も5年間は「組関係者」として警察に登録され、その間は一切の福祉サービスを受けることができない)、あるいは現役時代に恨みを買い過ぎた故に敵対者に殺されるかのいずれかであることは目に見えていた。彼自身は父の代から組を支えてくれた功労者である伊能の老後の生活と身の安全を保証するために、伊能の離脱を止めようとしていたのだった。しかし、それでもなお組のお荷物になりたくないとする伊能の決意を覆すことはできず、最終的には伊能の離脱を認めた。
小峠が雛形との戦闘で腕を斬り落とされてしまい、闇医者の氷室の手によって処置が完了した後に、宝華も見舞いに来ているのが分かる。
- 伊能 ×
宝華組に所属している推定60代の老極道。若い頃は「人食い伊能」の異名を取る武闘派で、名刀工である光圀が打った短刀「竜王刀・紫蘭」を愛用して敵対者を刺殺しまくった百戦錬磨の伝説の極道であり、狂気の殺戮者だった。
だが寄る年波には敵わず若い頃のようにカチコミができなくなり、宝華組の組長が代替わりしたのを機に引退を申し出たが、二代目組長から強く反対されたため天羽に仲裁を依頼し、一時的に天羽組の身を寄せる。
詳細は人食い伊能を参照。
- 元宮組
村雨町の一部をシマとする老舗の極道組織。天羽組と提携関係にあった。若頭の美濃部が天王寺組に唆され、元宮を殺したことで壊滅した。
- 元宮
元宮組の組長。工藤清志に取っては極道としての生き方や道筋を示した恩人。羽王戦争で阿久津と工藤を庇い殉職。
- 栗林組
羽王戦争で天羽組の味方についた関西の老舗の極道組織。組織の人数は11人と少なめだが、戦闘力は天王寺組にそこそこ強いと言わしめるほど。
- 神成
栗林組の組長。小林や速水とツテがあり香月による天王寺組のパーティーへの潜入などに力を貸している。
- 桐島組
久遠町に拠点を置く極道組織。天羽組と友好関係であり桐島組長が天王寺組の情報提供をしたりと持ちつ持たれつの関係である模様。構成員の下田も天王寺組討伐に協力するも戸狩玄弥に殺されてしまった。組長である桐島は天羽組とは懇意にしている。
久遠町に拠点を置く極道組織。天羽組長と丸山組の先代組長と仲良かったが、現組長が天羽組を裏切り、天王寺組に付いた上に天羽組長を殺そうとした為、和中と小峠に粛清された。だが完全に外道では無いようだ。
朱雀町をシマにしてきた小規模組織。組長の轟と天羽が長年懇意にしてきた事もあり同盟関係を結んでいたが、若手構成員が殺人事件を起こしたため組長が連帯責任で逮捕され、指示系統を失った事もあり解散する事となる。その際に天羽に朱雀町の利権を全て譲渡し、朱雀町は天羽組のシマになった。
綾波町に拠点を置く極道組織。元々は天羽組とも友好関係だったようだが天王寺組に制圧された為事実上の敵対関係になってしまった。その後北大路組長はヤク中になった噂がある。北大路組もかなりの武闘派だった模様。綾波町の半グレは北大路組の傘下に全て入っており、統率を取っていた模様。
横浜の極道組織。閠間地区を拠点にしている。同じく横浜極道の神城組と一触即発の状態で天羽組に助けを求めている。抗争にならないよう派遣されていたのに構成員の柴原の暴発により抗争状態になってしまった。抗争の中でも家入組の守りを固めている。
家入組と協力関係にある閠間地区の極道組織。天城戦争では天羽組側についた。巻田組長は天羽組と手を組み、神城組に対抗した。そして巻田組を天羽組の小峠華太と矢部光晴で壊滅を阻止させた。
家入組と協力関係にある閠間地区の極道組織。巻田組と違い神城組の市合麟太郎と安芸直治によって武闘派の杉下を殺され壊滅した。どちらかというと天羽組側についた。
家入組と協力関係にある閠間地区の極道組織。巻田組と違い神城組の広瀬大聖によって武闘派の立川を殺され壊滅した。どちらかというと天羽組側についた。
宮城県の仙台市に拠点を置く極道組織。組長の岡口は天羽組長と長年の仲である。戒炎壊滅後、台頭してきた半グレ組織ゼウスの襲撃により、組長を含む3名が死亡した。その後、同組員の吉本が、大金を持って協力を願いに来たため、天羽組長は、須永、小峠、工藤亘清の3名を派遣した。因みに、天羽組シリーズで2021年10月7日の動画で天羽は東北の葬式に出席したり2023年3月13日の動画では天羽が青山琉己に『世話になった親分困っているので東北に行ってほしい』と冗談を言っていた為、この組織が岡口組であった事が判明した。
- 廣目組
四国の極道組織。(劇中の青山のセリフから推測するに、おそらく拠点は高知県と思われる)。四国大抗争の際に、天羽組は青山を派遣した。
シノギ関係者
- パラダイス
天羽組のシマである空龍街のメインストリートに位置する風俗店。人気店で金回りが良く、天羽組にとっても多くのミカジメ料を払ってくれる良客であった。しかし、キャストの女性8人(トップ5名と他3名)が半グレ集団「アズラエル」の構成員によりHIVに感染させられた為、深刻な経営難に陥った。その後、ミカジメ料の話に関しては小峠が天羽に掛け合う事になった他、仕事が出来なくなったキャストの面倒は天羽組が可能な範囲で見る事となった。
- マジックピンク
- エレガント
パラダイスと同じく、天羽組のシマ内で売り上げ上位に食い込む風俗店。これらの店に居た指名トップクラスの稼ぎ頭も、アズラエルの構成員によりHIVに感染させられた。アズラエル壊滅、キャスト達の生活はパラダイス同様天羽組の方で面倒を見る事になったと思われる。
- 倉田重信 ×
表の性産業を経営する傍ら、社会不適合者や訳ありの風俗嬢の生活を助けるために違法であるマンション系風俗店も経営・管理している初老の男性。表で働けない者たちの受け皿になるためにリスクを覚悟で裏風俗を仕切っている人格者であり、非常に思いやりのある性格から空龍街の嬢達にも慕われており、天羽組も長年懇意にしている。小峠も彼の人柄に敬意を払っていた。ある日彼が経営していたマンション風俗店が全て経営者が代わり、倉田の部下と嬢達から彼が行方不明になった事を聞き伍代に捜索を依頼、その結果、彼の経営を乗っ取ろうと画策した半グレ組織「空龍ファイナルズ」に拉致され、嬢達を人質に取られ已む無く利権を譲渡した末に殺害された事が判明、この事に憤慨した小峠と野田は空龍ファイナルズを殲滅する。騒動後は部下が経営を引き継ぐ事になり、小峠は遺品であるオイルライターを倉田の妻に渡そうとしたが、彼女の好意で形見分けとして譲り受けた。
- ギルバート・ジェイムス
イギリスの資産家。若き日の天羽が和食の食材をイギリスへ卸すシノギで協力してくれた恩人で現在も連絡を取り合える程度には交流がある模様。娘のアイナを溺愛しており、そのアイナが音信不通になったことから天羽に捜索を依頼している。
- アイナ・ジェイムス
ギルバートの娘。日本に留学していたが紅蜘蛛のスカウト・友近に引っかかった結果スマホを没収されてしまい音信不通となってしまった。小峠らが紅蜘蛛のアジトへカチコミをかけると友近によって人質に取られてしまうが、小峠に対して放った友近のあんまりな言葉に怒りビンタをかます気の強い一面もあり、その結果小峠は友近を射殺することが出来た。
- 中田芳樹 ×
闇金の社長。立ち上げから小峠と二人三脚で苦楽を共にしてきており、構成員ではないが野田に生き死に教育をされていた。リスクが多い闇金を他社の台頭にも負けずに廻している優秀な人物だったが、会社の金を運んでいた所を没落ヤクザ北辰会の組長親子に強盗目的で殺害されてしまう。これに激怒した小峠と野田によって仇が取られた後、奪われた金は野田の判断で彼の妻子に渡されることになった。
- 光子ママ ×
伊集院シリーズに登場したベテランホステス。空龍街にて路頭に迷ったり、チンピラに絡まれていたりした女の子を救い、場合によっては自らの店での仕事を紹介するなど、天羽組と協力しながら治安維持に努めていた(回想にて小峠も彼女の傍にいる描写がある)。しかし、15年前に彼女の通報を機に逮捕され、それ以降恨みを持っていた小倉武則率いる半グレグループに他のホステスごと誘拐され、殺害されてしまう。これに怒った天羽により青山と小峠に彼の率いる愚連隊の殲滅命令が出され粛清に向かう。その過程で依頼を受けて小倉を追っていた伊集院に遭遇し、そのまま雑魚及び護衛のチャイを殲滅された小倉の身柄は伊集院に引き渡された。なお、天羽組には守代も払っていた模様。
- 大村精肉店
空龍商店街の中に有る精肉店。店主の大村店長は人柄良くて子供に唐揚げ3つで100円という安価で提供している。採算は取れないけど子供の笑顔を見るのが一番という優しい店主。時々店主の息子君も店を手伝っている。
敵対勢力並びにシマ荒らし
公共機関
- 警察の皆様
御存知の通り、国の治安を守る行政機関の皆様。
様々な犯罪を取り締まる立場に位置する事から、天羽組を初めとする極道達の天敵である。その為、小峠達は常に彼らの目を警戒しながら活動をしている。実際、劇中ではシノギやカチコミで起きた失敗により、小峠、天羽、阿久津、米倉、福留らは彼らに拘束された事が有る。
そして、一部の警察関係者(マル暴の刑事達等)は極道に対して敵意を抱いており、時として拘束した彼らに対し過剰な暴力を振るう事も有る。
しかし極道側が何もしていない場合には基本的にお互い警戒状態に留まっており、江藤が殺された際には、普通に天羽組に彼の遺体が発見された事を伝えている。
また、彼らは身内意識が強く、90年代初頭に台湾マフィアの1人に職務質問を行った警察官2人が射殺された際には、海外マフィア全体へと怒りを顕にし、違法スレスレの強引な捜査で台湾マフィアの拠点やシノギを大量に潰した事も有る。結果的に台湾マフィアは彼らの強引な捜査により大量の拠点やシノギを失い足を掬われる事となった。
- マル暴の刑事達
警察組織の中で暴力団などの犯罪組織を専門に担当する刑事の集団(組織犯罪対策部)。
本職の極道と正面から渡り合える武闘派の刑事達だけあって、本職の極道に勝るとも劣らない凶暴性と残虐性をむき出しており、「どっちが本物のヤクザなのか分からない」「一流の殺し屋の目をしている」とも言われるほど。小峠が所属している天羽組を検挙しようしたが、証拠は小峠の舎弟に隠されてしまった為、当て付けとして小峠に凄惨な暴行を加えて証言を吐かせようとした。しかしこれが仇となり、小峠に違法な暴力行為を働いたことを天羽組の若頭から訴えられてしまった。だが実際この国にいる限り国家権力の方が上で国に睨まれればどんなに巨大な暴力団も時間がかかるにしろ結果的に国が勝つのは明確である。日本だけが暴力団などのヤクザを認めているだけであり他の国ではマフィアとわかった時点で直ぐに排除される事もあるのでそれに比べたら寛大と言うべき点がある。
その後、米倉が拘置所内でヒットマンに殺害された際に報復をしない様に(荒々しいが)忠告を行ったり、天羽京子が初登場した回でガサ入れを行うなどの場面で再登場している。
刑事達が関西弁で暴言を吐いていたことからモデルは2020年にあった山口組の組員がクレジットカードの虚偽申告で逮捕された際の大阪府警による家宅捜索と思われる。
実際の警察は事務所に常駐パトカーで張り込んでおり抗争等を厳しく監視しているので最悪の場合は事務所の使用を停止させる事もある。
暴力団など反社会組織
- 旧河内組
天羽組と敵対していた勢力で、かつてはこのシリーズの主な敵役を務めていた。天羽組と同じく武闘派揃い。今は「獅子王組」に改名。
麻薬の密売やナマコの漁場等の縄張りを巡り度々抗争になっており、山本や坂元はこの組との抗争で死亡している。近年は天羽組同様に組員不足に悩んでおり、下手な抗争は組に大打撃を与え兼ねないと膠着状態が続いており、武力よりも交渉で決着をつける場合もある。
現在では冷戦状態が続いているが、小峠曰く今後全面戦争もあり得るとのこと。
インドネシアンマフィアと組んで胎児の売買に手を染めたり、SNSで若者に薬物を売り捌いているなど、極道の風上にも置けない仁義外れの暴力団である。しかしながら一部良識派も居る模様。
天京戦争の終結に際し、本格的に天羽組のシマを奪うべく行動を開始。現在では小競り合い程度だが、そのうち全面戦争に発展するであろう。
しかし、現時点では拝金主義で多数派の黒澤派と仁義に固執する少数派の眉済派に分かれて内部抗争をしており、他の組と戦争する余裕は無いとの事。
後に互いに多くの犠牲を出しながら、眉済派が勝利を収める事になった。仁義を重視する穏健派の眉済が組長になった事で、過去の因縁は清算されたとの事。実際空龍街に武闘派の犬亥が娘と来た時も、小峠は特に何も思っていなかった。又、粛清する半グレの根城が獅子王組のシマである花宝町にあった時は両組織が初めて共同戦線を張った。
大阪に本拠地を有する近畿地方最大級の武闘派極道組織で、旧河内組に代わり新たな天羽組シリーズの主な敵役として立ち振る舞っている。
東海地方の反社会組織を壊滅して関東に進出してきた。標的の組織を潰す際には標的組織の幹部を闇討ちして相手側に喧嘩を売らせ、その喧嘩を買って「あくまでも正当防衛で、義はこちらにある」と称して返り討ちにするという手段を取っている。また、かつて関東極道に裏切られて多くの犠牲を出してしまった歴史ゆえに、関東に対して並ならぬ憎悪を抱き、その怒りをも引き継いできた。
野田が闇討ちされた一件を皮切りに、天羽組と熾烈な戦争に突入した。
最終的に第一陣である城戸派は壊滅。続く第二陣の戸狩派は、関東侵攻を主導する若頭の大嶽が陣頭指揮を取る形で天羽組と戦った。
天羽組が勝利し、勝者の特権として天王寺組を赦した事で、双方に甚大な被害をもたらした羽王戦争は終結した。
横浜を拠点とする武闘派の極道組織。
以前天羽組が横浜の半グレを粛清したため気に障ったようで、一触即発状態。社交の場でも矢部と長門が睨みあいになっている。家入組と神城組の抗争にならないように天羽組が派遣されていたが宇佐美が長門に殺された為、抗争になってしまった。
- 真島組 ×(組長と数名の組員のみ)
横浜を拠点とする武闘派の極道組織。そして天羽組を横浜の地に引き寄せ、それに神城組が因縁をつける形で彼らの望まぬ接点ができる元凶となった組織である。
組長と傘下の組織が外道なシノギに加担しており空龍街で実害を出したため、報復で遠征に出た天羽組の小峠と香月に組長の真島と部下数名が殺され、組織も空中分解した。
- 近田組(こんだぐみ) ×(全員)
旧河内組と同じく、天羽組と敵対していた勢力。
天羽組に対してシマ荒らしなどの挑発行為を続けていた。過去に組長である近田が米倉に片目を潰された事から、米倉の事を執拗に狙っていた。
- ハゲ頭の大物ヤクザ ×(全員)
後述する村田医師の妻と不倫関係にあった人物で、数名の部下を連れていることから、組は不明ながら幹部クラスのヤクザだと思われる。
小峠と須永が村田医師の妻を廃工場に拉致していることを知り奪い返しに来た。双方が激しい銃撃戦になり、自身と部下1人を除き死亡するも敵は小峠ただ1人になる。数的優位に立ち小峠を始末するべく部下と距離を詰めようとした所、重傷を負って気絶していた須永が突然立ち上がり部下が噛み殺されてしまう。死亡したと思っていた須永が生きていたことの驚きと部下が凄惨な方法で殺害された恐怖から、反応が遅れてしまい須永によってあっさりと射殺されてしまった。
なお、河内組などとは違いもともと天羽組と対立していた組織ではなく、成り行きで戦闘になったもののと思われる。
- 坂田の母親を狙ったチンピラ
赤いモヒカンと頭部の十字傷が特徴の男。黒いスーツを着ていることから、何処かの組のヤクザであると思われる。天羽組の構成員である坂田(名前のみの登場)のお袋(母親)を狙おうとしたが、カタギの人間に手を出した為、怒った小峠に金属バットで殴り倒された。
- 根岸組(ねぎしぐみ) ×(全員?)
旧河内組や近田組と同じく天羽組と敵対していた小規模の極道組織。
目的を達成するためには手段を選ばない非道な組織であり、不文律を破って刺客を派遣して天羽が参列した葬式を襲撃した。だがこの行為が原因で後ろ盾だった制和会に見限られて丸裸となってしまい、和中らの襲撃によって護衛は皆殺しにされ、組長の根岸は囚われてしまう。その後根岸は小峠と野田によって徹底的にヤキを入れられた挙句、生きたまま粉砕器に投げ入れられて死亡した。なお捕まった根岸を助けにきた生き残りも和中に斬り刻まれて死んでいる。
- 根岸組の掟破りのヒットマン2人 ×(両者共)
かつて世話になった兄貴分の葬儀に参列した天羽の命を狙い、葬儀会場で銃を乱射した仁義外れのヒットマン2人組。阿久津が身を呈して天羽の楯になったことで暗殺は失敗し、1人はその場で野田にアイスピックで滅多刺しにされて死亡。もう1人は逃走を図るも、和中にアキレス腱を切断された上で捕縛され廃工場に拉致された上、日本刀で死なないように肉を削ぎ落とされる凌遅刑紛いの拷問を受ける。苦痛に耐え切れなくなったヒットマンは、根岸組の刺客であることを吐き、和中の手で介錯された。
- 根岸 ×
根岸組の組長。
葬儀に参列した天羽組に刺客を送り込むという、極道最大のタブーである「冠婚葬祭などの慶事に襲撃する」を犯し、後ろ盾である制和会から見限られる事となった。その上、阿久津に重傷を負わされ、若衆を1人殺された天羽組の怒りが収まる事は無く、ルージュと言うクラブで護衛と共に毎晩やけ酒をしていたところを、小峠、和中、野田の三人に襲撃されてしまう。護衛は和中に斬り刻まれ、彼自身は野田が趣味で買ったテーザーで気絶させられ、いつもの廃工場へと拉致される事になった。最終的に野田に死なない程度に滅多刺しにされ、小峠に両手の指を全てケジメされた上に背中の刺青を剥ぎ取られた挙句、生きたまま粉砕器に放り込まれて粛清された。その後、彼の粉砕された遺体はアスファルトに溶かされて道にされた。
- 制和会
根岸組の後ろ盾となっている極道の組織。構成員には、深緑色のオールバックの組長と思われる人物と、両目に傷の入ったピンク色の三編みの男性組員が確認できる。
傘下である根岸組が葬儀中の天羽組へとカチコミを仕掛けた件で、天羽による電話口での抗議を受けた事により、根岸組の絶縁と彼らに代紋を挙げさせない事を約束した。
なお、ピンクは闇のアサシングループ「CODE-EL」のメンバーでもあり、組織の長である銀田の命で小林を狙い、交戦した。
- 山岡組 ×(主要メンバー全員)
新進気鋭の若手ヤクザ集団。
他の組のシマを荒らしては金を荒稼ぎすると言う、やっている事が殆ど半グレと同じと言う集団。
半グレを使って天羽組のシマを荒らしていたが、ヒットマンとして送り込まれた福留によって組長の山岡は射殺された。
- 無頼組 ×(主要メンバー全員)
天羽組が新規風俗店経営の為に進出しようとしていたエリアをシマにしていた昔気質の武闘派極道集団。
組長である倉持を筆頭に武闘派揃いで、中でも組長側近である池端と榊原はトップクラスの腕利きとして警戒されている。
シマ関連で天羽組と抗争になり、一度は天羽組に大打撃を与えたが、この組織との戦いで初登場した香月の活躍により主要メンバーが全員死亡し壊滅の憂き目に遭った。
ちなみにこの回では天羽組がシマ荒らしで進出して、むしろ無頼組が長年仕切っていたシマを守るために応戦という、天羽組が侵略者という珍しい形となっている。
- 倉持(くらもち) ×
無頼組の組長。
武闘派揃いの無頼組を束ねるだけあって、カチコミに自ら赴く程の歴戦の武闘派。マシンガンを得物として使う。
一方、無類の女好きでありそれが仇となって天羽組に嵌められ、香月に沸騰したドンペリをぶっかけられた挙句、野田から例の如く「無駄無駄野田」の滅多刺しで息の根を止められた。
- 池端(いけはた) ×
無頼組の幹部で組長の側近。
「ドスの池端」の異名を取る狂人。武闘派揃いの無頼組の中でもトップクラスの腕利きで、得物のドスで敵対者の胴体を抉る様に刺して殺す。だが彼も倉持同様に嵌められ、呆気なく命を落とす事になった。
- 榊原 ×
無頼組の幹部で組長の側近。
拳銃とドスを自在に操って敵を殺戮する狂人で、武闘派揃いの無頼組の中でも池端と肩を並べるトップクラスの腕利き。彼も倉持同様に嵌められ、呆気なく命を落とす事になった。
- 里崎会のカス共 ×(両者共)
里崎会の構成員で梶谷と小嶋の2名。天羽組との直接の接点はないが、伊能がかつて所属していた宝華組と対立していたものと思われる。
かつては伝説のヤクザだったとはいえすでに年老いて引退した丸腰且つ無抵抗の伊能を売名目的で惨殺した、まさに仁義のない外道。
前述の通り伊能は天羽組の構成員ではないが、長年の相棒であった名刀「紫蘭」を小林に譲っており、小林も伊能に対して何処と無く敬意を払っていた。そんな伊能が外道の手で殺害されたことを知ると、小林は激怒し、小峠と共にほぼ取って付けたような理由を持って仇討ちを決意。
雨の日の暗い夜に小峠と小林は外道を待ち伏せし、伊能を殺した件について問い詰めると、外道達は相手が誰だか知らずに調子に乗って伊能を嘲り笑うような発言をした。目の前にいるのが小峠と小林だと知ると恐れをなして逃げようとしたが、1人はその場で小林のアーミーナイフと紫蘭のダブルグリングリンで殺害される。もう1人も小峠に背後から何発も銃弾を撃ち込まれて殺害された。
明確な組員殺しでありながら里崎会が天羽組に報復などを一切していないため、この二人がとった行動は組の命令を無視して独断で行ったものだと思われる。
- 真鍋組 ×(全員)
広域指定暴力団「竜極会」傘下の新興団体。
天羽組のシマである空龍街の隣町である久遠町の繁華街を拠点にしている。組長である真鍋が手打ちを破りムショの中までヒットマン送って宮本が殺された為粛清された。
- 飛龍連合会反会長派 ×(全員)
天羽と小峠が会長襲名式に参列した飛龍連合会は内部抗争が激しく、次期会長を快く思っていない一派が暗殺を計画し、会長襲名式にヒットマンが会長に向けて発砲し、その際に弾道に天羽がいた為小峠が盾となり、拳銃の威力があったため弾は小峠の腹を貫通し、天羽も肩に被弾した。
小峠は即座にヒットマンをドスで刺殺した直後に倒れて病院に搬送される。飛龍連合会最高顧問で天羽の弟分であった伊賀は落とし前を付けるとヒットマンを差し向けた首謀者を斬首。生首を塩漬けにして差し出し、自身もケジメをつけると割腹した(致命傷だったが病院内での出来事だったため手術が間に合って一命を取り留めた)。そして「仁義破りをした」と天羽の命により首謀者一味は、野田によって確実に生き返らないタイプのザオリクを連発され、更に小林によって内臓をスムージーにされ、ド派手に壊滅した。
- 和久井組 ×(全員)
年端もいかぬ少年を利用して宝石店を襲わせていた悪質な組織。
これだけでも仁義に外れている上に天羽組の事務所に瓶を投げつけるなどの挑発行為をしたため小峠、小林、飯豊によって襲撃される。組長の和久井を含めた全ての構成員が抹殺され、フィッシュの餌にされた。
和久井組の組長。
小峠に天羽組を舐めたことを咎められ、殺害された。このシーンは僅かなカットであり、活躍する場面はないものの、銃撃される前に命乞いをしたようだ。
- 狐田 ×
親に捨てられた中学生の少年3人に焼肉を奢り、マンションの一室や女を与えたりして手懐け、台詞からしておそらくヤクにも手を出させたのちに本性を顕にし、天羽組の仕切る宝石店を襲わせていた和久井組の幹部。
年端もいかぬ少年たちを恩返しと称して逆らえない少年兵として使う外道。自身の境遇と似ていることで彼らに同情した小林によって襲撃され、反撃しようとするも両目を斬り裂かれて光を奪われ、グリンでこの世に生きる資格を剥奪された。
- 北辰会×(全員)
空龍街の隅の方で細々と活動している極道の組織。小峠曰く昔は大所帯だったが今は暴対法で資金難であり、組長の北田と息子・武臣は事務所が近い闇金社長の中田(前述)が羽振りが良い事を妬んでいた。「闇金は極道の財布」というイカれた考えで中田を襲撃し、強盗殺人を働いた腐れ外道(伍代曰く他の組員も笑っていたらしい)。これに激怒した小峠と野田、飯豊にカチコミをかけられ、雑魚は殲滅。武臣は小峠に銃を発砲するも易々と躱された上、腹をドスで裂かれて苦しみながら死亡。北田はあろうことか息子と子分達に戦わせて自分は金を持って一人で逃げようとしていたが小峠と野田に捕まえられ、(中田を殺して)奪った金で命乞いをしてきたため怒りの火に油を注がれた野田によってタコ殴りにされた上で拷問室に連れ込まれ、目玉をくり抜かれ、釘バットで殴られた末に小峠にカンナで薄く削られ、地獄に墜とされた。
- 津山組×
天羽組の若頭の野田の父親並びに本妻の息子が所属する極道組織。野田の頭は望まれない子として生まれた為本妻の息子から虐めを受けていた。その後野田の頭は愚連隊のトップになったが組織拡大している内に津山組から傘下に入らないかと手紙が来た、そこに書いてあった名前が本妻の息子の名前だった。それで会合の際今まで受けた仕打ちの復讐の為一旦逃げて、その夜キャバクラに入った正一郎のタマを取り、その後組長である自分の父親のタマを取った。
- 大塚組×
小規模なので天羽組には手を出していなかったが、罪も無い大学院生に因縁つけて嬲り殺しにしていた極道組織。
被害者の母親が必至に行方を追っている様子に胸を打たれた天羽桂司が捜査に協力した結果、凄惨な真相が発覚。
その非道が小峠華太と伍代千隼を介して伊集院茂夫に伝えられたため、組長である今井とその組員はプレス機で壮絶死した。
間接的だが、これも天羽組が関わった事で潰された極道組織と言える。
その名の通り、共産主義を掲げるテロ組織(厳密には暴力団ではない)。
- 太田黒 ×
極左過激派グループのリーダー。学生運動の時代より共産主義を掲げて40年間極左活動を行ってきた老齢の男性。
詳細は該当記事を参照。
- 日滅軍 ×(全員)
松村美津留が率いる典型的な反日・反政府・反国家主義的な極左過激派グループで太田黒の組織や護国蒼天会よりも規模は大きい。太田黒の組織よりも遥かに苛烈かつ冷酷非情であり、構成員は会話は出来ても言葉が通じない共産主義の狂信者ばかり。その名の通り現体制の日本を滅ぼし、共産主義国家日本を成立させる事を目的としていた。
- 松村美津留 ×
日滅軍の総帥。狂信的な共産主義者であり、非常に独善的かつ身勝手な男。
詳細は該当記事を参照。
半グレ組織、マフィア
- 羅威刃(ライジン)
黒焉街を拠点とする、かなり大勢力の半グレ集団。名前の由来は「上昇・伸び盛りの」を意味する英単語「Rising」から。
久我虎徹シリーズの2021年12月27日の動画で先代のトップだったスコップの稲村が排除されたが、No.2で本来トップになるはずだった城ヶ崎賢志が残党をまとめ上げ、久我シリーズの主な敵として立ち振る舞っていたが、京極組との戦争で城ヶ崎を含む大半の幹部が死に、(※幹部の1人の小湊圭一は伊集院の冷凍拷問+ムチ打ちの刑で死亡)それに伴い京極組の粛清を恐れて羅威刃傘下だった半グレ達が相次いで離脱した事で一時壊滅状態だったが、生き残りの幹部の東雲竜政と秋元詩郎が新生羅威刃を名乗り、獅子王組(旧河内組)シマである花宝町の半グレ達を次々と取り込んでいく事で再び勢力を拡大するだけでなく新たに幹部に昇進した絢辻雅史のように城ヶ崎を超えたいという考えを持つ強者達が続々と集まっている事から再び脅威となる可能性がある。但し、東雲は城ヶ崎、秋元は高城蓮太郎を殺した、京極組への復讐を最優先にしていた為、実際に衝突する事はまずないと思われる。2024年に入り主敵が戒炎&マッド・カルテル日本支部連合に変更されたことでさらに衝突する可能性は減っているが、獅子王組の内部抗争時に黒澤派に協力した為、眉済体制となった獅子王組の排斥活動で花宝町からの撤退後、空龍街の隣町である竜桜町に拠点を移した。京炎戦争後は戒炎解体が追い風となって勢力を戻しつつあるのと同組織の元構成員皆堂智則が幹部入りした為、天羽組と偶発的な衝突が起きる可能性があるものの、現在天城戦争が勃発している為、それどころはなくなっているが、天羽組の面々は東雲達の動きを警戒している。
2024年7月3日の動画では裏神が巨大な組織になりつつある事と、東京のめぼしい組織がほぼ裏神に吸収された為、対抗策として大阪の半グレ組織真燐破を傘下に入れるべく、東雲と秋元が大阪に赴き同組織のトップ妹尾隆仁と交渉した際に真燐破の敵対組織である天王寺組の渋谷、馬渕と戦闘になるも、東雲と秋元の戦闘力と東雲が城ヶ崎から受け継いだ死生観を見た妹尾が傘下に入る事を決めて大阪ら引き上げて戦力を拡大させている。又、東雲は神奈川県藤沢市に拠点を構え、神城組と長年交戦状態にある半グレ組織凱娃を取り込む為に、同組織のトップ真田遼亮にコンタクト取ろうと戦力の補強に勤しんでいる。因みに東雲と秋元は依然として京極組への復讐を最優先にしているが、現在京極組は獅子王組と同盟組織『京獅子連合』を結成し、裏神とマッドカルテル本隊との三つ巴の戦争を繰り広げている為、秋元は『潰し合えばラッキー』と考えており、介入はせずに静観する構えを取っているが、京獅子連合から見ても、羅威刃は依然として粛清対象(東雲は龍本の敵と秋元は国生の敵)である為、久我達は機会があれば潰そうと考えている。
尚、天羽組との因縁は稲村政権時代にシノギのひとつの金の密輸を狙った小競り合いと天羽組を裏切った火炎瓶の南田が天羽組を離脱した時に羅威刃傘下の半グレ達の引き抜きと、城ヶ崎政権時代に天京戦争で小林が当時の幹部の間宮恭平と20名の構成員から当時の京極組の組長の日下の場所を聞き出す為に締め上げていたが、その後の羽王戦争と京羅戦争が勃発した為、目立った衝突はなかった。だが羽王戦争の最中、城ヶ崎の死によって羅威刃を抜けた半グレ達(自警団になった新生比遊怒羅を除く)が空龍街でシマ荒らしを行ったり、後述の戒炎の関東進出等、その影響は大きかった。
- 戒炎(カイエン) ×
東北を拠点とする巨大半グレ組織。名前の由来はポルシェのSUVでありカイエン。
一度目の羅威刃壊滅後に関東へ進出、関東制覇を目標に京極組と京炎戦争を繰り広げていた。のちマッド・カルテル日本支部と結託し事実上合流してからは日本裏社会制覇を狙うようになった。天羽組関係では小林と小峠が戒炎トップの我妻京也とニアミスした際に一触即発になり掛かったことがある。京極組と天羽組以外では新生比遊怒羅・愛天雄とも交戦しており獅子王組や(同盟決裂後の)羅威刃とも敵対していたが、副将の麻生成凪を含めた古参幹部全員が(※反町を除く)戦死し、我妻も守若との死闘に敗れて戦死した事で組織上層部は全滅。その後、戒炎傘下だった半グレが組織から離脱、若しくは裏神に吸収された事で事実上壊滅。結果的に天羽組と衝突する事はなかった。しかし、我妻の存在も城ヶ崎のように暴力と恐怖によって半グレ達が大人しくなっていたのは事実なので前述の羅威刃のように戒炎を抜けた半グレ達が空龍街で暴れまわる可能性がある。又、戒炎の最初期に拠点を置いていた東北圏の裏社会は我妻の死と戒炎の壊滅によって空白地帯となった事で、現在は当時敵対関係だった組織や戒炎を抜けた組織等が東北の覇権を握ろうと小競り合いを起こして地獄絵図になっている模様で天羽組と長年の交流がある岡口組の幹部吉本から嘆願を受けた時は天羽が小峠、須永、工藤亘生の3人を派遣した為、少なからず京炎戦争の余波は受けた。
- 裏神(ウラカン)
マッド・カルテルの本体から独立した日本支部を母体に壊滅した戒炎を吸収し発足した組織。トップの香坂慎太郎は裏神発足前の2023年末の空龍街のクリスマスイベントで須永と対戦している。他には戒炎を離反した反町琥治郎などもいる。
今後は京極組と獅子王組の敵になると思われるが香坂と対戦した時の須永の発言や小峠の独白や、裏神の拠点が天羽組のシマである空龍街と朱雀町の隣町である久遠町にある為、天羽組にも火の粉が掛かる可能性がある。
その他の半グレ組織
- ビーハイブ ×(全員)
尾崎が絶縁処分を受けて脱会した半年後、空龍街に勢力を伸ばしてきた半グレ集団。名前の由来は「蜂の巣」を意味する英単語「Beehive」から。
シマを奪うためなら本職ですら襲い、その悪質さから天羽は小峠と野田にビーハイブの殲滅を命令。2人のカチコミでビーハイブは壊滅したが、そこで2人はビーハイブの一員と成り果てた尾崎と対峙し、小峠の銃弾で尾崎は死亡した。
- 戯駕(ギガ) ×(全員)
繁華街に潜む半グレ集団。名前の由来は「10億」を意味する英単語「Giga」またはギリシャ語で「巨人」を表す単語「Gigas」からと思われる。
情報屋から天羽が留守にしている情報を買うと10月頭に天羽の自宅へ盗みに入り、5000万の入った金庫などを盗み出す。小峠たちがカチコミに来てもなめた態度を取っていたが、工藤の手でリーダー以外を皆殺しにされてしまう。残ったリーダーは天羽に引き渡されると天羽自らの手で皮膚をカンナで削られた上に傷口へ煮えた油を注がれる拷問を受け殺害された。
- 戯駕に情報を売った情報屋 ×
空き巣に留守の家の情報を提供する情報屋。
天羽が留守にしている時の情報を半グレ集団・戯駕に売った結果天羽は空き巣に5000万の入った金庫を盗まれている。しかし伍代によってその情報を小峠に売られると小峠によって廃工場に拉致され、拷問にかけられると戯駕に情報を撃ったことを自白した後で頭を撃ち抜かれ殺される。
- KING孤舞羅(キングコブラ) ×(全員)
新進気鋭の半グレ集団。名前の由来は「キングコブラ」から。
メンバーは背中にキングコブラの刺青を入れている。暴力団並みに組織図が形成されている模様で、天羽を暗殺しようと死も厭わないヒットマンを差し向けるほど(ヒットマンについては上述の福留を参照)。
天羽組がシマを構える空龍街の利権を奪う為に天羽を暗殺しようとし、天羽夫妻の結婚記念日の食事会を襲撃するが暗殺に失敗。その時の襲撃が原因で、天羽の妻である京子は右肩を撃たれる大怪我を負ってしまう。勿論天羽組はトップから末端まで激怒、永瀬、香月、小峠の3人が報復に差し向けられ、連中が毎日贔屓にしている居酒屋を丸ごと貸り切った上で組員を店員や客として配置するなどの徹底ぶりで包囲し、市中堂々と店内で全員が惨殺された。
尚、ボスだけは他の構成員が殺戮される中、小峠によって確保され、天羽組事務所の地下室に連れ込まれた。そこで永瀬のガスバーナーによって頭蓋骨を生きたまま1000℃以上に熱されて惨殺された。
- 拳陽(けんよう) ×(全員)
天羽組のシマである空龍街で銃の密売をしていた半グレ集団。名前の由来は不明。
複数の反社会組織と繋がりがあり、それらの組織に銃を卸していた為、小峠からは「武器商人」と言われている。
小峠、冨樫、新人の飯豊の3人にカチコミされ、小峠の援護を受けた冨樫によって全ての構成員が「半グレ3分クッキング」の料理にされ、壊滅した。
- 空龍ジェッターズ ×(主要メンバー全員)
空龍街で活動する新進気鋭の反グレ組織。名前の由来は不明。
主にキャストのスカウトでシノギを稼いでいるが、スカウト業での御法度である「他店からの引き抜き」を平然と行っているため掟破りとして天羽組に目をつけられる。最終的に指導者の大津は須永に頸動脈を食い破られて排除され、ジェッターズは滅亡した。
- パイソンファイナンス ×(社長)
空龍街で新たに店を開いた闇金。
あくどい方法で債務者からカネを搾り取り、返済出来ない者から臓器を奪うと言う卑劣な所業をしていた。その為、天羽組に目をつけられ、粛清の為に小峠が差し向けられた。小峠に銃を突きつけられ脅された社長は裏に居るのが炉鬼と言う半グレ集団だと正直に白状したが、聞いた小峠は助命することなくすぐに社長を射殺した。
- 炉鬼(ロキ) ×(全員)
パイソンファイナンスと結託し、返済出来ない債務者から臓器を採取しては売買していた中堅半グレ集団。拠点は貴凜町の雑居ビル。名前の由来は北欧神話に登場する巨人にして火神である「ロキ」から。
臓器売買のルートを持つだけあって半グレながらもかなり高度に組織化されており、規模も中々のもの。単身カチコミを掛けた小峠によって首魁の雛形を含めた構成員は全滅した。
- 雛形慈英 ×
中堅半グレ集団「炉鬼」の首魁。スーツの上に半纏を纏った右目に刀疵のある中年の男。
和中曰く「裏社会で何十年も恐れられた人斬り」で、相対した小峠も一目で「殺戮者」と見抜く程の濃密な殺気を纏っている。
詳細は該当記事を参照。
- 火三狐(ヒミコ)
中学生の3人組不良グループ。名前の由来は「卑弥呼」から。
和久井組の幹部・狐田に脅され空龍街の宝石店で窃盗を繰り返していた。さらには天羽組の事務所の窓ガラスに空き瓶を投げ込むが逃げたところを小林に捕まる。追いついた小峠にも凄んでみせるが「喧嘩じゃ負けたことがない」というセリフが飯豊の癇に障り、3人共飯豊にぶちのめされた。その後事情を聞くと自身の過去と重ね合わせた小林が和久井組を皆殺しにする宣言をして解放され、実際に和久井組が壊滅した後は小峠たちがしばらく面倒を見ることになった。
- アズラエル ×(全員)
リーダーの岸田がHIV感染者を集めて結成した半グレ集団。名前の由来はイスラム教における死を司る天使「アズラエル」から。
風俗や出会い系アプリを使って病気を無差別に蔓延させたり、HIV治療薬とドラッグを混ぜた粗悪品を安価でホームレスに売りつけたりするなどのシマ荒らしを行っていた。また構成員は死兵でもあるため半グレ同士の抗争でも強かったとされる。しかし空龍街の風俗店を荒らしたことで天羽組の怒りを買い、全員粛清された。今回は相手が相手であるために須永も得意の噛みつきを使えず銃と小型ハンマーで戦っている。
- 岸田 ×
半グレ集団・アズラエルのリーダー。
かつては弱小半グレ集団のリーダーに過ぎなかったが、街でHIVに感染し人生に絶望している男を見かけると彼らを利用しようと思い付き、自身も感染者であると称して捨て鉢になった者を集めていた。本人はウィルスに感染していなかったため、須永に噛み殺されている。
- 爆瑠苦(バルク) ×(全員)
空龍街の隣町である朱雀町の雑居ビルに居を構える半グレ集団。名前の由来は「主要部分」を意味する英単語「Bulk」から。
天羽組に立ち退きを迫られるも強気な態度でこれを拒否。当然ながら天羽組から襲撃される。しかし何故か軍隊クラスの装備を有しており、奇襲を仕掛けた須永が行動不能の重傷を負ってしまった。これを妙に感じた小峠が調査すると、インターポールから追われている武器商人ウルモフを匿っており、その見返りとして武器を供給されていることが判明した。最終的にリーダーが殺害され、協力者のウルモフが捕らえられると烏合の衆と成り果て、小林と和中の二人によって全員がグリンピースとレンコンにされて壊滅した。
- 空龍ファイナルズ ×(全員)
かつて伊集院茂夫のターゲットとなった外道を護衛していたため伊集院に叩きのめされた狂犬長野の所属する半グレ集団。野田は「空龍フールズ」と呼んでいる。天羽組が保護している、訳アリの人物が従業員として働く裏風俗のオーナーを脅して店を乗っ取った上に殺害したため粛清対象となり、小峠と野田のカチコミを受けて雑魚は殲滅。長野も伊集院にやられた件で煽られた末に野田の「アイスピックアドバンス」を喰らい頭を吹き飛ばされ、ボスの海堂も小峠によって例の廃工場で電動釘打ち機の拷問を受けた末に殺され魚の餌にされた。
- 蟲毒(こどく) ×(全員)
河内組傘下の半グレ集団。名称の由来は古代東アジアの呪詛である「蠱毒」から。
メンバーは皆毒物の専門家であり、河内組の命令で空龍街のピンク店に砒素を使ったバイオテロを行った。シマを穢されたのみならず大事なキャスト達を傷つけられた天羽組は当然激怒。粛清に小峠と復帰直後の南雲が動員され、全員が脚のない銃殺死体に変えられ、壊滅した。なお、首魁は手下を見捨てて逃げようとしたので、様子を見にきた河内組の凄腕ガンマンによって粛清された。
- 空龍デイモンズ ×(全員)
有力貿易商の息子・四谷が立ち上げた半グレ集団。父の会社の伝手で銃を密輸すると空龍街で売りさばき、空龍街は銃撃事件が多発するほど治安が悪化する事態となった。メンバーもヤクでハイになると銃を片手に街へ飛び出し銃を乱射する通り魔事件を起こしており、たまたま狙われた天羽夫妻を守る為に小峠が負傷してしまう。
自身の手による報復を望む小峠によってアジトが割れると小峠、和中のカチコミによって四谷ともども殲滅。京子を撃った犯人のみ生け捕りにされ、天羽自らの手で鉋で削られ薄切り豚肉にされた。
- 四谷 ×
空龍デイモンズのボス。有力な貿易商のドラ息子で、旧共産圏から中古の拳銃を購入しては、ガンマニアや半グレなどに売り捌いてボロ儲けしていた。最終的に今回の愚行を見逃せなかった天羽組から、小峠と和中が派遣され、部下を殲滅された挙句、自身は和中に「愚か者」と断じられて一刀両断された。
- 紅蜘蛛 ×(全員)
外国人女性を風俗に沈めている半グレ集団。その手口はスカウト役が英語でターゲットに話しかけて気を引き、好意を抱かせたところで難解な記述の借用書にサインさせた後に借金返済として風俗で働かせるものであった。組長の旧知であるギルバート・ジェイムスの愛娘アイナがターゲットにされたこと、「天羽組など怖くない」と称して空龍街でも活動していたことから粛清対象となり、小峠、小林、飯豊にカチコミされた。最終的に構成員の殆どは小林の「怖くない」「優しさ溢れる」グリンによって、恐怖に慄きながら死んでいった。
- 本田
紅蜘蛛のスカウト・友近の護衛として雇われていた槍術使い。白樺流槍術免許皆伝の達人で、小峠では見きれないほどの突きを放つが小林には通じず、小林の手近にあったパターで散々弄ばれてから踵落としで倒される。ただし紅蜘蛛のメンバーでないことから命は奪われずに済んでいる。
- 炉威奴(ロイド)
元天羽組の権田俊朗が結成した半グレ集団。政治家などから金で依頼されて企業に対する妨害をシノギにしており、スーパーで売られているイマオカ乳業の製品に農薬を注入して世間を震撼させていた。警察が尻尾を掴むと事件が公表されて天羽組のイメージダウンになることを防ぐべく小峠が捕縛に乗り出し、偶然農薬注入の現場に出くわし権田に殺されかけた紅林の協力の下、全員殴り倒され警察に突き出された。
- 吸火闘(キューピッド) ×(全員)
空龍街周辺で活動する半グレ集団。由来はローマ神話の恋の神の「キューピッド」から。元私立探偵である橋下と共謀し、アイドルの個人情報を引き抜き、強姦目的の過激なファンに売り捌くという悪魔の所業でボロ儲けをしていた。小峠が伍代から情報を得るとそのせいで推しのアイドルがファン恐怖症となり、引退に追い込まれたことに激怒していた南雲を筆頭に小峠と飯豊を加えた三人にカチコミされ、雑魚は殲滅。ボスの西岡と橋下は逃亡を図るも南雲に蹴りを喰らい、互いに罪を擦り付け合った挙げ句、醜く命乞いをするも怒りで狂気マシマシの南雲に拒否された挙句両足を刈られ、火炎瓶の在庫一掃セールで2人揃ってウェルダンにされ、壊滅した。
アイドルを食い物にした付き纏いに制裁が下ったという一連の流れから事件のモデルは北野武(ビートたけし)氏によるフライデー襲撃事件と思われる。
- 空龍ガーディアンズ ×(全員)
シマの店を迷惑客から守る組織・・・のように見せかけて、実態はマッチポンプを専門としている半グレ集団。
彼らに守り代を払っている店でトラブルが頻発し、腹を立てた店が契約を解除した途端に激化したことを怪しんだ天羽組の襲撃で滅亡した。
- 齋藤 ×
空龍ガーディアンズのリーダー。
交渉を持ちかけた須永の話に乗る(この時、自身の名前を「大澤」と間違えられたため露骨に嫌な顔をしていた)が、実はそれは罠であり、一瞬の隙をついた彼に脳天に風穴を空けられた。
- 須永の率いていた愚連隊(名称不明)
須永が天羽組に入る前に率いていた組織。ケンカに明け暮れるなど空龍街で暴れ回っていたが、そこに工藤が現れて一方的な勝負で殲滅、二度と来ないように忠告されるも須永だけは再び姿を見せる。工藤との再戦を通して根性とセンスを見込まれた須永は天羽組に強制連行された後、そのまま組に入る事になり事実上壊滅した。
- 魔羅火巣(マラカス)×(全員)
表向きは空龍街で人気のキャバクラ『ハートランド』を営んでいるが実態は孤児院出身の女性をキャストにし、傘下の闇金で借金を作らせた挙げ句、離島の風俗に売り飛ばすという悪辣なシノギを行っていた。天羽組に守り代を払うキャバクラのスカウトマンのタレコミと香月が警護していた孤児院出身の岸田純菜と連絡が取れないことを不審に思い、香月が潜入捜査をする傍ら小峠が調査したところ事態が発覚。香月がハニートラップで下っ端を殲滅し、ボスは下衆の論理にぶちギレた青山により、変形大外刈からのキャメルクラッチで背骨をへし折られて圧死し、壊滅した。
- エデン×(恐らく全員)
家出した少女を薬物中毒にして違法風俗で強制労働させていた半グレグループ。アパートにカチコミに来た和中と紅林によって壊滅に追い込まれる。ボスの萱嶋は紅林のポリシーによって警察に突き出されたが、和中によると死刑は確実とのこと。
- 苦流無死(クルブシ)×
天王寺組の城戸丈一郎が死に、天王寺組も期間を開けるつもりだと確信した親っさんが組員に休暇を与えていた時に遭遇した組織。
小峠、飯豊、速水、野田は雲雀町にあるサバゲー施設に来ていたが、施設の店長さんが苦流無死に殴られていた為 ため止めにかかる。その後奴等が襲いかかって来たため小峠と飯豊と速水が気を引き、最後は頭上から野田がアイスピックを刺し撃破した。
- 美異夢(ミーム)
木崎という男が率いる半グレ組織。インフルエンサーや動画配信者などのピンクビデオを売っている。
嵌められた女性は100人にも登るらしく、動画をばら蒔かれた女性は精神が傷ついている。ある程度稼いだら高飛びするつもりだったが木崎は矢部によって無様に解体され、構成員は小峠と飯豊によって半死半生まで痛めつけられ、解散となった。
- 木崎 ×
美異夢のボスで、武闘派を自称する腐れ外道。報復しにきた人間をぶちのめした挙句、舌を切断することから「舌切り木崎」の異名を取る狂人。
残虐行為を繰り返したため、矢部によって「かっこ悪い」と断じられ、その言葉に相応しい無様で惨めな死を迎えた。
- 梵熱斗(ボンネット)×(全員)
大森という男が率いる組織。海外への転売目的で車を盗んでいる。
盗む方法はスマートキーの微弱な電波を拾い、車を開けるリレーアタックといわれる方法。天羽組の新若頭となった野田の車とマスター宮部の車を盗んだ上、宮部さんをバールで殴って怪我をさせた。このことで報復を受け、大森は正々堂々という言葉を合図に銃で撃ち抜かれて拘束され、拷問を受け息絶えた。
- 滅煉月(メレンゲ)×(全員)
大曲という男が率いる組織。最新技術のディープフェイクなどを使って動画配信者やモデルなどの映像を加工して投稿して荒稼ぎしている。
天羽組の野田や飯豊の加工動画をアップしたため天羽組の逆鱗に触れ、和中と小峠に粛清された。
- 大曲秀彦×
中規模半グレ組織滅煉月のトップ。「ボウガンの大曲」の異名で恐れられる武闘派。
そのボウガンの腕は一流で20m以上離れていても目を正確に撃ち抜ける程の腕を持つ。だが和中蒼一郎には叶わず叩きのめされ、野田の手で滅多刺しにされ死亡した。
- 知美亜(シルビア)×
サクラという女が率いる横浜の組織。
組織ぐるみで中高生に春を売らせるゲスな組織で、凄まじい額の上納金を課している。だが最後にはトップのサクラは香月によって喉笛を切り裂かれた。
- 蹴血夜婦(ケチャップ)×
坂東という男が率いる組織。知美亜の金の回収組織。
知美亜のトップであるサクラと真島組の組長である真島の言いなりで、金の回収が上手く行かない時は焼き入れを喰らっている。結局は天羽組からシマ荒らしと断じられ、小峠達の手で殺戮された。
- 坂東正太×
蹴血夜婦のボス。態度が尊大な人物で、いざとなったら下の人間に責任押し付ける最低な人間。
金の回収率が悪いという理由でサクラと真島が坂東にヤキを入れに来た際、潜入していた小峠に罪を擦り付けようとするが、正体を現した小峠に腹を刺されて絶命した。
- 破血悶(パチモン)×
片田という男が率いる半グレ組織。奴等は事実無根な情報を週刊誌として世間に出している。一度関係を持った有名人等をターゲットにして社会的信用を失墜させ荒稼ぎする外道な半グレ集団。奴等は天羽組小峠と小林によって粛清された。
- 舐滅狐(なめこ)×
都倉という男が率いる組織。違法な盗撮ビデオで稼いでいる。
盗撮した動画をサイトに無許可で売っており、舎弟の水野と速水が変装して痴漢を誘き寄せ情報を引っ張り出した。ヤサにカチコミをかける際、獅子王組の井上月麦と小峠が激突し和解、最後は共闘で全滅させた。
- 羅曇(ラドン)(解散)
慶永龍生という男が率いる暴走族集団。
羅曇の先代は永瀬と激突して返り討ちにあってから空龍街を避けるようになっていたが、慶永が先代を倒しトップを張ってから喧嘩上等になった。天羽組の通り道に罠を仕掛け襲撃、宇佐美が前に出て決着を着けようとするも慶永も強く殴り合いになり、最後はたまたまそこを通りかかった小林にぶちのめされた。この際に慶永は小林に憧れたらしく舎弟になりたいと思うようになる。
その後、紆余曲折を経て見習い構成員となった。
- 半グレ集団A(名称不明) ×(全員)
天羽組の下っ端と口論になり、いきなりナイフで刺殺するという仁義のない行いをした為、組の怒りを買って皆殺しにされた。
- 半グレ集団B(名称不明) ×(全員)
沼田を殺害した連中。
飲食店経営者の老人に雇われ、彼の店を潰した沼田を拉致し拷問をかけて殺害に追い込むが、小峠によって復讐され壊滅した。
- 半グレ集団C(名称不明)
豊田を殺害し、成田に重傷を負わせた連中。
成田に入門を拒否された河内組が逆恨みで彼らを雇い、小峠、成田、豊田を襲撃させた。一人は小峠がドスで切りつけたことで怪我を負ったが、直後に豊田を車に積み込んで逃走したため死者は出ていない。
- 半グレ集団D(名称不明) ×(主要メンバー全員)
天羽組とシマを巡るトラブルになり、車に乗っていた組員を襲撃して暴行し、加勢に駆け付けた組員を車で轢いた上に一般人も巻き込む。更には街中にもかかわらず日本刀を振り回して組員の腕を切断する等の非道を行った結果、制裁を受ける事になった。
始めはマシンガンを乱射した尾崎に対して怯まなかったが、容赦なく蜂の巣にされた結果戦意を喪失、リーダーは死にたくなければ天羽組の配下になるよう尾崎に脅され、一も二も無く条件を飲まされた。実は報復は表向きの理由で、組の真の狙いは慢性的に不足している人材の補充だった(リーダーは尾崎に袈裟斬りにされて死んだことが総集編で確認できる)。
- 半グレ集団E(名称不明) ×(全員)
もともとは風俗店に対してみかじめ料を踏んだくることで稼いでいたが、ある時を境に自ら経験に乗り出すも上手くいかず、非合法で風俗店を経営しているオーナーを拉致して拷問し、店を乗っ取るという形で経営を拡大していた。しかし、シマの風俗嬢を引き抜こうとした為、制裁を受ける。
いきなり入ってきた小林と小峠をヤクザと知っても舐め切っていたが、メンバーの1人が小林によってナイフで腹を刺されてグリングリンされ、その狂気と危険性を初めて理解したが後の祭りで、小林の手で全滅した。しかし、破れかぶれを起こして特攻した構成員(無論その直後に瞬殺された)によって小林は肝臓を深く抉られ、死に瀕して長期間離脱してしまう。後に天羽組と同盟を結んでいる中国系ギャング六合会の手引きでもたらされた中国産の肝臓を移植して小林は復帰した。
- 半グレ集団F(名称不明)
田頭を殺害した連中で全員が覆面。
田頭、護衛、小峠が乗っていた車を執拗に追い回して停車させ、出てきた田頭と護衛に銃弾の雨を浴びせた。小峠だけは無傷で生き延びたが、凄惨な現場を見て恐怖と悲しみのあまり嘔吐した。
天羽組シリーズに登場した名無しの半グレ組織では数少ない、組員と交戦しても生き延びた組織である。
- 半グレ集団G(名称不明) ×(全員)
4年前に江藤を殺害した連中で全員がヤクザ崩れ。
その凄惨な殺害方法から、江藤の葬式後に組総出の犯人探しが始まり、数ヶ月後には犯人は特定され野田によってリーダーを除く全員が殺害された。尾崎や小林及び坂元といったメンバーも今回の報復に駆り出されたようである。
リーダーのみは報復から逃げおおせ遠く離れた地のドヤ街に潜伏していたが、恩人・江藤の仇を討つため4年間執念深く調査を続けていた小峠に居場所突き止められ、背中の刺青を皮膚ごと剥がされたあげく、顔面をレンガで潰されて殺害された。
- 半グレ集団H(名称不明) ×(全員)
伊集院茂夫シリーズに登場。左目の下に泣きぼくろのある男がリーダー格。
誘拐ビジネスで荒稼ぎしており、その稼いだ金はリーダーがもっぱら「VIVIA」というキャバクラ店の散財に注ぎ込んでいる。リーダーの男はある女優の娘を拉致したことから、その女優から依頼を受けた伊集院の手により凄まじい拷問を受けた末に始末され、残りの構成員も伊集院の依頼を受けた天羽組によって壊滅させられた。
なお、誘拐された依頼者の娘となる少女は右手の小指を切断された挙句婦女暴行されたが、幸い殺害されることなく小峠に救出され、母の元へ帰ることができた。またこの組織の討伐は組を挙げてのものだったことが伊集院の口から語られていたことから、恐らくは元からシマ荒らしなど何らかの理由で天羽組から目をつけられていたと見られる。
- 半グレ集団I(名称不明) ×(全員)
天羽組のシマ「空龍街」でホームレス達に対して住居を提供し、生活保護金を根こそぎ奪い取る「囲い屋」と言う悪行を行なっていた半グレ達。
情報セキュリティがガバガバだったのかすぐに発見され、カチコミをかけた小峠、小林、福留の三人に壊滅させられた(ほぼ全て小林がやった)。中には福留を人質に取ったり、バックの存在をチラつかせたりして、この状況を切り抜けようとした者がいたが、天羽組1番の狂人兼最強クラスの武闘派である小林には通じるはずがなく、あっさりと小林に殺害された。しかし彼らは前述した山岡組の手駒に過ぎなかった。
- 半グレ集団J(名称不明) ×(全員)
天羽組組員である松崎と結託し、天羽組のシマの中で改造エアガンを売っていた半グレ集団。
シマの中で銃をばら撒かれては騒動の元にしかならない、という理由で天羽組に目を付けられる。その内半グレの一人は北岡に捕まり、小峠には電動釘打ち機で全身に釘を打ち込まれるという拷問を受け、その後に死亡した。その後、残りのメンバーも野田を筆頭とする兄貴達に拷問された末に始末されている。
- 半グレ集団K(名称不明) ×(全員)
天羽組の縄張りで老人ターゲットの詐欺を行った半グレ集団。
工藤と小林によって壊滅させられ、構成員の死体は水産工場でミンチにされた挙句、海に捨てられてしまった。
- 半グレ集団L(名称不明) ×(全員)
天羽組を無断で離脱した南田が立ち上げた集団。
南田以外の構成員は武闘派組織の羅威刃から引き抜かれたメンバーだったが、襲撃に来た小峠と喜多川によって滅ぼされた。
- 半グレ集団M(名前不明)
天羽組のシマで外道バーを経営していた連中。
取り締まりに現れた工藤を完全になめきって挑んだが返り討ちにされる。最終的には助命だけはされたが「今すぐ店を畳んで出て行け」と脅されて逃走。
- 半グレ集団N(名前不明) ×(全員)
羅威刃傘下にいた半グレの一つ。城ヶ崎の死によって好き放題するようになってしまい、小峠と小林が粛清に召集される。
この日の両名はいつまで経っても成長しない速水に極めて苛立っており、「やる気がないのなら天羽組を出て行け!」と叱責した直後に動員されたこともあり、速水もラストチャンスとして自分から志願してついていくこととなった。しかし、彼は一人も敵を撃破することができず全員が小峠と小林によって排除された。
- 半グレ集団O(名前不明) ×(全員)
若い頃の小林が入っていたホームレス施設を経営していた連中。
入所者に虐待まがいの対応をしたため小林によって逆に排除された。そしてこの一件は小林が当時旧田頭組の幹部だった阿久津と出会うきっかけとなる。
海外系マフィアなど
世界中から孤児を攫っては暗殺者に仕立て上げる非合法国際組織。端的に言えばアサシンギルド。構成員は皆腕利き揃いで、上位の実力者ともなれば天羽組や京極組の武闘派すら雑魚扱いする程の化け物である。
小林はかつてこの組織に所属していた暗殺者であり、紆余曲折あって脱走。その後、後述のピンクを送られるなど命を狙われている他、数名の構成員が天羽組の構成員と戦闘している。
かつては毛利派をはじめとする叩き上げ派と、銀田率いる改革派によって組織が真っ二つになっていたが、最終的に銀田の死で組織自体は崩壊している。
- ジェイク ×
CODE-ELに所属している凄腕の殺し屋。外見からして黒人と思われるが国籍不明。何者かの依頼によって上述のウルモフを暗殺しにきたところを、ウルモフの確保をしにきた野田・小峠の二人と鉢合わせ、野田と戦闘になる。叩き上げ派に属している。EL戦争にて、鶴城史之舞との戦いで死亡。
- 殺し屋ピンク ×
CODE-ELに所属している凄腕の殺し屋。隠密行動と動体視力に極めて長けている。理由は不明だが制和会の幹部として行動している模様。首領魔威へのカチコミを終えてバイクで帰路についた小林を襲撃した。改革派に属している。CODE-EL戦争に小林が加担という形で小林と戦闘、死亡した。
- 鷺忌 ×
CODE-ELに所属している殺し屋。中華系の愚連隊「我流堕」のメンバーとして幹部クラスの待遇も受けていた。組織ぐるみで子供の人身売買を行っていた事から、カチコミをしにきた和中・小峠と対峙。和中との戦闘で死亡した。
- アフリカ系半グレ集団(名称不明) ×(主要メンバー全員)
最近台頭してきた勢力でナイジェリア人を中心として構成された連中。
天羽組含むヤクザ勢力と度々衝突しては、黒人故の身体能力の高さと人数を頼みにヤクザを滅多打ちにすると言う騒動を繰り返し、天羽とその護衛までも袋叩きにした事で、激怒した小峠と富樫のカチコミを受け、大暴れした二人の手でグループの中心人物達は全滅した。だが、瀕死の中心人物の一人によって富樫が撃たれ、長く生死の境を彷徨う事となった。その後、生き残ったメンバー達は天羽組に恐れを抱き、現在は一切手出しできなくなっている。
- ヤクの運び屋 ×
フィリピンの麻薬組織に所属しているヤクの売人兼運び屋。
天羽組のシマ内で半グレや不良外国人が勝手にヤクの密売をしている問題で(天羽組ではヤクは御法度)、いくら売人を粛清しても一向に密売の大元を潰せない事に痺れを切らした天羽が、いっそのこと自分達でヤクを仕入れる事で密売ルートを洗い出す作戦を提案して、小峠が仕入れ担当を任される事となった。そしてフィリピンの麻薬組織から運び屋が小峠と指定した空港で合流したが、後述のDQNに膝蹴りを喰らわされてしまう。その結果腹の中のヤクを満載したゴム手袋が破れてしまい、致命的な中毒に陥ってしまった。このまま警察に見つかれば組が危ないと判断した小峠によって、運び屋はいつもの廃工場に連れていかれてそこで射殺。遺体は粉砕されてアスファルトに溶かされてヤクもろとも証拠隠滅された。
だが、小峠が行ったこの行動はフィリピンの麻薬組織側から見れば金を払わずにヤクだけ奪ったと疑われる可能性があり、フィリピンの麻薬組織と天羽組との全面戦争の引き金になりかねない失態であった。組の為を思ったが故の対応であった事と金銭的な被害が無かった事が酌量され、野田、和中からの制裁は手心を加えて貰った小峠だが、全面戦争が起きた場合は鉄砲玉をやらされる羽目になった。
- 玉奪いの陳(ちん)一味 ×(全員)
元台湾マフィアのチンピラ。些細なことで引き金を引いては抗争を何度も引き起こしており、そのあまりの狂暴さから組織に見放された殺人鬼。
後ろ盾を失うと敵対組織からの報復を恐れてか台湾から姿を消し、台湾マフィアが衰退した日本へ隠れ場所を求めて空龍街に潜伏していたが、こちらでも徒党を組んで方々で揉め事を起こしている。
- 罵覇無鵜斗(バハムート) ×(全員)
貴凛町を拠点としていたコリアンマフィア。
天羽組のシマである空龍街をはじめ、各地の繁華街で違法風俗を展開し、その結果、各地のヤクザと対立している。一般人の目の前で平然と人を刺し殺したり、繁華街のカフェで銃撃戦を仕掛けたりするなど、かなり狂暴かつ卑劣。
シマの利権を巡るトラブルの末、交渉の席で八隅を殺害したことで天羽組の恨みを買った結果、幹部連中は小峠、小林、香月によって粛清され、残党も和中と冨樫によって薄切り豚肉とトッポギにされて壊滅した。
- P・ドラゴ ×
前述したコリアンマフィア罵覇無鵜斗のボス。この名前は通称であり、本名は不明。
血も涙もない罵覇無鵜斗のボスを勤めるだけあって相当な卑劣漢で、小峠の語りでは「徹底的にクズ」と吐き捨てられる程。シマの利権に関して天羽組との交渉に応じるも、議論が平行線になり、交渉が打ち切られそうになったことで焦り、連れてきた護衛たちとともに八隅に奇襲をかける。護衛2名は撃破されたものの、自身に照準あわせられた際、偶然後ろに少女がいたことによって八隅に生じたスキを見逃さず、即座に八隅を射殺し、逃走する。
その後、八隅の死を受けて報復しに来た小林に早撃ち勝負(投げたコインが地面についたと同時にお互いが銃を抜くという勝負)を提案され、その勝負を受け入れる。卑怯にもコインがまだ空中にあるうちに銃を抜き、小林を撃破しようと目論んだが、八隅との早撃ちで鍛えられていた小林の方が銃を抜く速度が速く、拳銃ごと右腕を吹き飛ばされてしまう。さらに小林はドラゴを簡単に死なせないため、あえて拳銃で止めを刺さず、愛刀・紫蘭でグリングリンを喰らわし、血と視力を奪って青空を二度と見れないようにした。
なお、この早撃ち勝負が提案されたのは、勝負の直前に八隅を「ザコ」「スッとろい奴」と罵ったことで小林(及び小峠)の怒りをさらに掻き立てたからではないかと考えられる。
- チェン(陳) ×
香港の犯罪組織「青龍団」の幹部。上述の「玉奪いの陳」とは別人。身の丈程ある長槍を操る六合大槍ひいてはその根幹となった八極拳の達人で「六合大槍のチェン」または「中国槍のチェン」の異名を取る。
小峠と須永と野田が青龍団のアジトに乗り込んだ時に野田と対決する。間合いを詰めた野田に体当たりをかけて弾き飛ばし、直後に脇腹を突くが急所を外される。その直後に野田が大ジャンプしたのを見て次は心臓を狙おうとするが、野田のアイスピックから針の部分が発射されたのを回避できず右目を潰され、そのまま野田に滅多刺しにされた。
- 青龍団のボス ×
前述した青龍団のボス。
天羽組を拳銃の取引で罠にかけ、桧山を殺害した挙句に金を奪い取って香港へ戻った。香港まで報復に来ないだろうとタカをくくっていたが、騙した相手がコロシの天羽組だったのが運の尽き。ブチ切れた天羽の命令により小峠・野田・須永が決死隊として香港に派遣され、白昼堂々とカチコミを喰らい青龍団は全滅。ボスも須永と乱闘になった末に少なくとも3か所噛みつかれ敗死した。ヤクザは基本的に暴対法でパスポートも作れないので海外に出向く事は不可能でありフィクションだと言うことがいえる。
- 天羽組と青龍団を仲介したブローカー
天羽組が銃の取引のため青龍団に依頼した際それを仲介したブローカー。
どうやら青龍団側だったらしく桧山が惨殺され金を奪い取られた後に青龍団から受け取ったであろう大金を手にしていた。しかし天羽組が騙されたケジメを取るため和中を差し向けられ、ダルマにされてしまった。
巨大な風俗街を1支部で取仕切る程の規模を持つタイマフィア。
その実態は「腕がない子供は高く売れる」という意味不明の理屈によりわざと腕を切り落とした子供を富裕層に売り飛ばすという悪魔の所業で大成している巨大な人身売買組織。2022年2月19日の動画にて悪魔の所業に激怒した和中が現地のスカルビット支部を壊滅させて以降、目立った活動を見せていなかったが、現在勃発しているエルペタス戦争で、御堂鋼作の協力で日本に進出した。又、現在でもスカルビット支部壊滅を根に持っていたらしく、天羽組(特に和中)への報復を考えられている。
- ブラジリアンマフィア
天羽組と武器の商売をしに来たブラジリアンマフィア。
言葉がなかなか通じない状態の中、北岡が熱意で商談の交渉を成功させて新しい武器の調達に成功するが、ブラジリアンマフィアは交換条件として「空龍街以外で麻薬を販売したい」と北岡に要求していた。本来、薬物の売買は天羽組の掟に反するものであるが、北岡は相手の言葉が分からないままうっかり「イエス」と言ってしまったため、ブラジリアンマフィア達は京極組のシマである黒焉街で麻薬を売り始め、取り締まりに来た京極組に対して「天羽組をバックにして薬を売った」と騙る。
その結果、何も知らないまま北岡は京極組の一条に襲撃され死亡、これに怒り狂った天羽組は京極組に報復を行うことを決定した。
天羽組から見れば勝手に傘下を騙って北岡を死に追いやり、京極組との衝突を引き起こした元凶、また京極組から見てもシマを荒らした不届き者だが、その後の動向は不明。
- 首領魔威(ドンマイ) ×(全員)
空龍街に進出してきたチャイニーズマフィア。中国系の嬢を使った違法風俗を展開し、主に中華圏からの観光客をターゲットにしていた。
しかし、最近天羽組がケツ持ちしている風俗店から違法な方法で客を横取りし始め、尚且つ中国からの女性留学生を騙して借金漬けにしてその借用書を盾に嬢にしていたという悪質ぶり。脱走者によって小林にその内情が漏れ、小峠の調査でシマ荒らしと断定されると、粛清に小林と小峠が動員された。そして小林の圧倒的な殺戮によって、ボスの王清を含めた構成員全員が杏仁豆腐にされ、壊滅した。
- 王清 ×
首領魔威のボスで青竜刀を操る中国刀術の達人。まだ空龍街に来てから日が浅かったのか、天羽組を舐め切っており、空龍街で外道のシノギを展開していた。最終的に小林と一騎討ちになるも、あらゆる武術に習熟した小林に勝てる筈がなく、得物の青竜刀をあっさりと奪われた挙句投げ返され、怯んだところをいつものグリンで内臓を春雨にされ死亡した。
- ダッカローズ ×(全員)
1年ほど前から日本で利権を開拓していたカンボジアンマフィア。天羽組のシマのバーで揉め事を起こして強引に守り代をぶん取ろうとしていたが、そこに見回り中だった坂槙が現れたことにより退散する。しかし1年後、逆恨みで妻子持ちになったため組から脱退した坂槙を妻や腹の子もろとも殺害。怒り狂った天羽組はダッカローズの犯行と断定し、小林と小峠が構成員から情報を聞き出した後香月がハニートラップで実行犯を捕らえ、小峠がクロスカンナで鰹節にした後、香月特製の圧力鍋で200℃に熱したドンペリをかける拷問にかけられて死亡し、残党も小林の国際交流のグリングリンで殲滅された。
- ベトチベ ×(全員)
他県で活動するベトナム人の半グレ集団。元々は就労目的で来日したが仕送りどころか自分の生活にも困り、徒党を組んで強盗、強奪をするようになった。強盗目的で空龍街のキャバクラ『クララ』を襲撃し、守代回収に居合わせた宇佐美と矢崎に重傷を負わせ、逃亡。組員だけでなく、カタギを傷つけられたことに激怒した天羽の命令により、小峠、南雲、自ら志願した宇佐美の3人にカチコミされ、雑魚は殲滅。ボスのダンは宇佐美の頭部にナイフを突き刺そうとするも小峠にチャカで腕を弾き飛ばされた上で宇佐美に腹を裂かれて壊滅した。
世界各地に販売ルートを有する超巨大な麻薬カルテル組織。かつては日下孝次郎と結託した天京戦争を勃発させた真の元凶。
日下が小林に斃された後、羅威刃を利用して日本の開拓ルートを確立しようとしたが、羅威刃の反逆により日本支部は壊滅。その後は香坂達、新日本支部を派遣したが後述の通り香坂達が独立して裏神を名乗り、戒炎と協力して開拓した日本市場を乗っ取られてた事にカルテルのボスは完全に激怒し、香坂達の粛清と日本市場奪還の為に武闘派構成員のダヴイッツを派遣し、更に増援としてパクとファビアンJr.と付き添いの構成員3名を派遣している。
- 元マッド・カルテル日本支部→裏神(ウラカン)
一度壊滅したカルテル日本支部だが香坂慎太郎をトップとして再度日本での活動を開始。同時期に羅威刃との同盟が決裂した戒炎が目を付けて結託した。
空龍街でクリスマスイベントの最中、組員の須永が香坂と激突している。その後、香坂は我妻に唆され本部に謀反を起こして独立し、戒炎と事実上一体化。
京炎戦争の果てに戒炎のボス・我妻京也が守若冬史郎に敗死した後は、戒炎から離反した反町琥治郎や空中分解した戒炎の残党などを引き入れ、新たな武闘派麻薬マフィア「裏神」と名乗って再活発化し、勢力を拡大し続けている。因みに裏神の拠点が天羽組のシマである空龍街と朱雀町の隣町である久遠町にある為、天羽組にも火の粉が掛かる可能性がある。
特定の個人
- 飲食店社長の老人 ×
天羽組のシマの中に大型のショッピングモールが建設計画が始まった為、天羽は建設予定地周辺の土地を地上げし利益を上げようと画策したが、彼だけはどうしても立ち退きに応じず。小峠は相場の倍以上の価格で買い取ろうとするが拒否され、業を煮やした沼田は老人の飲食店に対して嫌がらせをするが逆効果になってしまう。
その為、沼田に大型ダンプで店に突っ込まれ廃業せざるを得なくなってしまい、最終的には土地を明け渡すのだが、なんとその老人は立退料を使って半グレを雇い沼田に拷問を加えて殺害させる報復を実行。最終的に老人は小峠に射殺され、沼田を殺した半グレも組の人間から拷問を受けて殺害された。
- 村瀬
天羽組が出資していた闇金融の社長。パチンコ狂いの主婦などを相手にする小口の闇金であり、業績は芳しくなく、返済の催促をされていた。そんな中、天羽組から1000万を借り入れ、それを逃亡資金にして高飛びした。しかし、行動パターンを把握されていた為、小峠が事前に潜らせていた天羽組のスパイに身柄を確保されてしまう。
野田と小峠によって山中へ拉致られ、利息を含めた1200万を払うように言われるが、逃亡旅行感覚だった村瀬は800万しか手元に残っておらず、キレた野田に顔を刺し貫かれた後、全身に蜂蜜牛乳を塗りたくられたあげく野田にアイスピックで死なない程度に滅多刺しにされ、湖に浮かべたボートに放置され、寄って来た虫に全身を喰われると言うスカフィズムめいた拷問を受けた。
その後命に別状はなかった為、最低限の治療を受けたあと20年間ダム工事で強制労働させられることになった。
- ワクチン詐欺をした2人組の中国人 ×(両者共)
小峠の所属する組のシマの中で、「アメリカ製のワクチンを横流して、有料で打たせる」という詐欺を行った中国人詐欺師。
被害者はワクチンを接種後に様々な病気にかかるようになった上、ワクチンはアメリカ製でなく中国製で、しかもそのワクチンは大半を水で薄めたものという悪質性から、制裁を受けることになった。
ホテルにいた所を和中と小峠に取り押さえられ、和中が日本刀を抜くと観念して捕縛された。その後、山に拉致られて穴掘りを3時間させられたあげく、2人とも和中に斬り捨てられた。
- 裏ホテヘルの男女
北岡の提案したアリバイ会社の経営が順調に進んでいた頃、契約していた女が家賃滞納していると大家から連絡を受けた。小峠が確認に部屋を訪れると女は半グレの男と組んで裏風俗をやっていたことが判明し、その場を帰って来た所を小峠に殴り飛ばされ拘束された。
男は北岡によって指の爪の隙間から竹串で指が刺される拷問を受けて、1時間後には指が紫色に変色して気絶した。女の方は組の奴隷として働き5000万円返すか男と同じ拷問を受けるかを小峠から問われ、奴隷になる方を選んだ模様(劇中では「女がどちらを選んだかは言うまでもない」とだけ語られている)。
- 犬養 ×
天羽と30年近くもの長い付き合いのあるペットショップの店主。バブル景気の頃には虎のような希少動物を仕入れてもいたが、現在は富裕層等を相手に血統のいい犬を売る商売をしている模様。
ある時、天羽の愛犬・ラッキーに感化され動物を飼いたがった組員たちに天羽の紹介で子犬を売った。子犬を飼った組員達は幸せな日々を送るが、数週間後に組員の子犬が立て続けに死亡し、子犬を買った一人である小西がクレームを付けに行くと別の犬を売りつけようとする非常識さを見せた。数日後に小西は行方不明になってしまう。
正体は単なるペットショップ経営者ではなく一般人でありながら、ドッグフードに毒を入れ子犬を早く死なせることでまた再び犬を買わせようとしたド外道であり、小西を含むこれまでにクレームをつけてきた客を30人前後毒殺しているという正真正銘の狂人。小西の失踪について調査に訪れた小峠とその舎弟にも毒物を混入したコーヒーを飲ませ、舎弟は死亡し、軽症ながら毒の回った小峠も殺害しようとするが、間一髪、天羽とともに駆け付けた野田に頬をアイスピックで貫通させられ、さらに足をアイスピックで滅多刺しにされて動けなくさせられた。
小西とその子分を殺害され、さらに小峠も殺されかかっている状況を見た天羽は激昂し、犬養は廃工場に拉致され、天羽と小峠にカンナで肉や皮膚を削られる拷問を受け苦痛の中死んだ。
犯行手口と使われた毒がストリキニーネからしてモデルは埼玉県愛犬家殺人事件の犯人と思われる。
- 小林の彼女を襲ったチンピラ ×
暴力団か半グレなのかは不明。小林に何らかの遺恨を抱いての報復か小林を始末する為に人質として利用しようとしたと思われる。
作中で小林の彼女に襲いかかったが、小林本人に見られてしまい、アーミーナイフで腹を刺されてグリングリンされた。なお作中で死亡したとは言われてはいないものの、小林の性格と悲鳴とあげた直後に「ドサッ」という効果音が鳴っている事を考えると、確実に亡き者にされた事が窺える。
- 二人組のDQN
空港で合流したヤクの運び屋を介抱しようとした小峠がぶつかった二人組のDQN。片方はヨシくんと呼ばれているが、二人とも本名不明。
ぶつかった小峠に難癖つけてきたが、小峠は事を荒立てるのを嫌い、即座に謝罪しその場を立ち去ろうとした。だがこれが気に食わなかった片方のDQNが逆上して運び屋の背中に膝蹴りをかまし、その結果、運び屋が飲みこんでいた麻薬入りのゴム手袋が破れ、運び屋は致命的な中毒に陥ってしまう。しかし、それにキレた小峠に木刀で顔を殴られて倒された。
- 山添
千田の4期目当選を賭けた選挙での対立候補。
選挙戦の中盤までは千田が有利だったが、バックに付いていた京極組の強請りにより千田が立候補を辞退したことで当選を果たす。当選後、天羽組に不利になるような政策を進めていたが、京極組とともに中華料理店「紅龍」で祝勝会を上げているところを小峠、野田、和中の3人にカチコミを受け、裏口から逃亡を図るも野田に捕まり、足をアイスピックで滅多刺しにされた上で天羽組への協力を強要された。
- ウルモフ
国籍・本名不明の武器商人。紛争地に武器を流して紛争を激化させた罪でインターポールが血眼になってその身柄を探している。劇中では身を隠す為に半グレ集団「爆瑠苦」に協力しており、彼らに軍隊スペックの最新鋭の武器を供給していた。しかし爆瑠苦が天羽組に弓引いたのを理由に殲滅されると小峠によって身柄を確保、天羽組への協力を約束させられた。
- 百足塚 ×
身長が190㎝はあろうかという大男で本名は『大塚』。自分の欲望を抑えられない性格で裏の人間だろうがカタギだろうが20人殺しているとか黒い噂が絶えない人物で、若い頃の須永が4度は不意打ちしたが死ななかったというまさに化け物。「世界中の女は俺の物」というイカれた理屈で小峠の後輩、崎田が店長を務めるホストクラブ『アレキサンダー』に入店した無関係の女性を見て「俺の女に手を出した」と言い掛かりをつけ500万を要求し、それを払わなかったと崎田を拉致。これに激怒した小峠と須永がカチコミし、須永がブルドーザーで撥ね飛ばした後、殴り合いをするが須永の天性の勘で躱され、殴り倒された上で須永に何十発という弾丸の雨を喰らわされ、始末された。
- 三谷佳菜子
飯豊が非番にクリスマスデートをしていた相手の女性。清楚で可愛らしい見た目をしているが、その本性は嘘の身の上話で男から金を騙し取る現代の悪女頂き女子だった。悪事を働きすぎて被害者の男達から追われていたが、飯豊が天羽組の人間である事を知り、ボディガードにするために自分から声をかけて近づいていた。
デート中に被害者の男に見つかり素性をバラされてしまい、飯豊に男の言い分は嘘で自分は悪くないと助けを求めるが、渡世の荒波に揉まれ大勢の悪人を見てきた飯豊は彼女の濁った眼差しを見た瞬間に悪人だと見抜いてしまう。葛藤する飯豊だったが一度は惚れた女性を見殺しにはできず、たとえ悪人でも今日は自分のツレだからと彼女を庇って男を追い返したが、やはり悪事を働いていたのなら許せないと別れを告げた。
しかし全く反省しなかった佳菜子は、飯豊が使えなくなったので大阪に逃げて頂き女子を再開しようと目論むも、一部始終を見ていた野田から鉄拳制裁をお見舞いされる。飯豊は止めようとしたが、可愛い舎弟を騙した挙げ句に情けを受け止めようともしない佳菜子の腐り果てた性根を見抜いていた野田は怒りを抑えられず、そのまま野田から馬乗りパンチで佳菜子は顔面ボコボコにされてしまい、おそらくもう二度と頂き女子はできなくなったと思われる
他のシリーズでの敵対者・その他
京極組シリーズ主人公の久我虎徹が所属している関東最大の武闘派ヤクザ組織で主に紅林二郎シリーズに登場。
かつては天羽組と同じく任侠集団だったが、現在の日下に組長が代替わりしてから、性根の腐った卑劣漢ばかりの暴力団と化してしまった。そのため、現在の京極組には久我虎徹や一条康明を始めとした良識的な組員と、白武や吉岡を始めとした仁義外れの組員がいる。なお日下は天羽、福留と同じく徳島組の元構成員だが、当時の天羽らとの関係については現在の所不明。
天羽組とは元来犬猿の仲で、仁義外れな汚いシノギを数多く行う京極組に天羽や小峠達は毛嫌いしており、2021年12月18日付の動画で選挙を巡り敵対した他、2022年3月15日付の動画で本格的な抗争状態に突入した。その後、五十嵐の命懸けの行動を見た天羽からの「詫び料3億」、「天羽組のシマである空龍街と朱雀町で京極組はシノギをしないこと」を条件として手打ちし、約2か月半の抗争に幕を下ろした。
天京戦争後、五十嵐政権となってからはクーデターを目論んだ桑田を処刑し、日下政権で行っていた汚いシノギを廃止し(※特にヤクは日下政権の汚点だった為、ヤクを扱うシノギは禁止及び、ヤクが絡むシマ荒らしには撤退的に潰している。)、現在のシノギは守り代等、真っ当なシノギのみを行っている。又、元仁義外れ派閥で、京炎戦争で戦死した海瀬将悟、現在生存しているルーク黒羽根と二階堂将平は良識派に転向した事で京極組は仁義と任侠を重んじる組織に戻っていった。
その後は京羅戦争と京炎戦争に勝利し、同時期に勃発していた獅子王組の内部抗争では、五十嵐の友人である眉済俊之に協力して眉済派の勝利に貢献した。※しかし仁義外れ派閥の残党だった北村と手嶋が京羅戦争時、羅威刃に買収されて離反し、西園寺健吾と国生の死の遠因を作り、京炎戦争でも半グレ上がりだった鉄刀兄弟が戒炎に寝返ったりと連続して離反者が出る事態が起きてしまった。
最終的に鉄刀兄弟が粛清にされた事で、京極組内の仁義外れ派閥は完全に消滅したが、仁義外れ派閥が多数派を占めていた故に、その代償も大きく小峠からは関東最大の武闘派組織と言われたほどの規模を誇った京極組は京炎戦争後では天羽組と大差ないほどの中小組織となり、シマの見回りも1日ではできないほど慢性的な人員不足に陥った。
京炎戦争後は、戒炎の元構成員だった赤坂祥太郎と宮戸龍樹、そして新生比遊怒羅の二代目トップだった綾小路乃武が京極組に組入りし、更に五十嵐と親交がある竜桜町に住む粛清屋の新城杏太郎が助っ人で参加して戦力アップはしたもののまだまだ人員の不足は否めない。
因みに天京戦争後の天羽組と京極組は比較的良好な関係を築いている模様で、京羅戦争で殉職した国生の葬儀には野田と小峠も参列して五十嵐と久我と言葉を交わしている。(※但し、一条は後述のように天羽組の面々から面会謝絶されているので国生の葬儀に野田と小峠が参列した時、一条は一旦席を外している。)
- 吉岡 ×
京極組の構成員で「袈裟斬りの吉岡」または「人斬り吉岡」として裏社会では名の知れた剣術使い。同じく裏社会では名の知れた剣術使いである和中を殺そうと狙っていたらしい。
選挙をめぐる天羽組と京極組のいざこざにおいて、和中と一騎討ちになるも、一刀両断されて死亡。
詳細は袈裟斬りの吉岡を参照。
京極組の若手組員であり、同じくヒューマンバグ大学で活躍している「京極組の天才」。外道ばかりになってしまった京極組の中で数少ない良識を持った組員であり、腐った京極組を変えようと日々奮闘する新進気鋭の熱血漢。
公式Twitterでの煽り文句で「天羽組の最大の敵、現る」と紹介された通り、天羽組からは若く才能に恵まれている上、京極組を一枚岩にしようと動いている事について強く警戒されており、2022年2月8日付の動画では、「『京極組を日本一の組織にする』という久我の目的上、衝突は絶対に避けられない」との事である。
2022年3月9日付の動画で須永と激突した他、両組が本格的に抗争状態に突入した後は、日下の命で小峠の戦線離脱を狙い尾行を開始、2022年4月14日付の動画でついに襲撃・交戦。この戦いでも喧嘩の才能全般で上回る久我が小峠に有利に立ち回るも、身を切らせることも厭わない小峠の捨て身の根性で腹の刺しあいに持ち込まれ、互いに病院送りとなる瀕死の重傷で痛み分けに。
天京戦争終結から月日を経て、京羅戦争の中で国生が落命した際は、国生の葬儀に渡世の同期のよしみで出席した野田に同伴した小峠と再会。戦争がすでに集結し天羽・京極の両組で仁義の白黒もついていたこともあり、過日の襲撃について久我は小峠に改めて謝罪。小峠も「戦争の中での仕方のない出来事」とこれを受け入れて遺恨を水に流し、和解した。
京極組の現6代目組長
日下政権時は若頭と良識派のトップで、天京戦争時に日下から組の指揮を丸投げされていた。戦争前は日下から理不尽な命令や、裏カジノ(※日下がシマ荒らしと黙認しておきながら組の金を勝手に使って)で大負けした腹いせに殴られても、若手時代は日下の舎弟だった事と、彼の悲しい過去と苦悩を理解していた為、ある程度は我慢していた。戦争終盤に野田の助言を受けた国生の進言によって日下の遺品の調査が行われて彼の悪業を知り、大義のない戦争を終わらせる為に久我、野島、海瀬等組員達の静止を振り切り、単身天羽組事務所に赴いて一条や久我等、若い組員と京極組の未来の為に、上記通りの命懸けの覚悟と侘びを見た天羽から提示された手打ちの条件を全て呑んで天京戦争を終わらせた。戦争終結後は満場一致で正式に京極組6代目組長に就任した。京羅戦争中時、殉職した国生の葬儀に参列した野田に感謝の言葉を述べた。
- 日下孝次郎 ×
京極組の5代目組長で、京極組を血も涙もない外道だらけの暴力団に変えていた張本人。彼自身も外道中の外道で、京極組の中でも良識のある組員達からは嫌われていた。
かつては天羽と同じく徳島組の構成員だったが天羽との因縁など関係は不明。2022年3月15日付の動画で、シマ荒らしと認定した北岡を一条に命じ抹殺した為、天羽組全員から命を狙われる事になった。
最終的にメキシコの麻薬カルテルと組んで自らのシマにヤクをばら撒いていたのみならず、私利私欲の為に北岡の命を奪った事が小林に知られ、潜伏先を突き止められて襲撃された挙句、ハードグリンで腰から胸を抉り裂かれて地獄に落ちた。その後、野田の助言を受けた国生の進言によって遺品の調査が行われ、日下の悪業が京極組の全組員に知れ渡る事になった。
※但し、最初から外道だったわけではなく、若手時代は天羽のように仁義と任侠を重んじる人間だったが、暴対法の締め付けで組が弱っていく状況に彼の舎弟だった小西が家族を養う為に組抜けした数日後、恨みを持つ愚連隊に殺害された事が決定打となり、外道に堕ちた哀しい過去がある。
京極組最強と言われる武闘派であり、あらゆる武器を使いこなす達人。カチコミや拷問の際に即興で作った俳句(正しくは川柳)を詠む事から「俳句の一条」の異名を取る。
須永と久我が対峙した時にも応援として呼び出されていた他、日下の命令を受け北岡に直接手を下した事で日下共々天羽組から重点殺害対象とされており小峠からも強烈な殺意を向けられていたが、羅威刃の津田による襲撃で大怪我を負い入院している間に天京戦争が終わったため生き延びている。
一条自身は天羽組に謝りたい意向を見せているが、小峠や速水らは「顔を合わせると殺したくなるから」と謝罪どころか面会謝絶している。
- 野島翔 ×
久我の一番舎弟。斧を使い相手の四肢を斬り落とすことから「斧の野島」の異名を取る。
小峠と久我が一騎打ちを行った際に、六車と共に救援に駆け付けた。後に一条を襲撃した須永、工藤と交戦。工藤に左膝を破壊されて戦線離脱してしまった。
工藤との戦いを通して更に実力を上げていったものの、京炎戦争で我妻に敗れ命を落とした。
京極組の現若頭。
一条と同じく京極組最強と言われる武闘派であり、日本刀を二振り同時に操る双剣使いの剣豪で、「阿修羅の六車」または「二刀流の六車」の異名を取る。対天羽組の前線指揮官の立場に有り、小峠と久我が一騎打ちを行った際、野島と共に救援に駆け付けた。
その後、キーマンである小峠の排除を目論み小峠を襲撃。その結果和中との一騎討ちをする羽目に。
和中と五分五分の戦いを繰り広げるが、決着がつこうとした所、小峠の横槍で背後から銃撃されて昏倒してしまう。「ターゲットではないから命を奪う必要は無い」と判断した和中によって、闇医者氷室の元に運ばれ一命を取り留めた。その後、和中に命を救われなければ死んでいたとして、抗争から離脱した。天京戦争後、五十嵐政権になってからは教育係だった大園銀次が若頭に就任していたが、京炎戦争中に戒炎の幹部榊原周に殺害された為、後任が決まるまでは五十嵐の命令で若頭代理となって指揮を行い、京炎戦争終結後、正式に京極組若頭に就任した。
- 相良颯誠 ×
京極組の武闘派で特殊警棒の扱いを得手とすることから「特殊警棒の相良」の異名を取る。京極組の良識派だが、かつては仁義外れに堕ちており、現在でも良識派の中では屈指の卑怯者。六車の指示で久我の旧友にして舎弟の鷹橋と共に冨樫を急襲、奸計に嵌め殺害する。
冨樫を殺害した事で天羽組の殺害リストにマークされることとなり、冨樫の仇討ちに燃える飯豊と遭遇。最初は相良が飯豊を圧倒するも飯豊が戦いの中で成長し、冨樫によって折られた肋骨を殴られる。これが勝敗の決定打となり腹を斜めに裂かれて死亡した。
- 国生英明 ×
京極組の中堅であり幹部構成員。「マチェットナイフの国生」の異名を取る武闘派でもあり、その実力は京極組でも最強クラス。実は野田と同い年。日下殺害の下手人を探しに空龍街に赴き、天羽組の下っ端を片っ端から叩きのめして尋問していた。その現場を野田と小峠に発見され、野田と殴り合いになる。格闘能力では野田を上回っていたが、日下に対して疑問を抱いていた国生は、信念のある野田にK.O.されてしまった。そして去り際の野田に「日下を調べろ」と言い残され、それが契機となって京極組は日下の悪魔の所業と戦争の裏に隠された陰湿かつ下劣な真実を知ることとなった。
尚、天京戦争では生き残る事が出来、野田に助言を求めるなど天羽組とは比較的良好な関係を築いていたが、京羅戦争において秋元との戦いで命を散らし、野田に焼き肉を奢るという約束は永遠に果たされぬことになった。
- 白武利光 ×
京極組の武闘派で、砂鉄を詰めた皮袋であるブラックジャックを操ることから「ブラックジャックの白武」の異名を取る。現在の京極組で幅を利かせている外道構成員の一人で、金儲けにしか興味がない生え抜きの外道。
同じく生え抜きの外道である幹部の桑田の指示で、天羽の妻である京子を襲撃しようとするも、護衛に付いていた永瀬光一に感づかれ、交戦。手も足も出ないまま、喉と目を潰された挙句、脳天に鉛玉をプレゼントされ死んだ。因みに五十嵐が単身天羽組に手打ちを申し込みに来た時は天羽から『数に加えるな』と釘を刺されている為、2024年1月22日の動画と現在京極組の助っ人で粛清屋の新城杏太郎が初登場した2024年4月22日の動画では天京戦争の死者数には加えられておらず、省かれている。
- 桑田裕二×
日下政権時の京極組仁義外れ派閥のトップで日下の次に、金に執着する拝金主義者の外道で白武に京子の襲撃を指示した張本人。日下の死後、空席となった組長の座を狙おうと白武を使って京子を殺害し、その罪を五十嵐に擦りつけて天羽組に五十嵐を殺害させて組長になろうと目論んでいたが、上記の通り白武が永瀬に阻まれて殺害された事により失敗し、更には白武の死を聞いた五十嵐や海瀬等、良識派の組員達にクーデター計画が露呈して失脚。その後は久我と野島の油風呂拷問で処刑。死後は京極組を除名された。同時に桑田の死によって京極組仁義外れ派閥は一時壊滅し、京極組が任侠組織に戻る要因にもなった。因みに桑田の始末は内部粛清の為、白武と同様天京戦争の死者数には加えられていない。
- 鉄刀兄弟×
紅林シリーズに登場した元半グレで磯ミリンと山ミソのコンビで活動しており、紅林に敗北した後は日下政権時の京極組に組入りした。天京戦争中、冨樫殉職後の2022年5月13日の動画でシマの巡回中に運悪く小林と遭遇してしまい、彼の圧と尋問の恐怖に屈して戦う事もなくあっさり相良の情報を吐いた。その後は登場していなかったが、小林に尋問された1年3ヶ月後で京炎戦争中の2023年8月25日の動画では戦争勃発後に戒炎に寝返り(※五十嵐政権となった京極組に肌が合わないのも寝返った理由)、傘下組織『朝流斗』のトップに成り上がっていた。それだけじゃなく、京極組の内部情報を我妻達にリークして、当時京極組の若頭だった大園銀次、主戦力だった海瀬将吾、舎弟の浪岡常吉の死や、葬儀中の襲撃等、京極組を追い込む遠因を作っていた。その後、五十嵐から粛清命令を受けた仙石によって『朝流斗』の構成員全員が殺害され、鉄刀兄弟も殉職した大園と海瀬を嘲笑された事に激怒した同期である佐古大和に粛清された。又、鉄刀兄弟は仁義外れ派閥で最後の残党だった為、鉄刀兄弟の死を最後に京極組の仁義外れ派閥は事実上消滅し、組内の汚点は払拭された。
因みに元半グレであったが故、組入りしても素行が悪く、五十嵐政権となっても雑務を佐古に押し付けてサボる、大園や現幹部高砂明夫から素行の悪さを注意されても聞き流して陰口を言う。守代を貰っている店の店主と喧嘩を起こして海瀬からヤキを入れられても、後で悪態をつく等、最後まで改善する事なかった。これだけ素行が悪いと一条の同期だった木村のようにいつ組を破門されてもおかしくなかったが、天京戦争後、二階堂と黒羽根が良識派に転校した実例がある為、五十嵐の温情で破門にしなかったのだと思われる。
- 倉田商事の社長と専務 ×(両者共)
紅林シリーズに登場。
金資産を売る訪問営業会社を装った悪質な詐欺会社。被害総額は数十億円に及ぶ。
そんな会社に紅林二郎|が入社し、高齢女性を悪質な詐欺で騙そうとしていたことが知られてしまい、悪を許さない紅林を怒らせて顔面が陥没する程のパンチを受け失神してしまう。
この2人は天羽組のシマの中でも詐欺を行っていた為、紅林と入れ違う形になった小峠と工藤にドスで殺害された。
モデルは豊田商事。
- 田丸 ×
紅林二郎シリーズに登場。
紅林の勤めていた工場で「新型コロナウイルスに身内が感染したから金を貸してほしい」と言ってカンパを集めていた。が、それは真っ赤な嘘であり、以前も「両親が交通事故で死んだから金を貸してほしい」という手口で詐欺行為を行っていた寸借詐欺師。紅林シリーズに登場する悪役の例に違わず、彼もまた武術の使い手で、古武術の達人。
空龍街でも詐欺を働いていたらしく天羽組に連れ攫われ、最期は天羽組一番の狂人にペンチでリンチされ、グリンされて地獄に落ちた。
- 毒島(ぶすじま) ×(恐らく)
紅林シリーズに登場。
紅林の地元では名が知れたワルで、その専門家に比類する毒の知識を以て気に入らない相手を毒殺しまくっていた狂人。更には弱い人間が苦しみ抜いて死んでいくさまを「最高の見世物」と称する外道。
劇中では紅林がアルバイトをしていたグラビアアイドル撮影会場の建物を立ち退かせる為、空調システムを用いて殺虫剤を散布。建物内の人間だけでなく、周囲の老人や子供にも被害が及んだ。その行為を見咎めた紅林と戦闘になり、バトラコトキシン(ヤドクガエルの毒で、青酸カリの4000倍の毒性を持つ)を塗ったナイフで斬りかかるも紅林の奇策の前に敗北し、例の如く顔面陥没させられた。直後に紅林の前に現れた野田と小峠の本来の目的が毒島の粛清だった事を考えると、天羽組のシマで何かとんでもない事を仕出かしていたのだろう。紅林に殴り倒された後の顛末はわかっていないが、恐らく紅林と別れた後の小峠達に捕まり、予定通り粛清されたと思われる。
- 真崎と板倉 ×(両者共)
紅林シリーズに登場。
真崎は金属バットを、板倉はトンファーを武器にしている。
紅林の2つ上で、学生時代は「羅生高の撲殺コンビ」として恐れられていた。卒業後は半グレになっており、板倉が空龍街で店長を務めているレストランに来店した女性客に睡眠薬入りの料理を食べさせて拉致し凌辱していた。
拉致した女性客の一人「雛森芽衣」に逃げられると口封じのため殺害するべく後を追い、部下と共に雛森と紅林が隠れたラブホテルに殴り込む。乗り込まれたことを察知した紅林が警察が来るまでの時間稼ぎのため部下を相手に暴れているところへ割り込んでいく。一度は紅林に真崎の金属バットによる一撃を食らわせるも、覚醒した紅林に二人とも顔面陥没させられた。また天羽組のシマである空龍街で悪事を働いていたことから須永が粛清のため差し向けられており、倒れているところを須永に噛み殺された。
飲食中の客を誘拐し婦女暴行を行い被害者女性が自力で脱出し助けを求めたという犯行内容から2007年に起きたペッパーランチ誘拐事件がモデルと思われる。
- 山本(ヤクの売人) ×
佐竹シリーズに登場。
佐竹博文のアパートに引っ越してきた人相の悪い男。その正体はヤクの売買を生業とし、その過程でヤク中になった典型的なクズ売人。一応、矯正施設に入っていたらしいが、「脳内の金色のおじさんが喜ぶ」という支離滅裂な理由で、同居人を銃殺した上に上の階に住んでいる佐竹を銃撃し、挙げ句の果てに矯正施設に放火した。
実は天羽組の拠点である空龍街でヤクを捌いおり、それで天羽組から目をつけられ、粛清の為に小林が派遣された。最初小林は佐竹を山本と間違えたものの、間一髪で佐竹が弁明すると、小林は山本に素早く駆け寄り、例の如くグリンで辛く悲しいこの世から叩き出した。その後山本は「工藤さんちのDOS水産」に運ばれてバラされた模様。
- 鬼羅亜(キラー) ×
伊集院シリーズに登場した外道ヤクザ崩れの大河原率いる半グレ強盗組織。大河原は伊集院に始末され、雑魚は伊集院に発破を掛けられた飯豊と宇佐美に壊滅させられた。
- 護国蒼天会 ×
伊集院シリーズに登場した佐郷率いる極右過激派グループで天羽組とも因縁がある。冷酷非道そのものの所業を繰り返したため、佐郷は伊集院に始末され構成員たちは須永と永瀬に壊滅させられた。
- 小倉武則 ×
伊集院シリーズに登場。空龍街の治安維持に努めていた光子ママに恨みを持ち、他のホステスごと誘拐して殺害した男。光子ママのお世話になっていた天羽組によって彼の愚連隊にカチコミ命令が下される。雑魚は小峠により殲滅され、下記の護衛チャイは青山により一刀両断された。その後は伊集院の手でフルボッコうんこ車輪刑にかけられ死亡。
- チャイ ×
上記の小倉の護衛。元ムエタイチャンプという経歴を持つが、青山のパワーには敵わずに腕の装甲ごと狩猟刀で両断された。
- 門田一味×(全員)
登場は伊集院シリーズ。空龍街のみならず、花宝町含む複数の街で人身売買やヤクの密売などを行っていた外道半グレ組織。首魁は門田という腐れ外道。天羽組のみならず、獅子王組含めた各地の極道組織に狙われている。
最終的にカチコミをかけた永瀬によって全員が炙りレアチャーシューにされ、首魁の門田は伊集院茂夫によってポイズンカレーを腹一杯食わされ、壊滅した。
- 門田×
門田一味のボス。クソ野郎集団である門田一味の頭目だけあって極めて自己中心的で残忍な外道。獅子王組の追跡を躱す為、たまたま轢いてしまった自身と瓜二つのとある社長令息になりかわり、凄惨な事件を起こした。その事が原因で拷問ソムリエ伊集院茂夫に目をつけられ、最期は他人の成り代わりで死ぬという因果応報を味わってくたばった。
他のシリーズで組員が関わった人物
同じくヒューマンバグ大学で活躍している、裏社会に名を轟かす復讐請負人・拷問ソムリエ。
伊集院側の動画でも小峠、須永、和中、工藤父子、野田、永瀬、南雲、青山、飯豊、宇佐美、小林、香月、矢部と共演していることが判明している。
恐るべき身体能力や天羽組の最精鋭とすら互角以上に渡り合える戦闘力の高さ、そして「依頼人の人生・心身を蹂躙した外道は、何者にも絶対に邪魔は許さず、心身ともに拷問で蹂躙し尽くした上で滅殺する」という狂気的信念からか、「彼を敵に回すと最悪、組が丸ごと壊滅する恐れがある」と組全体で危険視しており、組員全員に彼の存在と、可能な限りトラブルや交戦を避け非敵対~友好的立ち位置であるように周知しており、最悪な事態の時は天羽に直接連絡をして指示を仰ぐようにしている。また、伊集院からの協力要請で情報の提供、外道に拉致された被害者の救助及び半グレグループの壊滅、標的外道の殺害に協力したこともある(伊集院の拷問ターゲットが天羽組の方でもマトにかけていた粛清対象だった場合、主犯は伊集院に譲り、天羽組はその取り巻き・共犯を狩ることになるのが基本(※1))。組長の天羽や組の重鎮である工藤清志からは「さん」、それ以外の組員からはおおむね「旦那」付けで呼ばれ(※2)、敬語で接されている(※3)。
2024年3月9日投稿分の、羽王戦争終結後に行われた天羽組の花見回では、宴の好日を機に友好を深めたいと考えた天羽組長からの招待を受け、伊集院も特別ゲストとして、天羽組で愛飲されている澤崎酒造の日本酒を手土産に宴に参加。過日に交戦した和中からの道場への出稽古の申し出を快諾したり、須永にそそのかされて挑戦してきた宇佐美&茂木を指一本触れることなく制圧したり、そのことで天羽に怒られた須永と天羽との3人で酒を酌み交わしたり(須永「ぎょおお、面子最悪だぁ」)と、友好的に酒宴を楽しむ姿が見られた。
※1:状況によっては、伊集院の計らいで標的外道への拷問に「最後の決め手」として招かれることもある。これまでには和中と小林が呼ばれている。
※2:例外ケースとしては標的ブッキングで一触即発になるも彼自身の標的外道への憤怒もあり伊集院にまったく物怖じしなかった小林(「拷問ソムリエ」呼ばわり)や、出入りの現場で伊集院に初遭遇&ビビり散らかし恐縮しきっていた飯豊&宇佐美などの、在籍年月の浅い若手ら(「伊集院さん」呼び)。
※3:ただし、小林だけはここでも一貫して伊集院にはタメ口。
同じくヒューマンバグ大学で活躍している拷問ソムリエの見習い。2021年12月31日付の状況解説動画で北岡とともに登場したほか、2022年12月20日付拷問ソムリエ動画では半グレ「鬼羅亜」首領・大河原滅殺回において、飯豊・宇佐美が鬼羅亜アジトへのカチコミ現場で鉢合わせした。伊集院の纏うオーラのみならず、粛清対象である鬼羅亜の構成員が流川にどんどん潰されていく光景に恐怖と危機感を覚え、天羽組のメンツの為にも大慌てで残存勢力の掃討にかかっていた。
師匠である伊集院同様、天羽組からは警戒されているものと思われる。
同じくヒューマンバグ大学で活躍している元ヤンフリーター。曲がったことが嫌いな正義の熱血漢である。ケンカは物凄く強く前述の倉田商事の2人の顔面をパンチで陥没させる程の実力を持つ。
小峠とは、シマの中で詐欺を行った倉田商事の2人に暗殺しに行く時に遭遇。紅林は本職の殺気に圧倒され、生まれて初めて恐怖という感情を抱いて震え上がった。一方の小峠も紅林のパンチを食らって頭蓋骨ごとつぶれた倉田商事の2人の顔面を見て、こんなパンチは見たことがないと紅林の強さを認めていた。また、極道でも規格外、本職をもってしてもモンスターと言っていいレベル、武器もなく兄貴に匹敵するポテンシャルを感じたと高評価している。
また、天羽組を絶縁された橘を野田と北岡が粛清しに来た際、橘が顔面陥没しているのに野田が気づき、紅林の仕業と判明した他、野田も強さを認めていた。
その後、野田のスカウトで武器なしの一騎打ちを行うことになり、小峠も同行。野田と本気での殴り合いをしたが、野田は途中で拳を納めた。野田はどうやら紅林の本気の鉄拳制裁は、正義の怒りが力に変わるタイプと称しており、暴力が日常茶飯事の天羽組には向いてないと語っていた。しかし、小峠が紅林の本気のパンチだったら何発耐えられたかを聞いたところ、「一京発耐えられる」と野田がいつも引き出す那由多が出ていないため、紅林の強さを実感していると思われる。
元々は小峠が「紅林が京極組に命を狙われている」「紅林の姉(家族)が拉致されそうになった」ことを知った上で庇護も兼ねて紅林をスカウトしようとしたが、結局紅林の意志を汲み断念、ならばともしもの時も兼ねて連絡先を教えた。
紅林が学生時代、唯一互角にやり合った久我虎徹と万全の状態で衝突し、学生時代とは比べ物にならない命を燃やすような戦いと語られた。また、紅林と久我は天羽組でも知られていることが分かった。
- 愛天雄(メテオ)
構成員は総勢30名程で、全員が武闘派という半グレ集団(実際は半グレではなくヤンキーの喧嘩チーム)。名前の由来は「隕石」を意味する英単語「Meteor」から。
トップである羽柴和成と如月は天羽組の武闘派達が一目置いて警戒する程の実力者だが、のち紅林二郎も加入し、正義の自警団としての活躍を続けている。羽柴と如月は伊集院茂夫シリーズにターゲットの護衛として初登場し、伊集院に勝負を挑んで見事にK.O.された。しかし北岡からは「負けるとわかっている勝負に挑み、負けて尚そこから学びを得るという尋常ならざる胆力と精神性に恐怖を感じた」と語らせている(なお後日、元最強の殺し屋の瓜生龍臣ともケンカしたが、その際も負けるとわかっていてもなお戦い、見事K.O.されたものの、何かしらの学びを得た模様)。
天羽組とはいずれ衝突すると見られていたが、結局衝突することはなく、逆に紅林シリーズでは工藤清志とカチコミ先がかち合い共闘した事もある。
- 株式会社モーリーの面々
同じくヒューマンバグ大学で活躍している、元CODE-ELの暗殺者たちが貴凛町で立ち上げた小さな株式会社。小林のCODE-EL時代の暗殺術教官である毛利公平を社長に戴き、同じくその毛利の教え子である瓜生龍臣、カリン、金鳳智、バースら組織最上位級のアサシンが、各々の表稼業で町の人々に親しまれる生業を営みつつ、裏で悪人を成敗する暗殺ギルド。
殺し屋ピンクによる小林襲撃事件後(時系列的にはまだ彼らが(株)モーリーを立ち上げる前の、改革派と繰り広げたEL戦争の最中)、元毛利班のよしみで毛利から小林にピンクについての警告ついでにEL戦争での協力を呼びかけるも、小林は「今の俺は『天羽組の小林』だ」と全面協力は拒否。改革派に属するピンクが小林を狙い続けていたこともあり「ピンクの始末だけは請け負う」と表明し、約束通りピンクを撃破。この戦いで負傷した小林を毛利が見舞いに訪れた。
この小林と毛利らの再会と会談の場には、小林を訪ねてきた瓜生と毛利の「ヤバさ」に危機感を抱いた小峠が小林に強く頼み込んで同席し、瓜生らとの面識を得た(小峠は、瓜生のいつもの飄々とした居住まいの上からでも凄まじいオーラを感じ取っており、小林のかつての同僚という事もあり、モーリーの面々には尊敬と畏怖の念を抱いている)。毛利班側がEL戦争、天羽組側が羽王戦争を乗り越えた後の、空龍街のクリスマスイベントや、小林がモーリーの面々に誘われた飲み会でも小峠は彼らと席を共にしており、出会う度に彼らへの尊敬と感銘を深めている。
余談
他の東京主要極道との比較
ヒューマンバグ大学では現在小峠シリーズの他に、久我虎徹視点による『京極の轍』、阿蒜寛太視点の『獅子王組シリーズ』と計3つの東京の武闘派極道視点のシナリオが展開されている。本作世界では「極道=任侠と仁義を重んじる組織という図式」が出来上がっているが、当初その図式通りの振る舞いをしている東京の極道は上記三派閥の中では天羽組のみで、京極組・河内組(当初の獅子王組)は腐ったシノギを平然とやる仁義外ればかりが登場し、半グレや海外マフィアと大差無い印象だった(特に京極組は紅林や伊集院ら他シリーズでも悪役として登場し、一時期は視聴者間でも「また京極組の仕業か」と認識されるほどヘイトタンクと化していた)。
但し、京極組は日下が組長襲名以降から拝金主義へと傾倒したこと、河内組についても組長が認知症により機能しておらず利権第一主義の黒澤派が凶行に及んでいるためと、それぞれのシリーズで外道に落ちた経緯が説明されており、いずれも元々は仁義を重んじる任侠の組織であったという。その組織の暗転を生んだ日下・黒澤は共に暴対法制定後にそれぞれの身の回りで起こった事件が切っ掛けで利得に走ったことが触れられている他、天羽組もかつては歴史の項目で触れた通り当初は荒れていたが、天羽桂司に代替わりしてからは徐々に一枚岩の自警団になったとされる。
このことから三組織共に「暴対法」を切っ掛けに大小の差はあれ一時動乱が生じており、天羽組が唯一、物語初期時点で経営を安定に向かわせていたというだけで組織の気質自体は元々近かったとも解釈される。京極組は天京戦争で日下や白武が没し桑田裕二も粛清されたことで組内は浄化され(それでも手嶋・北村・鉄刀兄弟といった裏切者は出た。また京羅・京炎戦争もあり関東一を誇った巨大組織の面影がないほど組織は縮小するなど代償も大きかった)、河内組改め獅子王組も内部抗争で眉済派閥が勝利したことによって共に任侠組織に回帰した。
また、「主人公と兄貴分たちの関係性」という点では三者三様を描いており、天羽組は他2組織に比べるとかなりのスパルタ体質。失敗に対するヤキ入れは当然ながら、ときに単なるストレス発散や当人なりのギャグとして理不尽な暴力を舎弟たちに振るう狂人兄貴が多い。唯一の救いは組長夫妻と若頭(阿久津)が比較的穏健だったので、ときにブレーキ役として機能してくれることだろうか。なお、阿久津の没後の後任若頭は、(責任ある立場としてふるまう分言動も思慮深くなったとはいえ)あの野田である…。
因みに京極組(現在)は厳しい教育的指導はあれど、普段は上下の気兼ねなく意見や談話をする程度に仲が良い。獅子王組は眉済政権発足後に限定するなら、ヤキに容赦がないにしろ食事を奢ったり些細な疑問にも丁寧に答えたりと、天羽・京極&天王寺の間をとったバランス型といった具合。
小ネタ
- 組の代紋は、当初は織田信長の家紋として有名な「織田木瓜紋」がそのまま使用されていたが、京極組の代紋がオリジナルなのもあってか、2022年1月14日の動画でオリジナルの代紋に変更されている。
- 脚本担当者の趣味なのか、作中では狂人達を筆頭に『ドラゴンクエスト』や『北斗の拳』を初めとしたゲームやアニメ、もしくは食べ物や料理を意識した言い回しが構成員の中で多く見受けられる。
- 天羽組では誕生日を祝う文化があり、誕生日を祝い忘れた場合には、頭を蝋燭に見立てて年齢分の数の舎弟が着火されるらしい。なにそれ怖い。
- 姉妹チャンネル『バベル裁判所』にて2021年12月14日に投稿された動画(メインキャラクターの白石勇人とVtuberの懲役太郎のコラボ動画)のサムネイルに小峠、小林、和中っぽい極道たちの後ろ姿が登場した。ただし、この人物らはサムネイルのみの登場で、本編も極道が現在より猛威を振るっていた昭和後期にタイムスリップした設定で時代的にも一致せず、飽く迄もファンサービス的な演出である。
関連キャラクターのタグについて
本項記事および作中の極道関係者について、本名公開前の段階で「●●の兄貴」といったタイトルの記事が乱立される傾向にある。記事は出来るだけ固有名として成立する正式名称(本名もしくは武器・戦法に由来する作中の通称など)での作成を心がけて欲しい。
(苗字+兄貴の場合、他の極道題材作品とカブってしまう可能性が高く、双方のファン同士の諍いに繋がる懸念もある。)
関連タグ
クレイナ☆ - 主に香月紫苑のイラストを投稿しているpixivユーザー。
天羽組と関与したチャンネル内主要の武闘派組織
《極道》
- 天羽組
- 京極組 - 「天京戦争」にて対立。現在は諸々条件付きで和睦。
- 河内組/獅子王組 - 長年に渡り対立。現在はトップが変わり徐々に対立関係は薄れている。
- 天王寺組 - 「羽王戦争」にて対立。現在は戦争終結。
- 神城組 - 現在対立している横浜の極道組織。
《半グレ・マフィア》
- 羅威刃 - 過去何度か構成員がシマ荒らしを働く。小峠も二代目トップ城ヶ崎賢志と一度交戦。
- 戒炎 - まだ関東入りしたての頃に我妻京也や角中正樹らが偶然小林や小峠と小競り合いになり一触即発になる。しかし、当時は正体が不明だったので僅かな諍いのみで終わる。
- 裏神 - トップの香坂慎太郎は2023年クリスマス回で須永と衝突した。
《その他》
- CODE-EL(暗殺者組織) - EL戦争時、毛利グループが元傘下の小林に警戒のために接触し、以前より小林を狙っていたピンクの殺害のみ請け負う。またそれ以前にも戦争とは別件で、野田がジェイクと、和中がロイと交戦している。
- 株式会社モーリー(サービス業兼暗殺者組織) - 毛利公平がCEOを務める会社。瓜生ら旧CODE-ELの毛利グループの生き残りがメイン。旧銀田グループからは鵺弟も加入し鶴城史之舞も協力者となっている。2024年の新年会に小林と小峠が参加した。
- 愛天雄(殴り屋チーム/自警団) - 宗教詐欺団体へのカチコミにて、工藤清志が紅林や如月と共闘。また紅林は加入以前にも工藤含む他組員とも接触している。